未来よこんにちは / イザベル・ユペール
未来よこんにちは
/ミア・ハンセン=ラブ
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全体の平均評価点: (5点満点)
(7)
解説・ストーリー
「あの夏の子供たち」のミア・ハンセン=ラヴ監督がイザベル・ユペールを主演に迎えて贈る大人の女性のドラマ。仕事にプライベートに充実した日々を送っていた50代後半のヒロインが、突然訪れた孤独の日々に戸惑いつつも、現実を前向きに受け止めてしなやかに凛々しく生きていく姿を描く。第66回ベルリン国際映画祭銀熊(監督)賞受賞作。パリの高校で哲学を教えている50代後半の女性ナタリー。2人の子どもは既に独立し、同じ哲学教師の夫と2人暮らし。ひとり暮らしをしている年老いた母のことは気がかりだったが、それなりに充実した日々を過ごしていた。ところが、結婚25年目にして夫から唐突に離婚を告げられ、母も突然の他界。ふと気づけば、完全に一人きりになってしまったナタリーだったが…。 JAN:4988013489998
「あの夏の子供たち」のミア・ハンセン=ラヴ監督がイザベル・ユペールを主演に迎えて贈る大人の女性のドラマ。仕事にプライベートに充実した日々を送っていた50代後半のヒロインが、突然訪れた孤独の日々に戸惑いつつも、現実を前向きに受け止めてしなやかに凛々しく生きていく姿を描く。第66回ベルリン国際映画祭銀熊(監督)賞受賞作。パリの高校で哲学を教えている50代後半の女性ナタリー。2人の子どもは既に独立し、同じ哲学教師の夫と2人暮らし。ひとり暮らしをしている年老いた母のことは気がかりだったが、それなりに充実した日々を過ごしていた。ところが、結婚25年目にして夫から唐突に離婚を告げられ、母も突然の他界。ふと気づけば、完全に一人きりになってしまったナタリーだったが…。 JAN:4988013489998
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「未来よこんにちは」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「あの夏の子供たち」のミア・ハンセン=ラヴ監督がイザベル・ユペールを主演に迎えて贈る大人の女性のドラマ。仕事にプライベートに充実した日々を送っていた50代後半のヒロインが、突然訪れた孤独の日々に戸惑いつつも、現実を前向きに受け止めてしなやかに凛々しく生きていく姿を描く。第66回ベルリン国際映画祭銀熊(監督)賞受賞作。パリの高校で哲学を教えている50代後半の女性ナタリー。2人の子どもは既に独立し、同じ哲学教師の夫と2人暮らし。ひとり暮らしをしている年老いた母のことは気がかりだったが、それなりに充実した日々を過ごしていた。ところが、結婚25年目にして夫から唐突に離婚を告げられ、母も突然の他界。ふと気づけば、完全に一人きりになってしまったナタリーだったが…。 JAN:4988013489998
「未来よこんにちは」 の作品情報
「未来よこんにちは」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
未来よ こんにちはの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
104分 |
日 |
仏:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
PCBE75827 |
2018年02月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
1人
|
未来よ こんにちはの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
104分 |
日 |
仏:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
PCBE75827 |
2018年02月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
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ユーザーレビュー:7件
いかにもフランス映画らしい
愛こそすべて、というフランスではなくて、論理を語るフランスという意味で。高校のカリキュラムに当たり前のように哲学があるフランス。しかも内容を理解するだけではなくて、与えられた命題を自分自身で考える課題を課され、それについて議論する。対等な立場で議論することは、至極ありふれた日常の一部。一方、私が受けた哲学の授業(大学の教養科目)と言えば、著名な哲学者たちの学説を解説されて、それを暗記するだけ。ついぞ、あなたの意見は?と問われたことはない。
この映画は「未来」がテーマになっているが、高校の哲学教師ナタリーの自立した個人的な日常や生き方を淡々と描きながら、同時に社会の未来をも問うている。来るべき社会にどう関わるのか、実にさり気なく問われている。主人公が哲学教師であることの意味がこの点に活かされている。
ナタリーは、社会に直接アンガジェするべきだと、行動を伴わない思考を、教え子のファビアンに批判されるが、自分自身で考える生徒を育てることが私の社会への関わり方だ、と即答する。歳を重ね、自分の時代が終わりつつあると感じることは悲しい。若い世代との世代間ギャップを痛感しつつも、自ら若い頃のほろ苦い体験が根底にある。ナタリーは、同じ哲学教師でありながら、夫とも違う立場を貫いている。
子どもたちとも、夫とも、母親とも、ついには猫のパンドラとも離れて、孤独だが完全なる自由を手に入れ、思索しつつ自分の未来をあるがままに受け入れて、彼女なりのやり方で社会と関わりながら、自分らしく生きていく。
最後に流れる「アンチェインド・メロディ」の甘くしっとりとした曲調が、締めくくりにふさわしく、とてもいい。時が流れても変わらないものがある。それは愛かもしれないし、また別の何かなのかもしれない。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
すべてに開放されたとき、女は自由になる
息子と娘は大きくなってそれぞれ独立し
夫婦二人の生活を謳歌しようかという熟年のナタリー。
ところが、夫の突然の告白。
『好きな人ができたんだ。その女性と暮らすよ』
なんと衝撃的な告白でしょう。
でもナタリーは泣いたりわめいたりせず、現実を受け止めるところが大人すぎ!
