さらばベルリンの灯 / ジョージ・シーガル
さらばベルリンの灯
/マイケル・アンダーソン
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(5)
解説・ストーリー
西ベルリンで暗躍するネオ・ナチを探るため、イギリス情報部から一人の男が派遣された。彼は小学校の女教師から敵アジトへの手がかりを掴むが、敵側も彼の動向を把握していた……。ネオ・ナチと情報部員の戦いをスリリングに描いたスパイ・スリラー。
西ベルリンで暗躍するネオ・ナチを探るため、イギリス情報部から一人の男が派遣された。彼は小学校の女教師から敵アジトへの手がかりを掴むが、敵側も彼の動向を把握していた……。ネオ・ナチと情報部員の戦いをスリリングに描いたスパイ・スリラー。
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「さらばベルリンの灯」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
西ベルリンで暗躍するネオ・ナチを探るため、イギリス情報部から一人の男が派遣された。彼は小学校の女教師から敵アジトへの手がかりを掴むが、敵側も彼の動向を把握していた……。ネオ・ナチと情報部員の戦いをスリリングに描いたスパイ・スリラー。
「さらばベルリンの灯」 の作品情報
「さらばベルリンの灯」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
さらばベルリンの灯の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
日英 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FXBR1403 |
2012年05月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
0人
|
さらばベルリンの灯の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
日英 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
FXBR1403 |
2012年05月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
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ユーザーレビュー:5件
夜明けの散歩
チャラララ ラーラ チャラララ ラーラ チャラララ ラーラララ あ もういいですか ってジョン・バリーの哀愁のテーマで有名な いや有名じゃないのか?
この作品もようやくDVD化 まじ何十年待ったやら 最近のアメリカ映画はAがシネコンで侵略宇宙人撃退物 Bがその裏面的展開であるスパイ映画が不気味に復権しているのだが
昔のスパイ映画ファンとしてはうれしい事態だ この頃「寒い国から帰ったスパイ」とか「殺しのライセンス」「殺しのダンディ」ちょっと落ちて「指令7で5人消せ」とか
OSS117シリーズ そしてナポレオン・ソロなど ある水準には達している娯楽スパイ映画は楽しかったね 逆にグレードアップを狙った「007ロシアより愛コメ」とかには興味を失くしたね
今作はしかし中身をまったく記憶になくて いつまでも心に残るこの旋律と ジョージ・シーガルのデカすぎる顔と 小池栄子よりデカいパイオツのセンタ・バーガーと
ラストの公衆電話のシーンしか残ってないんですが 再見はさてどんなものでしょうか
それでわかったのはやはり お話があいまいなのね なんと脚本はハロルド・ピンターじゃあ あありませんか びっくりしたなもう まあ不条理なんざんすかね
シーガルはどこの馬の骨の情報員だかわかんないし 銃器嫌いで素手でのこのこ敵地に乗り込んで何回も拉致されて なんだこいつなW変なおじさん 適役のネオナチも
まあちっぽけな右翼団体で 壊滅されるシーンなんかワンカットも撮られない とゆうカタルシスの無さ
出演者はネオナチ大将にマックスフォンシド 味方だかなんだかの食えない紳士がアレック・ギネス ジョージ・サンダースは大物のチョイ役で またまた何か食ってらあと 何気にチョー豪華
このどこまでも凡庸でスリルのない物語がピンターの狙いで グレーな世界の曖昧で不透過な在り様の時代性ってやつだろうか それがそのまま現代にもどんぴしゃ当てはまるので密かなスパイ映画のブームかしら
シーガルに対してどうやら敵味方かまたも曖昧なセンタ・バーガーとの 一夜限りの恋物語がメインの情感に映画の趣向はすり替わってしまい 奇妙な徒労感の残るラストとなるのだが
