ＬＯＳＴ　ファイナル・シーズン

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全てのシーズンを見終わって最初に思ったのは
「ふざけるな（怒！！）」
です。

謎が謎を呼ぶストーリーをここまで引っ張ってきて
最後はこれですか？ ああ、そうですかっ！！

もう一つの世界が天国へ行くために準備をする
世界だということは分かりました。
この世界の話もそれなりに面白かったけど・・・・・
島とは全然関係ないじゃん！！

なんなんだよ、いったい！！

最終話が近づくにつれて取って付けたような
謎の解説に不安を感じていたら、
まさかこのような終わらせ方をするとは驚きだよ！

「話を広げすぎて収集がつかなくなったから
天国へ行く話しでごまかしちゃえ」
という製作側の意図がおもいっきり見えてきます。

やってはいけないオチとして「夢オチ」とか
「宇宙人オチ」とかありますが、この作品のオチは
これらに匹敵するオチと言えるでしょう。

こういった言葉があるのか分かりませんが、
これは「天国オチ」と言ってもいいぐらいです。

あと、一番気に入らないのはロックを悪役にしたことです。
シーズン１からのロックの不思議な存在感に興味を引かれ、
ファンになってしまった私としてはかなり残念でした。

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あの混沌状態から、よくこのラストに持って行けたもんだと感心。

ＬＯＳＴは、島と島外での生活が並行して語られていて、
それが、フラッシュバックだったり、フラッシュフォワードだったりするわけですが、
今回は「オーシャニック８１５便が墜落しなかった」世界が描かれます。

あれっ、ジャックは過去を変えることに成功した？（この先そうなる？）と思いながら見進めると、
ラストで、島外でのシーンは、実は死後の世界でした、というオチ。
そして、墜落した飛行機の残骸でエンド。

私は「え！？もしかして、全員、最初の墜落の時に死んでたってこと！？今までのはすべて死ぬ瞬間に見た夢かよ！
ここまでひっぱって夢オチかよ！！」と激しく混乱＆憤ったのですが、よく考えると、違いましたね。
島での生活は、現実ですね。死後の世界だったのは今シーズンのサイドウェイだけ。

整理すると、
巨大な電磁エネルギー（生死、再生をコントロールする光）のある島があり、守護者「母」がおかれていた。
「母」は守護者をジェイコブに継がせ、黒服の男に殺される。
黒服の男→島外に出たいが島の呪縛により出られない。ジェイコブを直接殺すことはできないので人間を利用。
ジェイコブ→いつか弟に殺されて守護者がいなくなるかもしれないので、後継者候補を島に呼ぶ。
ジャック達は、現実世界で閉塞感を感じていた（犯罪者、車いす生活、人間関係の破綻・・）ため、
ジェイコブが後継者候補として島によぶ。
ジャックが守護者を継承。黒服の男を殺し（不死身のはずが、デズモンドが島の心臓部の栓をはずしたため、
エネルギーが放出されてしまい？？生身となってしまった。その隙にあっさりと殺されてしまった。）、再び栓をしたので、
島のエネルギーはまたもとの状態に戻る。
瀕死のジャックは死にゆきつつ、死後の世界を体験する。

死後の世界はジャック父が言ったように「時間の概念がない」ということなので、
先に死んだ人も、後に死んだ人も同時に存在している。
現実には存在していないジャックの息子がいたり。（父とは築きえなかった正常な親子関係を、息子と築きたいというジャックの希望の産物？）

自分の死を受け入れ、旅立つ準備ができた者が教会に集まって、一緒に旅立った、ということでしょう。
ジャックにとって、人生の重要な日々を一緒に過ごした人が集まったという、ジャック目線なので、ジャックの知る姿で勢揃い、という理屈ですね。
もしかしたらもっと長生きして年老いて死んでいった人もいたかもしれない、ということかな。