熟年離婚が多いフランスでは、さほどもの珍しいことではないのでしょう。
その矢先に、認知症気味の母親の他界。
これはこれで荷が下りたと思えるナタリー。
もうしがらみは何もなく、孫も出来て、自由を手に入れたことを実感するナタリーに
ものすごく共感してしまいました。
自分の居場所は自分でみつける強い女性のナタリーですが
母親の死後、バスの中で突然襲ってきた悲しみの本当の意味はなんだったのでしょうか?
奇しくもそんなときに一番見たくもない光景を見せられて
苦笑するしかないナタリーにまたもや共感。
とはいえ、特に何が起こるということでもなく、メリハリがないお話なので、
オバサンの日常を見せられても・・って人には退屈かもしれませんね。
それにしても、イザベル・ユペール
ガリガリで痩せ過ぎではないですか?
(ちょっと羨ましいが・・^_^;)
60歳過ぎて花柄のワンピースが似合うこと、似合うこと!
(かなり羨ましい・・^_^;)
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
普通(?)の女性が夫から解き放たれて!
2016年(フランス/ドイツ/104分)
ベルリン国際映画祭・銀熊賞受賞
フランスの至宝そしてフランスのメリル・ストリープと呼ばれる
イザベル・ユペールが普通の主婦(と言っても高校の哲学教師)で
2人の子供のお母さんを演じた映画です。
上手く行っていると思っていた夫から突然の別居を言い出されるナタリー。
「なによ!それ!」寝耳に水でした。
かと思えば認知症気味だった母親を施設に入れると間もなく急死してしまいます。
子供達は独立しているし残されたのは母親の太った黒猫のみ。
発作的に涙ぐんだりするナタリーですが、この境遇を決してマイナスとは取らず、プラスに捉えたみたいなような!!
