屋根裏のエイリアン

久しぶりに笑える良く出来た映画を観た。
こういうタイプって昔多かった気がするけど、最近では珍しく思う。

家族全員で観賞したが、全員ゲラゲラでしたね。
特に１名お笑い担当がいるのだが、これがまたおかしくてたまらない。
展開としてはありがちで、ホームアローンを宇宙人に置き換えたドタバタコメディーといったところ。
キャラ設定のせいか、割と登場人物が多いのにメリハリあってわかりやすい。

アメリカらしい作品といえばそうかもしれないな。

どちらかと言うと、１人で観るためにレンタル屋で借りるような作品ではないかな。
ファミリー映画って感じです。

Ｂ級ホラーばかり探している私にはいい休憩になりました。

双子（たぶん）の笑顔がスザンヌに似ている。

ファミリー映画と侮るなかれ、なかなか面白い作品だった。

何しろ手抜きがない。子供が観ることを前提に分かりやすい作りをしているが、シナリオも演出も細かく作り込んでいる。職人的な作り込みではなくて、製作が楽しくて細部にまで気が回ったカンジだ。だから、観ていて少しの不快感もなかった。

脚本がキチンとまとまっており、もたつく場面がないのは優れている証拠だろう。なぜ子供たちだけで戦わなければならないのかとか、長女に事情を説明するところも、さっくりとクリアしてみせる。あっけらかんとしていると言うか、実にストレートだ。裏庭や屋根裏で大騒ぎをしていても、大人たちが気づかない理由もちゃんと用意してある。(笑)
おかげでムダな描写が避けられて、展開がスピーディだった。

そのくせ、子供たちが 6人もいるのに、何気ない演出で性格づけをして、ひとりひとり描き分けが出来ている。見事である。細部にまで気が回っているなぁと感じるのは、こんなところである。
子供たちは皆、見たことのない役者さんばかりだったが、ちゃんとお芝居をしており、シロートは１人もいなかった。俳優の層の厚さをしみじみと感じる。どこかの国とは大違い。
小さい女の子（末っ子）が可愛らしく、表情も豊かで人気がありそうだ。成長したらどうなるか分からないが、きっとどこかで見掛けることになるだろう。名前を覚えておかねば……。
一番気になったのが、長女の彼氏役の役者さん。金髪の“さわやか青年”風なのに、まるで『死霊のはらわた２』のブルース・キャンベルか、『マスク』のジム・キャリーかといった怪演を披露。考えようによっては、彼の受けた仕打ちはヒドく残酷なのだが、正直なところ痛快だった。子供の無邪気さは、時として残酷なものだ。(笑)

ＣＧと実写の合成は、完成度の高いところと低いところが混在している。これは、担当ユニットのスキルの差だろう。まぁあまり気にならない程度なので問題はない。
おそらく多用されたであろうマット合成も、腕のいいデジタル処理で違和感のない仕上がりだった。些細なことだが、手抜きのない作業は、作品の“質”を高めることになるので大切なことだ。
ファミリー映画では、子供だましのような特撮をよく見掛ける。予算の都合もあるのだろうが、「どうせガキの観る映画だろ？ ちゃっちゃと済まそうゼ」みたいな不埒な考え方が透けて見えることが多い。情けなくなって来る。『ガーフィールド』がそうだったし、『キャッツ＆ドッグス』もそうだった。或る意味、真面目に楽しく作られたファミリー映画は、文芸作品なんかに較べると、遥かに貴重かも知れない。

“マトリックス”ばあちゃんが最高だった。(笑) どこかで見た女優さんなのだが、思い出せなかった。ＴＶドラマかホラー映画だろう。
オススメ！

良くありそうな、ファミリー向けのお話。
アメリカっぽい家族構成。
そして、ストーリー展開。

ちょっとチャチ臭いほどの映像でも、ファミリー向けのコメディならこんなもんでしょう。。。という感じ。

エイリアンも、胸に秘めた野望の割には可愛らしい外見だし、ちょっと抜けてるし、連帯感もないし、どう考えても脅威にはなりそうに無い感じだし、その点でも安心です。

ただ、口が悪い！
『クレヨン○んちゃん』が流行った頃に一斉に幼稚園児や小学校低学年の品が悪くなった時のような・・・？

世界的な大ヒットではないようなので（ｗ）全国の子供に影響はしないでしょうけど、家族で見る時には【物言いに気をつけようね】と子供に教育も出来る（？）作品かもしれないですね。
考えようによっては・・・。

ハズレな作品ではなかったです。
猛烈にお勧めはしませんが他に観たいものが無い時なんかにはいいかもしれません。

今作品、アメリカでは２５億円以上の興業成績を収めるなかなかのヒット映画。
しかし、日本では公開されず。
個人的には、十分日本でも通用すると思うのだが、やはりＢ級の匂いが強いのだろうか。。。
ところが、見てわかるようにＢ級臭さは一切ありません。荒削りなところはなく、細部までとてもよく練られているのです。
楽しく見た結果、つじつまが合わない作品は良くありますが、今作品はしっかりと理由付けがされている。
そして役者の体当たりの演技が見ていて気持ち良いのです。
当然、絶賛されるべきはお姉ちゃんの彼氏リッキー。
笑いながらボッコボッコになっていく様は、（悪いけど）馬鹿ウケでした^^;
そして、ばぁちゃん昇龍拳がツボ。。。
ちょっくら、アメリカ版ケロロ軍曹の匂いはしますが、最後まで楽しく鑑賞しました。
大人にもオススメしたい一品です。

久しぶりに家族で見てももやもや感がないすっきり面白い映画でした。

なんという悪がき！と思った彼もああいう状況下では結構いいやつ。
頭のいいという設定の彼は。。能力を披露できたのは。。最後の方のあそこだけ。。。？まあ、すばらしいタイミングでしたが。

予告でも出てきますがおばあちゃんの戦い、すばらしすぎます。

子供に悪影響、とのレビューがありますが、オリジナルはそれほど悪い言葉遣いはありません。
和訳が問題なのでしょうね。。そこはちょっと気になりますが、是非お勧めしたい作品。