花のあと / 北川景子
全体の平均評価点: (5点満点)
(58)
解説・ストーリー
架空の小藩“海坂藩”を舞台にした藤沢周平の短編時代小説を北川景子主演で映画化。女でありながら剣の道を愛し、武士の家に生まれた女としての運命を受入れながらも、決して心の芯を曲げることなく凛として生きた一人の女性の姿を描く。組頭・寺井甚左衛門の一人娘、以登は、男にも劣らぬ剣の使い手。ある日彼女は、下級武士ながら藩随一の剣士、江口孫四郎と出会う。以登は父に願い出て、孫四郎との試合が実現する。結果は完敗だったが、孫四郎に対し憧れ以上の感情が芽生える以登。しかし、片桐才助という許嫁を婿に迎えることが決まっていた彼女は、その想いを静かに断ち切る。それから数ヵ月後、孫四郎切腹との報せを受ける以登だったが…。
架空の小藩“海坂藩”を舞台にした藤沢周平の短編時代小説を北川景子主演で映画化。女でありながら剣の道を愛し、武士の家に生まれた女としての運命を受入れながらも、決して心の芯を曲げることなく凛として生きた一人の女性の姿を描く。組頭・寺井甚左衛門の一人娘、以登は、男にも劣らぬ剣の使い手。ある日彼女は、下級武士ながら藩随一の剣士、江口孫四郎と出会う。以登は父に願い出て、孫四郎との試合が実現する。結果は完敗だったが、孫四郎に対し憧れ以上の感情が芽生える以登。しかし、片桐才助という許嫁を婿に迎えることが決まっていた彼女は、その想いを静かに断ち切る。それから数ヵ月後、孫四郎切腹との報せを受ける以登だったが…。
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「花のあと」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
架空の小藩“海坂藩”を舞台にした藤沢周平の短編時代小説を北川景子主演で映画化。女でありながら剣の道を愛し、武士の家に生まれた女としての運命を受入れながらも、決して心の芯を曲げることなく凛として生きた一人の女性の姿を描く。組頭・寺井甚左衛門の一人娘、以登は、男にも劣らぬ剣の使い手。ある日彼女は、下級武士ながら藩随一の剣士、江口孫四郎と出会う。以登は父に願い出て、孫四郎との試合が実現する。結果は完敗だったが、孫四郎に対し憧れ以上の感情が芽生える以登。しかし、片桐才助という許嫁を婿に迎えることが決まっていた彼女は、その想いを静かに断ち切る。それから数ヵ月後、孫四郎切腹との報せを受ける以登だったが…。
「花のあと」 の作品情報
「花のあと」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
花のあとの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
107分 |
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBG71529 |
2010年09月15日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
|
0人
|
0人
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花のあとの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
107分 |
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBG71529 |
2010年09月15日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
12枚
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|
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ユーザーレビュー:58件
北川景子はミスキャストと思ったが・・・大違い!
今年(2010年)、藤沢周平原作による二本の小説が映画化され、劇場公開された。
一つは豊川悦司主演の『必死剣鳥刺し』であり、もう一つが、北川景子主演によるこの『花のあと』である。
共通点としては、どちらも著者の“一つの短編”を題材に選んでおり、いずれも“原作にとても忠実に映像化されている”点だろう。
例えば映画『たそがれ清兵衛』では、同じ短編の『祝い人助八』のエッセンスが加えられ、『隠し剣鬼ノ爪』では、『雪明り』という共に2短編を一つの物語としているために、読者を良い意味で裏切り飽きさせない、より奥行きのある時代劇に仕上がっていた。
