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COLD WAR あの歌、2つの心
COLD WAR あの歌、2つの心
COLD WAR あの歌、2つの心 / ヨアンナ・クーリク
COLD WAR あの歌、2つの心
/パヴェウ・パヴリコフスキ
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(11)
解説・ストーリー
「イーダ」のパヴェウ・パヴリコフスキ監督が、自らの両親の波瀾万丈の人生をモチーフに、冷戦下のポーランドで出会った男女が、時代の波に翻弄され、別れと再会を重ねる中で繰り広げる激しくも情熱的な愛の軌跡を美しいモノクロ映像で描き出した恋愛叙事詩。主演はヨアンナ・クーリクとトマシュ・コット。1949年、共産主義政権下のポーランド。音楽舞踊団を結成したピアニストのヴィクトルは、養成所のオーディションに応募してきた歌手志望のズーラに興味を抱き、やがて激しい恋に落ちる。しかし当局の監視を受けるようになったヴィクトルは西側への亡命を決意、ズーラにも決断を迫るが、結局2人は離ればなれに。数年後、パリで暮らしていたヴィクトルは、舞踊団の花形スターとしてパリ公演にやって来たズーラと再会を果たすのだったが…。 JAN:4907953275287
「イーダ」のパヴェウ・パヴリコフスキ監督が、自らの両親の波瀾万丈の人生をモチーフに、冷戦下のポーランドで出会った男女が、時代の波に翻弄され、別れと再会を重ねる中で繰り広げる激しくも情熱的な愛の軌跡を美しいモノクロ映像で描き出した恋愛叙事詩。主演はヨアンナ・クーリクとトマシュ・コット。1949年、共産主義政権下のポーランド。音楽舞踊団を結成したピアニストのヴィクトルは、養成所のオーディションに応募してきた歌手志望のズーラに興味を抱き、やがて激しい恋に落ちる。しかし当局の監視を受けるようになったヴィクトルは西側への亡命を決意、ズーラにも決断を迫るが、結局2人は離ればなれに。数年後、パリで暮らしていたヴィクトルは、舞踊団の花形スターとしてパリ公演にやって来たズーラと再会を果たすのだったが…。 JAN:4907953275287
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「COLD WAR あの歌、2つの心」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「イーダ」のパヴェウ・パヴリコフスキ監督が、自らの両親の波瀾万丈の人生をモチーフに、冷戦下のポーランドで出会った男女が、時代の波に翻弄され、別れと再会を重ねる中で繰り広げる激しくも情熱的な愛の軌跡を美しいモノクロ映像で描き出した恋愛叙事詩。主演はヨアンナ・クーリクとトマシュ・コット。1949年、共産主義政権下のポーランド。音楽舞踊団を結成したピアニストのヴィクトルは、養成所のオーディションに応募してきた歌手志望のズーラに興味を抱き、やがて激しい恋に落ちる。しかし当局の監視を受けるようになったヴィクトルは西側への亡命を決意、ズーラにも決断を迫るが、結局2人は離ればなれに。数年後、パリで暮らしていたヴィクトルは、舞踊団の花形スターとしてパリ公演にやって来たズーラと再会を果たすのだったが…。 JAN:4907953275287
「COLD WAR あの歌、2つの心」 の作品情報
「COLD WAR あの歌、2つの心」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
COLD WAR あの歌、2つの心の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
80HPBRR471 |
2020年01月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
0人
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COLD WAR あの歌、2つの心の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
80HPBRR471 |
2020年01月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
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|
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ユーザーレビュー:11件
身を滅ぼすまで、愛する!!
