KOTOKO / Cocco
KOTOKO
/塚本晋也
平均評価点:
予告編を検索
全体の平均評価点: (5点満点)
(10)
解説・ストーリー
「六月の蛇」「ヴィタール」の塚本晋也監督が、自身最も尊敬するシンガーソングライターと語るCoccoとの完全コラボレーションで撮り上げた衝撃のドラマ。都会で幼い息子の大二郎と2人暮らしの琴子。彼女には世界が二重に見えていた。しかし、歌っているときだけはひとつに見える。そんな彼女にとって世の中は恐怖に満ちあふれ、息子を守ろうとする気持ちは過剰な強迫観念となって襲いかかってくる。やがて周囲に幼児虐待を疑われる事態となり、大二郎は琴子から引き離され、沖縄に暮らす姉のもとへ預けられる。そんなある日、彼女の歌に魅了された小説家・田中が近づいてくる。田中は彼女への一途な想いを貫き、琴子も田中と一緒にいることで次第に心の平静を取り戻していくのだったが…。
「六月の蛇」「ヴィタール」の塚本晋也監督が、自身最も尊敬するシンガーソングライターと語るCoccoとの完全コラボレーションで撮り上げた衝撃のドラマ。都会で幼い息子の大二郎と2人暮らしの琴子。彼女には世界が二重に見えていた。しかし、歌っているときだけはひとつに見える。そんな彼女にとって世の中は恐怖に満ちあふれ、息子を守ろうとする気持ちは過剰な強迫観念となって襲いかかってくる。やがて周囲に幼児虐待を疑われる事態となり、大二郎は琴子から引き離され、沖縄に暮らす姉のもとへ預けられる。そんなある日、彼女の歌に魅了された小説家・田中が近づいてくる。田中は彼女への一途な想いを貫き、琴子も田中と一緒にいることで次第に心の平静を取り戻していくのだったが…。
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「KOTOKO」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「六月の蛇」「ヴィタール」の塚本晋也監督が、自身最も尊敬するシンガーソングライターと語るCoccoとの完全コラボレーションで撮り上げた衝撃のドラマ。都会で幼い息子の大二郎と2人暮らしの琴子。彼女には世界が二重に見えていた。しかし、歌っているときだけはひとつに見える。そんな彼女にとって世の中は恐怖に満ちあふれ、息子を守ろうとする気持ちは過剰な強迫観念となって襲いかかってくる。やがて周囲に幼児虐待を疑われる事態となり、大二郎は琴子から引き離され、沖縄に暮らす姉のもとへ預けられる。そんなある日、彼女の歌に魅了された小説家・田中が近づいてくる。田中は彼女への一途な想いを貫き、琴子も田中と一緒にいることで次第に心の平静を取り戻していくのだったが…。
「KOTOKO」 の作品情報
「KOTOKO」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
KOTOKOの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
91分 |
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
KIBR1314 |
2012年09月05日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
KOTOKOの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
91分 |
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
KIBR1314 |
2012年09月05日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
14枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:10件
子を守ろうと過剰反応するKOTOKO
シンガーのCoccoX塚本晋也監督による衝撃ドラマ。これは、見ていてかなりしんどいです。
愛する息子を守ろうとするあまりバランスの失調した女の再生を、独創的な映像言語で描き、ベネチア映画祭オリゾンティ賞GPX受賞。
琴子(Cocco)には守るべきものがある。それは、彼女の一人息子「ダイジロウ」。
息子を守ろうとするあまり強迫観念は肥大し、彼女の被害妄想は限りなく膨張し、そして暴走してしまいます。
幻覚を見たり、自身を頻繁にリストカットして自分痛めつけたり、誰かを傷つける。生きることにちょっと不器用な女性。
バスの車内で口ずさむ琴子の姿に、一目惚れした小説家、田中(塚本晋也監督)。
田中は、琴子に手の甲をフォークで刺されても、顔面が見る影がない位に殴られても、琴子のことを、一途に愛するのです。
壊れていく自分を見つめる琴子と、彼女の歌に救済を求める男の、行き場のない愛が何とも理解し難いのですが、これもやっぱり切ないと言えば切ないのかもしれません。
そして世間から幼児虐待の嫌疑をかけられ、愛する息子と引き離されてしまいます。
この作品で唯一、穏やかな場面は、琴子が息子に会いに沖縄に行き、姉夫婦一家と過ごしている場面はほっとさせられます。
田中が琴子から暴力の捌け口にされてのシーンは見方を変えるとむしろコミカルでさえあったけど、Coccoの狂気へ向かう描写や自傷の描写が強烈すぎて、切なさややるせなさよりも、恐怖や痛さを感じてしまいます。
沖縄の風景や実家での一家団欒の描写や、希望の光や温もりを感じさせるラストシーンは救われる描写があって良かったです。
このレビューは気に入りましたか?
