365日のシンプルライフ / ペトリ・ルーッカイネン
365日のシンプルライフ
/ペトリ・ルーッカイネン
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(8)
解説・ストーリー
本作の監督でもあるフィンランドの青年ペトリ・ルーッカイネンはある日、ふとしたきっかけからモノにあふれた生活をリセットしようと思い立ち、部屋にあったモノ全部を近所の倉庫に運び込む。そして、倉庫から持ち出せるのは1日に1個だけ、しかも一切何も買わないというルールを自分に課し、1年間生活してみることに。こうしてペトリ・ルーッカイネン監督は、自分に本当に必要なモノは何かを真剣に考え、自らの人生や幸せについて見つめ直していく。本作は、そんな監督の365日に及ぶ体当たり“実験”生活を記録したライフスタイル・ドキュメンタリー。 JAN:4988002697694
本作の監督でもあるフィンランドの青年ペトリ・ルーッカイネンはある日、ふとしたきっかけからモノにあふれた生活をリセットしようと思い立ち、部屋にあったモノ全部を近所の倉庫に運び込む。そして、倉庫から持ち出せるのは1日に1個だけ、しかも一切何も買わないというルールを自分に課し、1年間生活してみることに。こうしてペトリ・ルーッカイネン監督は、自分に本当に必要なモノは何かを真剣に考え、自らの人生や幸せについて見つめ直していく。本作は、そんな監督の365日に及ぶ体当たり“実験”生活を記録したライフスタイル・ドキュメンタリー。 JAN:4988002697694
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「365日のシンプルライフ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
本作の監督でもあるフィンランドの青年ペトリ・ルーッカイネンはある日、ふとしたきっかけからモノにあふれた生活をリセットしようと思い立ち、部屋にあったモノ全部を近所の倉庫に運び込む。そして、倉庫から持ち出せるのは1日に1個だけ、しかも一切何も買わないというルールを自分に課し、1年間生活してみることに。こうしてペトリ・ルーッカイネン監督は、自分に本当に必要なモノは何かを真剣に考え、自らの人生や幸せについて見つめ直していく。本作は、そんな監督の365日に及ぶ体当たり“実験”生活を記録したライフスタイル・ドキュメンタリー。 JAN:4988002697694
「365日のシンプルライフ」 の作品情報
「365日のシンプルライフ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
365日のシンプルライフの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
80分 |
日 |
フィンランド:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VIBF10597 |
2015年09月04日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
36枚
|
1人
|
0人
|
365日のシンプルライフの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
80分 |
日 |
フィンランド:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VIBF10597 |
2015年09月04日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:8件
持ち物をリセットして、ゼロにしたら?
脚本はあるけれど、ドキュメンタリーです。
監督、脚本、主演は、ペトリ・ルーッカイネン。
フィンランドの首都ヘルシンキ在住の26歳。
テレビ局のドキュメンタリー・ディレクター。
長編第一作品目。
失恋をキッカケに自分の幸せはモノ無しで、成り立つか?という
365日間の実験がこの映画です。
ルールは4つ。
1、持ち物の全部を倉庫に預ける。
2、一日に一個だけ持ち出せる。
3、荷物は一年間預ける。
4、一年間、何も買わないこと。
一日目→真夜中、雪道を裸足の裸で倉庫へ走るペトリ。
一個目の荷物はコート一着。
これは、寝袋・・・で有り・・・バスタオルで有り・・・外出着で有った。
取立ててドラマチックな事は起こりません。
協力者はペトリを写すカメラマンの友達。
食料を差し入れる弟。
荷物運びや、機械修理を手伝う友達数人。
そしてペトリの愛するおばあちゃんとお母さん(本物です。弟も友達もね)
フィンランドでは反響が大きくペトリの真似をする人がいたり、一日に物を一個だけ選ぶ生活が流行ったそうです。
以外とペトリが優しく繊細な青年で好感が持てます。
おばあちゃんとのエピソードが良いです。
それと意外にもペトリ君、マイケル・ファスペンダー似なのも
お得かな?
