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1936年に、ヨーロッパ最後の難所と呼ばれたアイガー北壁に挑んだ若き登山家たちの衝撃の実話を迫真の臨場感で描き出した山岳アドベンチャー・ドラマ。ベルリン・オリンピックを目前に控えた1936年夏。ナチス政府は国家の優位性を世界に示すべく、ドイツ人によるアイガー北壁初登頂を大きな目標に掲げ、成功者にはオリンピックと同じ金メダルを授与すると約束していた。そして、ドイツ人2人のとオーストリア人2人の若き登山家たちがアイガー北壁への挑戦を開始する。麓には、今度こその期待を膨らませた記者や見物客が押し寄せ、彼らの命を懸けた闘いを固唾を呑んで見守る。そんな中、快調に北壁を登っていく4人の登山家たちだったが…。
製作年: |
2008年 |
---|---|
製作国: |
ドイツ/オーストリア/スイス |
原題: |
NORDWAND |
監督: |
フィリップ・シュテルツェル |
---|---|
製作: |
ボリス・シェーンフェルダー 、 ダニー・クラウス 、 ルドルフ・ザンチ 、 ベンジャミン・ハーマン |
出演: |
ベンノ・フュルマン 、 ヨハンナ・ヴォカレク 、 フローリアン・ルーカス 、 ウルリッヒ・トゥクール 、 ジーモン・シュヴァルツ 、 エルウィン・スタインハウアー 、 ペトラ・モジェ 、 ベンノ・フュルマン 、 フローリアン・ルーカス |
脚本: |
クリストフ・ジルバー 、 ルーペルト・ヘニング 、 ヨハネス・ナーバー 、 フィリップ・シュテルツェル 、 コーリャ・ブラント |
撮影: |
コーリャ・ブラント |
音楽: |
クリスティアン・コロノヴィッツ |
1936年に、ヨーロッパ最後の難所と呼ばれたアイガー北壁に挑んだ若き登山家たちの衝撃の実話を迫真の臨場感で描き出した山岳アドベンチャー・ドラマ。ベルリン・オリンピックを目前に控えた1936年夏。ナチス政府は国家の優位性を世界に示すべく、ドイツ人によるアイガー北壁初登頂を大きな目標に掲げ、成功者にはオリンピックと同じ金メダルを授与すると約束していた。そして、ドイツ人2人のとオーストリア人2人の若き登山家たちがアイガー北壁への挑戦を開始する。麓には、今度こその期待を膨らませた記者や見物客が押し寄せ、彼らの命を懸けた闘いを固唾を呑んで見守る。そんな中、快調に北壁を登っていく4人の登山家たちだったが…。
製作年: |
2008年 |
---|---|
製作国: |
ドイツ/オーストリア/スイス |
原題: |
NORDWAND |
監督: |
フィリップ・シュテルツェル |
---|---|
製作: |
ボリス・シェーンフェルダー 、 ダニー・クラウス 、 ルドルフ・ザンチ 、 ベンジャミン・ハーマン |
出演: |
ベンノ・フュルマン 、 ヨハンナ・ヴォカレク 、 フローリアン・ルーカス 、 ウルリッヒ・トゥクール 、 ジーモン・シュヴァルツ 、 エルウィン・スタインハウアー 、 ペトラ・モジェ 、 ベンノ・フュルマン 、 フローリアン・ルーカス |
脚本: |
クリストフ・ジルバー 、 ルーペルト・ヘニング 、 ヨハネス・ナーバー 、 フィリップ・シュテルツェル 、 コーリャ・ブラント |
---|---|
撮影: |
コーリャ・ブラント |
音楽: |
クリスティアン・コロノヴィッツ |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
127分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ドイツ語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD03267 | 2010年09月10日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
127分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ドイツ語
レイティング:
記番:
DRTD03267
レンタル開始日:
2010年09月10日
在庫枚数
9枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
127分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ドイツ語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD03267 | 2010年09月10日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
127分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/ドイツ語
レイティング:
記番:
DRTD03267
レンタル開始日:
2010年09月10日
在庫枚数
9枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
約35,500
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つきあいで劇場で観ましたが、これがなかなか良かったです。
アルプスの名峰アイガー北壁の初登頂を
ドイツ人に成し遂げてもらうことで
ナチス政府が政治的宣伝に利用しようと目論んでいた。
トニーとアンディは挑戦すべく登り始めるが
彼らのすぐ後をオーストリア人が追い、4人となる。
その後の展開は予想はつくものの、
厳しい天候、途中にある死体、落石など
難関突破の過酷さが十分すぎるくらいつたわってきた。
劇場の大スクリーンでのその映像はなかなかでした。
落石で頭を打って弱った人、
落下する人、やむを得ず自らロープを離す人・・・・。
どれも目を覆いたくなる悲劇なんですが、
やはりラスト近辺。
残った1人に恋人がたどり着いた瞬間。
あーあ、悲しすぎるあのタイミング・・・・。
「ナチスが政治的に利用しようとするからこんな悲劇が!」
とか言いたそうな感じがうっすらするけれど、
とにかく過酷な状況下のハラハラ感がすごいです。
「運命をわけたザイル」や、
「生きてこそ」(←ヒドかった)より全然よかったです。
このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ちょっとした時間のズレで、気になりながらも映画館で観れなかった『アイガー北壁』をDVDで観ました(°∀°)b
ああーコレは映画館で観るべきやったかな〜・・・かなり良く出来た山岳映画(←合ってる?)でした♪
□■□■□
【ネタバレします】
映画が始まって直ぐに、クルツとアンディは、いとも簡単にとある山(名前が出てきたか不明)の新ルートでの登頂に成功する。たいしたドラマもなく淡々と呆気なく登頂してしまう。
この時は、何も考えずに"ヒーローの前フリ(才能説明)"やなと勘違いしてたんやけど、この"呆気なさ"や"ドラマの無さ"は、登山シーンのキーとなってて、終盤に行くにつれて、より一層ドラマ性は無くなり、シンプルに無駄の無い淡々とした描写となっていく・・・
リアルさを追求したそのドラマ性の無さは、"生きることと死ぬことのシンプルさ"を見せ付ける。
対照的に描かれているアイガー北壁を観光気分で眺める人々の、ドラマ性に満ち溢れた生活が、なんと味気なく薄っぺらいかを見せ付ける。
映画がエンディングを迎えたとき、思わず"なんて呆気ないんや"と口に出た・・・
なんてシンプルで、なんて呆気ないんやと・・・
そして、なんて美しいんやと・・・
□■□■□
正直なところ、物語の〆方や愛を絡める必要性などに、少し疑問点はあるんやけど、十分に観る価値のある映画でした(°∀°)b
オススメです♪←シンプル!
個人的満足度 76点! オススメ度 80点!
このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています
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1936年、ベルリンオリンピックを目前に控えたドイツ。
ドイツ民族の優位性を世界に示したいナチス政府は、アルプス最大の難所アイガー北壁のドイツ人による初登攀を達成するため、成功者に金メダルの授与を約束する。
そんな中、山岳猟兵のトニーとアンディが、アイガー北壁に挑戦する。
ドイツ版「剣岳」と呼びたくなるような映画ですが、「剣岳」のようにロケにこだわっているわけではなく、後半の吹きすさぶ雪嵐の中でのシーンは、巨大な冷蔵庫のようなセットでとられたらしいです。(特典映像でバーチャルエフェクトの一部が紹介されています。)
一方、人間ドラマとしては「剣岳」よりはるかにおもしろいかったです。
アイガー挑戦に積極的なアンディと、消極的なトニー。
どちらも熱心な国粋主義者というわけではなく、純粋に山を愛し、登山が好きだからこそ挑戦を決意するのですが、当時の世相に否応なく追い詰められていってしまうところには胸が痛みます。
そして、ふたりの登頂を見守る、幼なじみで新聞記者のルイーゼ。このルイーゼとトニーの恋愛も織り交ぜられています。
それにしても、命をかけて登攀成功に挑む登山家たちを、快適なホテルの中でまるで見世物見物でもするように見守る「観客」が大勢いることには驚きました。
アンディとトニーが、寒風吹きすさぶ中ビバークしているというのに、ホテルのレストランではアイガーを模したケーキが振舞われてるという、この悪趣味さは一体何なんでしょうか?
ルイーゼの上司の、「栄光か悲劇しか記事にはならない。」という言葉。
登攀を断念した4人を無事に下山させるために、力を貸そうという人はほとんどいない冷たさ。
しかし、考えてみればこの話だって悲劇に終わったからこそ映画になったんだし、この上司の言葉は妙に説得力がありました。
私は最後まで、せめて一人は助かるに違いないと信じて観ていたのに(泣)。あんなところでザイルの長さが足らないって、あんまりだと思います!!
このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています
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山登りはしない僕にとってアイガーといえば、イーストウッドの『アイガー・サンクション』、そしてボブ・ラングレーの『北壁の死闘』(創元推理文庫)。
どちらもずいぶん前に観たり読んだりしたので、細部は忘れてしまっているけれど、いずれも印象的なのは、北壁を登る様が近くのホテルから眺められるというところだ。豪華なホテルのテラスにしつらえられた望遠鏡で、危険なルートを登っていく登山者の姿を追うことができるのだ。本作のパンフレットの解説には「垂直にそそり立つ円形劇場」とあって、言い得て妙だと思う。
上に挙げた二作品も、本作も、極寒で苦闘する登山者の生死の行方を、安全で暖かなホテルから見物するという者の対比、観る者―観られる者の関係がとても映画的だと思う。見えるのに手が届かない、助けられない関係はそのままクライマックスにつながって、強い印象を残す。また、映画の中で重要な役割を果たす登山鉄道とその駅(これら以前の作品にどう登場していたのか忘れてしまった)は、その登山者と見物人の中間地点として、映画の構成を重層的にしていて興味深かった。
昨今の中高年の登山ブームもあってか、本作は割合長く劇場で上映されていた。史実をもとにしているせいか、ドラマにヒネリはほとんどない。主人公らを追いかけて北壁に登るオーストリア人チームの負傷によって事態が急変する展開も、それほどドラマティックには描かれないし、拍子抜けの感じすら漂う。
オーストリア人がオーストリア・ナチス党の党員であったり、この二年後にはドイツはオーストリアを併合、さらに大戦に突き進んでいく時期であるという背景についても、あまり説明が細かくはない。おそらくアクセントとして創作された、女性記者をめぐる物語も、やはり淡く、控えめである。そう、この映画は事実に反することなくそこにドラマを作ろうとしたもの。だが、事実の前に――トニー・クルツが宙吊りとなって迎えた結末の凄惨さの前では、なまなかなフィクションは色あせてしまうのかもしれない、と思った。
これはこれで興味深く観た作品ではあるけれど、『アイガー・サンクション』や『北壁の死闘』の純然たるフィクションのほうが、豊かなドラマを描き出せたと思えて興味深い。55点。
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ユーザーレビュー:37件
投稿日
2010/10/30
レビュアー
MM3※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
つきあいで劇場で観ましたが、これがなかなか良かったです。
アルプスの名峰アイガー北壁の初登頂を
ドイツ人に成し遂げてもらうことで
ナチス政府が政治的宣伝に利用しようと目論んでいた。
トニーとアンディは挑戦すべく登り始めるが
彼らのすぐ後をオーストリア人が追い、4人となる。
その後の展開は予想はつくものの、
厳しい天候、途中にある死体、落石など
難関突破の過酷さが十分すぎるくらいつたわってきた。
劇場の大スクリーンでのその映像はなかなかでした。
落石で頭を打って弱った人、
落下する人、やむを得ず自らロープを離す人・・・・。
どれも目を覆いたくなる悲劇なんですが、
やはりラスト近辺。
残った1人に恋人がたどり着いた瞬間。
あーあ、悲しすぎるあのタイミング・・・・。
「ナチスが政治的に利用しようとするからこんな悲劇が!」
とか言いたそうな感じがうっすらするけれど、
とにかく過酷な状況下のハラハラ感がすごいです。
「運命をわけたザイル」や、
「生きてこそ」(←ヒドかった)より全然よかったです。
投稿日
2010/10/29
レビュアー
KASPAR※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ちょっとした時間のズレで、気になりながらも映画館で観れなかった『アイガー北壁』をDVDで観ました(°∀°)b
ああーコレは映画館で観るべきやったかな〜・・・かなり良く出来た山岳映画(←合ってる?)でした♪
□■□■□
【ネタバレします】
映画が始まって直ぐに、クルツとアンディは、いとも簡単にとある山(名前が出てきたか不明)の新ルートでの登頂に成功する。たいしたドラマもなく淡々と呆気なく登頂してしまう。
この時は、何も考えずに"ヒーローの前フリ(才能説明)"やなと勘違いしてたんやけど、この"呆気なさ"や"ドラマの無さ"は、登山シーンのキーとなってて、終盤に行くにつれて、より一層ドラマ性は無くなり、シンプルに無駄の無い淡々とした描写となっていく・・・
リアルさを追求したそのドラマ性の無さは、"生きることと死ぬことのシンプルさ"を見せ付ける。
対照的に描かれているアイガー北壁を観光気分で眺める人々の、ドラマ性に満ち溢れた生活が、なんと味気なく薄っぺらいかを見せ付ける。
映画がエンディングを迎えたとき、思わず"なんて呆気ないんや"と口に出た・・・
なんてシンプルで、なんて呆気ないんやと・・・
そして、なんて美しいんやと・・・
□■□■□
正直なところ、物語の〆方や愛を絡める必要性などに、少し疑問点はあるんやけど、十分に観る価値のある映画でした(°∀°)b
オススメです♪←シンプル!