ベンが教会の外にいたのはアレックスへの贖罪のためですね。
同様に、みんなに旅立ちの時を気づかせていくデズモントに対し、エロイーズが止めたのは
ダニエルに贖罪がすんでないから連れて行かないで、てことなのでしょうね。

そして、ジュリエットが亡くなるとき「コーヒーでも飲みましょう」と言ってたのや、「成功した」というのは、
あの、自販機前でのやりとりのことだったのですね。
「成功した」というのはてっきり過去を変えることに成功したかと思ってたのですが、
自販機から取り出せたよ、という意味だったとは・・・
ソーヤーとの再会、泣けました。

アジラ航空機で島を脱出した人達はその後どうなったのでしょうか。
ラストシーンの大破した機体はオーシャニック航空機（しかもあまり意味なく、イメージ的に挿入されたものらしい）だったので、
無事に現実世界に戻れたのでしょうか。
個人的には刑事のソーヤーに萌えたので、現実世界でマイルズと本当にコンビをくんでくれてたらいいなあと思います。
（過去のシーズンでは、正確な座標がわからないと脱出できないと言われてましたが、
離陸した時は、島が崩壊しつつあった時なので、もしかしたらそういう呪縛から解き放たれていたかも・・と思います。）

サイドウェイで一番突っ込みたいのは、死後の世界で、「なんでもあり」な中、
みんな現実よりちょこっとずつ軌道修正された世界を体験しているのに、
ケイトだけはいつまでたっても逃亡犯。ケイト的には逃亡犯でも満足なのかしら。

個人的には、死後の世界じゃなくて、「飛行機が墜落しなかった世界」として
ハッピーエンドで終わってもよかったのになーと思いますが・・。

と、まあ謎は残りましたけど、まあ、ストーリー自体は、墜落、ではなく胴体着陸できているので及第点ではないでしょうか。
少なくとも、ここに至るまでの過程、すっごく楽しめましたし、終わった後も、こうしてああでもない、こうでもないと考えてしまうので、
おもしろかった、といえるでしょう。

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見終わった後に喪失感から海外ドラマなんて見たことない母に愚痴を言いました。
「不思議な無人島から脱出したい人たちのドラマをシーズン６までずっと見ててんけど、最後に島から脱出しようとする人達の世界と、無人島から脱出して普通の生活してる人たちのパラレルワールドみたいな世界が同時進行で進んでてどうなるかと思ってたら、一番最後にパラレルワールドみたいな世界はは実は死後の世界でみんなが自分たちは死んでるって事に気づいて教会に集まって光とともに天国へ旅立っていってん。
それで最後に現実の世界の無人島に戻って主人公が力尽きて死んで脱出したはずの人たちの飛行機も墜落しててその飛行機の残骸で終わってん
島から脱出できずに全員死亡で終わってん。島からみんなで脱出する事をずっと応援してきたのに何十時間が無駄になった気分や。」
って言うと母もびっくりしてました。すごいなアメリカの終わらしかた！って。
私の捉え方が間違っているかもしれませんが、結局は「島から逃れられず全員死亡」ということが間違いないですし。
なんか虚無感に襲われました。時間もったいなかったな

LOSTシーズン１のレンタルから約４年半。プリズンブレイクやヒーローズ、そして２４などアメリカンドラマシリーズが流行ってきた時期でした。
シリーズ物に手を出すのはLOSTが最初で最後になります。なぜこのシリーズを選んだのか？たぶん自分の好みがリアリティ度重視よりも、
不思議な未知のモノだったからだと思います。

さて、見終わってどう感じたか。一言なら「安堵感」という所でしょうか。正直、この長くて時間軸の絡み合ったストーリーを全て理解してラストを迎えた訳ではありません。
だからとて、いちいち 「？」 な部分をここで書き連ねるのも野暮でしょう。

