あいつだ

妹思いの兄貴(チェ・ウォン)が妹を殺した犯人を、復讐に燃えて執念で追い詰めるオカルト・アクション・ミステリー。

犯人がパルクールの選手並みの身体能力なのでアクションが見応えあります。
ヒロイン役が、幽霊が見え、人の死に方が見えるという若い女性。
ちょっと、信じ難いが、実話だというとです。

オカルトぽいし、ホラー要素もあるし、ミステリーだし、
復讐もの、超能力もの、ミステリーホラー、アクションそして、
社会派のドラマの要素も・・・ドラマ要素もありと盛り沢山です。
しかし、ちょっとしたエンタメ映画作品として、

しっかりまとまっていました。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

この間見た「極秘捜査」にも出ていた、岡本信人に似たちょっと不細工な俳優ユ・ヘジン。
今まで見た韓国映画でちょくちょく見かける顔で、様々な役をこなす役者ですね。
今回は主役を食ってしまう程の存在感のある役柄です。
この人は主役を引き立たせる為の、端役から準主役までそれぞれ幅の広い演技が出来、どれも上手です。
この作品、タイトル通り憎き犯人の目星をつけて、なんとか捕まえようとする男との駆け引きを描いていますが、確信的に犯人を最初から映し出している訳では無いので、「もしかすると犯人は別人？？」と思わせる様な試みもありますが、結果的に大きなどんでん返しはありませんでした。
犯人の薬局の店主（昔、こんな薬局あったなあ...。）の素性がどんどん露呈するに従い、ユ・ヘジンの演技も徐々に加速してゆく。
結末のサイコパスが作成される原因は少し、説得力に欠けるのは残念。
後、幽霊が見えるヒロイン。
綺麗な女優さんなんでしょうが、非常に不気味な役作りに徹していて、ロマンス的要素は少し感じづらいが、オカルティックな要素を盛り込んでいるので、似た様な題材の作品が多い中で異色性がある。

兄が妹を殺した犯人探しをするのですが
これがあっさりと本星が見つかるのですよ。
もう少し怪しい人をちりばめて、引っ張って引っ張って
最後に、えええ？この人だったのぉ？っていうのを期待していたのでそこは残念。
犯人の身体能力すごしだし！(笑)
でも全体的に、韓国ドラマでは決して見せないような裏側の底辺の生活みたいなものも
垣間見れて、人の死に方が見えるという霊感少女のホラー的要素も織り込んで
ただの復讐者には終わらせないところが楽しめました。

それにしても、実話を元にですって？
いやはや、警察の無能ぶりが一番恐いですね(~o~)

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

時々現れるおかっぱの女の子の幽霊がとても怖くてとても良い。
ラスト近づくと、この子は誰なのか判明する。
お兄ちゃんの妹を想う心に胸が痛む。
ラストは少しだけ犯人に同情してしまった自分がいた。

最後までまとまりよく、あきない展開にとても楽しく観れました。

ユ、ヘジンさんは、本当に凄い俳優さん！大好き。
この方が出ている映画はだいたい面白いと確信しています。

妹の危うさが半端なくて、
こんなに隙がありまくりでは危ないよ〜、
兄ちゃんも鍵かけて閉じ込めるんじゃなくて、
妹を守るんなら、もっとちゃんとしようよーと
そんなこと思っていたら、やっぱり殺されてしまったじゃないか。
韓国映画の殺人シーンは怖すぎて、わたしは直視できないよ。
それからの韓国警察のやる気のなさと雑なところが相変わらずで、
結局は兄ちゃんと犯人の一騎打ちになるところは、
あの有名な「チェーサー」が思い出されて、
ユ・ヘジンの演技が素晴らしいから、ハ・ジョンウと重なって、
これはどうなる？と最後まで一気だった。

つっこみどころは満載だが、緊張感は途切れなく、
予知能力（人の死ぬ時が見える）のあるオカルト少女が関わってくるところも
兄ちゃんの復習劇だけにしないところに話に奥行きができたと思う。

怖いの平気なら是非。