シンイ−信義−

期待以上に面白いです。「屋根部屋のプリンス」もなかなか満足でしたが、
タイムスリップものでは今のところこちらが新鮮。
俳優陣が個性的な役にあってると思います。
イ・ミンホは花より男子より格段にかっこいい！個人の趣向もいいなーと
思ってましたが、今回はさらに！
李氏挑戦時代のあの装束よりワイルドな感じでなかなか
いいですよ^_^
秘密の花園では脇役に甘んじたイ・フィリップが冷静な漢方医役で
いい味だしてますね。

しかし、一枚に本編と特典映像なのはなぜでしょう？
そもそもレンタルに特典映像はいらない気が。現場でのなごやかさは
本編の緊迫感を失ってしまいますよ。
本編はさほど長くないし、2話いれてほしい。
見ている方はきっとそう思ってますよね？どうですか？

何度も見ながら次を待ってます。ちょっとイライラ…(~_~;)

ストーリーはまあまあ。でも全巻、１巻に１話収録これは残念。
最初に前回のあらすじ、本編の後に次回の予告。何度も同じ場面を見せられて、面白みが、半減。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

（最終話に触れていますので観てない方はスルーを）

伝説の医師、神医として高麗へ拉致された整形外科医のウンス（キム・ヒソン）
刺客により負傷した王妃の命を助けるために天門をくぐってタイムスリップし、チェ・ヨン（イ・ミンホ）によって現代から高麗王朝へとやってくる。
最初は事態を把握できずにいますがやっと自分の置かれた状況がわかってくる。

昔は外科医であった彼女。ウンス曰く腕はいい外科医だったらしい。
その時代の人にとっては神がかり的な方法で瀕死の王妃をはじめ、次々と治療していきます。

本来明るくて笑顔の絶えない彼女ですが、日々のストレスはかなりのもの。
自分が刺したチェ・ヨンの傷を治療していくうち、ぐんとふたりの距離が近づいていきます。
二人が惹かれあっていく様々な心の動きに胸をキュンキュンさせながらみました。

血に匂いを消す為にふざけながら手渡した一輪の黄色の花。それを大切にビンに入れてしまってるチェ・ヨン。
そしていつも彼によって守られていたウンスがチェ・ヨンを守るため、まさに死の闘いの真っ最中の二人の間に飛び出して捨て身の行動で彼を守ったウンス。
キチョルの妖術で凍えた手を温めるウンスの姿に涙が止まりませんでした。
チェ・ヨンの心の涙が手に取るように感じられたから。

そこにいる？というウンスにここにいますという返答。当たり前の受け答えだけれど、彼らの感じる意味は違う。
ウンスはここに残り彼のそばにいたいという思いがある。現代にもどったあとの寂しさに胸が震えるほど辛い。
きっとチェ・ヨンも同じ気持ちなのだろうけど決して本心を言葉にしない所が切なすぎる。

必ず守りぬき、天界へ戻すという男の約束を成し遂げようとするチェ・ヨンの男らしさと頼もしさ。
その立ち振る舞い、見つめる瞳、ぎゅっと抱きしめる長い腕、すらっとした長身の彼がどれだけ目の保養になるか。。。
このドラマはイ・ミンホでなければいけなかったと思うぐらい、チェ・ヨンを演じた彼は凄く素敵だった。

タイムスリップドラマの結末はいつもいずれ訪れる別れを前に、二人はどういう選択をするのか、どのようにおさまるのか気になります。
ウンスは５年の時間旅行を経て、やっと運命の人チェ・ヨンと出会うことができますが、彼女が時の旅人として残してきた足跡がちゃんと残ってる事に鳥肌がたちました。
チェ・ヨンの命を助けようとした数々のメッセージにね。。。何度彼女は天門を抜け、そのたびに失望し、そして希望を失わないように気持ちを奮い立たせていたのだろうと思うと
彼女の彼に対する愛の深さに感動さえ覚えます。
そして彼女を見送り、彼女の言葉を信じてずっと待っていたチェ・ヨンの思いにも。

このふたりをとことんッ邪魔するやから。。。
好奇心旺盛なキチョル。まだ見ぬ天界に夢をはせ、そこに行くことを何よりも願っている彼。
そのためにウンスは必要なのだけどウンスに執拗に執着するキチョルは悪役だったけど、どこか間抜けな表情をし、笑いも誘いました。
そう、本当の悪役は数々の毒を使うあの人！イラつかせられましたよ。

イ・フィリップさんがウンスの良き話し相手である漢方医を演じてられていましたが、存在感のあるいい役だったのに怪我による途中降板は残念でした。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

まだ半分（１２話）までしか見ていないのですが・・・

「プロポーズ作戦」
「ＪＩＮ　仁」
「屋根部屋のプリンス」
「イニョン王妃の男」

上記、去年韓ドラ界を賑わしたタイムスリップもんです。
過去から現代へのスリップもの「屋根部屋〜」と「イニョン〜」は視聴しました。
この２本、設定は似ているのかな？作品としては全く違ったテイストで、２本とも非常に面白かったです。
未見の「ＪＩＮ」と本作は、現代から過去へのタイムスリップ。男女の違いはあれど同じお医者さん。
これも設定は似ていますが、全く違った作品のようです。

