おしえて！　ギャル子ちゃん

ギャル子、オタ子、お嬢の仲良し女子高生3人組の、他愛もないやり取り(下ネタ多め)を眺めるだけのショートアニメ。
これといったストーリーや展開はほぼ無く、いわゆる日常系というもの。
派手な見た目とは裏腹に、家庭的で純情で友達思いなギャル子というキャラクターが、本作の魅力の大半を占めてる。
また、名は体を表すの逆、体をそのまま表した名の、個性的なキャラクターが回を重ねるごとに登場してきて、徐々に世界が広がっていく感覚が心地よく感じられた。

原作の漫画は、色鉛筆を使用したような独特な塗りが特徴的であった。
しかし、アニメ版では背景に見られる程度のみで、キャラクターは一般的な塗り方になっていた。
門外漢ゆえ詳細不明だが、動きのあるキャラクターには不向きな塗り方ということなのだろうか。
原作との比較での評価はあまり好まないが、塗りについては期待していた部分なだけに、残念な気持ちが強かったのが正直なところである。

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自分の偏見ですが今まで『ギャル』に対してあまりイイ印象はありません（ケバい化粧にだらしない口調、だらしない態度、バカな会話、礼儀知らずで上から目線、しょっちゅう奇声をあげて馬鹿笑い、ウザイ、ウザイと言ってる奴等がホントにウザイ、同種が3人寄ればイジメの元凶etc・・・）

このアニメもク○バ○女子校生のバカ話と思いきや、なんてっこた！パンナコッタ！！　イイ娘じゃないですか『ギャル子ちゃん』。見た目と口調は『ギャル』だけど『母性力』が高い！
クラスメイトには誰彼といわず気さくに声をかけるし、小物（絆創膏、のど飴、化粧品等）が無くて困っている人がいると「あるよ」とドラマ「HERO」の「田中要次」並みに大抵のものは揃えていて貸してくれるし、さりげなく気配りもできるし常識人です。毎日のお弁当は自分で作るので料理は上手いのかな？成績はややムラっけ（良くも悪くもなく）で現国の朗読は感情が入りすぎて周りを感心させるほど上手い（朗読劇並）。下ネタはある程度の耐性はあるもののエロ過ぎると恥ずかしさで赤面して逆切れし怒りだすほどの純情乙女。何にでも興味をもって首をツッコんでくるけわりに、エロネタだったら怒ります。
しかし見た目が『ギャル』なだけに周りから誤解を受けることも多々あります。
・朝が弱いのか遅刻寸前が多いのは夜遊びをしていると思われている（映画好きで深夜映画をリアルタイムで視聴したりクラスメイトに借りたDVDBOXを一気見して夜更かしした為。）
・男物のシャツを着ているのは（エロい意味で）一夜を共にした男のものをかりていると思われている。（肩幅が広く巨乳の為、男物のシャツしかフィットしない）など・・・
そんなギャップを見ていると楽しくて何回も見なおしてしまいそう。
将来の夢は『優しいお母さん』というだけあって「母親」ネタには敏感で、ウンチク魔の親友『オタ子』に陥没乳首は病気の元になって将来子供の産めない体になるよと軽い気持ちでイジられたときは凹んで次の日から欠席してしまい、悪いと思った『オタ子』が『ギャル子』の家に謝罪に行くとマジ風邪で休んで、その後仲直り。（プールの回では小学BOY『クセ太』君を同級生女子の小バカにしたイジりにさりげなく助けたり諭したり）

実際はこんな子いないだろうなぁ。だからアニメや漫画なんだろうなぁ。