私が、生きる肌 / アントニオ・バンデラス
私が、生きる肌
/ペドロ・アルモドバル
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(49)
解説・ストーリー
「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督が、亡き妻そっくりの美女を自宅に監禁する天才医師の狂気の愛を大胆に描く官能ミステリー。主演はアルモドバル作品久々の復帰となるアントニオ・バンデラス。トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている世界的な形成外科医。そんな彼の屋敷の一室には、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだった。しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を創り出すことに執着していくロベルだったが…。
「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督が、亡き妻そっくりの美女を自宅に監禁する天才医師の狂気の愛を大胆に描く官能ミステリー。主演はアルモドバル作品久々の復帰となるアントニオ・バンデラス。トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている世界的な形成外科医。そんな彼の屋敷の一室には、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだった。しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を創り出すことに執着していくロベルだったが…。
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「私が、生きる肌」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督が、亡き妻そっくりの美女を自宅に監禁する天才医師の狂気の愛を大胆に描く官能ミステリー。主演はアルモドバル作品久々の復帰となるアントニオ・バンデラス。トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている世界的な形成外科医。そんな彼の屋敷の一室には、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだった。しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を創り出すことに執着していくロベルだったが…。
「私が、生きる肌」 の作品情報
「私が、生きる肌」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
私が、生きる肌の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
120分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
DZ9465 |
2012年11月07日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
26枚
|
1人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】私が、生きる肌(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
120分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/スペイン語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
SHBR9103 |
2012年11月07日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
0人
|
1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/スペイン語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
私が、生きる肌の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
120分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
DZ9465 |
2012年11月07日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
26枚
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1人
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/スペイン語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】私が、生きる肌(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
120分 |
日本語・日本語吹替え用字幕 |
1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/スペイン語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
SHBR9103 |
2012年11月07日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
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0人
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0人
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1:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/スペイン語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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ユーザーレビュー:49件
モルモットになった謎の美女
ペドロ・アルモドバル監督最新作です。それにしても衝撃的な作品でした。本作は、あまり情報なしに見るのがベターだと思います。
人口皮膚の開発に狂奔する天才形成外科医と、実験台の謎の美女との奇妙な関係を時を遡って解き明かしていくという感じです。
亡き妻への愛が狂気に変わっていく主人公の話かと思って観ていましたが、生半可なストーリーではなかったです。
世界的な形成外科医ロベル(アントニオ・バンデラス)は、トレドにある邸宅の一室に美貌の患者ベラ(エレナ・アヤナ)を幽閉し、老女のメイドマリリア(マリサ・パレデス)と3人で奇妙な生活を送っていたところに、トラの着ぐるみを着た凶暴な男をきっかけに、ロベルとベラの関係が変わり始めます。
ベラこそロベルが完璧な人工皮膚を開発して亡き妻そっくりに作り上げた被験者ですが、彼女が一体誰なのか、というのが縦糸になっています。
べラ役のエレナ・アナヤは、殆どがスキンスーツを身にまとい普段はヨガに励んでいます。自傷行為など重度のストレス症状を見せる事も。
ベラが何故ベラになったのかが明かされていく中盤過ぎまで、ストーリー展開が全く予測出来ませんでした。
狂気と変態的な欲望・愛情が入り乱れた、マッドサイエンティストの狂った実験を、とても美しい映像と音楽で上手にくるんで見せています。
復讐劇の様相を呈しますが、倒錯された愛の姿にも映ります。人体実験の狂気など背筋が凍るような怖さや不気味さ、美、エロスをも含んだ世界。復讐なのか偏愛なのか、いろいろ解釈できそうですね。
住み込み家政婦(マリサ・パレデス)のサブストーリーも、話に奥行を与えているように思います。
このレビューは気に入りましたか?
22人の会員が気に入ったと投稿しています
60点(微妙)
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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こ〜れはおったまげた!
天才医師がある女を自分の亡き妻に「そっくり」に整形して行った結末を描いた話。
監禁されている美女はもはや仕上がっている状態だ。
だが、その美女の正体を知った瞬間、チョ〜ビックリ!する事間違いなし。
今まで有りそうで無かった「最上級のオチ」に驚愕!!!