音楽が残ればそれでいいとする映画にしてしまったマイケル・アンダーソン演出は今では誉めていいかもしれない
現在アメリカシネコン映画などでは侵略物で徴兵 戦時総動員体制を煽ってくるのだが そのうえで渋いスパイ物が 今も昔も寄る辺なき漂泊者 故郷喪失者の物語を紡ぎ
この二つの傾向に引き裂かれバランスを取ろうとするアメリカ映画は実に徴候的ではないかい
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
センタ・バーガーは時代を感じる女優
投稿日:2013/04/08
レビュアー:趣味は洋画
S・バーガーの美しさが際立つ。J・バリーのスコアも良く、哀愁感タップリの美しいメロディラインが心に響く。それにしてもスパイ映画は面白い。A・ギネスはどんな役にも適応できる名優だし、マックス・フォン・シドーやジョージ・サンダースなど、完全に主役のジョージ・シーガルを食っている。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
初めてだけど懐かしい
小学生の時、家にあった「スクリーン・ミュージック大全集」(タイトルは不確か)
約10枚ほどがセットになったLP集に本作テーマ曲が入っていた事から
「さらばベルリンの灯」という映画の事は、ずっと気にかけてきましたが
遂に40年の時を経て、初観賞の機会を得た次第です。
スタートした途端いきなりの、チャララ〜チャラチャチャラーメロディには
感無量ですね。ええ。
結果的にはそこまで、ですか。いえ、センタ・バーガー嬢があとに控えます。
ストーリーの方は、どう努力してもフォローしきれないって程、雑な展開に気を揉み通し。
英国の諜報員にはまるで見えないジョージ・シーガルが主役のQuiller(クィラー)という名のスパイで
人を疑わないスパイってのも大問題 (センタ嬢の部屋がとても心地よいからって「Comfortable!」
なんてウキウキで言ってる場合ではないでしょクィラー!って感じですか)
そのあとも首を捻るシーン、散見された。
60年代の西ベルリンの風景、雰囲気を垣間見られたのは、でも良かった。
あのオリンピック・スタジアムも出てくる。
ジョン・バリーの名スコアとともに、永遠に記憶される幸運がある作品。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
昨日の敵は、今日ははたして・・・・
( ネタばれあり)
この映画が作られた1966年のころのスパイものといえば、ショーン・コネリーの颯爽としたジェームス・ボンドが「サンダーボール作戦 」で大活躍、テレビではナポレオン・ソロが日本のお茶の間で人気で、そのスーパー・ヒーローなスパイに比べると、本作のクイーラーはいかにも地味で普通の男という感じがします。
警戒心が強く独りで行動するタイプでありながら、どこか人が良くて抜けてるところもある。ぐちっぽくへたれのようでいて、意外にしぶとい。 むしろ今風のヒーロー。
演じるジョージ・シーガルも甘いマスクでも精悍でダンディでもないし、普通のおっさんで、どこかユーモラスでどこかペーソスがある。 60年代から70年代にかけては主演級のスターでした。
『 ホット・ロック 』『 レマゲン鉄橋 』とか好きですし、グレンダ・ジャクソンとの掛け合いの『 ウィークエンド・ラブ 』は好きなんですが、ぼくの好きな映画はソフト化されず観られない例のひとつ。
スパイものといいながら、どういう諜報戦なんかというのはいわばマクガフィンで、脚本のハロルド・ピンター( 劇作家だがジョゼフ・ロージー作品の脚本でおなじみ。 のちにノーベル文学賞受賞 )が描きたかったのは、混沌とした状況での疑心暗鬼だし、何が理由で拷問されてるかわからない不条理劇なんでしょう。
監督のマイケル・アンダーソンは『 八十日間世界一周 』『 1984 』『 2300年未来の旅 ( ローガンズ・ラン ) 』 を撮った人で、投稿時点で95歳、ご存命。
ジョン・バリーのテーマ曲は有名だそうですが、ぼくにはどこかで聞いたような聞いてないような。
アレック・ギネスにとっては作品のアクセントで遊びのような軽い役柄。
マックス・フォン・シド―はほんとにこういう役が似合う。
センタ・バーガーはきれいな女優さんですねえ。『 戦争のはらわた 』にも出てますが、たおやかでどこかミステリアス。 ホーソンの『 緋文字 』も出てるんですね。 こんど観てみよう。
『 将軍たちの夜 』『 オデッサ・ファイル 』などネオ・ナチは描かれますが、ドイツ人もナチスの影を引きずって、警戒と疑惑のまなざしで見られるんですね。 この作品のころはまだ戦後20年くらいでしたから。