14人の会員が気に入ったと投稿しています
人間の極限の感情は「泣き」ではなく、実は「笑い」なのかも知れない
何度も書いてるんですが、「塚本晋也」監督ほど、オンリーワンを感じる監督はいません。
「塚本晋也」監督作品が好きな人が、「塚本晋也」監督作品のような映画を観たいと思ったならば、
「塚本晋也」監督作品を観る以外に選択枝はありません。
「塚本晋也」監督作品を観て、自分が何を感じようとも、その作品が、「塚本晋也」監督で無ければならない作品である以上、
自分は、「塚本晋也」監督作品の前に平伏すしかありません。
で、今回、いや、マイッタです。
完全に「塚本晋也」監督作品であり、しかもとんでもなく面白いのです。
もちろん、自分にとっては面白いという意味ですが、いやもう完全に参りました、ゴメンナサイ(←何が?
いやー、もう最初から最後までむちゃくちゃ笑ってしまいました!
「え?これで笑った?」って思うかもしれませんが、本当に笑いました、心のソコから笑いました!
ある意味ホラー、
ある意味コメディ、
そして濃密な人間ドラマとして、これはこれで傑作でしょう!
かなりエグくて重い笑えない映画ではあるけれども、映画(演出)自体は決して後ろ向きではなく、
前へ前へと進むポジティブな生きる力と、ユーモアと愛に溢れてるるので、
圧の強さに圧倒されて怯みながらも、最後まで笑って楽しく鑑賞させられてしまった!
観終った後、なぜこんなに笑ったのかを考えたとき、
人間の極限の感情は「泣き」ではなく、実は「笑い」なのかも知れないと、ふと思ったりして。
「笑い」っつーのは強さなのかも知れませんな←しみじみ
ハッキリと人を選びます。
オススメか?と云われると、誰にでもオススメできる映画ではありません。
しかし、ココにしかないものがある映画です。
そういう映画は多くありません。
観てみます?
個人的満足度 85点!
オススメ度 60点!(高くない)
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
並みのホラーよりよっぽど怖い。
たまたま観たかった映画と続けて見るのにちょうどよかったし、時間も短いのでいいかなと思ったのですが、私にはキツすぎました(泣)。
主人公のつんざくような甲高い声。
ブレるカメラ。二重に映る世界。
そして自傷行為(ああいう血の出方はぞっとします。)
真剣に途中で出ようかと思ったくらいです。
精神的にとても不安定な主人公琴子は、子供を授かったことでさらに不安定になる。
乳飲み子を片手に抱え、もう片方の手にフライパンを握って料理する、琴子の必死の形相が怖い。
「ちゃんとできない、ちゃんとできない。」
と叫び、フライパンを投げつける琴子だけど、シングルマザーで自分以外に食べる人もいないのに、なんで炒め物なんかしないといけないのか?ちゃんとできないなら、やらなければいいのに。
いちばん怖かったのは、結局親戚に預けてしまったわが子と久しぶりに会ったときの琴子。
息子の歓心を引こうと、始終ハイテンションで語りかける琴子の異様な表情が怖い。
そんなんじゃ、子どもはちっとも落ち着けないよ。穏やかさが必要なのに。
それでも息子がきちんと育ったことが唯一の救いか。
並みのホラーよりもよっぽど怖い映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
狂気の女神
「リップヴァンウィンクルの花嫁」で女神、里中真白を恐るべき説得力で演じたCoccoに興味を持って視聴。ただし、塚本晋也だしあらすじを読む限り狂気の物語だし、観るには勇気のいる作品だというのは観る前から分かる。そして、やはり凄まじい緊張感と痛みを強いられた。DVDなら途中で止めて休憩も可能だが、映画館でこれをぶっ通して観たらむちゃくちゃ疲れると思う。
狂気の物語なのだが、寓意的にいろいろなケースを当てはめて考えられよう。まず思いつくのは貧困。あるいはDV。または戦場。被災地。いずれにしても、極限の精神状態に追い詰められた状況での母性と、その暴走を止める何か(この映画では田中)の衝突。どんな痛みを持ってしても、生きることや育てることから逃れることはできない。それは恐怖の物語。
「オールドボーイ」並みに痛く、恐ろしい。沖縄のシーンや子供が平和に寝ているシーンでは気を休めることができるが、それでもそれが一気に暗転しそうでどこか居心地が悪い。強い興味がないなら観ない方がいい映画。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
助けられないもどかしさ