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
持ち物をゼロにして365日何も買わない暮らしをしたら・・・
2013年 フィンランド
モノが大好きな26歳のヘルシンキ在住の独身男性ペトリ。
失恋をきっかけに彼はモノで溢れかえっていた今までの生活を見直し、自分にとって本当に大切なモノとは何かを模索するドキュメンタリー映画です。
自分に課した条件は
1.今まであったモノを全て倉庫に移す
2.倉庫から持って来ていいのは一日一個のみ
3.それを一年間続ける
4.一年間は何も買わない
すっぽんぽん状態のペトリが、はじめに持ってくるのはパンツではなくコート。
そのコートを着て家に帰り袖口に足を入れて寝袋代わりに・・・
もしやこれって、ミニマリストの話?と思いきや、そうではない様です。
6ヶ月経った頃、段々自分にとって本当に必要なモノが見えてきて、ルールを厳守した自分にご褒美として故郷に帰ります。そこでの従兄弟のピックとの会話が微笑ましい。
テレビはあるの?ソファは?ベッドは?コンロは?銃は?掃除機はある?モップは?と畳みかけられ、「どれも無いよ」と答えるペトリ。
「そんなの退屈でしょう?絶対に退屈にきまってる」と結構手厳しいピック。
また「今、一番恋しいモノは?」といい質問をぶつけたりするのです。
そしてペトリの祖母が助言するのですが、長く生きてこられた人の言う言葉の重みって違いますね。
「持っているモノの多さで幸せは図れない」とポツリと一言。
ペトリは最後にこんな言葉を残します。
「生活に必要なモノは100個位、その次の100個は生活を楽しむため」
「所有とは責任であり、モノは重荷になる」
今やモノで溢れる時代。
その溢れるモノとの関わりをテーマにした映画で、考えさせられました。
私達もモノに振り回されているのかもしれません。
現代に生きる私達に課せられたテーマと言っていいでしょう。
北欧のジャズ音楽もとても良かったです。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
HOW TOものではなく、家族とおともだち、人生のお話。
真冬の夜のヘルシンキ。
アパルトマンから男が飛び出す。
ふるちん、全速力。
だーーーーーーーーーー!!!!
さぶ、さぶ、さぶっ。
断捨離のさらっとしたドキュメントを想像してたが、まったく違ってた。
しかも、監督兼主演のペトリくん、わたしの好み。
全裸で疾走。
いいねえ。
なんで極寒のヘルシンキで全裸なのかというと、ペトリくんは失恋しちゃってなんか自分の部屋を
見回して、
汚い、
なんでこんなものがあふれてるんだ。
捨てちゃえ!
ってなる。
で、実験が始まる。ルールは以下の通り。
1 持ち物をすべて倉庫に預ける
2 1日に1個だけもってくる
3 1年間続ける
4 1年間何も買わない
だから初日は全裸でスタートなのだ。
さて、倉庫に到着し、ペトリくんは考える。
もって帰れるものは1こ。
あなたなら、何を持って帰る?
ペトリくんが熟考して選んだものはグレーのコート。
寒さを防げる。大事なトコを隠せる。眠れる。
こんな具合で、1日、2日とものを増やしていく。
友人たち、弟はどん引き。気が狂った、と白い目でみてる。
でも、なんやかんや言いながらペトリくんを手助けしてくれる。いい奴ばかり。
ぱんつ、すぐに選ぶかと思ったんだけど、そう重要じゃないみたいで、
しばらくのーぱんで、仕事にも行ってた。これには笑った。
まさか、同僚はいっしょに仕事してるやつがのーぱんだなんて、思いもしないだろう。
寒いのに、靴下もかなり後。
人によって何を優先するのか、その思考過程もみてると面白い。
100個選んだところで、ペトリくんは壁にぶつかる。
空虚な気分になってしまう。
なんで、こんなことしてんだ俺。
ばかみたいじゃないか。
もう、なんにもいらない。
ペトリくんの一番の相談相手は近所に住むおばあちゃん。
このおばあちゃんが、ほんとに素敵だ。
そして、孫がおばあちゃんに相談に行くっていう関係がたまんない。
おばあちゃんの言う一言ひとことが、名言。
人生はもので、できていない。
所有物を全てなくし、幸せになれるとばかり思っていたけど、
ものに囚われ過ぎてしまう、
という落とし穴に落ちてしまった。
何が必要か。
必要なものだけを選択し、所有する。
それも大事かもしれない。けど、もっと大事なことって別のところにある。
ペトリくんは、おばあちゃんのことばでモヤモヤが晴れる。
ものを持ち帰ってこない日があったっていいじゃない。
そのうち、すきな女の子ができる。
すきな女の子を振り向かせるために、自分のために必要なもの、以外のものが増えてくる。
女の子の顔は最初は映らない。
ドキュメントだから、先がどうなるか分からないし、どういう関係になるのか分からないから
そうしたんだろう。
最初は必要最小限のもの、って決めていたけど、彼女が登場してからは生活を豊かにするものが
加わってくる。
ヘルシンキの男の子の等身大の生活、どんな暮らしぶりをしているのかがみれるのが楽しい。
何を選択するのか、それをみているのも楽しい。
ふんふん、それを選ぶか、なるほど。
悲しい場面もある。
ひとつの家族の物語としても、じわっとあたたかい。
ドキュメントだし、断捨離系ノウハウものって思ってたのが、全然ちがってた。
わたしにとっては、あたたかい、やさしい映画。
