嘘八百 / 中井貴一
全体の平均評価点: (5点満点)
(16)
解説・ストーリー
「百円の恋」の武正晴監督と脚本の足立紳が再びタッグを組み、主演に中井貴一と佐々木蔵之介を迎えて贈る痛快骨董コメディ。騙し騙されの目利きの世界を舞台に、冴えない古物商と落ちぶれた陶芸家が一世一代の大勝負に挑む姿を描く。共演は友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、芦屋小雁、近藤正臣。空振りばかりの古物商・小池則夫は、娘のいまりを連れて千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺へとやって来た。そこで落ちぶれた陶芸家・野田佐輔に一杯食わされた則夫だったが、佐輔の腕を確信し、彼にある計画を持ちかける。それは、2人が煮え湯を飲まされた古美術店店主・樋渡と大御所鑑定士・棚橋への仕返しに利休の贋物をつかませ、ついでに一攫千金を狙うという一発逆転の大勝負だったのだが…。 JAN:4988101200726
「百円の恋」の武正晴監督と脚本の足立紳が再びタッグを組み、主演に中井貴一と佐々木蔵之介を迎えて贈る痛快骨董コメディ。騙し騙されの目利きの世界を舞台に、冴えない古物商と落ちぶれた陶芸家が一世一代の大勝負に挑む姿を描く。共演は友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、芦屋小雁、近藤正臣。空振りばかりの古物商・小池則夫は、娘のいまりを連れて千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺へとやって来た。そこで落ちぶれた陶芸家・野田佐輔に一杯食わされた則夫だったが、佐輔の腕を確信し、彼にある計画を持ちかける。それは、2人が煮え湯を飲まされた古美術店店主・樋渡と大御所鑑定士・棚橋への仕返しに利休の贋物をつかませ、ついでに一攫千金を狙うという一発逆転の大勝負だったのだが…。 JAN:4988101200726
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「嘘八百」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「百円の恋」の武正晴監督と脚本の足立紳が再びタッグを組み、主演に中井貴一と佐々木蔵之介を迎えて贈る痛快骨董コメディ。騙し騙されの目利きの世界を舞台に、冴えない古物商と落ちぶれた陶芸家が一世一代の大勝負に挑む姿を描く。共演は友近、森川葵、前野朋哉、堀内敬子、芦屋小雁、近藤正臣。空振りばかりの古物商・小池則夫は、娘のいまりを連れて千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺へとやって来た。そこで落ちぶれた陶芸家・野田佐輔に一杯食わされた則夫だったが、佐輔の腕を確信し、彼にある計画を持ちかける。それは、2人が煮え湯を飲まされた古美術店店主・樋渡と大御所鑑定士・棚橋への仕返しに利休の贋物をつかませ、ついでに一攫千金を狙うという一発逆転の大勝負だったのだが…。 JAN:4988101200726
「嘘八百」 の作品情報
「嘘八百」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
嘘八百の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
日 |
日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRTD20098 |
2018年07月11日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
56枚
|
0人
|
0人
|
嘘八百の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
105分 |
日 |
日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRTD20098 |
2018年07月11日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:16件
嘘八百
投稿日:2018/05/26
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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うだつのあがらない古美術商と落ちぶれた陶芸家の詐欺師が大物鑑定士にリベンジする話。
古美術商の主人公が娘と豪邸に行ったら、そこの息子さんらしき人が対応して蔵に眠っている骨董品を見せてもらって千利休の品らしいものを発見して、何とか安く買い取るけど。逆に騙されてしまって、その息子さんは実は陶芸家であり今は詐欺師だとわかって、かつて酷い目に遭わされた大物鑑定士に偽物をふっかけてやろうとするところから本編が始まります。この出だしのエピソードは何が起こるんだろう? と気になる展開でよかったですが、100分の映画にしてはテンポが悪くて、そこから騙すのが上手くいくのかいかないのかのコンゲームものとして動き始まるけど、見ていて「そういうことだったのか、やられたー!」という面白さみたいなものもなく、それよりも奥さんや子どもたちとの関係に悩む展開が続くので騙し騙されの爽快感がなかったです。その割に騙す作戦がクライマックスなので見せ方とかも淡々と進むだけなのも余計にカタルシスが得られにくい映画でした。
どんな文字でも真似することができる人、髪や箱を偽装できる人など特殊技能を持つ仲間たちがいて、すわどうやってチームを組んで強敵を騙すのかということになるのかと思いきや、彼らもただのサクラで終わるというのも設定の面白さも感じられないし。そもそもどうやって大物鑑定士を騙す作品を作るのかと思っていたら、贋作が本物に見えるというロジックはなく、ただ頑張ったから成功した。みたいな風にしかなっていなくて面白くもなんともなかったです。
千利休うんちくなどがいっぱい出てきて、そこら辺のことに興味があったりしたらそういったことで楽しめるかもしれませんが、主人公の娘さんや息子さんのエピソードとかも急すぎるキャラクターの変化に戸惑ってしまったり、友近さんが出てくるとコントにしか見えなくなっちゃうとかいろいろノイズの多い作品でした。
このレビューは気に入りましたか?
