キャタピラー / 寺島しのぶ
キャタピラー
/若松孝二
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(45)
解説・ストーリー
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」の若松孝二監督が、戦争に翻弄された1組の夫婦の姿を通して戦争がもたらす愚かさと悲劇を綴る。主演は本作の演技でみごと2010年ベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝いた寺島しのぶ。赤紙が届き、盛大な見送りとともに戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。だが、ほどなくして久蔵は生きてシゲ子のもとへと戻ってきた。ところが、その姿は四肢をなくし、顔が焼けただれたあまりにも無惨なものだった。村民からは武勲を讃えられ“生ける軍神”と祀り上げられるも、旺盛な食欲と性欲をひたすら世話するだけの介護の日々に戸惑いを隠せないシゲ子だったが…。
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」の若松孝二監督が、戦争に翻弄された1組の夫婦の姿を通して戦争がもたらす愚かさと悲劇を綴る。主演は本作の演技でみごと2010年ベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝いた寺島しのぶ。赤紙が届き、盛大な見送りとともに戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。だが、ほどなくして久蔵は生きてシゲ子のもとへと戻ってきた。ところが、その姿は四肢をなくし、顔が焼けただれたあまりにも無惨なものだった。村民からは武勲を讃えられ“生ける軍神”と祀り上げられるも、旺盛な食欲と性欲をひたすら世話するだけの介護の日々に戸惑いを隠せないシゲ子だったが…。
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「キャタピラー」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」の若松孝二監督が、戦争に翻弄された1組の夫婦の姿を通して戦争がもたらす愚かさと悲劇を綴る。主演は本作の演技でみごと2010年ベルリン国際映画祭最優秀女優賞に輝いた寺島しのぶ。赤紙が届き、盛大な見送りとともに戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。だが、ほどなくして久蔵は生きてシゲ子のもとへと戻ってきた。ところが、その姿は四肢をなくし、顔が焼けただれたあまりにも無惨なものだった。村民からは武勲を讃えられ“生ける軍神”と祀り上げられるも、旺盛な食欲と性欲をひたすら世話するだけの介護の日々に戸惑いを隠せないシゲ子だったが…。
「キャタピラー」 の作品情報
「キャタピラー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
キャタピラーの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
87分 |
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
GNBR2781 |
2011年04月06日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
39枚
|
0人
|
1人
|
キャタピラーの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
87分 |
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
GNBR2781 |
2011年04月06日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
39枚
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0人
|
1人
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ユーザーレビュー:45件
すさまじい大西信満の様相
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
寺島しのぶがベルリン国際映画祭で最優秀女優賞をとったのが去年の2月。
早く公開してほしいという声にもかかわらず、8月まで公開を待ったのは、若松監督の強いこだわりだったのだそうです。料金も一律1300円におさえられていて、映画館は満員でした。
その満員の観客が言葉を失うくらい、重く苦しい映画でした。
四肢を失い、顔には大やけどを負い、片方の聴力と言葉をもなくし、まるで芋虫のような体で戦地から戻ってきた夫。
「ゲゲゲの女房」の茂は、たとえ片腕を失っても「生きているだけで自分は幸運だった。」といっていたけど、これはまさに「死んだほうがまし」という状態。大西信満の様相はすさまじいのですが、これは一体どんなふうしてに撮っているのでしょうか?