投稿日:2012/12/20
レビュアー:bell
琴子は過去のトラウマなのか、精神になんらかの異常をきたしている。自傷行為によって生を実感したい、自虐と加虐など、隠れたる屈折した内面の現象は、多かれ少なかれ誰しも抱えているところだと思う。だから単なる病的な人として遠巻きに眺めるというより、なんとかして琴子を助けたい気持ちにさせられた。
でももし琴子のような人間が隣にいたら、どうにも出来ないだろう。どうして良いのか分からない。なにをしてあげれば良いのか分からない。怖くて一緒に居られない。下手をすればお互いに生きるか死ぬかになる。結局、病院に連れて行くことになるのだろう。
ただ子どもと一緒の時だけ、琴子は笑顔がこぼれる。琴子は嬉しそうだ。琴子は楽しそうだ。
突然現れた小説家の田中は、実際のところ、琴子の幻影だったのだろうか。彼女を理解しようにも、彼女が素直になってくれなければどうにもならない。こういうのはやっかいだ。
琴子を助けたいけれど、どうして良いのか分からない。そのもどかしさがあるので、この映画は観ていて辛い。
ドキュメンタリー・タッチの映像は、琴子の不安定な心情を直截に訴えかけててくる。わたしたちも抜けられないトンネルを彷徨っているらしい。★★★☆(血が苦手な人はやや注意)
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
子を守ろうと過剰反応するKOTOKO
投稿日
2012/12/15
レビュアー
ミルクチョコ
シンガーのCoccoX塚本晋也監督による衝撃ドラマ。これは、見ていてかなりしんどいです。
愛する息子を守ろうとするあまりバランスの失調した女の再生を、独創的な映像言語で描き、ベネチア映画祭オリゾンティ賞GPX受賞。
琴子(Cocco)には守るべきものがある。それは、彼女の一人息子「ダイジロウ」。
息子を守ろうとするあまり強迫観念は肥大し、彼女の被害妄想は限りなく膨張し、そして暴走してしまいます。
幻覚を見たり、自身を頻繁にリストカットして自分痛めつけたり、誰かを傷つける。生きることにちょっと不器用な女性。
バスの車内で口ずさむ琴子の姿に、一目惚れした小説家、田中(塚本晋也監督)。
田中は、琴子に手の甲をフォークで刺されても、顔面が見る影がない位に殴られても、琴子のことを、一途に愛するのです。
壊れていく自分を見つめる琴子と、彼女の歌に救済を求める男の、行き場のない愛が何とも理解し難いのですが、これもやっぱり切ないと言えば切ないのかもしれません。
そして世間から幼児虐待の嫌疑をかけられ、愛する息子と引き離されてしまいます。
この作品で唯一、穏やかな場面は、琴子が息子に会いに沖縄に行き、姉夫婦一家と過ごしている場面はほっとさせられます。
田中が琴子から暴力の捌け口にされてのシーンは見方を変えるとむしろコミカルでさえあったけど、Coccoの狂気へ向かう描写や自傷の描写が強烈すぎて、切なさややるせなさよりも、恐怖や痛さを感じてしまいます。
沖縄の風景や実家での一家団欒の描写や、希望の光や温もりを感じさせるラストシーンは救われる描写があって良かったです。
人間の極限の感情は「泣き」ではなく、実は「笑い」なのかも知れない
投稿日
2012/08/18
レビュアー
KASPAR
何度も書いてるんですが、「塚本晋也」監督ほど、オンリーワンを感じる監督はいません。
「塚本晋也」監督作品が好きな人が、「塚本晋也」監督作品のような映画を観たいと思ったならば、
「塚本晋也」監督作品を観る以外に選択枝はありません。
「塚本晋也」監督作品を観て、自分が何を感じようとも、その作品が、「塚本晋也」監督で無ければならない作品である以上、
自分は、「塚本晋也」監督作品の前に平伏すしかありません。
で、今回、いや、マイッタです。
完全に「塚本晋也」監督作品であり、しかもとんでもなく面白いのです。
もちろん、自分にとっては面白いという意味ですが、いやもう完全に参りました、ゴメンナサイ(←何が?
いやー、もう最初から最後までむちゃくちゃ笑ってしまいました!
「え?これで笑った?」って思うかもしれませんが、本当に笑いました、心のソコから笑いました!
ある意味ホラー、
ある意味コメディ、
そして濃密な人間ドラマとして、これはこれで傑作でしょう!
かなりエグくて重い笑えない映画ではあるけれども、映画(演出)自体は決して後ろ向きではなく、
前へ前へと進むポジティブな生きる力と、ユーモアと愛に溢れてるるので、
圧の強さに圧倒されて怯みながらも、最後まで笑って楽しく鑑賞させられてしまった!