11人の会員が気に入ったと投稿しています
幻の利休茶碗にカモメ飛ぶ
投稿日:2018/07/12
レビュアー:なんの因果
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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「百円の恋」の武正晴監督と、足立紳脚本のタッグが贈るコメディドラマ。
冴えない古物商カワウソ(中井貴一)と、落ちぶれた陶芸作家トカゲ(佐々木蔵之介)。
騙したはずの中井が、佐々木の大芝居に騙されていたという序盤。
逃げる佐々木を追いかけて狭い横丁に入ると、小汚い貧乏くさい家で、いつのまにか茶卓を囲んですき焼きをご馳走になってる中井。
実は中井も佐々木も、骨董界の大御所鑑定士・棚橋(近藤正臣)に一杯食わされて、人生の出端をくじかれていた。
二人は結託し、"幻の利休の茶器"を仕立て、仕返しついでに一攫千金を狙うのだった。
ちょっと「開運!なんでも鑑定団」を連想しちゃいますね。
負け組中年男のバディムービーであり、再起を図るドラマでもあります。
嘘八百というタイトルどおり、サギの話しではあっても、相手は私利私欲に満ちた相当のワルですから二人を応援したくなります。
ニセモノであろうが、精魂こめて陶芸作業する蔵之介、はったりであろうが熱っぽく語る中井貴一。
中年の素晴らしさ満開です!
もう一人、利休の話しをさせたら誰より詳しい学芸員・塚地武雄、夢見る塚地さんが素敵でした。
しかし、人んちの庭先で億という取引するかなとか、鑑定ってエックス線かけたり、素材分析するんじゃないのとか、
今どき現金取引かい?というツッコミ所はありました。
どんでん返しはあの二人だろうとやや、結末が見えたのではありますが、大阪の人情も厚く、
しっかりした俳優陣、コミカルな音楽。満足した作品でした。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
獺は若い女に化けて人を騙すのだとか
監督:武正晴(2017年・105分)
中井貴一と佐々木蔵之介W主演のコメディ。
中井貴一が演じるのは、古美術の目利き・小池則夫。
車体に「古美術 獺(カワウソ)」の名前を入れたワゴン車で掘り出し物(お宝)を探している。
この日、助手席に娘のいまりを乗せて、ラジオから流れてくる占いに導かれて西へ向かっていた。
堺のとある場所に来ると、立派な蔵のある家を見つけた。
若い娘が一緒だと相手も油断するだろうと、いまりも連れて車を降りる。
その家の主と思しき人物が、佐々木蔵之介演じる「絹田」だった。(ところが、実際には野田佐輔という落ちぶれた陶芸家だった。)
まずは、この二人の騙し合いから始まり、やがて彼らの共通の敵(かたき)である大御所鑑定士・棚橋清一郎(近藤正臣)に仕返しをすることに。
“幻の利休の茶器”を野田が作り、茶器を入れる箱を作る者、手紙を書く和紙を作る者、利休の字に似せて筆で手紙を書く者。(本物よりも本物らしい贋作作りの名人が集まるシーンに笑った。)
私も昨年まで陶芸を習っていたので、土練りのシーンや器に成形するシーン、釉薬を掛け焼成するシーンなど見ていて楽しかった。
でも、お宝の手紙や茶器を扱うのに素手というのは如何なものか?と。
テレビのお宝鑑定の番組でも、鑑定士たちは白い手袋をはめて丁寧に大事に扱っているはず。
まあ、映画タイトルも「嘘八百」と最初から謳っているので、固いことを言うのは止めるとして、二人共「真っ当な道」へ向かっているのが分かる清々しいラストだった。
つい先日、第2弾が封切になったそうだ。
舞台を「大阪・堺」から「京都」に移して、どんな騒動が起きることやら。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
中井貴一と佐々木蔵之介を愉しむ!!
2017年。
続編も現在公開中ということです。
いやぁ、有名な古美術鑑定士がこんなトリックにひっかりますかねー?