外では「軍神さま」とあがめられるようになった夫も、家ではもはや排泄と睡眠、すさまじいばかりの食欲と性欲と、本能だけに支配される存在。
妻のシゲ子は夫の下の世話をし、乏しい食料を夫に与え、そして夫の性欲に応える。
あまりにもあからさまなセックスシーンが執拗に続くので、3度目くらいでいやになってしまいました。
映画はシゲ子の夫が中国で現地の女性をレイプするシーンから始まるのですが、そこでまず思ったのは「男の人はこんな状態でもセックスができるのか?」ということ。
戦場にいる時は人間の理性が失われ、たとえ体の自由は奪われていなくても本能だけの存在になっているということなのかもしれません。
夫婦のセックスの主導権が次第にシゲ子に移ると共に、夫はまるで自分が犯した中国人女性になったような強迫感に襲われるようになる。
軍神といわれるようになった夫、夫を世話することで国に奉仕する貞淑な妻を演じるシゲ子。
敗戦のあと、ふたりがどのような行く末をたどるのかが、私はいちばん興味があったのだけど、敗戦と同時にあっけない幕切れを迎え、そのあたりは全く描かれていませんでした。
もはや軍神でなくなれば生きる道はないことを知っていた夫にとっては、あれは当然の選択だったのかもしれません。
反戦メッセージを強調するあまり、古い映像が多用されているのは、ちょっとうるさく感じました。
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夫への屈折した愛憎
四肢を失った姿で帰還し、与えられた勲章と「軍神」という名だけをよすがに生きる傷痍軍人とその妻の終戦までの煉獄の日々を描いた映画です。
四肢を失い顔半分が焼けただれ、話すこともできない状態で帰還した夫(大西信満)。夫は勲章と褒め称えた新聞を陛下から戴いたことが唯一の誇りで、軍神さまと呼ばれます。妻(寺島しのぶ)は変わり果てた夫を献身的に介護するだけの日々。ところが、こんな姿になっても夫にあるのは食欲と性欲だけ。
食べて寝て、排せつと性欲のみを繰り返す夫を前に、次第にやるかたなき思いの丈を露にしていく寺島しのぶさんの鬼気迫る顔に驚きました。
いも虫(キャタピラー)と共同生活することにより、夫から暴力を受けてばかりいた頃とは逆に背徳的な快楽まで持つようになります。夫婦の地位の逆転という辺りも面白かったです。
夫は、妻との性生活が逆転するにすれ、中国で女性を犯し殺害した悪夢が迫って来ます。
戦地での行為がフラッシュバックとなって苦しむ夫。
もはや軍神となって戦争に参加する義務も能力も喪失した夫とその妻には、世間から切り離された奇妙に静寂な時間が流れ、他からはうかがう事ができません。
静かな農村の一組の夫婦を極限状態に追い込むことで人間のエゴイズムの愚へのと思いを馳せ、哀しさを描いていて、反戦ドラマというよりも、人間ドラマを見たような気がしました。
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48人の会員が気に入ったと投稿しています
戦争と言う隠れ蓑を来たポルノですか?
妻役の 寺島しのぶさんと夫役の大西信満さんは迫真の演技で素晴らしいとは思いましたが、映画としては面白くなかったです。
オープニングのレイプシーンから始まり、性描写が多く大部分が2人のことを描いているのに、文章だけで日本の戦争時代の出来事が流されたのは、ただのポルノになるのを恐れたからなのでしょうか。
私は、妻がもう少し彼のことを冷静に受けとめて最初からSEXをしたりするのではなく、体を洗ったりお食事をさせたり夫が喋れない聞こえない状態でも新聞は読めるのだから妻が紙に字を書いたり手にでもいいですが、そんなことで静かに穏やかな日々を送っている姿を想像しました。そして、散歩をして移り行く季節を肌で感じ、生きていることがどんなに素晴らしいことなのかを改めて感じる。そういえば夫は口で鉛筆を持ち字を書いていました。イライラしていましたが、そんな時手を添えて優しくしてあげたらいいのにって思いました。やたらに、なんでもかんでもSEXに結びつけるストーリーには腹が立ちました。そして結局、最後のシナリオは自殺に結びつけてしまった。なんか暗くやるせない思いだけが心に残ってしまった。「観なかったら良かった」と思ったのは私だけでしょうか・・・。
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25人の会員が気に入ったと投稿しています