エンドロールで、ペトリくんが1日目から365個、何を持ち帰ったかのリストがずらっと並ぶ。
10個まで字幕がでるのにそれ以降字幕がなく、フィンランド語も分からないので
何か知りたーい!って気になってたら教えてくれるサイトがあった。
http://www.rache1.com/entry/365simple-item-01
ペトリくんはインタビューで、
「ものを消費することによって自分を表現する」と言ってる。
これ、すごく当たってる。洋服もインテリアも食事も結局自己表現だ。
シンプルな生活だとか、ミニマリストってかっこいいなって思う。
でも、わたしには絶対真似できない。
拾った貝殻、枝、だいすきな方の作った器、絵画、よくわからいもの、すべて宝物だ。
生活に不要なものかもしれない。
でも、わたしにとっては自分を豊かにしてくれるもの。
ものの選び方や、ものに対する考え方、人生観をこの映画はみせてくれる。
そこに共感しつつ、
でも、わたしはわたしでありたい。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
モノを捨てていくのではなく、増やしていくというのがハッピー!
フィンランドの青年・ペトリは、ある実験を試みることにした。
1.所持品を全て倉庫に預ける。
2.必要なものを一日に一つだけ、倉庫から持ち帰る。
3.これを1年間続ける。
4.1年間、何も買わない。
「全て」という言葉に偽りはなく、ペトリは全裸で実験を始める。
雪が降り積もる真冬のフィンランドの町を、靴も履かずに全裸で倉庫へと走るペトリ。
彼が最初に倉庫から取り出したのは、寝袋にもなるコートだった。
洗面道具も持たず、指で歯磨きをしていたペトリだが、
100日も過ぎるとカーテンやスマホも必要となり、
半年も過ぎた頃には車も所有するようになっていた。
モノを捨てていくのではなく、増やしていくというのがハッピーでいい感じ。
ペトリの実験は孤独ではない。
弟や友人たち、優しい祖母が彼を支え、実験中に恋人もできた。
友人、家族、仕事、恋人…周囲の人々と繋がることによって、
ペトリの所有物は増えていくのだ。
「モノとは何か」という答えは、孤独であるか、そうでないかで
答えは変わってくるのではないだろうか。
監督・主演・脚本はペトリ本人。
登場する友人や家族は本物なのだとか。
自然な会話、考えさせる内容は良いが、
人物や風景などに美しいと感じられる映像が少ないのが残念だった。
子どもが誕生した際、フィンランド政府は赤ちゃん用品50数種類を贈るそうだ。
現金よりも赤ちゃん用品の方が、確実に子どもに使われるからだろうか。
ペトリが恋人を「キノコ採り」に誘うというのが、フィンランドらしくて素敵!
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
やれるもんならやってみろ整理術。
投稿日:2015/12/09
レビュアー:ぴよさん
いまや、巧い整理術を考えついたら「世界で最も影響力のある100人」に
選ばれる時代だ。多くの人が、所有物に対する悩みを抱えている。
これはフィンランドの若者が考えつき、実際に実践した整理術。その顛末を
描いたセミ・ドキュメンタリーだ。
その手法は強引かつシンプル。必要なものは、「思い切り」と「貸し倉庫」のみ。
まずは、家の中の全てのもの(家財道具、洋服にいたるまで全て)を倉庫に移す。
ひとつ残らずだ。これが出来れば、50%は成功。
そして、以下のようなルールを自ら徹底することで、残り50%が成立する。
1. 1日に1個だけ、物を取り出すことができる
2. 1年間続ける
3. 1年間、絶対物をを買わない
主人公ペトリはこれを実践する。すなわち初日は丸裸の状態から始まる。まずは
着るものを裸で倉庫まで取りに行く。そして生活にどうしても必要なものを、一日
一点ずつ取り戻していくのだ。若者っぽい「思いつきとノリ」で始まる実験だが、
おおなるほどと思える部分もあって楽しい。こういうことに「ノリ」は大事だ。
孤独にやるんじゃなく、周りを巻き込むのもコツだ。賛否両論は推進力になる。
原題「TAVARATAIVAS」は、フィンランド語で「物天国」という意味らしい。
モノが溢れるほどに、それを取捨選択する能力が必要となる。捨てるのが難しい
のであれば、強制的にゼロから始め、そして、どうしても自分にとって必要なモノ
だけを取り戻していけばいいじゃないか、という発想だ。
これに近いことを考えたことがある。近くにトランクルームを借りて、普段の
生活に使わないモノをすべて放り込む。そして一年、そこから取り出さなかった
モノはそのまま処分する、という思いつきだ。さらに言うならば、一年経てば
自動的に預けたモノが破棄されるというシステムがあればいい。
人は足し算の生き物だ。進歩とは足すことにあるからだ。しかし進化とは実は
そぎ落とすことにあるんじゃないかと思う。思うんだけど、それが出来ない。
執着から脱するためには…これはもう思想、宗教の問題になってくる。(いや
むずかしく考えんじゃねぇ)
「人生はモノで出来ているわけじゃない」…いや、分かるんだけどね。「人生は
モノと共にある」とも言えるんだよなぁ。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
持ち物をリセットして、ゼロにしたら?
