４デイズ

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政府の回し者が製作したみたいな拷問「ドラマ」だが、チョ〜おもぢれじゃねかぁぁ〜！

米国３都市に時限「核」爆弾を仕掛けたイスラム教徒の米国人。
捕まれば拷問を受ける事１００％の承知で自ら逮捕される。
そこで特別拷問人「サミュエル・ジャクソン」が登場し違法な拷問を。
ＦＢＩの「キャリー・アン・モス」が話し合いで解決すべきと必至に訴えるも
テロ犯は死はもちろん極悪な拷問すら覚悟の上なので仕掛け場所を吐くはずもなく
指を切られようが電気ショックされようがランボー以上に耐え抜く忍耐力が・・＾＾；
自分の要求を飲めば爆弾の在りかを言うらしいが
米政府がその要求を飲む事は１００％不可能なのを承知で
わざとテロを起こすため周到に用意された極悪犯罪であった。
しかも本気である事を証明するため別途仕掛けといた爆弾が某所で爆発し民間人５３人が死亡。
このままでは時間切れにより「核」が爆発してしまうので、計り知れない人間が死ぬ事になる。
そこで特別拷問人は非人道的な手を次々と・・

この映画を観ると一見反戦かと思ってしまうが、ところがどっこい、全然違うんだ。
最初は、テロ犯に対する非人道的な拷問はヤメろ！と訴える映画かと思う事であろう。
最後は、そんな趣旨が反対の方向へ進む。意味のある意外性が素晴らしかった。
私は当初「ホラー」描写を望んでいたのだが
「ホラー」ではなく「ドラマ」だったから大きな意味が問われるのだ。
もし「ホラー」だったのなら、テーマが台無しになってたとこだったか＾＾；

何としてでもテロを吐かせねば罪の無い大勢の民間人が死ぬ事になる。
死ぬ覚悟のテロ犯は死んでも吐くつもりは毛頭ない。
ならばと非人道であろうが死ぬ寸前まで苦しめて何とか吐かせて人命を守ろうと・・

さぁ、貴方はこのような状況でも非人道的な拷問をヤメろ！と言えるのでしょうか？
貴方の愛する家族や恋人だけじゃなしに多くの尊い命が失われても？
とにかく、テロに巻き込まれて死ぬ人が可哀想だが、テロとのイタチごっこは終わらないのだろう・・

この映画では思い切ってイスラムを全面に出しているが、何もイスラムが悪いって訳ではない。
イスラム教も立派な宗教であり、何もキリスト教だけが立派って訳ではない。
元は「イスラム教」の信者であり
その中でも伝統的なイスラムの教えを守ろうとする善良な信者を「イスラム原理主義」と呼ぶ。
その中でもイスラムを愛して止まず暴力をもいとわぬ者から成るのが
「イスラム過激派」だったり「イスラム武装勢力」と呼ばれているのだ。
言い換えて「イスラム原理主義過激派」「イスラム原理主義武装勢力」とも呼ばれている。
「原理主義」そのものは善良な信者から成るのだ。人を殺したりする過激派と武装勢力が悪い訳。

まぁ、宗教の話は置いといて、本作は一度観てみんしゃい＾＾

　問題作とかでアメリカでは公開中止？という話もありましたが、つまらないので公開されなかったんじゃないでしょうか。（以下ネタバレ）
　いちばんガッカリしたのは、犯人の造形です。イスラム系アメリカ人と言う設定で、核爆弾を仕掛けて数百万人を殺そうという計画をほとんど一人で実行している割には、その動機がイスラム原理主義的教条主義、それも通り一遍で作りこみが浅く、適当としか思えないのがまず難点。ほとんど狂人といえそうなんですが、狂人とすると狂人に振り回されているサミュエル・Ｌ・ジャクソン以下の当局が馬鹿に見えてしまいますし、狂人ならいずれは爆弾のスイッチを入れるのは明白なので、どうなるかというサスペンスも生きません。
　無駄な努力をするというのでもいいのですが、途中で犯人は「事前に妻子を逃がしていた」ということが明らかになります。他人の子どもは万単位で殺そうとしながら、自分のこどもだけは可愛いという、あまりにも小さな犯人像にガッカリします。でも、そういうところがないと、サミュエルの強迫・拷問が生きないのだなと、プロット優先であることが分かります。
　結局、拷問や脅迫で犯人は追いつめられないといけないが、ならばある程度正常でないと困るという、お話上の制約があって、それがすべてを台無しにしているようなきがしました。もちろん、どうなるのかという興味でひっぱりますから、一応結末を見届けたくはなるのですが、ラストのサミュエルの嘆きとオチは、あまりにも唐突かつ面白みにかけるでしょう（予想できる人も少なくないと思います）。一言でいえば、趣味が悪く、製作する意味のあまり感じられない駄作ですね。10点。