でも「その瞬間」だけだったな・・
謎に包まれた展開ではあるも、退屈な時間ばかりが・・
そ〜れにしても「アイツ」は可哀想だったなぁ^^
「ネタバレ一発退場!」の映画なので、くれぐれも事前情報無しで!
このレビューは気に入りましたか?
15人の会員が気に入ったと投稿しています
「私は生きる、肌の中で」
投稿日:2012/12/02
レビュアー:まみもぉ
ティエリー・ジョンケ『蜘蛛の微笑』が原作だとは、知りませんでした。
ペトロ・アルモドバルの新作!と期待満々で見始めたのですが、
その期待していたアルモドバルらしさ(凛とした極彩色、情熱、繊細な女性感情描写)がない。地味…、
と、思うあたりから記憶覚えあるストーリー。
もしかしたらアルモドバル監督、ついに、とうとう”痛い”エログロホラーへ?
と、別な期待(不安)がわいてきました。
けれど、それもかわされ、監禁も施行も陰惨さはなく、お洒落で女々しい。
次第にアルモドバル監督らしくなってきました。
アルモドバル映画初期の雄々しいミューズだった、アントニオ・バンデラスの20年ぶりに登場のせいか、
その初期の素晴らしい”変タイ”チックな母抜き作品調でした。
でも、原作そのままなぞって”変タイ”道を行かなかったのが、一番アルモドバル監督らしかったです。
ふたりの母とその息子の物語をたたみ込んで、えっ?あっ!?っと、
初期と全盛期が混ざり合って面白かったです。
それにしても、同等の痛みと屈辱を与える愛娘の復讐方法としては、あの方法、完璧と思いますが、
ビセンテくん、やられ過ぎでかわいそうになりました。
ノルマとは、最初は同意の上だったのですし、ノルマの言った薬を知らなくても当たり前。
それを知らず思い込んだ父の憎悪もわかりますが、
妻を守りきれなかったことへの個人的復讐もひっくるめて、ビセンテくんはされてしまって気の毒でした。
ノルマの乱れた服をなおしそっと撫でるしぐさは女性的でもあったビセンテは、
異性愛者の女性への実らぬ想いを断ち切れないでいる母親思いの仕立屋職人。
母の店で働いていましたが、ノルマに出逢う前に奇妙なマネキンに衣装をつけているシーン。
これらが、マリリアの告白と合わさって後の伏線となっていく、
その縫合のテクニックはアルモドバル監督、さすがでした。
彼をこのまま可哀想なままにはしておかないだろうとは思いましたが、
引っ張られていた頼みの綱がぱっと離されてしまったようなラスト。
巧い終わり方でした。
切り刻むことのできない衣装(皮膚)に衣装を重ねて、その内側で、
あの肌の中でビセンテは生きていく…原題の直訳のままの空恐ろしい余韻が残りました。
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13人の会員が気に入ったと投稿しています
気持ち悪い方のヒチコックを思い出した
投稿日:2012/11/06
レビュアー:よふかし
面白かったですねえ。例によって何も事前情報入れずに観に行ったんですが、堪能しました。語りのトリックも効いているので、ヒチコックの気持ち悪い方(『めまい』系)が好きな方であれば、充分楽しめると思います。
何か正体がよく分からない医師(バンデラス)、その生活感のない邸宅の無機質な部屋に囚われている美女inボディスーツ。この辺りでもう面白いです。明らかに何かの犯罪が進行して、それが日常になっています。
で、明らかに暴力的な粗暴なパンク男がやってきて、これまた意味のよく分からない怒り方をし、ドアを破って美女inボディスーツを無理やり犯してしまう。この時の美女の動きや反応が、微妙におかしいんですね。それがひじょうに悪夢的な印象をもたらします。
でまあ、そこにバンデラスが駆けつけ、事件が起こると過去へ戻るわけですが。
この美女inボディスーツの正体は? って謎で引っ張られますが、このミスリードがうまいんですよ。最初はバンデラスの××だと思うじゃないですか(だからイントロダクションは重大なネタバレです)。ところがそうじゃなくて、じゃあ次に成長するにつれておかしくなっちゃった×××だと思うとそれも違うと。もちろん途中で分かるんですが、『サイコ』とかのエピソードのねじれ具合に感覚がよく似てますよね。ぜんぜん違うところに連れてこられたような。
で、面白いのは美女(エレナ・アヤナ)とその正体って、似ても似つかないでしょう。当然。それを映画的には信じさせてしまう力技です。
形成外科のマッドサイエンィストと言えば、ディスカスにもある『顔のない眼』です(最近ブルーレイも出たので見直そう!)。あれは顔の手術を念入りに表現したグロテスクな描写が印象に残ってます。けど、アルモドバルははっきり描かないんですね。ただ、エレナ・アヤナにマスクをつけさせ、顔や体のあちこちに「縫い目」を表現するだけですべてを表してしまう。あるいは重要な部分の形成手術にしても、ぴかぴか光るそのおどろおどろしい器具を並べて見せるだけ。これらの省略であの物語を描くってのは大したものです。
面白いのは終幕です。どうしてこんなところに? という場所へ観客は連れてこられます。その気まずさ、奇妙さ、泣き笑い(あのまま美女が去ってしまえば、『ダークマン』みたいになるところでしたが)。実にいたたまれないラストに、お見事というほかありません。楽しみました。80点。
このレビューは気に入りましたか?