個人的満足度 76点! オススメ度 80点!
投稿日
2010/09/12
レビュアー
パープルローズ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
1936年、ベルリンオリンピックを目前に控えたドイツ。
ドイツ民族の優位性を世界に示したいナチス政府は、アルプス最大の難所アイガー北壁のドイツ人による初登攀を達成するため、成功者に金メダルの授与を約束する。
そんな中、山岳猟兵のトニーとアンディが、アイガー北壁に挑戦する。
ドイツ版「剣岳」と呼びたくなるような映画ですが、「剣岳」のようにロケにこだわっているわけではなく、後半の吹きすさぶ雪嵐の中でのシーンは、巨大な冷蔵庫のようなセットでとられたらしいです。(特典映像でバーチャルエフェクトの一部が紹介されています。)
一方、人間ドラマとしては「剣岳」よりはるかにおもしろいかったです。
アイガー挑戦に積極的なアンディと、消極的なトニー。
どちらも熱心な国粋主義者というわけではなく、純粋に山を愛し、登山が好きだからこそ挑戦を決意するのですが、当時の世相に否応なく追い詰められていってしまうところには胸が痛みます。
そして、ふたりの登頂を見守る、幼なじみで新聞記者のルイーゼ。このルイーゼとトニーの恋愛も織り交ぜられています。
それにしても、命をかけて登攀成功に挑む登山家たちを、快適なホテルの中でまるで見世物見物でもするように見守る「観客」が大勢いることには驚きました。
アンディとトニーが、寒風吹きすさぶ中ビバークしているというのに、ホテルのレストランではアイガーを模したケーキが振舞われてるという、この悪趣味さは一体何なんでしょうか?
ルイーゼの上司の、「栄光か悲劇しか記事にはならない。」という言葉。
登攀を断念した4人を無事に下山させるために、力を貸そうという人はほとんどいない冷たさ。
しかし、考えてみればこの話だって悲劇に終わったからこそ映画になったんだし、この上司の言葉は妙に説得力がありました。
私は最後まで、せめて一人は助かるに違いないと信じて観ていたのに(泣)。あんなところでザイルの長さが足らないって、あんまりだと思います!!
投稿日
2010/08/05
レビュアー
よふかし※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
山登りはしない僕にとってアイガーといえば、イーストウッドの『アイガー・サンクション』、そしてボブ・ラングレーの『北壁の死闘』(創元推理文庫)。
どちらもずいぶん前に観たり読んだりしたので、細部は忘れてしまっているけれど、いずれも印象的なのは、北壁を登る様が近くのホテルから眺められるというところだ。豪華なホテルのテラスにしつらえられた望遠鏡で、危険なルートを登っていく登山者の姿を追うことができるのだ。本作のパンフレットの解説には「垂直にそそり立つ円形劇場」とあって、言い得て妙だと思う。
上に挙げた二作品も、本作も、極寒で苦闘する登山者の生死の行方を、安全で暖かなホテルから見物するという者の対比、観る者―観られる者の関係がとても映画的だと思う。見えるのに手が届かない、助けられない関係はそのままクライマックスにつながって、強い印象を残す。また、映画の中で重要な役割を果たす登山鉄道とその駅(これら以前の作品にどう登場していたのか忘れてしまった)は、その登山者と見物人の中間地点として、映画の構成を重層的にしていて興味深かった。
昨今の中高年の登山ブームもあってか、本作は割合長く劇場で上映されていた。史実をもとにしているせいか、ドラマにヒネリはほとんどない。主人公らを追いかけて北壁に登るオーストリア人チームの負傷によって事態が急変する展開も、それほどドラマティックには描かれないし、拍子抜けの感じすら漂う。
オーストリア人がオーストリア・ナチス党の党員であったり、この二年後にはドイツはオーストリアを併合、さらに大戦に突き進んでいく時期であるという背景についても、あまり説明が細かくはない。おそらくアクセントとして創作された、女性記者をめぐる物語も、やはり淡く、控えめである。そう、この映画は事実に反することなくそこにドラマを作ろうとしたもの。だが、事実の前に――トニー・クルツが宙吊りとなって迎えた結末の凄惨さの前では、なまなかなフィクションは色あせてしまうのかもしれない、と思った。
これはこれで興味深く観た作品ではあるけれど、『アイガー・サンクション』や『北壁の死闘』の純然たるフィクションのほうが、豊かなドラマを描き出せたと思えて興味深い。55点。
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アイガー北壁