それだけに、この『必死剣鳥刺し』と『花のあと』にも、原作とは違った別の解釈も欲しい気もしないでもないが、原作を一読し惹かれ、映画館に脚を運んだ人間が、最後まで安心して観ることができる映画に仕上がっていたという満足感も、代え難いものだと知らされた。
物語は、たったひとたび剣を交えた対戦相手・孫四郎に惹かれ想う、北川景子演じる女剣豪・以登(いと)と、孫四郎を死に追いやった敵との闘いを描いた『純愛物語』である。それだけに当初は、北川景子がどうしてもミスキャストにしか思えなかった。
『筆談ホステス』など、どちらかと言えば小悪魔的な水っぽい女性を演じるのが、北川景子の役所だと思っていたためだが、この映画を観てからは、彼女への評価がガラリと変わっていた。短い期間で、よく殺陣を身に付けられたと関心したばかりでなく、凛とした清楚な日本女性を演じさせても、相応の実力を発揮してくれる、そんな彼女は正に現代の女性を代表するべき女優なのかも知れない。
新渡戸稲造による『武士道』は、いかに生き、そして死ぬかという『侍』や『その妻』の生き様を精神と共に説いた名著であり、守るべき大切なもの(主君・あるいは家族など)のために、命を賭して戦う心意気も語っている。
夫のために御身を粉にして働くのも女性としての『武士道』であるし、『恋い慕う』人のために、死を覚悟して敵に挑むのも、女としての『武士道』であるとも読むことができる。そういう点においても、北川景子の新たなる役への闘いが、日本女性の代表として見事に表現されてもいた。
話を『必死剣鳥刺し』と『花のあと』の比較に戻せば、前者は全篇を通して笑いのない“男映画”なのに対し、この『花のあと』は、ユーモラスな笑いを含んだ、ちょっと切なく、それでいて日本女性の所作や、起居振る舞いの美しさを随所に描いた、正に女性に好まれそうな要素を含んだ“女映画”である。
私自身、「どちらの映画が好きか?」と問われると、間違いなくこの『花のあと』と答えるだろう。さほど期待せずに上映館に向かったが、帰路では『脚を運んで良かった』と、ほっとできたからである。
片桐才助を演じる甲本雅裕の演技も、これまた温かい。
名作ではない。しかし、血生臭い死闘も描いている割には、後味の良い時代劇に仕上がっている。
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38人の会員が気に入ったと投稿しています
やっぱり男は顔じゃないよね 婚活女性必見です
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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女剣士仇討を描いた藤沢周平原作の時代劇です。
海坂藩の女剣士として名を馳せていた以登(北川景子)は、藩内一の剣の名手孫四郎(宮尾)にひそかに思いを寄せているのですが、以登には決められた許婚・平助(甲本)がいます。
しかし、孫四郎が自害したと聞いた以登は、その裏の陰謀を感じ取り、平助に頼んで死の真相を探ろうとします。。という時代劇ながらミステリータッチの作品で、正義を貫くヒロイン、北川景子が、最初は表情が乏しいので、何故か不機嫌のように思えて仕方がなかったのですが、白と紺の胴着姿になると、美少女剣士が凛とした姿で中々決まっていました。
ただ一度だけ交えた竹刀なのに、自分を女と侮らず真剣に向き合ってくれた孫四郎に恋心を抱いたのでしょうか?彼が卑怯な罠に嵌ったことを知って仇討ちを決意します。クライマックスの決闘シーンも鮮烈でおみそれしました。
この映画のもう一つの見所は、以登の頼みを聞いて事件の真相を探り、彼女を影からサポートする、優しい愛にあるのではないかと思います。
外見は昼行灯のような許婚が、肝心な時には分別のきく実はできる男なんですよね。おひつがすぐに空っぽになってしまうという、ご飯をモリモリ食べっぷりは、見ていて頼もしいです。やっぱり男は顔じゃないよね!って思わせてくれます。
このレビューは気に入りましたか?
25人の会員が気に入ったと投稿しています
すべてを許し、包み込む眼差し
ラブストーリーなんですよね。私の苦手な(笑)
自分がなぜラブストーリーが苦手なのか、改めて考えてみたんですが、
多分、じれったいことが多いからなんだと思います。
で、この作品ですが、じれったくはないです。
でも、とにかくもどかしい。
これ、時代劇じゃなかったら、
なんもかんもぶちまけて、駆け落ちしちゃえばいいじゃん!