投稿日
2015/09/12
レビュアー
カマンベール
脚本はあるけれど、ドキュメンタリーです。
監督、脚本、主演は、ペトリ・ルーッカイネン。
フィンランドの首都ヘルシンキ在住の26歳。
テレビ局のドキュメンタリー・ディレクター。
長編第一作品目。
失恋をキッカケに自分の幸せはモノ無しで、成り立つか?という
365日間の実験がこの映画です。
ルールは4つ。
1、持ち物の全部を倉庫に預ける。
2、一日に一個だけ持ち出せる。
3、荷物は一年間預ける。
4、一年間、何も買わないこと。
一日目→真夜中、雪道を裸足の裸で倉庫へ走るペトリ。
一個目の荷物はコート一着。
これは、寝袋・・・で有り・・・バスタオルで有り・・・外出着で有った。
取立ててドラマチックな事は起こりません。
協力者はペトリを写すカメラマンの友達。
食料を差し入れる弟。
荷物運びや、機械修理を手伝う友達数人。
そしてペトリの愛するおばあちゃんとお母さん(本物です。弟も友達もね)
フィンランドでは反響が大きくペトリの真似をする人がいたり、一日に物を一個だけ選ぶ生活が流行ったそうです。
以外とペトリが優しく繊細な青年で好感が持てます。
おばあちゃんとのエピソードが良いです。
それと意外にもペトリ君、マイケル・ファスペンダー似なのも
お得かな?
持ち物をゼロにして365日何も買わない暮らしをしたら・・・
投稿日
2019/08/17
レビュアー
かつ
2013年 フィンランド
モノが大好きな26歳のヘルシンキ在住の独身男性ペトリ。
失恋をきっかけに彼はモノで溢れかえっていた今までの生活を見直し、自分にとって本当に大切なモノとは何かを模索するドキュメンタリー映画です。
自分に課した条件は
1.今まであったモノを全て倉庫に移す
2.倉庫から持って来ていいのは一日一個のみ
3.それを一年間続ける
4.一年間は何も買わない
すっぽんぽん状態のペトリが、はじめに持ってくるのはパンツではなくコート。
そのコートを着て家に帰り袖口に足を入れて寝袋代わりに・・・
もしやこれって、ミニマリストの話?と思いきや、そうではない様です。
6ヶ月経った頃、段々自分にとって本当に必要なモノが見えてきて、ルールを厳守した自分にご褒美として故郷に帰ります。そこでの従兄弟のピックとの会話が微笑ましい。
テレビはあるの?ソファは?ベッドは?コンロは?銃は?掃除機はある?モップは?と畳みかけられ、「どれも無いよ」と答えるペトリ。
「そんなの退屈でしょう?絶対に退屈にきまってる」と結構手厳しいピック。
また「今、一番恋しいモノは?」といい質問をぶつけたりするのです。
そしてペトリの祖母が助言するのですが、長く生きてこられた人の言う言葉の重みって違いますね。
「持っているモノの多さで幸せは図れない」とポツリと一言。
ペトリは最後にこんな言葉を残します。
「生活に必要なモノは100個位、その次の100個は生活を楽しむため」
「所有とは責任であり、モノは重荷になる」
今やモノで溢れる時代。
その溢れるモノとの関わりをテーマにした映画で、考えさせられました。
私達もモノに振り回されているのかもしれません。
現代に生きる私達に課せられたテーマと言っていいでしょう。
北欧のジャズ音楽もとても良かったです。
HOW TOものではなく、家族とおともだち、人生のお話。
投稿日
2016/08/25
レビュアー
真
真冬の夜のヘルシンキ。
アパルトマンから男が飛び出す。
ふるちん、全速力。
だーーーーーーーーーー!!!!