よっぽど目利きに自信があるのか、「本物」とされている「贋作」が、巷には
溢れかえっている・・・ということでしょうか?
まず、私でなくても、科学的鑑定をお願いします。
粘土の成分の年代や、塗料に18世紀以後の科学顔料が含まれていないか?
そして何より、「利休の茶器」を売りに来る中井貴一の経歴とか調べます。
(いかにも怪しい・・ですよね、その辺の露天商と変わらないんじゃありませんか?)
どこでその「幻の利休の茶器」を手に入れたのか?
いきなり、そんなお宝が出てくるほうがおかしいと思う。
資産家の庭先でイキナリのオークションってなんですか?
そして現金取引って!!
銀行に振り込めよ!!と言いたい。
ラストの結婚式からのてんやわんやも、いかにも諦めの良い中井貴一と佐々木蔵之介にも
疑問を感じます。
言いたく無いけれど、脚本がお粗末。
ミステリー映画なら、噴飯もの。
最初の中井貴一が佐々木蔵之介に騙される「蔵」のシーンが一番面白かったですね。
さて続編の出来栄えは如何でしょうね。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
物の持ち方で、その物の価値より、持つ人間の価値が分かる。
「嘘八百」(2018年、ギャガ、カラー、105分)。
監督は、安藤サクラ主演「百円の恋」(2014)の武正晴。
主演は中井貴一。その他の俳優はほぼ関西系で固められています。
佐々木蔵之介、近藤正臣、坂田利夫、木下ほうか、友近、桂雀々、芦屋小雁、前野朋哉、塚地武雅が関西出身か関西で役芸を醸成した役者である。東京系の役者は、中井のほか、寺田農、堀内敬子。名古屋圏が、森川葵。
東京の二流の古美術商「小池則夫」(中井)は、また偽物を掴まされる。千利休「ゆかり」の楽茶碗だった。彼はその作り手を辿って、京都に行く。そこで、陶芸家「野田佐輔」(佐々木蔵之介)をつきとめた。
次第に、関西圏の偽物製造職人グループと「小池」は親しくなっていく。陶芸家、箱職人、紙の専門家、書道家、画家などの制作組織があるらしい。また、偽物に「お墨つき」を加える学者、そのあと偽物と金持ちを仲介する骨董屋があるだろう。まるで、この組織は広域犯罪グループのようだが、「グリ森」のような社会を巻き込む邪悪性はない。騙した奴も悪いが、騙された奴は馬鹿だ。お互い納得の「嘘八百」のゲームであり、コメディなのだ。
友近の存在感は凄い。すき焼きの場面で仕切る。逃げ出そうとした中井貴一に娘「いまり」(森川葵)が「帰らない」と言う。今まで、この山師の父親に振り回されて、母は逃げ、鍋を囲む家庭が無かったのだった。「伊万里」という名前をつけられてもいる。
この映画の誤謬と思われる点が二点ある。
【1】 持ち方の間違い。
持ち方で分かる。中島誠之助の鑑定の過程でもよく分かる。彼は、名品であれば、まず見る。偽物であれはすぐ触って底を見る。茶道の茶碗の名品は椅子・テーブルの上で、片手で持ったり渡したりすることはあり得ない。畳の上で、正座して、両手で持ち、かかんで鑑賞するものだ。この映画では、陶器をまともな持ち方をしていない、ということは、それが偽物か、だれかの陰謀ということだろうか。
【2】 名品の売り買い
正当な名品が、正当な買い手によって、売買される場合、いくら京都の豪邸の庭といっても、そんな場で取引されることは、まず、ないだろう。これについて異見はあるだろうが、こんな場所で取引されるのは「一億円」の茶碗ではなかろう。ガードマンもいないのだから。
最後は、コメディの王道をいく展開だ。コメディを仕切った中井貴一の演技は、「ほんまもん」だ。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
嘘八百
投稿日
2018/05/26
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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うだつのあがらない古美術商と落ちぶれた陶芸家の詐欺師が大物鑑定士にリベンジする話。
古美術商の主人公が娘と豪邸に行ったら、そこの息子さんらしき人が対応して蔵に眠っている骨董品を見せてもらって千利休の品らしいものを発見して、何とか安く買い取るけど。逆に騙されてしまって、その息子さんは実は陶芸家であり今は詐欺師だとわかって、かつて酷い目に遭わされた大物鑑定士に偽物をふっかけてやろうとするところから本編が始まります。この出だしのエピソードは何が起こるんだろう? と気になる展開でよかったですが、100分の映画にしてはテンポが悪くて、そこから騙すのが上手くいくのかいかないのかのコンゲームものとして動き始まるけど、見ていて「そういうことだったのか、やられたー!」という面白さみたいなものもなく、それよりも奥さんや子どもたちとの関係に悩む展開が続くので騙し騙されの爽快感がなかったです。その割に騙す作戦がクライマックスなので見せ方とかも淡々と進むだけなのも余計にカタルシスが得られにくい映画でした。