って、多分私怒ってると思うんですが(笑)
この時代、家のことなど考えると、できるはずもない。
まあ、中には駆け落ちした人も多分いるとは思いますが。
理性が勝っている限り、親の決めたことに叛くことなどできない。
噂を聞いただけで揺れるこころ。もう切なくて。
時代背景が変わるだけで、観方もこんなに変わるものかと実感しました。
話は、それだけでは終らず、展開を観せてくれます。
事件が起こり、美女殺陣アクション。
そして…
アクションの終りからラストまで、ただただ温められます。
桜を見ていたひと。その安らぎ、愛情。
一度試合をしただけで命を賭けるほどに焦がれた淡い恋との対比がよかったです。
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9人の会員が気に入ったと投稿しています
道着姿LOVE♪
投稿日:2010/11/12
レビュアー:ぴよさん
原作は、藤沢周平の短編。短く、そっけない話のため、映像化にあたっては、かなりの肉付けがされている。 市川亀治郎演じる藤井勘解由、甲本雅裕演じる片桐才助、このふたりの人物描写に於いて特に。
前出のビンスさんも書かれているように、甲本演じる才助はだいぶ美味しい役にしてもらっている。男性観客的には「あんなヤサ男より、こっちの許嫁で良かったってば」と思ってしまうよね。
常に何かを企んでるような雰囲気の市川は、こうゆう小物の卑怯者役にはぴったり。藤沢さんは人物描写をあまり生々しくは書かないので、映像化する時、敵役を誰にするかというキャスティングのセンスが、作品を左右する。しかし『たそがれ清兵衛』の田中泯ほどの当たり悪役は、なかなか出ないものだ。
冒頭、北川景子と宮尾俊太郎のセリフのたどたどしさに、ハラハラさせられる。都合のいい事に宮尾は、慣れない奏者番(武家の礼式を管理する役職)に就いて言い回しに苦労したりする役なので、セリフの拙さは、逆にリアルだったりもする(苦笑)
所作振舞いにこだわって見せるのはいいのだが、少しクド過ぎる気もする。監督の生真面目な画作りには好感する一方で、あまりに定型過ぎる印象も。あえて崩さない画作りをという意図だろうが。
北川景子のビジュアルは、なかなかいい。道着姿の似合う女性ってのは、理屈抜きにイイものだ。ただ…以登という女性は、へたな男ではかなわぬ程の神速の剣の使い手という設定。北川はかなり頑張っていたとはいえ、やはり手が遅い。型を気にするあまり手足がつっぱってしまっている。あれではタメも出来ず、次の素早い動きに転じることも出来ない。その彼女に合わせて他の俳優達が技術を落とさざるをえず、殺陣シーンの説得力に少し欠いた。(いや、頑張ってたけどね)
この小説には姉妹編がある。『雪間草』というほとんど同じ設定の物語で、同じ様な事態の責任をとろうとする男を救うために、やはり女性(藩主の元妻)が立ちあがるという話。こちらは腕に覚えのある元妻が、なんと藩主を腕ずくでやりこめる…という物凄い話だった。 藤沢さんの女性の好みが、ちらと垣間見えたりして。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
藤沢周平原作の本作品の世界観に某歌手はそぐわない
演技があまり達者ではない北川景子さんが主役を張って大丈夫かな?と危惧していましたが、
がんばった感のある殺陣、感情を抑えた(?)演技がヒロイン像にマッチしたこともあり、
アイドルが主役を張った時代劇『○ずみ』や『○CHI』のような残念な結果にはなっていないように感じました。
記憶が曖昧ですが、原作より以登の活躍が抑えられ、片桐才助の才覚が前面に押し出されたように感じました。
『ハンサム★スーツ』を鑑賞した直後だからかもしれませんが、”人間見た目じゃない!中身で勝負だぁ〜い!”を全面主張。
ただ、ヒロイン以登が恋心を抱いた江口孫四郎も見た目だけではなく心の強い武士だったのでしょう。
噂が広まっていたぐらいなので妻の浮気もその相手が誰であったか、
誰が自分を罠にはめたのかも全て見抜いていたことでしょう。
それでも失態の全責任をしょい込んで切腹してみせた男。
彼が守ろうとしたものは何か。
若手俳優が演じたことで埋もれ気味ですが、以登が好意を抱くにふさわしい人物だったのでしょう。
以登の気持ちも孫四朗の意志も全部お見通しだったように思える片桐才助を演じきった甲本雅裕さんの演技が心地よい。
最後の最後で主題歌が流れてきて、選定した方のセンスに一番がっかり。。。(・・。)ゞ
(『山桜』も『蝉しぐれ』にもいえるのだけど。。。)
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
北川景子はミスキャストと思ったが・・・大違い!