昨日の敵は、今日はどうかな ? 同じく「旧敵国」の日本人としては、作品とは別のことである、まなざしのことが頭をよぎってしまいました。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
音楽だけで残る映画では、なかった。
音楽だけで残る映画というものがあります。
冒頭、いきなりあの音楽が始まります。昔の映画は、とても潔い。
ジョン・バリーの名曲。
ハープシコードのような音の鍵盤、そして口笛で、「よろしく哀愁」。
東西冷戦が始まった頃のベルリンの雰囲気を、音楽が演出している。
(自分は、この頃、ベルリンにいたわけではないのですが……)
夜の街路が映り、男が歩いてくる。煙草に火を点け、電話ボックスに入り、通話する前に射殺される。
1966年のイギリス映画。
●監督・製作:マイケル・アンダーソン
→全然知らん監督、と思ったら、「オルカ」「1984」などの秀作がありました。
●脚本:ハロルド・ピンター
→イギリスの劇作家・詩人。2005年、ノーベル文学賞を受賞。彼は、ジョセフ・ロージ―監督との「召使」「できごと」「恋」で残ります。カレル・ライス監督、メリル・ストリープ主演の複雑な入れ子構造の「フランス軍中尉の女」もありました。フィッツジェラルド原作、エリア・カザン監督、デニーロ主演なのに大コケした「ラスト・タイクーン」もありました。
●原作:アダム・ホール
→この人も全然知らん人です。調べてみたら、少々、曲者で、複数のペン・ネームを使い分けて、たくさんの小説を書いているようです。映画の原作も書いています。
エルストン・トレヴァー名義で、「飛べ! フェニックス」(R・アルドリッチ監督)。
これが一発でしょうか。
アダム・ホール名義で、多くのスパイ小説を書いていますが、映画化されたのは、第1作「不死鳥を倒せ」でした。これが邦題「さらばベルリンの灯」です。
主演は、
●ジョージ・シーガル
この俳優も、今は、マイナーは存在になってしまった。
脇役として、「史上最大の作戦」「名誉と栄光のためでなく」「レマゲン鉄橋」という戦争映
画に出ています。
「さらばベルリンの灯」(1966)と同年公開の映画に「バージニア・ウルフなんかこわくな
い」「名誉と栄光のためでなく」があります。この年が、彼のターニング・ポイントだった
のでしょう。
上手い、味のある俳優です。人脈、運、時代の流れ、などで、僕らが記憶できる俳優は、
ごく一部なのですね。
彼は、いま健在で、映画では
「料理長殿、ご用心」(1978年、J・ビセット共演)にも出ています。これが、主演の最後
かもしれません。とても、いい、映画です。
(エメリッヒ「2012」の脇役もありますが……)
基本的に、TVドラマに軸を移したようです。シリアスな役もコミカルな役もできる、名
脇役となっているようです。
●マックス・フォン・シドー
スパイ映画にこの名優が出ると、奥行きが出ます。
DVD化されていないものとしては、
「クレムリンレター/密書」(ジョン・ヒューストン監督。1970年)があります。
傑作ですので、ぜひメーカーさん、たぶん20世紀FOXですが、発売してほしい。オーソ
ン・ウエルズも出ています。音楽の一部は、黛敏郎が作曲しています。
さて、来年(2015)1月から、ベルイマンの名作が、ディスカスでレンタルされるようで
す。カトリック的で晦渋な作風の監督の作品ですが、牧師を演じる、シドーさんの演技を
見る価値はあります。今から、「冬の光」をVHSで見ようと思っています。
●センタ・バーガー
最近の写真は見ないほうがいいですが、昔は、クール・ビューティの光る女優さんでした。
眼が美しい。顔の形が素敵。何より、本当の赤毛です。ホームズ物ファンのかたは、見る
べきです。彼女の出た映画では、
「秘密諜報機関」(The Secret Ways)(1961年)という傑作がありました。
これもDVD化されていないです。
アリステア・マクリーンの原作。主演が、リチャード・ウィドマーク、名優です。爬虫類
的で、嫌う女性も多いでしょうが……。こういうひとが名優。
●ジョン・バリー
この映画の音楽は、素晴らしい。「さらばベルリンの灯」では、映画も悪くないが、それ以
上に映画を喰ってしまうほど、いい音楽だったということでしょう。
クライブ・カッスラー原作の「レイズ・ザ・タイタニック」も国内DVD化されていませ
ん。この映画の音楽も傑作でしたし、キャメロンの「タイタニック」にはない、浪漫のあ
る名作でした。
以上です。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
夜明けの散歩
投稿日
2012/05/16
レビュアー
裸足のラヴァース
チャラララ ラーラ チャラララ ラーラ チャラララ ラーラララ あ もういいですか ってジョン・バリーの哀愁のテーマで有名な いや有名じゃないのか?