11人の会員が気に入ったと投稿しています
わたしは ずっと女
この作品はジョルジュ・フランジュ「顔のない目」キム・ギドクの「絶対の愛」のような あるいは継ぎ接ぎモンスター「フランケンシュタイン」などの
皮膚の映画の系譜ですね 奇天烈な映画を久々にアルモダバルに堪能させてもらいました
この場合 モンスター=人造性よりも 皮膚の変身のドラマの方がよりテーマなので でたらめなプロットはそれでいいのです ぜんぜん整形外科医にも科学者にも見えない
バンデラスからして笑えます
謎の人工美女はどうやら主人公の妻の顔をしているらしい 妻は自動車事故の後 全身やけどを悲観して身を投げる その後にある事件の後遺症で娘がまたも
窓から身を投げるの 愛する人を二度投身自殺で主人公は失うので これはまずヒッチコック「めまい」をとりあえず強引に参照しています それから六年前に話が戻ると
アルモダバルの話法が華麗に全開となります
今作はアルモダバルの映画の総決算とゆうか 高度な洗練されたテクニックで総括的に魅せるわけで 物語のいつものそれぞれの主題系は深化されて語られるわけではなくて
「プロメテウス」のように表層的で美しいわけです お話はめちゃくちゃでいいのです メロドラマからホラーにじゃっかんシフトして 母親やら性倒錯の主題を軽く
なぞるように自己参照 再帰的な映画へと再編成してしまいます
皮膚の様に再生しながらも しっくりと縫合しない生成の物語です いつものようにメロドラマの人間関係の濃密さを欠くぶん 人が人を面倒を看る家族関係をなぞりながら
皮膚が萌え出る植物の様に世界を変貌させてゆく様がまさに 映画として展開する醍醐味が味わえるのです
誘拐された子供が母親のもとへ還ってくるラストを持ってきて またもジョン・フォードの「捜索者」を強引に参照するのですが これはサーヴィス
シリアスよりヒューモアですね お見事
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9人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
モルモットになった謎の美女
投稿日
2012/10/19
レビュアー
ミルクチョコ
ペドロ・アルモドバル監督最新作です。それにしても衝撃的な作品でした。本作は、あまり情報なしに見るのがベターだと思います。
人口皮膚の開発に狂奔する天才形成外科医と、実験台の謎の美女との奇妙な関係を時を遡って解き明かしていくという感じです。
亡き妻への愛が狂気に変わっていく主人公の話かと思って観ていましたが、生半可なストーリーではなかったです。
世界的な形成外科医ロベル(アントニオ・バンデラス)は、トレドにある邸宅の一室に美貌の患者ベラ(エレナ・アヤナ)を幽閉し、老女のメイドマリリア(マリサ・パレデス)と3人で奇妙な生活を送っていたところに、トラの着ぐるみを着た凶暴な男をきっかけに、ロベルとベラの関係が変わり始めます。
ベラこそロベルが完璧な人工皮膚を開発して亡き妻そっくりに作り上げた被験者ですが、彼女が一体誰なのか、というのが縦糸になっています。
べラ役のエレナ・アナヤは、殆どがスキンスーツを身にまとい普段はヨガに励んでいます。自傷行為など重度のストレス症状を見せる事も。
ベラが何故ベラになったのかが明かされていく中盤過ぎまで、ストーリー展開が全く予測出来ませんでした。
狂気と変態的な欲望・愛情が入り乱れた、マッドサイエンティストの狂った実験を、とても美しい映像と音楽で上手にくるんで見せています。
復讐劇の様相を呈しますが、倒錯された愛の姿にも映ります。人体実験の狂気など背筋が凍るような怖さや不気味さ、美、エロスをも含んだ世界。復讐なのか偏愛なのか、いろいろ解釈できそうですね。
住み込み家政婦(マリサ・パレデス)のサブストーリーも、話に奥行を与えているように思います。
60点(微妙)
投稿日
2012/12/13
レビュアー
ホヨマックス
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
こ〜れはおったまげた!