60歳前で夫と生き別れ・・・経済的には自立しているナタリーなら、
自由が増えるでしょうし、
その上これからはじまるかも知れない「夫の介護」への心配が減りますね。
あまりお金持ちには見えませんでしたが、パスカル、ルソーなどの哲学書や、会話にも「進歩的知識人の実際とその行動の落差」などと、
高尚な内容です。
息子より可愛い教え子の哲学者の住むアルプス高地のコロニー暮らしを訪ねるナタリー。
教え子への気持ちには、年齢がやや邪魔をするようです。
ヨーロッパでは高評価の映画みたいですが、特にドラマティックな出来事も起こらず、60数歳でも娘のような体型で、美しいユペールのファッションとか、孫を抱くユペールの私生活を偲ばれるそんな映画でした。
ユペールさんは実際に3人の子供のお母さんで、33歳の長女(女優)
29歳の長男(ユペールさんの経営する映画館のプログラムを組む仕事)
次男19歳はアメリカで映画の勉強中とか、映画一家ですね。
この映画で軽くウォーミングアップをして評判高い「エル ELL」のリリースを楽しみに待ちます。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
シャリルとは誰か
の著者のエマニュエルトッドによれば 今のフランスの知的社会状況は
かなりアウトだそうで 日本では中産階級が遂に壊滅してしまったけれど
それなりに おフランスのプチブルジョワは安定していて より知的退廃が
目立つとの事
そんな背景を持つ 現代フランス映画の主人公は高校教師 アドルノの本を
監修する程の才媛 夫はもっとインテリの保守反動 彼女はリベラルだが
政治には距離を取る 生徒を通して 五月革命のエコーも響く
しかしそこまで 映画はあくまでユペールの生きる毎日を描く事に徹する
夫の浮気 母はボケ 子供とも今ひとつ 仲の良い教え子にも批判の目を
向けられる そんな彼女の日常はせかせか歩く事 この映画は移動を描い
ていて 車と列車 バスにも乗るが 彼女は歩く事によって映画のリズムを
作り プロの演技のすごさを何気に見せているのだ 部活をやめた何とか君
よりも速いユペールを追って 照明をセットし 編集は神技で繋ぎをやって
いて 一時も目を離せない映画の刺激があり 何も事件が起こらず 淡々と
した描写が続く退屈な映画などでは絶対にないのだ
彼女のほぼ全身を常にカメラは捉えているので 母の死は 飛んで 葬儀の
手配になるのもすごいが 葬儀の後 一瞬 バスの中から主観ショットに
なって おやっとなり 彼女の泣いている画面にそれを見事につなげ
そこに夫が愛人と歩いているショットが入り 吹き出すユペールとなる
くるっとユーモアが入って上手いね
自然描写も重要で美しく この映画が ロメールなどの 或いはアサイヤス
の協力もあるようだし 仏映画の最良の血脈を受け継いでいるのが
ミアハンセンラブなのだ と言うのは確かなところだろう彼女の最高作だ
さて映画秘宝 キネ旬などは この映画をベスト10に入れているのは誰か
トランスフォーマ 共に興味が湧いてくるのよね 「エル」より上だよ
現代仏映画ファン 必見です!
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
なんですって?
投稿日:2018/09/25
レビュアー:bell
イザベル・ユペールを変態役として覗き趣味してきた反省か、本作でいかに彼女が優れた女優かをあらためて知ることになった。
物語は親の死、若者とのギャップなど、誰しもふつうに経験する道程に、あまりに突飛な離婚話はコメディかと思うくらい可笑しくなってしまう。それなのにどんな災難にあっても(たとえ痴漢に襲われても)、平然と身辺空気を乱さず、ナタリー(イザベル・ユペール)はあくまでもナタリーで居ることの存在感に、不思議と魅了されてしまう。心の動揺を受け容れ、対応していく柔軟さは、至って変態であることも厭わない開き直りがなくては出来ない所作だ。
また場面に応じたユペールの表情やファッションにも目がくらむ。この年齢でこの姿態。これはユペールのために用意された映画でもあるのだろう。
ところで彼女は哲学教師という役柄。劇中にところどころ、格言のような言葉が挟まれている。「人は欲望があれば 幸福でなくとも 期待で生きられる 幸福を手に入れる前こそが 幸福なのです」