近年稀にみるD級映画
投稿日:2011/04/24
レビュアー:ユーゾー
残念だがB級を通り越してD級映画と言わざるを得ない。評価できるのは、寺島しのぶの迫力ある演技ぐらいであるが、しかしそれも映画の内容のため無駄にしてしまったという残念感が残った。他の方のレビューは反戦を主張しているとか人間ドラマとかいう大変やさしい評価であるが、これはどう観ても、ゴリ押しのヘタな反戦思想かつホラーなコメディー映画であろう。しかも時代考証も中途半端であり、少尉といっているのに、階級章は少佐だったり、勤労奉仕している学生の頭髪は当時では長すぎる等、シラケけた。このようにただ監督&脚本家の思想を乏しい表現力でゴリ押ししようとするのが見え見えの作品であり、意味が分からず後味が大変悪い作品である。
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24人の会員が気に入ったと投稿しています
反戦映画か人間ドラマか
とんでも無く重苦しい印象の残る一本です。
四肢を失い、聴覚の半分と言葉も無くし、火傷で醜くなった顔で戦場から帰還した夫。
「軍神の妻」として夫の食べる、眠る、性交、排泄の世話のみに労力の全てを捧げる妻。
元々円満とは言えない二人の生活は表向きは模範的で美しくとも内実そうで無いのは当然で、その重苦しく皮肉な状況が何気に表現されているのは上手いと感じました。
追い詰められる心を「貞女」と他人に褒められる事でバランスを取り、哀れな姿の夫を人目に晒す事で暗い優越感を得ようとする妻。
夫に投げつける皮肉な言葉の数々が酷薄で、或いは哀しげで、時に激情の儘に浴びせる暴言と暴力の静かな凄まじさ。
余りの生々しさに退いてしまいそうなセックス描写も含めて、寺島しのぶの鬼気迫る演技は圧巻でした。
夫役の大西信満も熱演で、叫び、泣き、苦しむ表情と共に、最期の時、水面に映る自分を見る一種安堵の眼差しが印象的でした。
これは反戦映画か、それとも人間ドラマなのでしょうか。
どうしても心にひっかかるのは、「お国の為に」と言う言葉と度々フラッシュ・バックする戦場のレイプ・シーンです。
夫は南京大虐殺の場にいたと言う事なのか、それとも日中戦争当時日本軍は日常的にこういう行為をしていたと言う事なのか。
その最中の夫の負傷は、それでも「お国の為」と言う事になっているのか。
歴史的に充分検証されていない事象を安易に扱うべきで無いと思うと同時に、出征前夫が妻に行っていた性的虐待も含めて、余りに色々な要素を詰め込みすぎているような気がします。
そして度々挿入される記録映像の数々は効果的とはとても思えず、むしろ安っぽく、反戦映画として観た時どうも空々しい印象が残るのです。
かと言って人間ドラマとすれば、全く不要とも言えますし。
後者として観るならば、夫の戦場のトラウマは夫婦の性的優位性の逆転に繋がるものと受け止められるのかも知れない、とも思うのですが。
余談ですが、中学時代に観た『ジョニーは戦場へ行った』を思い出しました。
この夫同様四肢を失い、その上、顔・視覚・聴覚・嗅覚・言葉をも失い、しかし思考は残して帰還したジョニーの運命を思い出し再見したくなりましたが、地元のレンタル・ショップにもDISCASにも有りません。
名作ですのに、残念な事です。
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16人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
すさまじい大西信満の様相
投稿日
2011/03/20
レビュアー
パープルローズ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
寺島しのぶがベルリン国際映画祭で最優秀女優賞をとったのが去年の2月。
早く公開してほしいという声にもかかわらず、8月まで公開を待ったのは、若松監督の強いこだわりだったのだそうです。料金も一律1300円におさえられていて、映画館は満員でした。
その満員の観客が言葉を失うくらい、重く苦しい映画でした。
四肢を失い、顔には大やけどを負い、片方の聴力と言葉をもなくし、まるで芋虫のような体で戦地から戻ってきた夫。
「ゲゲゲの女房」の茂は、たとえ片腕を失っても「生きているだけで自分は幸運だった。」といっていたけど、これはまさに「死んだほうがまし」という状態。大西信満の様相はすさまじいのですが、これは一体どんなふうしてに撮っているのでしょうか?
