ＴＨＥ　ＥＸＰＥＲＩＭＥＮＴ　ジ・エクスペリメント

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舞台は、最初から最後まで英陸軍ストームハウス基地です。
2002年英軍は超自然的存在を捕獲し閉じ込めた。つまり霊魂を捕獲したと言うのです。
そして、ストームハウス基地地下9階である実験が行われていた。そこに派遣されているのは科学者、大佐や中尉、少佐など８名です。
ある日、霊媒師のヘイリーが派遣されやって来ます。地下9階に寝泊りすることに、そして大佐に霊魂の捕獲してある部屋に案内される。
するとフェンスに穴が開いていることに気づき注意するが別に気にしないと言う。霊魂てするりと抜け出さないのかな。
大体、政府の実験目的は霊魂の正体を探ることらしいが、大佐は反してこんな実験をする。まず凶悪犯のテロリストを霊魂と一緒に閉じ込める。
そして凶悪犯に霊魂が憑依したところで、尋問をし口を割らせると言うのです。しかし、それが実行されとんでもないことに!!
霊魂が凶悪犯に憑依した後、次々と人を変え憑依し殺人を犯したりとにかく暴走します。そこで、ヘイリーは大佐の目を盗み大臣に電話する。
暫らくして大臣がやって来て大佐を解雇。しかし、霊魂の暴走は続き死人が・・・。ラストは悲しい結果に・・・。
ストームハウス基地は閉鎖されるのですが、その後、あの地下9階でとてもショッキングなことが・・・。
霊魂は誰なのか明らかにされませんが「遊んでー　遊んでー　ここから出して　ディン・ダン・ドン・・ジャック修道士」と大佐や少佐に憑りついて歌うシーンがあります。
ジャック修道士なのか、最後にはバスケットボールを動かしますが・・・。オカルトなので納得出来ないシーンがたくさんあります。
実際にあったことをモチーフにしたとありますが信じられないです。深く考えなければ普通に観れるかも知れませんが、おススメは・・・^^;

大した映画ではない。登場するのは知らない役者さんばっかりだし、残虐な場面のつくりも甘い。電磁波で囲った空間に霊魂がうごめく様子もうそくさい。が、その空間に霊魂を閉じ込める手法が面白い。が、要するに、それだけの映画。ワンポイントのアイデアを長々ともったいつけたストーリーで、もともとは５分の短編映画だったのではないかと思う。

　それなりに怖がらせるところが有って、ラストはどうなるんやろな、と期待を持たせる展開なので、及第点のレベルのホラーだと思います。しかし、なんと言っても出てくる奴らの人物設定とか、いろんなところに難がありました。

　本作で一番難があったのは、人物設定です。主人公が基地に来るところが導入部なんですが、メッチャはしゃいでるし。お前は霊に会うのが、そんなに楽しいんか、とツッコミ入れたくなります。基地の司令官である少佐が「行くな」と言っても行くし、全然言うこと聞けへん。この始めの部分観たら、少し腰が引けてしまいます。少佐も狂ってるとしか言いようがないし、人物描写がメチャクチャでした。

　それから、物語のベースになる基地の設定です。あんだけ広い敷地に地下何階にも大きな施設を作っといて、何で７、８人しか居らへんねん。私は軍隊のことは詳しくわかりませんが、いつからイギリス軍は白のＴシャツでうろうろするようになったんや。どう考えてもおかしいやないか。大体、基地は節電でもしてるんか？どこもかしこも電気点いてへんやないか。金が無いのは分かるけど、その辺の設定をそれなりのものにするだけで、全然違った良い作品になったと思います。これだけ、ボロクソに書いても、ホラーとしてのアイデアはかなり良かったと思いますので、本当に残念な作品です。

よくわからんけど霊を捕獲しているイギリス軍の一部隊。
捕まえてはみたものの、埒があかないので霊媒師を。
霊と交信できたんか？ってタイミングで、いきなり軍事利用にトライ。
で、お約束どおり大暴走！

「人類は死後どうなるのか？」
なんてのを真面目に追求→迫害っていうイメージのジャケ写や紹介文とは異なり、
よくある霊大暴走系のお話。
ＳＦ実験スリラーという印象も薄め。
「実際の出来事をモチーフに」ってのも胡散臭さを加速させます。
興味があればという程度かと。