2018年。ポーランド代表としてアカデミー賞外国映画賞ノミネート作品。
激情的な愛の映画は仏映画『ベディ・ブルー愛と激情の日々』のベテイや、
『突然炎のごとく』でジャンヌ・モローが演じたカトリーヌ。
などを連想しますが、この映画のファムファタールズーラもそんな少女でした。
1949年。民族舞踏団のオーディションに現れたズーラは音感に優れ、いきなり音楽監督のヴィクトールの興味を惹きます。
「ズーラは父親を刺して執行猶予中なのよ」
《父親が母親と自分を間違えて抱きついたので、刺した・・・》
気性の荒さでは折り紙付きの娘です。
ポーランドの寒村で民族音楽を収集するヴィクトール。
素朴な農夫は野太い声で、
“小さな頭を石に乗せ、頭を石に乗せ・・・”と意味不明に民謡を歌う。
1949年、ポーランド
1951年、ワルシャワ
(大臣の勧めでスターリンを讃える歌を歌う舞踏団、
このあたりでヴィクトールはポーランドに嫌気が差す。
1952年東ベルリン、ヴィクトールはズーラに亡命を誘う・・・
・・・・しかしズーラは来ない・・・
1954年パリ・・・
…………………ジャズバンドでピアノを弾くヴ。
ズーラが突然現れる。
燃え上がるヴィクトールの恋情・・・同棲・・・束縛を感じたズーラは直ぐにいなくなる。
そして何年かごとに逢引を重ねるヴィクトールとズーラ。
ついに1959年。
ヴィクトールは亡命先のパリから投獄を覚悟してポーランドに入国する。
『冷戦』・・これをCOLD WARと書くと、何かイメージが変わります。
共産圏の人民の抑圧された心情は、まして80年も前の時代です。
妻が夫を『密告』したり、人の心は微妙に歪み捻れている・・・北朝鮮の人民を想像しても、自由に発言できないやら、政府を信頼してないのはわかる気がします。
障害があるから燃えるのか?
ファムファタールの磁場がヴィクトールを狂わせるのか?
安定を捨て激情に身を焦がすふたりを、傍観するのみの私でした。
モノクロ画面のビスタサイズ。
彩る音楽シーンが深く心に響きました。
民謡、ショパン、ジャズ、ラテン、バッハ・・と多彩です。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
訂正とお詫び
最初のレビュー中の表現が間違っています。自分でも何となく違和感があったのに調べもせず、映画に出てくる政府役人の言動にぴったりだと思って、浅はかにも使ってしまいました。喉に引っかかった魚のとげのように気になって、次のレビューを書く気にならないので、今頃調べてやっぱり適切ではなかったと分かりました。国威掲揚ではなく、国威発揚と書くべきでした。恥ずかしながら、お詫びして訂正いたします。
レビュー欄には不適切かもしれませんが、大きな間違いに気付いたら訂正する主義なので、どうかお許しください。気付いていない間違いもいっぱいあるとは思いますが…。ついでに追記すると、日常を愛する平凡な私には、この映画のふたりの恋には共感できません。悲劇の時代を象徴的に描いているのかもしれませんが、ふたりで完結するために、周囲を巻き込むべきではなかったのに、という気がします。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
恋は遠きにありて思ふもの
モノクロだとは知らなかったので、一瞬過去の映画だったのかと思ってしまった。モノクロならではの光の陰影がとても美しい。映像のシンプルさを志向し、音楽を引き立て、また、冷戦時代の抑圧された雰囲気を醸し出すには効果的なのかもしれないが、現代の映画なら、個人的にはカラー映像の方が好きだ。
ポーランド各地を回り、その土地固有の先祖伝来の歌や音楽を蒐集し録音していたヴィクトル、ビエレツカ、カチマレクの3人は、1949年、民族舞踊と音楽のための養成校を設立する。ピアニストのヴィクトルが音楽を、ビエレツカが舞踊を、官僚主義的なカチマレクが管理を担当する。ヴィクトルは、研修生のひとり金髪のズーラと運命的な恋に落ちる。
1951年、ワルシャワでの最初の公演に成功すると、たちまち政府によって、国威掲揚や政治的プロパガンダのために協力を強要され、マズレク舞踊団として各地を公演するようになる。嫌気のさしたヴィクトルは、翌年の東ベルリン公演を利用して、ひとりパリへと亡命する。ズーラを誘うが彼女は来ない。
後半は、音楽を効果的に使って、時代に翻弄されるふたりの恋の行方が描かれる。一度はパリで生活を共にするヴィクトルとズーラだが、うまくいかず、すぐに別れてしまう。ズーラは現実的であると同時に情熱的、何ものにも囚われない自由で強靭な心を持つが、思索的で理想主義者のヴィクトルは、現実のズーラを受け止めきれず、自分の枠に押し込めようとしてしまう。彼女の自由奔放さを愛しながらも恐れているのかもしれない。対照的なふたりはそれ故に強く惹かれ合いながら、それ故に離れざるを得ない。最終的にふたりが選択した結末とは?