投稿日
2010/08/31
レビュアー
screenplay
今年(2010年)、藤沢周平原作による二本の小説が映画化され、劇場公開された。
一つは豊川悦司主演の『必死剣鳥刺し』であり、もう一つが、北川景子主演によるこの『花のあと』である。
共通点としては、どちらも著者の“一つの短編”を題材に選んでおり、いずれも“原作にとても忠実に映像化されている”点だろう。
例えば映画『たそがれ清兵衛』では、同じ短編の『祝い人助八』のエッセンスが加えられ、『隠し剣鬼ノ爪』では、『雪明り』という共に2短編を一つの物語としているために、読者を良い意味で裏切り飽きさせない、より奥行きのある時代劇に仕上がっていた。
それだけに、この『必死剣鳥刺し』と『花のあと』にも、原作とは違った別の解釈も欲しい気もしないでもないが、原作を一読し惹かれ、映画館に脚を運んだ人間が、最後まで安心して観ることができる映画に仕上がっていたという満足感も、代え難いものだと知らされた。
物語は、たったひとたび剣を交えた対戦相手・孫四郎に惹かれ想う、北川景子演じる女剣豪・以登(いと)と、孫四郎を死に追いやった敵との闘いを描いた『純愛物語』である。それだけに当初は、北川景子がどうしてもミスキャストにしか思えなかった。
『筆談ホステス』など、どちらかと言えば小悪魔的な水っぽい女性を演じるのが、北川景子の役所だと思っていたためだが、この映画を観てからは、彼女への評価がガラリと変わっていた。短い期間で、よく殺陣を身に付けられたと関心したばかりでなく、凛とした清楚な日本女性を演じさせても、相応の実力を発揮してくれる、そんな彼女は正に現代の女性を代表するべき女優なのかも知れない。
新渡戸稲造による『武士道』は、いかに生き、そして死ぬかという『侍』や『その妻』の生き様を精神と共に説いた名著であり、守るべき大切なもの(主君・あるいは家族など)のために、命を賭して戦う心意気も語っている。
夫のために御身を粉にして働くのも女性としての『武士道』であるし、『恋い慕う』人のために、死を覚悟して敵に挑むのも、女としての『武士道』であるとも読むことができる。そういう点においても、北川景子の新たなる役への闘いが、日本女性の代表として見事に表現されてもいた。
話を『必死剣鳥刺し』と『花のあと』の比較に戻せば、前者は全篇を通して笑いのない“男映画”なのに対し、この『花のあと』は、ユーモラスな笑いを含んだ、ちょっと切なく、それでいて日本女性の所作や、起居振る舞いの美しさを随所に描いた、正に女性に好まれそうな要素を含んだ“女映画”である。
私自身、「どちらの映画が好きか?」と問われると、間違いなくこの『花のあと』と答えるだろう。さほど期待せずに上映館に向かったが、帰路では『脚を運んで良かった』と、ほっとできたからである。
片桐才助を演じる甲本雅裕の演技も、これまた温かい。
名作ではない。しかし、血生臭い死闘も描いている割には、後味の良い時代劇に仕上がっている。
やっぱり男は顔じゃないよね 婚活女性必見です
投稿日
2010/09/10
レビュアー
ミルクチョコ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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女剣士仇討を描いた藤沢周平原作の時代劇です。
海坂藩の女剣士として名を馳せていた以登(北川景子)は、藩内一の剣の名手孫四郎(宮尾)にひそかに思いを寄せているのですが、以登には決められた許婚・平助(甲本)がいます。
しかし、孫四郎が自害したと聞いた以登は、その裏の陰謀を感じ取り、平助に頼んで死の真相を探ろうとします。。という時代劇ながらミステリータッチの作品で、正義を貫くヒロイン、北川景子が、最初は表情が乏しいので、何故か不機嫌のように思えて仕方がなかったのですが、白と紺の胴着姿になると、美少女剣士が凛とした姿で中々決まっていました。
ただ一度だけ交えた竹刀なのに、自分を女と侮らず真剣に向き合ってくれた孫四郎に恋心を抱いたのでしょうか?彼が卑怯な罠に嵌ったことを知って仇討ちを決意します。クライマックスの決闘シーンも鮮烈でおみそれしました。
この映画のもう一つの見所は、以登の頼みを聞いて事件の真相を探り、彼女を影からサポートする、優しい愛にあるのではないかと思います。
外見は昼行灯のような許婚が、肝心な時には分別のきく実はできる男なんですよね。おひつがすぐに空っぽになってしまうという、ご飯をモリモリ食べっぷりは、見ていて頼もしいです。やっぱり男は顔じゃないよね!って思わせてくれます。
すべてを許し、包み込む眼差し
投稿日
2012/03/17
レビュアー
蒼生
ラブストーリーなんですよね。私の苦手な(笑)
自分がなぜラブストーリーが苦手なのか、改めて考えてみたんですが、
多分、じれったいことが多いからなんだと思います。
で、この作品ですが、じれったくはないです。
でも、とにかくもどかしい。
これ、時代劇じゃなかったら、
なんもかんもぶちまけて、駆け落ちしちゃえばいいじゃん!
