恋と愛の測り方

相手に対して特別な不満はないけれども、結婚３年目の夫婦と、お互いの相手４人の一夜を同時進行で描いた作品です。
妻に浮気の嫌疑をかけられたまま、よりによってその疑惑の相手と出張に赴き、案の定、恋愛モードにどっぷりとハマる夫・マイケル（サム・ワーシントン）。一方の妻・ジョアンナ（キーラ・ナイトレイ）は夫の留守中に偶然再会した元彼にドキドキ。元彼の自らへの好意を知りつつ、夫からの着信を無視して誘われるままに元彼の元へ。

アレックス（ギョーム・カネ）と再会した時のジョアンナの表情を見た時、何も言わなくても彼女が彼の事をまだ好いているのが分かります。ジョアンナは、夫の疑惑を責めつつすんなりと相手の誘いに乗ってしまうのも、どんなものかな〜？と思わなくもないです。
同僚のローラが夫を亡くしたという思いがけない事実を知らされて、マイケルはお酒を飲み、ローラと下着でホテルのプールにはいったりしたりと。ちょっと冗長すぎる嫌いもありますが、ゆっくり時間をかけて男女の距離が縮まっていく様が描かれています。
両者の行為の、その一線上でのやり取りがハラハラしました。
けれど、お互いにそう簡単にことに及んだりしないところは、好感が持てました。
一夜が明けて、早朝の対面する複雑な心理戦が面白く、自分にとっての大切なものが何か？ジョアンナが何かを口に出そうとした時、さらけ出さなくてもいいよとのマイケルの思いやりだったのかもしれませんね。

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その気にさせるだけさせて、愛しているけどやっぱりダメよの女。
チャンスを狙って誘わせといて、最後に仕留めてポイ捨ての男。

どちらも最低。
どちらも相手のまっすぐな気持ちを弄んで踏みにじって自己完結して自己満足。
あ、でも、二人とも結局は浮気できない体質なわけで、現実的には理想的なのかしら？

ジョアンナ、あの状況でお断りはないわー。しかも「会わなきゃよかった」だなんて、ぜったいに言っちゃダメ。
たった一晩、アレックスの愛を全力で感じるのは罪ですかね？
マイケル、まっすぐな気持ちを知りながらも手を出したならもっと大事にしてあげて下さいな。
これじゃあ、ローラがかわいそう。


なかなかのリアルなストーリーでおもしろかったかも。


女は結婚してもいくつになっても、ちやほやされたい生き物なんです。

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ワーシントンがラブストーリー？ってことで
気になりつつも、劇場で見逃した映画。

どーせ、よくあるラブコメorラブストーリーかと思ってたんですが、
これ、ゼツミョーになまなましいです。

結婚3年目のよき夫婦。
とある日、夫が仕事のパートナーである女性と
親しげに話しているのを見てしまう妻。

それだけなら別になんともなかっただろうに、
翌日からその女性と出張へ。

疑うわけではないだろうけど、
なんかモヤモヤしたまま家にいる妻。

そこへ昔の恋人だった男が偶然現れる。

W不倫の話＝ドロドロ
かと思ったけどそうでもない。

出張先の夫、夫が留守中の妻、
おたがいになんかそわそわモヤモヤしながら過ごすのです。

この、ドロドロするわけもなく、
ちょっとそわそわモヤモヤするあたりが、
ヒジョーに生々しいです。

こんなことどこにでもありそうな話。

なんてことないんだけど、
状況が状況だけに
ものすごい不安にかられる。

詮索したくなる。

でも、結局疑った自分に自己嫌悪。

やっぱり夫婦は信頼関係だね！！！

って思わせといての・・・・・

あのラスト！！！！！


いやあ・・・・・・・・

なにこれ。

後味悪い・・・・・・

ぜんぜんほっこりしない（汗

あのラストの夫婦の表情。

あの時何を察したのか・・・（怖


ありきたりのハッピーエンドじゃないところがよくて
面白かったんですが・・・・・


いやあ、後味悪いです（苦笑

かっるいラブコメのようなタイトル、プラス米国産とあるから、
楽に見られる“３年目の浮気ぐらい大目にみろよ”的作品かと思いきや、
おフランスも入っているので、ぐんと地味で落ち着きがありましたワ。

夫婦である男女それぞれに、別の相手との“燃える時間”が訪れ、それを２元中継で見せてくれる。
既婚という事実が、互いを違う相手と燃えさせていることは違いない。

“落ちて”しまうのか――

据え膳食わねば…の男に、精神的な浮気をした女。

実に解かりやすい結婚後の男女の心の揺れながら、共感はできず。
タイトルにある「恋」はよくわかったが、「愛」がどこにもないんだよ。
ただ種類の違う恋の延長で「夫婦」という契約を交わしただけの２人だから、
すぐに別れるだろうな、しかもアッサリと（笑）

これから誰かとの間に「愛」と呼ぶ特別な何かを作りたいと思っている人は、
“女のカン”には細心の注意をはらって（笑）

どこを映しても絵になるニューヨークの街並み、夜景、マンションのインテリアにファッション――スタイリッシュな雰囲気は、見ていても楽しい。

また妙な邦題つけたもんだなあと思うけど、中身は意外とおもしろかったです。

NYで暮らす若いカップル、ジョアンナ（キーラ・ナイトレイ）とマイケル（サム・ワーシントン）。
マイケルの会社のパーティに連れていかれたジョアンナは、マイケルが同僚の女性ローラ（エヴァ・メンデス）と親しげに話す様子を目撃。心に芽生えた疑惑を夫にぶつけてしまう。翌日マイケルは出張にでかけてしまうが、その日ジョアンナは昔の恋人アレックス（ギョーム・カネ）と偶然再会する。

出張先でのマイケルとローラ。
アレックスの知り合いを含めた４人で食事をすることになったジョアンナ。
ふたりが過ごした夜が交差してゆきます。
果たしてマイケルとジョアンナは、パートナー以外の相手とどんな夜を過ごすのか？

原題は「Last Night」。
夜が明け、出張先から早めに戻ってきたマイケルが目にする、ジョアンナが脱いだままのパンプス。
マイケルの「I love you.」の言葉に対するジョアンナの答えは？

それにしてもサム・ワーシントン！！この人が出てるだけでテンション下がる。
「崖っぷちの男」にしても、この人が主役というだけでかなり損をしてるような気がする。
まあ、この映画の場合は、彼が好みでないからこそ、このキャラクターに妙な肩入れすることなく観れて、よかったのかな。

女同士でいろいろ語りたい映画であることは間違いないです。