９ＩＮＥ

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まんま『ＳＡＷ』もどきのワンシチュエーションスリラーですが、この手の作品は”なぜこの場所に監禁されたのか？”の理由が”何かの犯罪に直接的、間接的に加担したため”と相場が決まってるため、見どころは密室劇である登場人物が一人一人後ろめたい事情を告白していき、ピースをパズルにはめて行くごとに全体像がおぼろげに見えてくる面白さか、もしくは『ＳＡＷ』ばりの殺され方がグロいスプラッターしか無いんですよね。

本作は殺されるまでのリミットが１０分なんでその短い時間でいかに関連性を見つけることが出来るのか、そして殺されていった被害者が残した言葉もヒントにさせるなどある程度の捻りが効いてるため飽きはしませんが、何の斬新さもありません。
スプラッターに関しては無きに等しいですね。

と言う事で見どころは犯人が姿を現してからどのようなエンディングを迎えるかに尽きるんですが、本作の監督は最後の見せ場を放棄したとしか考えられない中途半端な締めくくりでお茶を濁してます。
正直、このエンディングを見せられた観客はどんな反応を示せば良いのか理解不能です。
こんな作品観るぐらいなら『unknown/アンノウン 』をおススメします。

怖いもの見たさの僕にとってはこの作品はナイですね。

特にスプラッター描写があるわけでもなく、スリルのある展開が続くわけでもなく、深い謎があるわけでもない。

シチュエーションスリラーでこの内容では、観てる方は退屈です。

終わりかたも編集ミス？と思わせる程、中途半端。

残念な作品です。

”ナイン”というタイトルの未見映画を３つ保持しているので、取りあえず第一弾でこれ。
ジャケの雰囲気はもうまるで『ソウ』だなって思っていたら、案の定、明らかに『ソウ』を意識して真似たような内容だった。

監禁された9人が何故ここにいるのかそれぞれの罪の告白の中で、その理由が次第に明らかにになっていく過程は、ほどほどに謎説きめいていて興味をそそられた。
なにせ、ここに連れてこられた理由を解明しないと、10分おきに一人づつ殺されていくのだから、たまったもんじゃない。
一人減ればそれだけ理由を解明するのも難しくなり、より10分という短い時間がもどかしい。
みんなの頭はフル回転しながらも、ののしり合い、罪を押しつけ合い、罵倒しながら、絡み合った糸を解くがごとく、その理由を次第に解き明かしていく。
終盤犯人が判ってきた辺りから、これは絶対東野圭吾ばりの大どんでん返しがあるに違いない！といろいろな想像を巡らせたが・・・・・あらら？何？この中途半端な終わり具合は？
全然すっきりしないじゃないのさー！

『ソウ』以降の同じ様な監禁ものなら、『アンノウン』の方が面白かったと私も思います。

さて、あまりにも終わり方がアレだったんで、観終わった後でこの終劇の真意を読みとれるような解釈を探してみましたが、レビューをあらかた読んでも、ネットで検索しても、これと言ったものは見当たらず。
私が何か重大な伏線を見逃したかと思っていましたが、そうでもなさそうです。

終わり方があれこれ気になるのは、いかに内容がありきたりで薄っぺらいかと言う事を物語っている訳ですが。

基本的にほぼ一室のみで話が展開するワンシチュエーション作品で、登場人物がそこに集められた理由を解明して行くのが本筋です。
人間関係や、徐々に語られる真実、言葉の端々にあるヒントなど、まぁ、それなりにテンポ良くストーリーが展開して行くので、その結末が気になりつつ飽きずに観ることは出来ました。内容は別として。

でもって結末がアレなんで、なんと言うか、そんな感じでイマイチな作品でした。
ん〜、パッケージや題字なんかまんまソウな雰囲気で、まがい物っぽい臭いをプンプン放っていたので、この釈然としない駄作感はある意味予想通りかも(笑)

　私はこの映画はまあまあだと思います。謎解きの部分は、それなりによく考えられていたと思いますし、集められた９人の描写も良かったと思います。ただ、あの女検事はヒステリックで、自己中で鬱陶しかったです。

　この映画は、ホラーと言うよりドラマに分類される作品だと思います。殺されるところも、その場で銃で撃つだけですので、全く怖くありません。むしろ、自分の生死のかかった状態で、何とか「理由」を解明してやろう、という必死になってやる謎解き、そこに重点が置かれてると思います。そういう面で私は面白かったと思います。９０分飽きることはなかったです。欲を言えば、出てくる女性がオバサンとお婆さんなので、若い綺麗な女性にしていただけると、より良かったかなと思います。