どんな文字でも真似することができる人、髪や箱を偽装できる人など特殊技能を持つ仲間たちがいて、すわどうやってチームを組んで強敵を騙すのかということになるのかと思いきや、彼らもただのサクラで終わるというのも設定の面白さも感じられないし。そもそもどうやって大物鑑定士を騙す作品を作るのかと思っていたら、贋作が本物に見えるというロジックはなく、ただ頑張ったから成功した。みたいな風にしかなっていなくて面白くもなんともなかったです。
千利休うんちくなどがいっぱい出てきて、そこら辺のことに興味があったりしたらそういったことで楽しめるかもしれませんが、主人公の娘さんや息子さんのエピソードとかも急すぎるキャラクターの変化に戸惑ってしまったり、友近さんが出てくるとコントにしか見えなくなっちゃうとかいろいろノイズの多い作品でした。
幻の利休茶碗にカモメ飛ぶ
投稿日
2018/07/12
レビュアー
なんの因果
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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「百円の恋」の武正晴監督と、足立紳脚本のタッグが贈るコメディドラマ。
冴えない古物商カワウソ(中井貴一)と、落ちぶれた陶芸作家トカゲ(佐々木蔵之介)。
騙したはずの中井が、佐々木の大芝居に騙されていたという序盤。
逃げる佐々木を追いかけて狭い横丁に入ると、小汚い貧乏くさい家で、いつのまにか茶卓を囲んですき焼きをご馳走になってる中井。
実は中井も佐々木も、骨董界の大御所鑑定士・棚橋(近藤正臣)に一杯食わされて、人生の出端をくじかれていた。
二人は結託し、"幻の利休の茶器"を仕立て、仕返しついでに一攫千金を狙うのだった。
ちょっと「開運!なんでも鑑定団」を連想しちゃいますね。
負け組中年男のバディムービーであり、再起を図るドラマでもあります。
嘘八百というタイトルどおり、サギの話しではあっても、相手は私利私欲に満ちた相当のワルですから二人を応援したくなります。
ニセモノであろうが、精魂こめて陶芸作業する蔵之介、はったりであろうが熱っぽく語る中井貴一。
中年の素晴らしさ満開です!
もう一人、利休の話しをさせたら誰より詳しい学芸員・塚地武雄、夢見る塚地さんが素敵でした。
しかし、人んちの庭先で億という取引するかなとか、鑑定ってエックス線かけたり、素材分析するんじゃないのとか、
今どき現金取引かい?というツッコミ所はありました。
どんでん返しはあの二人だろうとやや、結末が見えたのではありますが、大阪の人情も厚く、
しっかりした俳優陣、コミカルな音楽。満足した作品でした。
獺は若い女に化けて人を騙すのだとか
投稿日
2020/02/26
レビュアー
kazupon
監督:武正晴(2017年・105分)
中井貴一と佐々木蔵之介W主演のコメディ。
中井貴一が演じるのは、古美術の目利き・小池則夫。
車体に「古美術 獺(カワウソ)」の名前を入れたワゴン車で掘り出し物(お宝)を探している。
この日、助手席に娘のいまりを乗せて、ラジオから流れてくる占いに導かれて西へ向かっていた。
堺のとある場所に来ると、立派な蔵のある家を見つけた。
若い娘が一緒だと相手も油断するだろうと、いまりも連れて車を降りる。
その家の主と思しき人物が、佐々木蔵之介演じる「絹田」だった。(ところが、実際には野田佐輔という落ちぶれた陶芸家だった。)
まずは、この二人の騙し合いから始まり、やがて彼らの共通の敵(かたき)である大御所鑑定士・棚橋清一郎(近藤正臣)に仕返しをすることに。
“幻の利休の茶器”を野田が作り、茶器を入れる箱を作る者、手紙を書く和紙を作る者、利休の字に似せて筆で手紙を書く者。(本物よりも本物らしい贋作作りの名人が集まるシーンに笑った。)
私も昨年まで陶芸を習っていたので、土練りのシーンや器に成形するシーン、釉薬を掛け焼成するシーンなど見ていて楽しかった。
でも、お宝の手紙や茶器を扱うのに素手というのは如何なものか?と。
テレビのお宝鑑定の番組でも、鑑定士たちは白い手袋をはめて丁寧に大事に扱っているはず。
まあ、映画タイトルも「嘘八百」と最初から謳っているので、固いことを言うのは止めるとして、二人共「真っ当な道」へ向かっているのが分かる清々しいラストだった。
つい先日、第2弾が封切になったそうだ。
舞台を「大阪・堺」から「京都」に移して、どんな騒動が起きることやら。
中井貴一と佐々木蔵之介を愉しむ!!