さぶ、さぶ、さぶっ。
断捨離のさらっとしたドキュメントを想像してたが、まったく違ってた。
しかも、監督兼主演のペトリくん、わたしの好み。
全裸で疾走。
いいねえ。
なんで極寒のヘルシンキで全裸なのかというと、ペトリくんは失恋しちゃってなんか自分の部屋を
見回して、
汚い、
なんでこんなものがあふれてるんだ。
捨てちゃえ!
ってなる。
で、実験が始まる。ルールは以下の通り。
1 持ち物をすべて倉庫に預ける
2 1日に1個だけもってくる
3 1年間続ける
4 1年間何も買わない
だから初日は全裸でスタートなのだ。
さて、倉庫に到着し、ペトリくんは考える。
もって帰れるものは1こ。
あなたなら、何を持って帰る?
ペトリくんが熟考して選んだものはグレーのコート。
寒さを防げる。大事なトコを隠せる。眠れる。
こんな具合で、1日、2日とものを増やしていく。
友人たち、弟はどん引き。気が狂った、と白い目でみてる。
でも、なんやかんや言いながらペトリくんを手助けしてくれる。いい奴ばかり。
ぱんつ、すぐに選ぶかと思ったんだけど、そう重要じゃないみたいで、
しばらくのーぱんで、仕事にも行ってた。これには笑った。
まさか、同僚はいっしょに仕事してるやつがのーぱんだなんて、思いもしないだろう。
寒いのに、靴下もかなり後。
人によって何を優先するのか、その思考過程もみてると面白い。
100個選んだところで、ペトリくんは壁にぶつかる。
空虚な気分になってしまう。
なんで、こんなことしてんだ俺。
ばかみたいじゃないか。
もう、なんにもいらない。
ペトリくんの一番の相談相手は近所に住むおばあちゃん。
このおばあちゃんが、ほんとに素敵だ。
そして、孫がおばあちゃんに相談に行くっていう関係がたまんない。
おばあちゃんの言う一言ひとことが、名言。
人生はもので、できていない。
所有物を全てなくし、幸せになれるとばかり思っていたけど、
ものに囚われ過ぎてしまう、
という落とし穴に落ちてしまった。
何が必要か。
必要なものだけを選択し、所有する。
それも大事かもしれない。けど、もっと大事なことって別のところにある。
ペトリくんは、おばあちゃんのことばでモヤモヤが晴れる。
ものを持ち帰ってこない日があったっていいじゃない。
そのうち、すきな女の子ができる。
すきな女の子を振り向かせるために、自分のために必要なもの、以外のものが増えてくる。
女の子の顔は最初は映らない。
ドキュメントだから、先がどうなるか分からないし、どういう関係になるのか分からないから
そうしたんだろう。
最初は必要最小限のもの、って決めていたけど、彼女が登場してからは生活を豊かにするものが
加わってくる。
ヘルシンキの男の子の等身大の生活、どんな暮らしぶりをしているのかがみれるのが楽しい。
何を選択するのか、それをみているのも楽しい。
ふんふん、それを選ぶか、なるほど。
悲しい場面もある。
ひとつの家族の物語としても、じわっとあたたかい。
ドキュメントだし、断捨離系ノウハウものって思ってたのが、全然ちがってた。
わたしにとっては、あたたかい、やさしい映画。
エンドロールで、ペトリくんが1日目から365個、何を持ち帰ったかのリストがずらっと並ぶ。
10個まで字幕がでるのにそれ以降字幕がなく、フィンランド語も分からないので
何か知りたーい!って気になってたら教えてくれるサイトがあった。
http://www.rache1.com/entry/365simple-item-01
ペトリくんはインタビューで、
「ものを消費することによって自分を表現する」と言ってる。
これ、すごく当たってる。洋服もインテリアも食事も結局自己表現だ。
シンプルな生活だとか、ミニマリストってかっこいいなって思う。
でも、わたしには絶対真似できない。
拾った貝殻、枝、だいすきな方の作った器、絵画、よくわからいもの、すべて宝物だ。
生活に不要なものかもしれない。
でも、わたしにとっては自分を豊かにしてくれるもの。
ものの選び方や、ものに対する考え方、人生観をこの映画はみせてくれる。
そこに共感しつつ、
でも、わたしはわたしでありたい。
モノを捨てていくのではなく、増やしていくというのがハッピー!