この作品もようやくDVD化 まじ何十年待ったやら 最近のアメリカ映画はAがシネコンで侵略宇宙人撃退物 Bがその裏面的展開であるスパイ映画が不気味に復権しているのだが
昔のスパイ映画ファンとしてはうれしい事態だ この頃「寒い国から帰ったスパイ」とか「殺しのライセンス」「殺しのダンディ」ちょっと落ちて「指令7で5人消せ」とか
OSS117シリーズ そしてナポレオン・ソロなど ある水準には達している娯楽スパイ映画は楽しかったね 逆にグレードアップを狙った「007ロシアより愛コメ」とかには興味を失くしたね
今作はしかし中身をまったく記憶になくて いつまでも心に残るこの旋律と ジョージ・シーガルのデカすぎる顔と 小池栄子よりデカいパイオツのセンタ・バーガーと
ラストの公衆電話のシーンしか残ってないんですが 再見はさてどんなものでしょうか
それでわかったのはやはり お話があいまいなのね なんと脚本はハロルド・ピンターじゃあ あありませんか びっくりしたなもう まあ不条理なんざんすかね
シーガルはどこの馬の骨の情報員だかわかんないし 銃器嫌いで素手でのこのこ敵地に乗り込んで何回も拉致されて なんだこいつなW変なおじさん 適役のネオナチも
まあちっぽけな右翼団体で 壊滅されるシーンなんかワンカットも撮られない とゆうカタルシスの無さ
出演者はネオナチ大将にマックスフォンシド 味方だかなんだかの食えない紳士がアレック・ギネス ジョージ・サンダースは大物のチョイ役で またまた何か食ってらあと 何気にチョー豪華
このどこまでも凡庸でスリルのない物語がピンターの狙いで グレーな世界の曖昧で不透過な在り様の時代性ってやつだろうか それがそのまま現代にもどんぴしゃ当てはまるので密かなスパイ映画のブームかしら
シーガルに対してどうやら敵味方かまたも曖昧なセンタ・バーガーとの 一夜限りの恋物語がメインの情感に映画の趣向はすり替わってしまい 奇妙な徒労感の残るラストとなるのだが
音楽が残ればそれでいいとする映画にしてしまったマイケル・アンダーソン演出は今では誉めていいかもしれない
現在アメリカシネコン映画などでは侵略物で徴兵 戦時総動員体制を煽ってくるのだが そのうえで渋いスパイ物が 今も昔も寄る辺なき漂泊者 故郷喪失者の物語を紡ぎ
この二つの傾向に引き裂かれバランスを取ろうとするアメリカ映画は実に徴候的ではないかい
センタ・バーガーは時代を感じる女優
投稿日
2013/04/08
レビュアー
趣味は洋画
S・バーガーの美しさが際立つ。J・バリーのスコアも良く、哀愁感タップリの美しいメロディラインが心に響く。それにしてもスパイ映画は面白い。A・ギネスはどんな役にも適応できる名優だし、マックス・フォン・シドーやジョージ・サンダースなど、完全に主役のジョージ・シーガルを食っている。
初めてだけど懐かしい
投稿日
2012/06/06
レビュアー
コリンスキー
小学生の時、家にあった「スクリーン・ミュージック大全集」(タイトルは不確か)
約10枚ほどがセットになったLP集に本作テーマ曲が入っていた事から
「さらばベルリンの灯」という映画の事は、ずっと気にかけてきましたが
遂に40年の時を経て、初観賞の機会を得た次第です。
スタートした途端いきなりの、チャララ〜チャラチャチャラーメロディには
感無量ですね。ええ。
結果的にはそこまで、ですか。いえ、センタ・バーガー嬢があとに控えます。
ストーリーの方は、どう努力してもフォローしきれないって程、雑な展開に気を揉み通し。
英国の諜報員にはまるで見えないジョージ・シーガルが主役のQuiller(クィラー)という名のスパイで