投稿日
2020/02/03
レビュアー
カマンベール
2017年。
続編も現在公開中ということです。
いやぁ、有名な古美術鑑定士がこんなトリックにひっかりますかねー?
よっぽど目利きに自信があるのか、「本物」とされている「贋作」が、巷には
溢れかえっている・・・ということでしょうか?
まず、私でなくても、科学的鑑定をお願いします。
粘土の成分の年代や、塗料に18世紀以後の科学顔料が含まれていないか?
そして何より、「利休の茶器」を売りに来る中井貴一の経歴とか調べます。
(いかにも怪しい・・ですよね、その辺の露天商と変わらないんじゃありませんか?)
どこでその「幻の利休の茶器」を手に入れたのか?
いきなり、そんなお宝が出てくるほうがおかしいと思う。
資産家の庭先でイキナリのオークションってなんですか?
そして現金取引って!!
銀行に振り込めよ!!と言いたい。
ラストの結婚式からのてんやわんやも、いかにも諦めの良い中井貴一と佐々木蔵之介にも
疑問を感じます。
言いたく無いけれど、脚本がお粗末。
ミステリー映画なら、噴飯もの。
最初の中井貴一が佐々木蔵之介に騙される「蔵」のシーンが一番面白かったですね。
さて続編の出来栄えは如何でしょうね。
物の持ち方で、その物の価値より、持つ人間の価値が分かる。
投稿日
2019/10/21
レビュアー
ちゅく
「嘘八百」(2018年、ギャガ、カラー、105分)。
監督は、安藤サクラ主演「百円の恋」(2014)の武正晴。
主演は中井貴一。その他の俳優はほぼ関西系で固められています。
佐々木蔵之介、近藤正臣、坂田利夫、木下ほうか、友近、桂雀々、芦屋小雁、前野朋哉、塚地武雅が関西出身か関西で役芸を醸成した役者である。東京系の役者は、中井のほか、寺田農、堀内敬子。名古屋圏が、森川葵。
東京の二流の古美術商「小池則夫」(中井)は、また偽物を掴まされる。千利休「ゆかり」の楽茶碗だった。彼はその作り手を辿って、京都に行く。そこで、陶芸家「野田佐輔」(佐々木蔵之介)をつきとめた。
次第に、関西圏の偽物製造職人グループと「小池」は親しくなっていく。陶芸家、箱職人、紙の専門家、書道家、画家などの制作組織があるらしい。また、偽物に「お墨つき」を加える学者、そのあと偽物と金持ちを仲介する骨董屋があるだろう。まるで、この組織は広域犯罪グループのようだが、「グリ森」のような社会を巻き込む邪悪性はない。騙した奴も悪いが、騙された奴は馬鹿だ。お互い納得の「嘘八百」のゲームであり、コメディなのだ。
友近の存在感は凄い。すき焼きの場面で仕切る。逃げ出そうとした中井貴一に娘「いまり」(森川葵)が「帰らない」と言う。今まで、この山師の父親に振り回されて、母は逃げ、鍋を囲む家庭が無かったのだった。「伊万里」という名前をつけられてもいる。
この映画の誤謬と思われる点が二点ある。
【1】 持ち方の間違い。
持ち方で分かる。中島誠之助の鑑定の過程でもよく分かる。彼は、名品であれば、まず見る。偽物であれはすぐ触って底を見る。茶道の茶碗の名品は椅子・テーブルの上で、片手で持ったり渡したりすることはあり得ない。畳の上で、正座して、両手で持ち、かかんで鑑賞するものだ。この映画では、陶器をまともな持ち方をしていない、ということは、それが偽物か、だれかの陰謀ということだろうか。
【2】 名品の売り買い
正当な名品が、正当な買い手によって、売買される場合、いくら京都の豪邸の庭といっても、そんな場で取引されることは、まず、ないだろう。これについて異見はあるだろうが、こんな場所で取引されるのは「一億円」の茶碗ではなかろう。ガードマンもいないのだから。
最後は、コメディの王道をいく展開だ。コメディを仕切った中井貴一の演技は、「ほんまもん」だ。
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