って、多分私怒ってると思うんですが(笑)
この時代、家のことなど考えると、できるはずもない。
まあ、中には駆け落ちした人も多分いるとは思いますが。
理性が勝っている限り、親の決めたことに叛くことなどできない。
噂を聞いただけで揺れるこころ。もう切なくて。
時代背景が変わるだけで、観方もこんなに変わるものかと実感しました。
話は、それだけでは終らず、展開を観せてくれます。
事件が起こり、美女殺陣アクション。
そして…
アクションの終りからラストまで、ただただ温められます。
桜を見ていたひと。その安らぎ、愛情。
一度試合をしただけで命を賭けるほどに焦がれた淡い恋との対比がよかったです。
道着姿LOVE♪
投稿日
2010/11/12
レビュアー
ぴよさん
原作は、藤沢周平の短編。短く、そっけない話のため、映像化にあたっては、かなりの肉付けがされている。 市川亀治郎演じる藤井勘解由、甲本雅裕演じる片桐才助、このふたりの人物描写に於いて特に。
前出のビンスさんも書かれているように、甲本演じる才助はだいぶ美味しい役にしてもらっている。男性観客的には「あんなヤサ男より、こっちの許嫁で良かったってば」と思ってしまうよね。
常に何かを企んでるような雰囲気の市川は、こうゆう小物の卑怯者役にはぴったり。藤沢さんは人物描写をあまり生々しくは書かないので、映像化する時、敵役を誰にするかというキャスティングのセンスが、作品を左右する。しかし『たそがれ清兵衛』の田中泯ほどの当たり悪役は、なかなか出ないものだ。
冒頭、北川景子と宮尾俊太郎のセリフのたどたどしさに、ハラハラさせられる。都合のいい事に宮尾は、慣れない奏者番(武家の礼式を管理する役職)に就いて言い回しに苦労したりする役なので、セリフの拙さは、逆にリアルだったりもする(苦笑)
所作振舞いにこだわって見せるのはいいのだが、少しクド過ぎる気もする。監督の生真面目な画作りには好感する一方で、あまりに定型過ぎる印象も。あえて崩さない画作りをという意図だろうが。
北川景子のビジュアルは、なかなかいい。道着姿の似合う女性ってのは、理屈抜きにイイものだ。ただ…以登という女性は、へたな男ではかなわぬ程の神速の剣の使い手という設定。北川はかなり頑張っていたとはいえ、やはり手が遅い。型を気にするあまり手足がつっぱってしまっている。あれではタメも出来ず、次の素早い動きに転じることも出来ない。その彼女に合わせて他の俳優達が技術を落とさざるをえず、殺陣シーンの説得力に少し欠いた。(いや、頑張ってたけどね)
この小説には姉妹編がある。『雪間草』というほとんど同じ設定の物語で、同じ様な事態の責任をとろうとする男を救うために、やはり女性(藩主の元妻)が立ちあがるという話。こちらは腕に覚えのある元妻が、なんと藩主を腕ずくでやりこめる…という物凄い話だった。 藤沢さんの女性の好みが、ちらと垣間見えたりして。
藤沢周平原作の本作品の世界観に某歌手はそぐわない
投稿日
2013/04/21
レビュアー
伝衛門
演技があまり達者ではない北川景子さんが主役を張って大丈夫かな?と危惧していましたが、
がんばった感のある殺陣、感情を抑えた(?)演技がヒロイン像にマッチしたこともあり、
アイドルが主役を張った時代劇『○ずみ』や『○CHI』のような残念な結果にはなっていないように感じました。
記憶が曖昧ですが、原作より以登の活躍が抑えられ、片桐才助の才覚が前面に押し出されたように感じました。
『ハンサム★スーツ』を鑑賞した直後だからかもしれませんが、”人間見た目じゃない!中身で勝負だぁ〜い!”を全面主張。
ただ、ヒロイン以登が恋心を抱いた江口孫四郎も見た目だけではなく心の強い武士だったのでしょう。
噂が広まっていたぐらいなので妻の浮気もその相手が誰であったか、
誰が自分を罠にはめたのかも全て見抜いていたことでしょう。
それでも失態の全責任をしょい込んで切腹してみせた男。
彼が守ろうとしたものは何か。
若手俳優が演じたことで埋もれ気味ですが、以登が好意を抱くにふさわしい人物だったのでしょう。
以登の気持ちも孫四朗の意志も全部お見通しだったように思える片桐才助を演じきった甲本雅裕さんの演技が心地よい。
最後の最後で主題歌が流れてきて、選定した方のセンスに一番がっかり。。。(・・。)ゞ
(『山桜』も『蝉しぐれ』にもいえるのだけど。。。)
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