音楽が印象的で忘れ難く心に残る映画だが、特に前半の民族舞踊と哀愁に満ちた民族の歌は、とてもとても素晴らしい。時代の悲劇と宿命的な恋を映しているかのようだ。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
離れても離れても惹かれ合うふたつの心
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
2018年〜2019年にかけて、各地の賞レースで多くのノミネートをされた本作品。
カンヌ映画祭では、パヴェウ・パヴリコフスキが監督賞を受賞したようです。
モノクロ映像が1950年代〜1960年代の第二次世界大戦後のポーランドという国を
象徴しているようでした。
戦時中はドイツとソ連により国を分断され
戦後はソ連の統治下に置かれ抑圧されていた時代を思わせる映像です。
民族音楽普及活動を通じても、レーニンを称える歌を無理やり歌わされるなど
政治のプロパガンダ的な活動となっていたようです。
そんな中、出会った男女、ピアノ弾きのヴィクトルと歌手兼踊り子のズーラ。
オーディションでズーラを見たときから惹かれてしまったヴィクトル。
二人の燃え上がる恋。
東ベルリンに公演に行った際に、西側へ亡命することを提案するヴィクトルですが
結局ズーラは待ち合せの場所には現れず、一人で亡命することになります。
ここからが、恋の行方の見せ所となります。
とても惹きこまれました。
時は、2年後、そしてまた更に1年後、2年後。。といった具合に
別の場所で再会する二人ですが、離れても離れてもふたつの心は惹かれ合ってしまうのです。
冒頭にポーランドの貧しそうな少女が綺麗な声で歌う歌が『ふたつの心』を歌った歌であること、
そしてこの『ふたつの心』の歌は、時を経るごとに、曲調が変わっていくこと、
その絶妙な変化に舌を巻きました。
冒頭近くに映し出された廃墟の教会、これがまたラストに繋がっていくとは!
冒頭近くではその教会にいたのは、ズーラの後の夫になるカチマレクであったことも
意味深いでしょう。
一緒にいたくても、いられなかった時代の激しくも悲しい恋の物語。
男は命を懸けて女に会いにいこうとし
女は自分を犠牲にしてでも男を救いだそうとする。
残されたズーラの幼子のことを思うと、果たして彼らの選択はこれで良かったのか?
と疑問に思ってしまいますが。。ま、映画なので、これもありかと。。。(;^_^A
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
木陰の老人
人生の終盤を迎えた老人が
木陰のイスに腰掛け
目を閉じて休みながら
心地よい風を感じている
その時瞼の裏に映し出されるのは
自らの人生の軌跡か
そんな光景が思い浮かぶような
フラッシュバックの
断片的なシーンが連続するストーリーでした。
断片的なので情報は少な目
削ぎ落されたひとつひとつを
きっとこうなんだろうな
という想像の補足のもと
つなぎ合せて観進める感じです。
戦時下において
どうしようもなく惹かれあう
ある男女の愛の物語。
観ていてこんなことを思いました。
お互いが
お互いしかいないと思っても
きっとそれは正解ではないんだと
そして
正解じゃなくても
人はどうしようもなく惹かれあい
同じ時を過ごそうとするということを。
恋とは
愛とは
そんな次元じゃないんだと思いました。
理屈じゃないし
間違ってたってかまわない。
この作品を観ながらボクの頭に浮かんだ
主人公の老後の姿
木陰で風を感じるその主人公に
レモネードを持って近づいてくる
最愛の人はいるのだろうか
それとも主人公は
まさに今
最愛の人のもとへ旅立つときだったのだろうか
モノクロの映像が美しい
それが面白ければ尚良かったんだけど。
DVDのスピンドルケースから
くじ引きのように選んで観たので
最初
一体この作品はなんだ?
これ観たいと本当に思ったのか?
どこに興味を持ったんだ?
と、全く意味不明な始まり方した物語でした。
それはまるで
子供の時に
タイトルも何もわからない映画が
テレビで放送されてて
途中から何気に観たら
なんとなく最後まで気になって観てしまったような
そんな思い出と重なりました。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
身を滅ぼすまで、愛する!!
