クレイジーズ

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微妙すぎる・・テンポは絶妙に良いので飽きない。 が、中身が超スカスカ・・

小さな町で人々の様子が徐々におかしくなって行く。
川に墜落した飛行機から何らかの物質が流れ出したのが原因のようで感染者が続出する。
すると軍が人々を仕分けし拘束したり人体を調べたり感染してない人々も殺したり・・
主人公の保安官は妻と共に町を脱出しようとするも軍に狙われ感染者にも阻まれ・・

感染したら顔面に青筋が一杯浮き出て人が人でなくなり人間を襲うようになる。
「ロメロ」も制作に加わったのでゾンビ物かと思ったが、違った。
素手で人を捕まえて噛むようなゾンビではなく、ナイフ等の武器で襲うか銃を撃ったりする。
がしかし、肝心な感染者とのバトルはラストに少しだけ・・要は、ず〜っと逃げるだけの話・・

見所が無い・・一体何がしたかったんだ？感染した町は一掃される、を言いたいの？

そんなにハリウッドリメイク向きな題材とは思えないので、イマイチ観る気がおきなかったんすけど、
実家に帰ったときにオリジナル版の「ザ・クレイジーズ」を持ってきたので、まぁ見比べてみまっか？
っつーことで、リメイク版『クレイジーズ』を観てみました（（φ（・д・。）

おおおおおっ！？なんと！案外悪くない！！！ハリウッド的ホラーとして悪くない！！！
なんつっても、画が創れるのが良い！！！このストーリーではＭＡＸに良く出来てる！！！

・・・っと褒めましたが、ハッキリ言いまして、オリジナル版の怖さ、素晴らしさは全くありまへん┏（-＿-lll）┓
なぜあの『ザ・クレイジーズ』をリメイクしたのか全くわかりまへん┏（-＿-lll）┓
オリジナル版の素晴らしい部分を全て殺ぎ落として、新しくハリウッドホラーに組み替えとります┏（-＿-lll）┓

まぁ、簡単にゆーたら、こんなにしょーもなくしたストーリーを、良くココまで面白くしたもんやね！っつー良さです（´艸｀）

◇◆◇

オリジナル版の何が怖いって、題名の通りクレイジーズの描写なんよね（（φ（・д・。）

ピアノを延々と弾き続ける少女とか
編み物をしてるおばあさんが、笑顔で編み針を突き刺したりとか
死体が転がる中を、箒で掃除し続けるお姉さんとか

見た目は普通な感じでクレイジーなのが怖いんよね
で、決して好戦的になるとは限らなくて、感情の箍が外れる感じがこの設定の魅力（怖さ）なんよね

ほんで、オリジナル版の何が面白いって、主役不在で、物語を俯瞰的に捉えてるとこなんよね（（φ（・д・。）

元軍人の消防隊員
軍の責任者
トリクシー開発の科学者
の３人が軸ではあるけれども、それ以外の人々の行動もこと細やかに描写してるんで、
様々な方向から事態を感じ取れるから、パニック映画として面白い作品になっとるんすね。

決して、大筋のストーリーが面白い映画ではなく、決して傑作でもないオリジナル版から、
この2つの要素を省いて何がしたいねん？っつー映画なわけだすヽ（｀Д´）ノ

そんなどーしよーもない映画なんですが、それでもココまで面白くなってるのは、なんつっても画が作れとるからなんですな〜♪

例えば、オープニングの火事の画！
例えば、ショットガンを持って野球場にやってくる男の画！

これが良いんすよねー♪なぜかオープニングにつかみが2つあることになってもーてるし、
火事を見せることで、町が崩壊することが予想できてしまうしで、明らかに構成が失敗してるんやけど、いやぁ〜♪
画が良いんすよねー♪（※オリジナル版は火事のみ）