人を疑わないスパイってのも大問題 (センタ嬢の部屋がとても心地よいからって「Comfortable!」
なんてウキウキで言ってる場合ではないでしょクィラー!って感じですか)
そのあとも首を捻るシーン、散見された。
60年代の西ベルリンの風景、雰囲気を垣間見られたのは、でも良かった。
あのオリンピック・スタジアムも出てくる。
ジョン・バリーの名スコアとともに、永遠に記憶される幸運がある作品。
昨日の敵は、今日ははたして・・・・
投稿日
2015/08/01
レビュアー
ロキュータス
( ネタばれあり)
この映画が作られた1966年のころのスパイものといえば、ショーン・コネリーの颯爽としたジェームス・ボンドが「サンダーボール作戦 」で大活躍、テレビではナポレオン・ソロが日本のお茶の間で人気で、そのスーパー・ヒーローなスパイに比べると、本作のクイーラーはいかにも地味で普通の男という感じがします。
警戒心が強く独りで行動するタイプでありながら、どこか人が良くて抜けてるところもある。ぐちっぽくへたれのようでいて、意外にしぶとい。 むしろ今風のヒーロー。
演じるジョージ・シーガルも甘いマスクでも精悍でダンディでもないし、普通のおっさんで、どこかユーモラスでどこかペーソスがある。 60年代から70年代にかけては主演級のスターでした。
『 ホット・ロック 』『 レマゲン鉄橋 』とか好きですし、グレンダ・ジャクソンとの掛け合いの『 ウィークエンド・ラブ 』は好きなんですが、ぼくの好きな映画はソフト化されず観られない例のひとつ。
スパイものといいながら、どういう諜報戦なんかというのはいわばマクガフィンで、脚本のハロルド・ピンター( 劇作家だがジョゼフ・ロージー作品の脚本でおなじみ。 のちにノーベル文学賞受賞 )が描きたかったのは、混沌とした状況での疑心暗鬼だし、何が理由で拷問されてるかわからない不条理劇なんでしょう。
監督のマイケル・アンダーソンは『 八十日間世界一周 』『 1984 』『 2300年未来の旅 ( ローガンズ・ラン ) 』 を撮った人で、投稿時点で95歳、ご存命。
ジョン・バリーのテーマ曲は有名だそうですが、ぼくにはどこかで聞いたような聞いてないような。
アレック・ギネスにとっては作品のアクセントで遊びのような軽い役柄。
マックス・フォン・シド―はほんとにこういう役が似合う。
センタ・バーガーはきれいな女優さんですねえ。『 戦争のはらわた 』にも出てますが、たおやかでどこかミステリアス。 ホーソンの『 緋文字 』も出てるんですね。 こんど観てみよう。
『 将軍たちの夜 』『 オデッサ・ファイル 』などネオ・ナチは描かれますが、ドイツ人もナチスの影を引きずって、警戒と疑惑のまなざしで見られるんですね。 この作品のころはまだ戦後20年くらいでしたから。
昨日の敵は、今日はどうかな ? 同じく「旧敵国」の日本人としては、作品とは別のことである、まなざしのことが頭をよぎってしまいました。
音楽だけで残る映画では、なかった。
投稿日
2014/11/29
レビュアー
ちゅく
音楽だけで残る映画というものがあります。
冒頭、いきなりあの音楽が始まります。昔の映画は、とても潔い。
ジョン・バリーの名曲。
ハープシコードのような音の鍵盤、そして口笛で、「よろしく哀愁」。
東西冷戦が始まった頃のベルリンの雰囲気を、音楽が演出している。
(自分は、この頃、ベルリンにいたわけではないのですが……)
夜の街路が映り、男が歩いてくる。煙草に火を点け、電話ボックスに入り、通話する前に射殺される。
1966年のイギリス映画。
●監督・製作:マイケル・アンダーソン
→全然知らん監督、と思ったら、「オルカ」「1984」などの秀作がありました。