観終った後、なぜこんなに笑ったのかを考えたとき、
人間の極限の感情は「泣き」ではなく、実は「笑い」なのかも知れないと、ふと思ったりして。
「笑い」っつーのは強さなのかも知れませんな←しみじみ
ハッキリと人を選びます。
オススメか?と云われると、誰にでもオススメできる映画ではありません。
しかし、ココにしかないものがある映画です。
そういう映画は多くありません。
観てみます?
個人的満足度 85点!
オススメ度 60点!(高くない)
並みのホラーよりよっぽど怖い。
投稿日
2012/08/01
レビュアー
パープルローズ
たまたま観たかった映画と続けて見るのにちょうどよかったし、時間も短いのでいいかなと思ったのですが、私にはキツすぎました(泣)。
主人公のつんざくような甲高い声。
ブレるカメラ。二重に映る世界。
そして自傷行為(ああいう血の出方はぞっとします。)
真剣に途中で出ようかと思ったくらいです。
精神的にとても不安定な主人公琴子は、子供を授かったことでさらに不安定になる。
乳飲み子を片手に抱え、もう片方の手にフライパンを握って料理する、琴子の必死の形相が怖い。
「ちゃんとできない、ちゃんとできない。」
と叫び、フライパンを投げつける琴子だけど、シングルマザーで自分以外に食べる人もいないのに、なんで炒め物なんかしないといけないのか?ちゃんとできないなら、やらなければいいのに。
いちばん怖かったのは、結局親戚に預けてしまったわが子と久しぶりに会ったときの琴子。
息子の歓心を引こうと、始終ハイテンションで語りかける琴子の異様な表情が怖い。
そんなんじゃ、子どもはちっとも落ち着けないよ。穏やかさが必要なのに。
それでも息子がきちんと育ったことが唯一の救いか。
並みのホラーよりもよっぽど怖い映画でした。
狂気の女神
投稿日
2020/10/24
レビュアー
icy
「リップヴァンウィンクルの花嫁」で女神、里中真白を恐るべき説得力で演じたCoccoに興味を持って視聴。ただし、塚本晋也だしあらすじを読む限り狂気の物語だし、観るには勇気のいる作品だというのは観る前から分かる。そして、やはり凄まじい緊張感と痛みを強いられた。DVDなら途中で止めて休憩も可能だが、映画館でこれをぶっ通して観たらむちゃくちゃ疲れると思う。
狂気の物語なのだが、寓意的にいろいろなケースを当てはめて考えられよう。まず思いつくのは貧困。あるいはDV。または戦場。被災地。いずれにしても、極限の精神状態に追い詰められた状況での母性と、その暴走を止める何か(この映画では田中)の衝突。どんな痛みを持ってしても、生きることや育てることから逃れることはできない。それは恐怖の物語。
「オールドボーイ」並みに痛く、恐ろしい。沖縄のシーンや子供が平和に寝ているシーンでは気を休めることができるが、それでもそれが一気に暗転しそうでどこか居心地が悪い。強い興味がないなら観ない方がいい映画。
助けられないもどかしさ
投稿日
2012/12/20
レビュアー
bell
琴子は過去のトラウマなのか、精神になんらかの異常をきたしている。自傷行為によって生を実感したい、自虐と加虐など、隠れたる屈折した内面の現象は、多かれ少なかれ誰しも抱えているところだと思う。だから単なる病的な人として遠巻きに眺めるというより、なんとかして琴子を助けたい気持ちにさせられた。
でももし琴子のような人間が隣にいたら、どうにも出来ないだろう。どうして良いのか分からない。なにをしてあげれば良いのか分からない。怖くて一緒に居られない。下手をすればお互いに生きるか死ぬかになる。結局、病院に連れて行くことになるのだろう。
ただ子どもと一緒の時だけ、琴子は笑顔がこぼれる。琴子は嬉しそうだ。琴子は楽しそうだ。
突然現れた小説家の田中は、実際のところ、琴子の幻影だったのだろうか。彼女を理解しようにも、彼女が素直になってくれなければどうにもならない。こういうのはやっかいだ。
琴子を助けたいけれど、どうして良いのか分からない。そのもどかしさがあるので、この映画は観ていて辛い。
ドキュメンタリー・タッチの映像は、琴子の不安定な心情を直截に訴えかけててくる。わたしたちも抜けられないトンネルを彷徨っているらしい。★★★☆(血が苦手な人はやや注意)
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- 無料お試し期間中『新作』はレンタル対象外です。
新作をレンタルする方法はこちら
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
KOTOKO