で、結論は――
もうぅぅぅぅぅぅぅ、めちゃめちゃ面白い！んです！！！これ〜！

時代は１３００年代後半の高麗（朝鮮）末期ごろ（日本だと室町時代初期）
元（ゲン＝中国）に支配されていた高麗の王位に着くことになったヨンミン王（リュ・ドクファン）。
人質として長く囚われていた元から高麗へ向かう途中、何者かに襲われ王妃が重傷を負う。
高麗一の漢方医（イ・フィリップ）をもってしても助けられない。
王妃は元の王女で、まあ、ここで死なれてはヨンミン王、高麗にも影響を及ぼす。
困った・・
で、王の側近が伝説のお医者さん、神医の話を持ち出す。
数百年前、突如として現れ多くの病人を救ったあと、天上と消えた。
その神医が消えた天穴が今まさに開かれようとしている。
誰かが穴の向こうに行って神医もしくはそのお弟子さんあたりを連れて来るしかないと――
近衛兵隊長チェ・ヨン（イ・ミンホ）が役目を引き受ける。

穴を抜けると現代だった・・・ようするにタイムトンネルですね。
そこで最初に目にした医者らしきウンス（キム・ヒソン）をかっさらってくるのだが・・
ここが私的にはものすごいツボ、大嵌まりの幕開けでした。
イ・ミンホ、超むかつく！カッコ良過ぎだろ！！！

クールで寡黙、剣術も極めた孤高の武士チェ・ヨン。
現代に来て驚きもするけど、でもあくまで冷静沈着、毅然。
ウンスをぐうの音も言わさず、連れて来るところのたまらないやり取り。
現代劇なら甘過ぎるフェイスが災いすることもあるイ・ミンホですけど、
ここでは甲冑も似合って、五月人形のように凛々しい！甘く優しい声もグー！

対して、ウンス役キム・ヒソン。
ようするに、ギャルですよ！
声が大きくて、はっきりした口調で、ようしゃべる、しゃべる。
うざい！高麗人以上に、視聴者は思うことでしょう。
でも、考えてみれば声の大きい人に悪い人はいない！
その通り、途中から全然気にならなくなります。
明るくて、鈍感なところもあるけど、このキャラがストーリー上の面白さを生んだと言えます。
キム・ヒソン、菅野美穂に似ているんですねぇ、一切いじっておりません。（何を？）
さばさばした感じが美人女優さんらしくなくて好感が持てます。

第１話はウンスがタイムスリップするまで。
１話の脚本がよく書けていて、主要キャストはおろか近衛兵隊の個性的な面々まで一気に把握できちゃうんですねぇ。
それと、ウンスが現代から抱えてくる青いハンドバック、
チェ・ヨンが手にする機動隊の盾、こういった小道具の使い方も印象に残ります。

２話からですが、出てきただけで悪い人ってすぐわかるキ・チョル（ユ・オソン）の登場。
王をあやつり、高麗を意のままにしたいがため、アイデンティティを求める王はいらない。
今のところ、この攻防戦がメインです。
このキ・チョルと部下がちょっと里美八犬伝（妖術使い）しているようなところもあります。

ウンスは整形外科医で金儲けと結婚にしか興味がない今時のギャルっぽいのだが、、、、
元カレ役でカメオ出演のアン・ジェウクとのやりとりで、彼女が優秀な外科医からなぜ方向転換したのかなんとくわかるような。

チェ・ヨンは精鋭部隊の生き残り。生きる意味がなく死に場所を求めているようなところがある。
連れてきたウンスは、何言っているかわからない宇宙人みたいなヤツ・・いやそのはずだったけど・・
彼女の良さを知るに連れ、ヨン自身に変化を及ぼして行きます。

まだ半分、ヨンとウンスの本格ラブモードには入っていません。
早く、入れってんのに〜！
これは後半が楽しみで〜す！

あれもこれも書きたいけど、文字数制限、これにて、、、

「仁 Dr.Jin」が著作権の関係でゴタゴタしてまして、DATVでの放送予定がキャンセルになりました。タイムスリップする時代が李氏朝鮮時代と高麗時代という差はありますが、時空を超えた医療物という点では似たような設定だと思います。
両作品を比較してみますと、作品的には史劇アクションと現代アクションを見事に融合させ、ラブラインもしっかりしている本作が優位だと私は見ます。
後は、ソン・スンホンssi＋パク・ミニョンssi＋キム・ジェジュンssi陣営に対してイ・ミンホssi＋キム・ヒソンssi＋イ・フィリップssi陣営がどのような演技を魅せるかがポイントだと思いますが、こればっかりはご贔屓（実は６年ぶりのドラマ復帰のキム・ヒソンssiファン）の関係もありますので評価は難しいですね。


おまけ：ドラマのタイトルが「シンイ」なのは何故でしょうか。勿論「信義」を韓国語で一文字ずつ読めば“シンイ”ですが、通常この単語は“シニ”と発音します。医療物で“死に”では具合悪かったのかもしれませんが、それならば漢字のまま“信義”とするか、カタカナなら“シンギ”とした方がよかったのではないかと思います。同じ漢字語で“神医”も“信義”と同じ発音で、韓国のＳＢＳサイトでは“great doctor”の表記があります。