ラストに号泣はしませんでしたが、LOSTの世界感を数年に渡り見続けてきた者にとっては、様々な情景が画面のフラッシュバックから呼び起こされ胸が詰まることでしょう。


ジャック　・ ケイト　・ ソーヤー　・　 ロック　・　ハーリー　・　サイード　・　クレア　・　チャーリー　・ジン　・　サン　・　デズモンド　・ヘンリー
マイケル　・　ウォルト　・　ブーン　・　シャノン　・　クレア　・　ローズ　・　バーナード　・　、、、、、、、、、　そしてビンセント



　　　みんな、さようなら。

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最終章で１番活躍するのはジャック、２番目はデズモンド、３番目はケイトでしょうか。もちろんハーリーやロック、ソーヤー、ベンその他の方々も活躍します。可愛いわんちゃんもラストいい役を演じます。
島の心臓である光る泉に向かう一行。その泉の中に入るのはデズモンドです。デズモンドが泉の栓を抜くと地震が起き島が沈没を始めた。栓を元通りにしようとジャックが中に入る。気を失ったデズモンドを助け出し、栓は閉めたもののジャックはロックと戦ったせいもあり体が思うように動かなくなり気を失った。
もう1つの世界ロスでは、静かながら大きな変化が起きていました。デズモンドの望みは”去ること”だとケイトに言い、何やら準備をしてるようだ。ハーリーもデズモンドに頼まれたのか、色々と行動を起こす。
妊娠中のサンのそばにはジンが寄り添い微笑み合っている。そこへ医師であるジュリエットがお腹の赤ちゃんの検査に来た。ジュリエットがお腹に触れた瞬間、島でのことがフラッシュバックされる。サンの妊娠検査をしたのはジュリエットでした。そして島でのジンとサンの思いが走馬灯のように蘇る。懐かしいシーンです。ハーリーは計画的にサイードとシャノンを再会させる。涙で抱き合う2人・・・。一方、コンサートには今までの登場人物もポツリポツリと集まって来る。演奏者の中にはダニエル、チャーリーがいた。シャーロットも顔を見せる。大きなお腹のクレアも・・・。演奏中にクレアが産気づきケイトが出産の手伝いをする。そう、島でのあの時のように・・・。映像がフラッシュバックされる。その時、チャーリーがやって来た。産まれたアーロンを囲みお互い名前を呼び合い泣きながら抱き合う。このシーンが一番感動的で涙が出ました。その後、病院にサンの様子を見にやって来た刑事のソーヤーが、販売機の前でジュリエットと出会う。お互いの手が触れた時、島で愛し合ったことがフラッシュバックされ抱きう二人・・・。そうそう、ケイトとジャックもフラッシュバックを見るが・・・。
教会に運び込まれたクリスチャン・シェパードの棺。ジャックの父がお葬式をする場所です。ロックが教会に入り、ケイトもハーリーも・・・。次々とオーシャニック815便に乗り合わせた仲間たちが集まっているらしい。ベンだけは「僕はここに残る」と言っている。ケイトはジャックに「去る準備が整うまで待っている。裏口から入るといいと言い残し中に入った。ジャックが裏口の扉を開ける。するとそこには棺が置かれていた。手を当てると島での出来事がフラッシュバックされた。棺の中は空で、目の前に父が現われた・・・。ジャックが教会の扉を開けると、そこには光に包まれ嬉しそうに微笑み合う仲間達がいた・・・。
今まで、随分長い間見続けて来ましたが、全然飽きなかったしどんな展開になるのか毎回楽しみでした。時々復習しなければならないほど長く待たされたこともありましたが、今思えばそれも楽しい思い出です。
今回は最終章と言うこともあり、フラッシュバックが多く過去のあんなことこんなことがとても懐かしく思い出されました。涙が出るほど嬉しかったです。
これから、出演俳優さんたちに映画やドラマでお会いすることもあると思います。特にファンになったのは、ソーヤー役のジョシュ・ホロウエイとケイト役のエバンジェリン・リリーです。その他、ロックやベン、ハーリー、マイルズ、デズモンド、サン役の方々、真田広之etc・・・と何処かで見かけたら応援したいです。。。