サミュエル・L・ジャクソンが尋問のスペシャリスト役ということで、『交渉人』みたく頭脳戦が中心になるものと思っていました。ところが実際には、サムさん演じる“H”は拷問も辞さないスパルタ系尋問官。というか、拷問しかしてないくらいのキャラクターでした（苦笑）。それに対して、FBI捜査官ヘレン（キャリー＝アン・モス）が人権を訴えるといった図式。
通常なら観客は、この人権派のヘレンに肩入れしそうなものですが、そこがこの作品の複雑なところ。尋問する相手が、一千万人規模の国民を殺す核爆弾を仕掛けたテロリストなものだから、一人の人間を拷問するなんて大したことはないと思えてくる。でも一方で、こういう考え方って危険だナという自分に対する理性も働くので、観ていてとても居心地が悪いんです。「確かに正しい」と思える答えが出せなくて。

日本公開版だけで上映された真のラストシーンを含めて、決して爽快感のある映画ではありません。でも最後まで引き付けられるパワーがあるのも確か。でも人にすすめるには気が引ける。…といった感じで、作品自体の感想も、なんとも揺れ動いてしまいます。

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作品を最後までじっくりと観る事が出来ましたが・・・（普通＝微妙）が感想です。

アメリカ国内のどこかに核爆弾を３箇所配置したテロリストに対し、拷問と云う手段で核爆弾の在りかを吐かせようとする。でも自ら望んで捕まったテロリストは死を覚悟しているから、当然口を割る訳がない。
そこでテロリストの妻・子供まで連れ出して、テロリストの目の前で危害を加える。それに対しあっさりと屈してしまうテロリスト。はっきり云って展開に味がなさすぎる。
でも作品の展開に味はなくとも、いろいろな問題は浮き彫りになってます。

まず、テロリストは政府に要求を呑めば核爆弾の場所を教えると言っているにもかかわらずそれに応じない。数千万の国民の生命よりも大事なものがあるのだろうか。
このような大きな有事にもかかわらず、国民は何も知らされない。それとは別に要人は核シェルターに避難している。同じ人間でも命の格差があるのだろうか。

国民がいて国が成り立ち、国があるから国民が成り立つ。

作品の趣旨とは関係ないかもしれませんが、日本でも国民不在の場所でこういった事が極秘で行われてないか不安になりました。

「やめろー！」って言ってた２秒後に「もっとやれーー！！」
「連れて行けー！」って言ってた３秒後に「連れて来いーー！！」

もう、イライラMAX
不快指数１００％

それだけ、人間の愚かな部分、正義という名のエゴが露骨に描かれていました

テロリスト VS FBI ＆US ARMY

もの凄く居心地の悪い映画なのに
犯人の要求をすぐには出さなかったり
一番重要な事を最後まで引っ張ったり
物語の運び方が巧みなので、最後まで見せ切られてしまうんですよね・・・

ラストのラスト、カメラのゆっくりしたあのターンには、思いっきり怖さを覚えました

タイムリミットが近づくにつれ、（色んな意味で）盛り上がるのは間違いないですが
犠牲者の数云々で、犯人が吐き捨てたセリフ
その辺をもっと踏み込んで掘り下げて描く勇気が、アメリカ目線の映画にはまだないのだな・・・と
ちょっとそんな事を考えてしまいました・・・