現実から逃避するような、妄想でも幸福と言える変態ばりの言葉は、その場しのぎでも光明をもたらす。とはいえ奥が深くてその心境には達しない。ナタリーは親から押しつけられた哲学だが、けっきょく哲学は人生の支えになるのだろうかとふと考えた。そしてイザベル・ユペールをどうしても変態女優にしたがる私であった。★★★★
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ユーザーレビュー
いかにもフランス映画らしい
投稿日
2018/02/26
レビュアー
hinakksk
愛こそすべて、というフランスではなくて、論理を語るフランスという意味で。高校のカリキュラムに当たり前のように哲学があるフランス。しかも内容を理解するだけではなくて、与えられた命題を自分自身で考える課題を課され、それについて議論する。対等な立場で議論することは、至極ありふれた日常の一部。一方、私が受けた哲学の授業(大学の教養科目)と言えば、著名な哲学者たちの学説を解説されて、それを暗記するだけ。ついぞ、あなたの意見は?と問われたことはない。
この映画は「未来」がテーマになっているが、高校の哲学教師ナタリーの自立した個人的な日常や生き方を淡々と描きながら、同時に社会の未来をも問うている。来るべき社会にどう関わるのか、実にさり気なく問われている。主人公が哲学教師であることの意味がこの点に活かされている。
ナタリーは、社会に直接アンガジェするべきだと、行動を伴わない思考を、教え子のファビアンに批判されるが、自分自身で考える生徒を育てることが私の社会への関わり方だ、と即答する。歳を重ね、自分の時代が終わりつつあると感じることは悲しい。若い世代との世代間ギャップを痛感しつつも、自ら若い頃のほろ苦い体験が根底にある。ナタリーは、同じ哲学教師でありながら、夫とも違う立場を貫いている。
子どもたちとも、夫とも、母親とも、ついには猫のパンドラとも離れて、孤独だが完全なる自由を手に入れ、思索しつつ自分の未来をあるがままに受け入れて、彼女なりのやり方で社会と関わりながら、自分らしく生きていく。
最後に流れる「アンチェインド・メロディ」の甘くしっとりとした曲調が、締めくくりにふさわしく、とてもいい。時が流れても変わらないものがある。それは愛かもしれないし、また別の何かなのかもしれない。
すべてに開放されたとき、女は自由になる
投稿日
2018/02/19
レビュアー
飛べない魔女
息子と娘は大きくなってそれぞれ独立し
夫婦二人の生活を謳歌しようかという熟年のナタリー。
ところが、夫の突然の告白。
『好きな人ができたんだ。その女性と暮らすよ』
なんと衝撃的な告白でしょう。
でもナタリーは泣いたりわめいたりせず、現実を受け止めるところが大人すぎ!
熟年離婚が多いフランスでは、さほどもの珍しいことではないのでしょう。
その矢先に、認知症気味の母親の他界。
これはこれで荷が下りたと思えるナタリー。
もうしがらみは何もなく、孫も出来て、自由を手に入れたことを実感するナタリーに
ものすごく共感してしまいました。
自分の居場所は自分でみつける強い女性のナタリーですが
母親の死後、バスの中で突然襲ってきた悲しみの本当の意味はなんだったのでしょうか?
奇しくもそんなときに一番見たくもない光景を見せられて
苦笑するしかないナタリーにまたもや共感。
とはいえ、特に何が起こるということでもなく、メリハリがないお話なので、
オバサンの日常を見せられても・・って人には退屈かもしれませんね。
それにしても、イザベル・ユペール
ガリガリで痩せ過ぎではないですか?
(ちょっと羨ましいが・・^_^;)
60歳過ぎて花柄のワンピースが似合うこと、似合うこと!
(かなり羨ましい・・^_^;)
普通(?)の女性が夫から解き放たれて!
投稿日
2018/02/23
レビュアー
カマンベール
2016年(フランス/ドイツ/104分)
ベルリン国際映画祭・銀熊賞受賞
フランスの至宝そしてフランスのメリル・ストリープと呼ばれる
イザベル・ユペールが普通の主婦(と言っても高校の哲学教師)で
2人の子供のお母さんを演じた映画です。
上手く行っていると思っていた夫から突然の別居を言い出されるナタリー。
「なによ!それ!」寝耳に水でした。
かと思えば認知症気味だった母親を施設に入れると間もなく急死してしまいます。
子供達は独立しているし残されたのは母親の太った黒猫のみ。
発作的に涙ぐんだりするナタリーですが、この境遇を決してマイナスとは取らず、プラスに捉えたみたいなような!!