外では「軍神さま」とあがめられるようになった夫も、家ではもはや排泄と睡眠、すさまじいばかりの食欲と性欲と、本能だけに支配される存在。
妻のシゲ子は夫の下の世話をし、乏しい食料を夫に与え、そして夫の性欲に応える。
あまりにもあからさまなセックスシーンが執拗に続くので、3度目くらいでいやになってしまいました。
映画はシゲ子の夫が中国で現地の女性をレイプするシーンから始まるのですが、そこでまず思ったのは「男の人はこんな状態でもセックスができるのか?」ということ。
戦場にいる時は人間の理性が失われ、たとえ体の自由は奪われていなくても本能だけの存在になっているということなのかもしれません。
夫婦のセックスの主導権が次第にシゲ子に移ると共に、夫はまるで自分が犯した中国人女性になったような強迫感に襲われるようになる。
軍神といわれるようになった夫、夫を世話することで国に奉仕する貞淑な妻を演じるシゲ子。
敗戦のあと、ふたりがどのような行く末をたどるのかが、私はいちばん興味があったのだけど、敗戦と同時にあっけない幕切れを迎え、そのあたりは全く描かれていませんでした。
もはや軍神でなくなれば生きる道はないことを知っていた夫にとっては、あれは当然の選択だったのかもしれません。
反戦メッセージを強調するあまり、古い映像が多用されているのは、ちょっとうるさく感じました。
夫への屈折した愛憎
投稿日
2011/04/05
レビュアー
ミルクチョコ
四肢を失った姿で帰還し、与えられた勲章と「軍神」という名だけをよすがに生きる傷痍軍人とその妻の終戦までの煉獄の日々を描いた映画です。
四肢を失い顔半分が焼けただれ、話すこともできない状態で帰還した夫(大西信満)。夫は勲章と褒め称えた新聞を陛下から戴いたことが唯一の誇りで、軍神さまと呼ばれます。妻(寺島しのぶ)は変わり果てた夫を献身的に介護するだけの日々。ところが、こんな姿になっても夫にあるのは食欲と性欲だけ。
食べて寝て、排せつと性欲のみを繰り返す夫を前に、次第にやるかたなき思いの丈を露にしていく寺島しのぶさんの鬼気迫る顔に驚きました。
いも虫(キャタピラー)と共同生活することにより、夫から暴力を受けてばかりいた頃とは逆に背徳的な快楽まで持つようになります。夫婦の地位の逆転という辺りも面白かったです。
夫は、妻との性生活が逆転するにすれ、中国で女性を犯し殺害した悪夢が迫って来ます。
戦地での行為がフラッシュバックとなって苦しむ夫。
もはや軍神となって戦争に参加する義務も能力も喪失した夫とその妻には、世間から切り離された奇妙に静寂な時間が流れ、他からはうかがう事ができません。
静かな農村の一組の夫婦を極限状態に追い込むことで人間のエゴイズムの愚へのと思いを馳せ、哀しさを描いていて、反戦ドラマというよりも、人間ドラマを見たような気がしました。
戦争と言う隠れ蓑を来たポルノですか?
投稿日
2011/04/28
レビュアー
mikitty.