画が良いんで、全くおもんないストーリーやし、なーんの怖さも無いんやけど、最後まで魅せられてしまうんすよねー（°∀°）b

ほんま、これでストーリーが良ければな〜・・・
もしくは、キ○ガ○描写をオリジナル並みにしてればなぁ〜・・・
オリジナル版に欠けてる”画とアクション”が作れてるのに、勿体無いな〜・・・

◇◆◇

ということで、オリジナル版並みに面白いけど、「ザ・クレイジーズ」をリメイクした意味は全く無い映画ですな（σω-）。oΟ

ザ・クレイジーズのリメイクとしてはオススメは出来ないっすけど、まぁコレはコレで別もんとして、なかなかの面白さです♪

個人的満足度　70点！　オススメ度　60点！←高くは無い

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この作品は、1973年のロメロ監督作品「ザ・クレージーズ」のリメイクなんですね。
当時は凄いストーリーだったんでしょうけど、その後たくさんの感染モノが作られているので
よくある話って感じになっちゃいましたね。

予想通りに展開していくけど、後半盛り上がりました。

自宅に戻り、奥さんがベビールームに行くとそこには･･･のシーン。
目の覚めるような演出が迫力ありましたねー！思わず戻してもう１回見ちゃいました。
（しかしあそこで主人公、感染してしまうのでは）
洗車場のシーンも面白かったです。

あと、今回は凶暴化してしまうというウィルスですが
発症してるのか、逃げるストレスでイライラしてるだけなのかわからないという所が
不気味で怖かったですね。
気をしっかり持てば、発症はある程度おさえられるのかな。発症しても記憶はあるみたいだし。

ホラー映画ではこういう時の政府の判断はいつも同じ。
少数を犠牲にして、大多数を助けるって難しい判断ですね。
少数を一気に犠牲にしてしまうのは簡単だけど、感染していない人もいるわけで、
感染者だって、助かる手立てがあるかもしれないし、もちろん許されることではない。
でもパニックになってしまったり、時間が足りない時もある。
自分が少数の立場にいたら、家族がいたら、そんな判断が下せるだろうか…。

人間にもたらす悲劇の連鎖は、人間が引き起こす人災。。
誰もそんな世界は望んでなくとも、平和は一瞬で崩れさる。。
あれも、それも、これも・・・安全神話は存在しない。。
あの人も、この人も、その人も・・・内なる狂気が潜んでる。。

何を信じていいのやら、誰を信じていいのやら・・・。。

遠くの危険、近くは安心。近くは危険、遠くは安心。
地球は回るまん丸い。。
繋がり、繋がり、繋がって、連鎖の加速は止まらない。。

人間は凶器に頼り、人間は狂気と化す。。

あぁ〜無情。。

A・ロメロ監督が約40年前に製作した「ザ・クレージーズ」のリメイクだそうです。
40年前は相当面白かったのではないかと思いますが、今では何処にでもあるようなストーリーです。
とてもアメリカ的なエゴ丸出し感があるのがちょっと嫌でした。
なぜなら、ある町の貯水池に謎の兵器を積んだ飛行機が墜落、その水を飲んだ人々がウィルス感染し人格が変わりやがて凶暴化する。
政府は極秘に町を隔離し”封じ込め作戦”を開始する。感染者、非感染者に係わらず全員殺し、町中すべて何もかも焼き尽くすと言うものです。
これはとんでもなく酷い話ではありませんか。その町すべてを葬れば、米政府が極秘で開発した兵器の存在を知られることがなく、更にアメリカ全土に感染が広がることはないのです。そんな勝手なお話は納得出来ません。町の人々を殺せと命じられた兵士たちも内容は聞かされていないのです。ただの殺し屋でしかありません。
この映画の見どころは、極少数の非感染者が殺されまいと必至で逃げ惑う姿です。なかなかハラハラ・ドキドキしましたが、よくあるストーリーとして終わるのが残念でした。
因みに、ロメロ監督が関係してますが、ゾンビがおおぜい登場するホラーではありません。。。