天才医師がある女を自分の亡き妻に「そっくり」に整形して行った結末を描いた話。
監禁されている美女はもはや仕上がっている状態だ。
だが、その美女の正体を知った瞬間、チョ〜ビックリ!する事間違いなし。
今まで有りそうで無かった「最上級のオチ」に驚愕!!!
でも「その瞬間」だけだったな・・
謎に包まれた展開ではあるも、退屈な時間ばかりが・・
そ〜れにしても「アイツ」は可哀想だったなぁ^^
「ネタバレ一発退場!」の映画なので、くれぐれも事前情報無しで!
「私は生きる、肌の中で」
投稿日
2012/12/02
レビュアー
まみもぉ
ティエリー・ジョンケ『蜘蛛の微笑』が原作だとは、知りませんでした。
ペトロ・アルモドバルの新作!と期待満々で見始めたのですが、
その期待していたアルモドバルらしさ(凛とした極彩色、情熱、繊細な女性感情描写)がない。地味…、
と、思うあたりから記憶覚えあるストーリー。
もしかしたらアルモドバル監督、ついに、とうとう”痛い”エログロホラーへ?
と、別な期待(不安)がわいてきました。
けれど、それもかわされ、監禁も施行も陰惨さはなく、お洒落で女々しい。
次第にアルモドバル監督らしくなってきました。
アルモドバル映画初期の雄々しいミューズだった、アントニオ・バンデラスの20年ぶりに登場のせいか、
その初期の素晴らしい”変タイ”チックな母抜き作品調でした。
でも、原作そのままなぞって”変タイ”道を行かなかったのが、一番アルモドバル監督らしかったです。
ふたりの母とその息子の物語をたたみ込んで、えっ?あっ!?っと、
初期と全盛期が混ざり合って面白かったです。
それにしても、同等の痛みと屈辱を与える愛娘の復讐方法としては、あの方法、完璧と思いますが、
ビセンテくん、やられ過ぎでかわいそうになりました。
ノルマとは、最初は同意の上だったのですし、ノルマの言った薬を知らなくても当たり前。
それを知らず思い込んだ父の憎悪もわかりますが、
妻を守りきれなかったことへの個人的復讐もひっくるめて、ビセンテくんはされてしまって気の毒でした。
ノルマの乱れた服をなおしそっと撫でるしぐさは女性的でもあったビセンテは、
異性愛者の女性への実らぬ想いを断ち切れないでいる母親思いの仕立屋職人。
母の店で働いていましたが、ノルマに出逢う前に奇妙なマネキンに衣装をつけているシーン。
これらが、マリリアの告白と合わさって後の伏線となっていく、
その縫合のテクニックはアルモドバル監督、さすがでした。
彼をこのまま可哀想なままにはしておかないだろうとは思いましたが、
引っ張られていた頼みの綱がぱっと離されてしまったようなラスト。
巧い終わり方でした。
切り刻むことのできない衣装(皮膚)に衣装を重ねて、その内側で、
あの肌の中でビセンテは生きていく…原題の直訳のままの空恐ろしい余韻が残りました。
気持ち悪い方のヒチコックを思い出した
投稿日
2012/11/06
レビュアー
よふかし
面白かったですねえ。例によって何も事前情報入れずに観に行ったんですが、堪能しました。語りのトリックも効いているので、ヒチコックの気持ち悪い方(『めまい』系)が好きな方であれば、充分楽しめると思います。
何か正体がよく分からない医師(バンデラス)、その生活感のない邸宅の無機質な部屋に囚われている美女inボディスーツ。この辺りでもう面白いです。明らかに何かの犯罪が進行して、それが日常になっています。
で、明らかに暴力的な粗暴なパンク男がやってきて、これまた意味のよく分からない怒り方をし、ドアを破って美女inボディスーツを無理やり犯してしまう。この時の美女の動きや反応が、微妙におかしいんですね。それがひじょうに悪夢的な印象をもたらします。
