天の茶助

SABU監督が、自身の書き下ろし小説を映画化。
下界の人間たちのシナリオが執筆されている天界で、その脚本家たちにお茶を配る茶番頭の茶助（松山ケンイチ）は、自分が不用意に発した言葉により天界のシナリオが書き換えられ、人間界で生きる、口のきけないユリが交通事故で死ぬ運命であることを知ります。ユリを助けるため人間界に降りた茶助は、ユリの暮らす沖縄に向かいます。

天界の脚本家が、斬新なストーリーを競い合っているというというのは面白く、その一人の作家の暴走を止めようとするのもいいと思いますが、地上での内容がいかにもお粗末で残念でした。
ラーメン屋店主の伊勢谷友介のファイトシーンは良かったのに、何せストーリーがハチャメチャで繋がりません。彼が生かされてないのが勿体ないです。

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　人間の人生の脚本を書いて運命の左右を決めている天使の1人が自分が好きになった女の子が交通事故死しちゃうってんで、その死から何とか救おうとする話。

　カラフルな照明が延々と続く中、ぶっ飛んだストーリーがSABU監督作品らしい映画でした。ただ最初から無茶苦茶な設定でなんでもありのように見えて勢いはあるけど、もはやどういうリアリティラインなのかと戸惑いながら見てました。

　膨大な主人公のモノローグで主人公を始め、主人公のもとに集まってくるボクサーとか芸人とかの過去が登場するたびにいちいち説明されるのでテンポが遅くなってしまっているように思えました。主人公が病気とかに苦しむ人たちを触れるだけで治せるので救世主のように崇められたり、生前がヤクザだったというシナリオが復活して敵を倒せる能力が発動したり。その合間に踊りのシーンが挿入されるというシュールな展開に頭がクラクラしていきました。

　主人公とヒロインのラブストーリーなのだろうけど、枝の部分がいろいろあってどこにポイントをもって見ればいいのか終始戸惑う100分間でした。

　松山ケンイチさんのハイテンションなお芝居が見ものな映画でした。

　原作ＳＡＢＵ『天の茶助』（幻●舎文庫）の同名映画化ですが、原作者自ら脚本・監督を務めるという力の入れようなので、恐らく原作を忠実に描写しているのだろうと推察しています。ちょっと変わったタイトルに惹かれてリストに入れておきましたが、久しぶりに松山ケンイチが主演しているのもチョイスした理由のひとつです。

　ジャンルがファンタジーなので描写は柔らかく、過激にならないようあっさりした展開に仕上げています。私達の運命は天にいる脚本家の描いたとおりに進んでいるという発想は、理解し難いことも無く違和感もないです。茶助（松山ケンイチ）という名のお茶汲み男が執筆中のシナリオに、ユリ（大野いと）という名の女性が事故死するのを知って、彼女を救うべく下界に下りてあれだのこれだのと、お話が進んでいくところ、変なサプライズもなくまじめな描写が良かったです。途中から茶助の生前の経歴が暴力団組員に仕立てられてしまった部分は、何か運命の怖さみたいなものを感じました。彼自身初めは「違うだろ！」と困惑気味だったのが、暴力団になりきってしまっているあたり、「人生とは、運命とは先のことは分からないものなんだ」と思ったりもしました。最終結末のネタバレはあまりにノーマルで下らなかったです。ファンタジー感は出ていますがそこまでの作品でした。

ファンタジーと思って見た方がいいなと思いました
最初はありえない展開でおもしろそうに感じたけど途中からあまりにもありえないすぎて不思議な映画に感じました。
でも、出演者は豪華で驚きました。

天上の茶番頭、茶助。

自分の不用意な言葉で、気になっていた女性ユリが、死ぬことになってしまった。

運命を変えるべく、下界に降りて、ストーリーを変えようとするが、思わぬ出来事で彼は、病気を治すゴットハンドとして祭り上げられてしまうが、、

キャストが、松山ケンイチ、上杉蓮、伊勢谷友介、今話題のキングオブコメディ(笑）の今野、寺島進と、まあ、有名どころを使ってます。

アイディアはおもしろかったど、話が脱線してしまった感あり。

まあ、ファンタジーと考えるとそれもありかな。

エピソードがもっとつながると面白かったかも。

まあ、松ケンだったから借りました。サービスで★３個