投稿日
2020/03/30
レビュアー
カマンベール
2018年。ポーランド代表としてアカデミー賞外国映画賞ノミネート作品。
激情的な愛の映画は仏映画『ベディ・ブルー愛と激情の日々』のベテイや、
『突然炎のごとく』でジャンヌ・モローが演じたカトリーヌ。
などを連想しますが、この映画のファムファタールズーラもそんな少女でした。
1949年。民族舞踏団のオーディションに現れたズーラは音感に優れ、いきなり音楽監督のヴィクトールの興味を惹きます。
「ズーラは父親を刺して執行猶予中なのよ」
《父親が母親と自分を間違えて抱きついたので、刺した・・・》
気性の荒さでは折り紙付きの娘です。
ポーランドの寒村で民族音楽を収集するヴィクトール。
素朴な農夫は野太い声で、
“小さな頭を石に乗せ、頭を石に乗せ・・・”と意味不明に民謡を歌う。
1949年、ポーランド
1951年、ワルシャワ
(大臣の勧めでスターリンを讃える歌を歌う舞踏団、
このあたりでヴィクトールはポーランドに嫌気が差す。
1952年東ベルリン、ヴィクトールはズーラに亡命を誘う・・・
・・・・しかしズーラは来ない・・・
1954年パリ・・・
…………………ジャズバンドでピアノを弾くヴ。
ズーラが突然現れる。
燃え上がるヴィクトールの恋情・・・同棲・・・束縛を感じたズーラは直ぐにいなくなる。
そして何年かごとに逢引を重ねるヴィクトールとズーラ。
ついに1959年。
ヴィクトールは亡命先のパリから投獄を覚悟してポーランドに入国する。
『冷戦』・・これをCOLD WARと書くと、何かイメージが変わります。
共産圏の人民の抑圧された心情は、まして80年も前の時代です。
妻が夫を『密告』したり、人の心は微妙に歪み捻れている・・・北朝鮮の人民を想像しても、自由に発言できないやら、政府を信頼してないのはわかる気がします。
障害があるから燃えるのか?
ファムファタールの磁場がヴィクトールを狂わせるのか?
安定を捨て激情に身を焦がすふたりを、傍観するのみの私でした。
モノクロ画面のビスタサイズ。
彩る音楽シーンが深く心に響きました。
民謡、ショパン、ジャズ、ラテン、バッハ・・と多彩です。
訂正とお詫び
投稿日
2020/02/11
レビュアー
hinakksk
最初のレビュー中の表現が間違っています。自分でも何となく違和感があったのに調べもせず、映画に出てくる政府役人の言動にぴったりだと思って、浅はかにも使ってしまいました。喉に引っかかった魚のとげのように気になって、次のレビューを書く気にならないので、今頃調べてやっぱり適切ではなかったと分かりました。国威掲揚ではなく、国威発揚と書くべきでした。恥ずかしながら、お詫びして訂正いたします。
レビュー欄には不適切かもしれませんが、大きな間違いに気付いたら訂正する主義なので、どうかお許しください。気付いていない間違いもいっぱいあるとは思いますが…。ついでに追記すると、日常を愛する平凡な私には、この映画のふたりの恋には共感できません。悲劇の時代を象徴的に描いているのかもしれませんが、ふたりで完結するために、周囲を巻き込むべきではなかったのに、という気がします。
恋は遠きにありて思ふもの
投稿日
2020/02/10
レビュアー
hinakksk
モノクロだとは知らなかったので、一瞬過去の映画だったのかと思ってしまった。モノクロならではの光の陰影がとても美しい。映像のシンプルさを志向し、音楽を引き立て、また、冷戦時代の抑圧された雰囲気を醸し出すには効果的なのかもしれないが、現代の映画なら、個人的にはカラー映像の方が好きだ。
ポーランド各地を回り、その土地固有の先祖伝来の歌や音楽を蒐集し録音していたヴィクトル、ビエレツカ、カチマレクの3人は、1949年、民族舞踊と音楽のための養成校を設立する。ピアニストのヴィクトルが音楽を、ビエレツカが舞踊を、官僚主義的なカチマレクが管理を担当する。ヴィクトルは、研修生のひとり金髪のズーラと運命的な恋に落ちる。
1951年、ワルシャワでの最初の公演に成功すると、たちまち政府によって、国威掲揚や政治的プロパガンダのために協力を強要され、マズレク舞踊団として各地を公演するようになる。嫌気のさしたヴィクトルは、翌年の東ベルリン公演を利用して、ひとりパリへと亡命する。ズーラを誘うが彼女は来ない。
後半は、音楽を効果的に使って、時代に翻弄されるふたりの恋の行方が描かれる。一度はパリで生活を共にするヴィクトルとズーラだが、うまくいかず、すぐに別れてしまう。ズーラは現実的であると同時に情熱的、何ものにも囚われない自由で強靭な心を持つが、思索的で理想主義者のヴィクトルは、現実のズーラを受け止めきれず、自分の枠に押し込めようとしてしまう。彼女の自由奔放さを愛しながらも恐れているのかもしれない。対照的なふたりはそれ故に強く惹かれ合いながら、それ故に離れざるを得ない。最終的にふたりが選択した結末とは?