60歳前で夫と生き別れ・・・経済的には自立しているナタリーなら、
自由が増えるでしょうし、
その上これからはじまるかも知れない「夫の介護」への心配が減りますね。
あまりお金持ちには見えませんでしたが、パスカル、ルソーなどの哲学書や、会話にも「進歩的知識人の実際とその行動の落差」などと、
高尚な内容です。
息子より可愛い教え子の哲学者の住むアルプス高地のコロニー暮らしを訪ねるナタリー。
教え子への気持ちには、年齢がやや邪魔をするようです。
ヨーロッパでは高評価の映画みたいですが、特にドラマティックな出来事も起こらず、60数歳でも娘のような体型で、美しいユペールのファッションとか、孫を抱くユペールの私生活を偲ばれるそんな映画でした。
ユペールさんは実際に3人の子供のお母さんで、33歳の長女(女優)
29歳の長男(ユペールさんの経営する映画館のプログラムを組む仕事)
次男19歳はアメリカで映画の勉強中とか、映画一家ですね。
この映画で軽くウォーミングアップをして評判高い「エル ELL」のリリースを楽しみに待ちます。
シャリルとは誰か
投稿日
2018/02/26
レビュアー
裸足のラヴァース 2.0
の著者のエマニュエルトッドによれば 今のフランスの知的社会状況は
かなりアウトだそうで 日本では中産階級が遂に壊滅してしまったけれど
それなりに おフランスのプチブルジョワは安定していて より知的退廃が
目立つとの事
そんな背景を持つ 現代フランス映画の主人公は高校教師 アドルノの本を
監修する程の才媛 夫はもっとインテリの保守反動 彼女はリベラルだが
政治には距離を取る 生徒を通して 五月革命のエコーも響く
しかしそこまで 映画はあくまでユペールの生きる毎日を描く事に徹する
夫の浮気 母はボケ 子供とも今ひとつ 仲の良い教え子にも批判の目を
向けられる そんな彼女の日常はせかせか歩く事 この映画は移動を描い
ていて 車と列車 バスにも乗るが 彼女は歩く事によって映画のリズムを
作り プロの演技のすごさを何気に見せているのだ 部活をやめた何とか君
よりも速いユペールを追って 照明をセットし 編集は神技で繋ぎをやって
いて 一時も目を離せない映画の刺激があり 何も事件が起こらず 淡々と
した描写が続く退屈な映画などでは絶対にないのだ
彼女のほぼ全身を常にカメラは捉えているので 母の死は 飛んで 葬儀の
手配になるのもすごいが 葬儀の後 一瞬 バスの中から主観ショットに
なって おやっとなり 彼女の泣いている画面にそれを見事につなげ
そこに夫が愛人と歩いているショットが入り 吹き出すユペールとなる
くるっとユーモアが入って上手いね
自然描写も重要で美しく この映画が ロメールなどの 或いはアサイヤス
の協力もあるようだし 仏映画の最良の血脈を受け継いでいるのが
ミアハンセンラブなのだ と言うのは確かなところだろう彼女の最高作だ
さて映画秘宝 キネ旬などは この映画をベスト10に入れているのは誰か
トランスフォーマ 共に興味が湧いてくるのよね 「エル」より上だよ
現代仏映画ファン 必見です!
なんですって?
投稿日
2018/09/25
レビュアー
bell
イザベル・ユペールを変態役として覗き趣味してきた反省か、本作でいかに彼女が優れた女優かをあらためて知ることになった。
物語は親の死、若者とのギャップなど、誰しもふつうに経験する道程に、あまりに突飛な離婚話はコメディかと思うくらい可笑しくなってしまう。それなのにどんな災難にあっても(たとえ痴漢に襲われても)、平然と身辺空気を乱さず、ナタリー(イザベル・ユペール)はあくまでもナタリーで居ることの存在感に、不思議と魅了されてしまう。心の動揺を受け容れ、対応していく柔軟さは、至って変態であることも厭わない開き直りがなくては出来ない所作だ。
また場面に応じたユペールの表情やファッションにも目がくらむ。この年齢でこの姿態。これはユペールのために用意された映画でもあるのだろう。
ところで彼女は哲学教師という役柄。劇中にところどころ、格言のような言葉が挟まれている。「人は欲望があれば 幸福でなくとも 期待で生きられる 幸福を手に入れる前こそが 幸福なのです」
現実から逃避するような、妄想でも幸福と言える変態ばりの言葉は、その場しのぎでも光明をもたらす。とはいえ奥が深くてその心境には達しない。ナタリーは親から押しつけられた哲学だが、けっきょく哲学は人生の支えになるのだろうかとふと考えた。そしてイザベル・ユペールをどうしても変態女優にしたがる私であった。★★★★
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