投稿日
2020/06/07
レビュアー
コタロウ(!)
フィンランドの青年・ペトリは、ある実験を試みることにした。
1.所持品を全て倉庫に預ける。
2.必要なものを一日に一つだけ、倉庫から持ち帰る。
3.これを1年間続ける。
4.1年間、何も買わない。
「全て」という言葉に偽りはなく、ペトリは全裸で実験を始める。
雪が降り積もる真冬のフィンランドの町を、靴も履かずに全裸で倉庫へと走るペトリ。
彼が最初に倉庫から取り出したのは、寝袋にもなるコートだった。
洗面道具も持たず、指で歯磨きをしていたペトリだが、
100日も過ぎるとカーテンやスマホも必要となり、
半年も過ぎた頃には車も所有するようになっていた。
モノを捨てていくのではなく、増やしていくというのがハッピーでいい感じ。
ペトリの実験は孤独ではない。
弟や友人たち、優しい祖母が彼を支え、実験中に恋人もできた。
友人、家族、仕事、恋人…周囲の人々と繋がることによって、
ペトリの所有物は増えていくのだ。
「モノとは何か」という答えは、孤独であるか、そうでないかで
答えは変わってくるのではないだろうか。
監督・主演・脚本はペトリ本人。
登場する友人や家族は本物なのだとか。
自然な会話、考えさせる内容は良いが、
人物や風景などに美しいと感じられる映像が少ないのが残念だった。
子どもが誕生した際、フィンランド政府は赤ちゃん用品50数種類を贈るそうだ。
現金よりも赤ちゃん用品の方が、確実に子どもに使われるからだろうか。
ペトリが恋人を「キノコ採り」に誘うというのが、フィンランドらしくて素敵!
やれるもんならやってみろ整理術。
投稿日
2015/12/09
レビュアー
ぴよさん
いまや、巧い整理術を考えついたら「世界で最も影響力のある100人」に
選ばれる時代だ。多くの人が、所有物に対する悩みを抱えている。
これはフィンランドの若者が考えつき、実際に実践した整理術。その顛末を
描いたセミ・ドキュメンタリーだ。
その手法は強引かつシンプル。必要なものは、「思い切り」と「貸し倉庫」のみ。
まずは、家の中の全てのもの(家財道具、洋服にいたるまで全て)を倉庫に移す。
ひとつ残らずだ。これが出来れば、50%は成功。
そして、以下のようなルールを自ら徹底することで、残り50%が成立する。
1. 1日に1個だけ、物を取り出すことができる
2. 1年間続ける
3. 1年間、絶対物をを買わない
主人公ペトリはこれを実践する。すなわち初日は丸裸の状態から始まる。まずは
着るものを裸で倉庫まで取りに行く。そして生活にどうしても必要なものを、一日
一点ずつ取り戻していくのだ。若者っぽい「思いつきとノリ」で始まる実験だが、
おおなるほどと思える部分もあって楽しい。こういうことに「ノリ」は大事だ。
孤独にやるんじゃなく、周りを巻き込むのもコツだ。賛否両論は推進力になる。
原題「TAVARATAIVAS」は、フィンランド語で「物天国」という意味らしい。
モノが溢れるほどに、それを取捨選択する能力が必要となる。捨てるのが難しい
のであれば、強制的にゼロから始め、そして、どうしても自分にとって必要なモノ
だけを取り戻していけばいいじゃないか、という発想だ。
これに近いことを考えたことがある。近くにトランクルームを借りて、普段の
生活に使わないモノをすべて放り込む。そして一年、そこから取り出さなかった
モノはそのまま処分する、という思いつきだ。さらに言うならば、一年経てば
自動的に預けたモノが破棄されるというシステムがあればいい。
人は足し算の生き物だ。進歩とは足すことにあるからだ。しかし進化とは実は
そぎ落とすことにあるんじゃないかと思う。思うんだけど、それが出来ない。
執着から脱するためには…これはもう思想、宗教の問題になってくる。(いや
むずかしく考えんじゃねぇ)
「人生はモノで出来ているわけじゃない」…いや、分かるんだけどね。「人生は
モノと共にある」とも言えるんだよなぁ。
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- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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