妻役の 寺島しのぶさんと夫役の大西信満さんは迫真の演技で素晴らしいとは思いましたが、映画としては面白くなかったです。
オープニングのレイプシーンから始まり、性描写が多く大部分が2人のことを描いているのに、文章だけで日本の戦争時代の出来事が流されたのは、ただのポルノになるのを恐れたからなのでしょうか。
私は、妻がもう少し彼のことを冷静に受けとめて最初からSEXをしたりするのではなく、体を洗ったりお食事をさせたり夫が喋れない聞こえない状態でも新聞は読めるのだから妻が紙に字を書いたり手にでもいいですが、そんなことで静かに穏やかな日々を送っている姿を想像しました。そして、散歩をして移り行く季節を肌で感じ、生きていることがどんなに素晴らしいことなのかを改めて感じる。そういえば夫は口で鉛筆を持ち字を書いていました。イライラしていましたが、そんな時手を添えて優しくしてあげたらいいのにって思いました。やたらに、なんでもかんでもSEXに結びつけるストーリーには腹が立ちました。そして結局、最後のシナリオは自殺に結びつけてしまった。なんか暗くやるせない思いだけが心に残ってしまった。「観なかったら良かった」と思ったのは私だけでしょうか・・・。
近年稀にみるD級映画
投稿日
2011/04/24
レビュアー
ユーゾー
残念だがB級を通り越してD級映画と言わざるを得ない。評価できるのは、寺島しのぶの迫力ある演技ぐらいであるが、しかしそれも映画の内容のため無駄にしてしまったという残念感が残った。他の方のレビューは反戦を主張しているとか人間ドラマとかいう大変やさしい評価であるが、これはどう観ても、ゴリ押しのヘタな反戦思想かつホラーなコメディー映画であろう。しかも時代考証も中途半端であり、少尉といっているのに、階級章は少佐だったり、勤労奉仕している学生の頭髪は当時では長すぎる等、シラケけた。このようにただ監督&脚本家の思想を乏しい表現力でゴリ押ししようとするのが見え見えの作品であり、意味が分からず後味が大変悪い作品である。
反戦映画か人間ドラマか
投稿日
2011/05/04
レビュアー
まりこ
とんでも無く重苦しい印象の残る一本です。
四肢を失い、聴覚の半分と言葉も無くし、火傷で醜くなった顔で戦場から帰還した夫。
「軍神の妻」として夫の食べる、眠る、性交、排泄の世話のみに労力の全てを捧げる妻。
元々円満とは言えない二人の生活は表向きは模範的で美しくとも内実そうで無いのは当然で、その重苦しく皮肉な状況が何気に表現されているのは上手いと感じました。
追い詰められる心を「貞女」と他人に褒められる事でバランスを取り、哀れな姿の夫を人目に晒す事で暗い優越感を得ようとする妻。
夫に投げつける皮肉な言葉の数々が酷薄で、或いは哀しげで、時に激情の儘に浴びせる暴言と暴力の静かな凄まじさ。
余りの生々しさに退いてしまいそうなセックス描写も含めて、寺島しのぶの鬼気迫る演技は圧巻でした。
夫役の大西信満も熱演で、叫び、泣き、苦しむ表情と共に、最期の時、水面に映る自分を見る一種安堵の眼差しが印象的でした。
これは反戦映画か、それとも人間ドラマなのでしょうか。
どうしても心にひっかかるのは、「お国の為に」と言う言葉と度々フラッシュ・バックする戦場のレイプ・シーンです。
夫は南京大虐殺の場にいたと言う事なのか、それとも日中戦争当時日本軍は日常的にこういう行為をしていたと言う事なのか。
その最中の夫の負傷は、それでも「お国の為」と言う事になっているのか。
歴史的に充分検証されていない事象を安易に扱うべきで無いと思うと同時に、出征前夫が妻に行っていた性的虐待も含めて、余りに色々な要素を詰め込みすぎているような気がします。
そして度々挿入される記録映像の数々は効果的とはとても思えず、むしろ安っぽく、反戦映画として観た時どうも空々しい印象が残るのです。
かと言って人間ドラマとすれば、全く不要とも言えますし。
後者として観るならば、夫の戦場のトラウマは夫婦の性的優位性の逆転に繋がるものと受け止められるのかも知れない、とも思うのですが。
余談ですが、中学時代に観た『ジョニーは戦場へ行った』を思い出しました。
この夫同様四肢を失い、その上、顔・視覚・聴覚・嗅覚・言葉をも失い、しかし思考は残して帰還したジョニーの運命を思い出し再見したくなりましたが、地元のレンタル・ショップにもDISCASにも有りません。
名作ですのに、残念な事です。
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