処刑教室

　だってブルース・ウィリスとミーシャ・バートンでしょ？　でもって『処刑教室』でしょ？　82年版『処刑教室』はイマイチだけど、続編という格好の『class of 1999』は傑作じゃないですか。そんな由緒正しい邦題を頂戴して、アクションかサスペンスかって思ったら……大間違いでした（そもそも事前情報はあまり入れないクチなのでこういうことはよくありますが、これはヒドい）。
　最近でいうと、『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室』にスケールが似ています（はるかに向こうのほうが面白いが）。あの映画のロバート・ダウニー・jr.の役どころと、本作のブルース・ウィリスは同じくらい。一応本作もゆるゆるコメディ指向なのに、試験答案盗難とカリスマ生徒会長の追放劇、ドラッグの校内蔓延というシリアスな題材をコミカルに消化できません。笑いもできず、サスペンスや謎解きの面白さもない（だって犯人はすぐ分かるし、真相も少しも面白くないから）。演出面でも見るべきところはありませんでした。
　なんでこんなダメな映画が出来たのか……サイモン何とかという監督は何者なのか……むしろそちらがミステリ。まったく情報はありませんが、何かの理由で金持ちになった映画好きの素人が、「一度監督してみたかったんだ！　金はあるでよ」と言って作ったんじゃないかという答えに、１０００点。
　映画の評価は5点です。

テンポが悪く、登場人物には魅力がなく、途中から結末はみえみえになる。
観なくてもいい映画である。

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レビュアー諸氏の散々な評価も当然のツマラン映画だと私も思いますが、最近この程度のは珍しくも無い、という気もするのですね。ブルース・ウィリス以外は初めて見た俳優ばかりですが（ミーシャ・バートンも初対面。ジャケ写では結構キレイな子だなぁと思ったけど、オハナシに出てきたら顔（頭部）が大き過ぎてカラダとのバランスが取れてないし、全然高校生に見えない老け顔だし、笑顔に品が無くて私の好みじゃ全然無かったです）、最初のうちは世界（アメリカ）をミニチュア化して一つの高校に再現する「パロディ」を作ろうとしたのかな？と、まぁかなり古臭い手法だけどそれなりに作者の「意欲」は感じたんです。生徒会長＝大統領とか、新聞部＝マスコミとか、校長（ブルース）＝軍部、警察…、みたいな。でも、実は「パロディ」って意外に難しいんですね。先ず対象をしっかり見据えて「現実」をよく把握してからでないと「パロディ」には出来ない。そこがボヤケてるからただの「悪ふざけ」になっちゃって、作ってる本人は結構楽しいんだろうけど観ているほうは全然面白く無くてドッチラケ、って最近そういう映画は実に多い。だいたいそのテの作品の特徴は「下ネタギャグ」が多いことですね。私、下ネタは全然嫌いじゃ無いんですけど、作ってる本人が「ねっ、笑えるでしょ？」って自分で言って笑ってるようなギャグ、特に下ネタのは笑えないだけじゃなくて不快です。この映画、中盤から完全にそのパターンにハマっちゃった。「パロディ」に全然ならずにただの「学園ミステリー」になっちゃうんだけど、「初期設定」はパロディっぽく作ってあるからそれも無理があります。「ミステリー」としてはシンプルで古臭過ぎて全然面白く無い、ってことになるんですね。
ブルース・ウィリスも出演料稼ぎで出たんだろうけど、そろそろ作品選んで出るトシなんですけどねぇ(笑)。

ブルースウィルス　校長先生　絶好調！？寒い〜

冒頭からキワドイ　お下劣用語連発！

犯人がわかってきて、愛をとるか？犯罪を告発するか？

汚名を晴らすためデキナイ君が奮闘！

でも校長にブルースウィルスを持ってくるのには不満を感じる！彼には生傷と拳銃が似合う

「クラス・オブ・１９９９」を頭に浮かべて借りたので、やっちまった感が半端ないです。
すみませんが２０分ほどで見るのを中断してしまったので、語る資格もないかもしれませんが、これは相当面白くないです。

盗まれた答案用紙、それの犯人探し的な流れだったのですが、全くもってつまんないです！
ブルース・ウィリスのキャスティングに騙されたかも。
教師と生徒の血で血を洗うバトルが繰り広げられるかと思いきや、ダラダラと学園モノのストーリーが続くのみ。まぁ、もしかしたら３０分以降から凄まじい展開が用意されていたのかもしれませんが、私はそこまでもちませんでした。最初のツカミって大事ですよ。

「処刑教室」ってタイトル、どうやって付けたんだろうか。
もうちょっと我慢したら、Ｂ級の素敵な展開になっていたんだろうか。

「後半から面白くなるから」と言われたとしても、私は多分もう２度と見る事はないと思いますが。