でまあ、そこにバンデラスが駆けつけ、事件が起こると過去へ戻るわけですが。
この美女inボディスーツの正体は? って謎で引っ張られますが、このミスリードがうまいんですよ。最初はバンデラスの××だと思うじゃないですか(だからイントロダクションは重大なネタバレです)。ところがそうじゃなくて、じゃあ次に成長するにつれておかしくなっちゃった×××だと思うとそれも違うと。もちろん途中で分かるんですが、『サイコ』とかのエピソードのねじれ具合に感覚がよく似てますよね。ぜんぜん違うところに連れてこられたような。
で、面白いのは美女(エレナ・アヤナ)とその正体って、似ても似つかないでしょう。当然。それを映画的には信じさせてしまう力技です。
形成外科のマッドサイエンィストと言えば、ディスカスにもある『顔のない眼』です(最近ブルーレイも出たので見直そう!)。あれは顔の手術を念入りに表現したグロテスクな描写が印象に残ってます。けど、アルモドバルははっきり描かないんですね。ただ、エレナ・アヤナにマスクをつけさせ、顔や体のあちこちに「縫い目」を表現するだけですべてを表してしまう。あるいは重要な部分の形成手術にしても、ぴかぴか光るそのおどろおどろしい器具を並べて見せるだけ。これらの省略であの物語を描くってのは大したものです。
面白いのは終幕です。どうしてこんなところに? という場所へ観客は連れてこられます。その気まずさ、奇妙さ、泣き笑い(あのまま美女が去ってしまえば、『ダークマン』みたいになるところでしたが)。実にいたたまれないラストに、お見事というほかありません。楽しみました。80点。
わたしは ずっと女
投稿日
2012/11/28
レビュアー
裸足のラヴァース
この作品はジョルジュ・フランジュ「顔のない目」キム・ギドクの「絶対の愛」のような あるいは継ぎ接ぎモンスター「フランケンシュタイン」などの
皮膚の映画の系譜ですね 奇天烈な映画を久々にアルモダバルに堪能させてもらいました
この場合 モンスター=人造性よりも 皮膚の変身のドラマの方がよりテーマなので でたらめなプロットはそれでいいのです ぜんぜん整形外科医にも科学者にも見えない
バンデラスからして笑えます
謎の人工美女はどうやら主人公の妻の顔をしているらしい 妻は自動車事故の後 全身やけどを悲観して身を投げる その後にある事件の後遺症で娘がまたも
窓から身を投げるの 愛する人を二度投身自殺で主人公は失うので これはまずヒッチコック「めまい」をとりあえず強引に参照しています それから六年前に話が戻ると
アルモダバルの話法が華麗に全開となります
今作はアルモダバルの映画の総決算とゆうか 高度な洗練されたテクニックで総括的に魅せるわけで 物語のいつものそれぞれの主題系は深化されて語られるわけではなくて
「プロメテウス」のように表層的で美しいわけです お話はめちゃくちゃでいいのです メロドラマからホラーにじゃっかんシフトして 母親やら性倒錯の主題を軽く
なぞるように自己参照 再帰的な映画へと再編成してしまいます
皮膚の様に再生しながらも しっくりと縫合しない生成の物語です いつものようにメロドラマの人間関係の濃密さを欠くぶん 人が人を面倒を看る家族関係をなぞりながら
皮膚が萌え出る植物の様に世界を変貌させてゆく様がまさに 映画として展開する醍醐味が味わえるのです
誘拐された子供が母親のもとへ還ってくるラストを持ってきて またもジョン・フォードの「捜索者」を強引に参照するのですが これはサーヴィス
シリアスよりヒューモアですね お見事
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