●脚本:ハロルド・ピンター
→イギリスの劇作家・詩人。2005年、ノーベル文学賞を受賞。彼は、ジョセフ・ロージ―監督との「召使」「できごと」「恋」で残ります。カレル・ライス監督、メリル・ストリープ主演の複雑な入れ子構造の「フランス軍中尉の女」もありました。フィッツジェラルド原作、エリア・カザン監督、デニーロ主演なのに大コケした「ラスト・タイクーン」もありました。
●原作:アダム・ホール
→この人も全然知らん人です。調べてみたら、少々、曲者で、複数のペン・ネームを使い分けて、たくさんの小説を書いているようです。映画の原作も書いています。
エルストン・トレヴァー名義で、「飛べ! フェニックス」(R・アルドリッチ監督)。
これが一発でしょうか。
アダム・ホール名義で、多くのスパイ小説を書いていますが、映画化されたのは、第1作「不死鳥を倒せ」でした。これが邦題「さらばベルリンの灯」です。
主演は、
●ジョージ・シーガル
この俳優も、今は、マイナーは存在になってしまった。
脇役として、「史上最大の作戦」「名誉と栄光のためでなく」「レマゲン鉄橋」という戦争映
画に出ています。
「さらばベルリンの灯」(1966)と同年公開の映画に「バージニア・ウルフなんかこわくな
い」「名誉と栄光のためでなく」があります。この年が、彼のターニング・ポイントだった
のでしょう。
上手い、味のある俳優です。人脈、運、時代の流れ、などで、僕らが記憶できる俳優は、
ごく一部なのですね。
彼は、いま健在で、映画では
「料理長殿、ご用心」(1978年、J・ビセット共演)にも出ています。これが、主演の最後
かもしれません。とても、いい、映画です。
(エメリッヒ「2012」の脇役もありますが……)
基本的に、TVドラマに軸を移したようです。シリアスな役もコミカルな役もできる、名
脇役となっているようです。
●マックス・フォン・シドー
スパイ映画にこの名優が出ると、奥行きが出ます。
DVD化されていないものとしては、
「クレムリンレター/密書」(ジョン・ヒューストン監督。1970年)があります。
傑作ですので、ぜひメーカーさん、たぶん20世紀FOXですが、発売してほしい。オーソ
ン・ウエルズも出ています。音楽の一部は、黛敏郎が作曲しています。
さて、来年(2015)1月から、ベルイマンの名作が、ディスカスでレンタルされるようで
す。カトリック的で晦渋な作風の監督の作品ですが、牧師を演じる、シドーさんの演技を
見る価値はあります。今から、「冬の光」をVHSで見ようと思っています。
●センタ・バーガー
最近の写真は見ないほうがいいですが、昔は、クール・ビューティの光る女優さんでした。
眼が美しい。顔の形が素敵。何より、本当の赤毛です。ホームズ物ファンのかたは、見る
べきです。彼女の出た映画では、
「秘密諜報機関」(The Secret Ways)(1961年)という傑作がありました。
これもDVD化されていないです。
アリステア・マクリーンの原作。主演が、リチャード・ウィドマーク、名優です。爬虫類
的で、嫌う女性も多いでしょうが……。こういうひとが名優。
●ジョン・バリー
この映画の音楽は、素晴らしい。「さらばベルリンの灯」では、映画も悪くないが、それ以
上に映画を喰ってしまうほど、いい音楽だったということでしょう。
クライブ・カッスラー原作の「レイズ・ザ・タイタニック」も国内DVD化されていませ
ん。この映画の音楽も傑作でしたし、キャメロンの「タイタニック」にはない、浪漫のあ
る名作でした。
以上です。
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