音楽が印象的で忘れ難く心に残る映画だが、特に前半の民族舞踊と哀愁に満ちた民族の歌は、とてもとても素晴らしい。時代の悲劇と宿命的な恋を映しているかのようだ。
離れても離れても惹かれ合うふたつの心
投稿日
2020/02/20
レビュアー
飛べない魔女
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
2018年〜2019年にかけて、各地の賞レースで多くのノミネートをされた本作品。
カンヌ映画祭では、パヴェウ・パヴリコフスキが監督賞を受賞したようです。
モノクロ映像が1950年代〜1960年代の第二次世界大戦後のポーランドという国を
象徴しているようでした。
戦時中はドイツとソ連により国を分断され
戦後はソ連の統治下に置かれ抑圧されていた時代を思わせる映像です。
民族音楽普及活動を通じても、レーニンを称える歌を無理やり歌わされるなど
政治のプロパガンダ的な活動となっていたようです。
そんな中、出会った男女、ピアノ弾きのヴィクトルと歌手兼踊り子のズーラ。
オーディションでズーラを見たときから惹かれてしまったヴィクトル。
二人の燃え上がる恋。
東ベルリンに公演に行った際に、西側へ亡命することを提案するヴィクトルですが
結局ズーラは待ち合せの場所には現れず、一人で亡命することになります。
ここからが、恋の行方の見せ所となります。
とても惹きこまれました。
時は、2年後、そしてまた更に1年後、2年後。。といった具合に
別の場所で再会する二人ですが、離れても離れてもふたつの心は惹かれ合ってしまうのです。
冒頭にポーランドの貧しそうな少女が綺麗な声で歌う歌が『ふたつの心』を歌った歌であること、
そしてこの『ふたつの心』の歌は、時を経るごとに、曲調が変わっていくこと、
その絶妙な変化に舌を巻きました。
冒頭近くに映し出された廃墟の教会、これがまたラストに繋がっていくとは!
冒頭近くではその教会にいたのは、ズーラの後の夫になるカチマレクであったことも
意味深いでしょう。
一緒にいたくても、いられなかった時代の激しくも悲しい恋の物語。
男は命を懸けて女に会いにいこうとし
女は自分を犠牲にしてでも男を救いだそうとする。
残されたズーラの幼子のことを思うと、果たして彼らの選択はこれで良かったのか?
と疑問に思ってしまいますが。。ま、映画なので、これもありかと。。。(;^_^A
木陰の老人
投稿日
2021/11/08
レビュアー
ビンス
人生の終盤を迎えた老人が
木陰のイスに腰掛け
目を閉じて休みながら
心地よい風を感じている
その時瞼の裏に映し出されるのは
自らの人生の軌跡か
そんな光景が思い浮かぶような
フラッシュバックの
断片的なシーンが連続するストーリーでした。
断片的なので情報は少な目
削ぎ落されたひとつひとつを
きっとこうなんだろうな
という想像の補足のもと
つなぎ合せて観進める感じです。
戦時下において
どうしようもなく惹かれあう
ある男女の愛の物語。
観ていてこんなことを思いました。
お互いが
お互いしかいないと思っても
きっとそれは正解ではないんだと
そして
正解じゃなくても
人はどうしようもなく惹かれあい
同じ時を過ごそうとするということを。
恋とは
愛とは
そんな次元じゃないんだと思いました。
理屈じゃないし
間違ってたってかまわない。
この作品を観ながらボクの頭に浮かんだ
主人公の老後の姿
木陰で風を感じるその主人公に
レモネードを持って近づいてくる
最愛の人はいるのだろうか
それとも主人公は
まさに今
最愛の人のもとへ旅立つときだったのだろうか
モノクロの映像が美しい
それが面白ければ尚良かったんだけど。
DVDのスピンドルケースから
くじ引きのように選んで観たので
最初
一体この作品はなんだ?
これ観たいと本当に思ったのか?
どこに興味を持ったんだ?
と、全く意味不明な始まり方した物語でした。
それはまるで
子供の時に
タイトルも何もわからない映画が
テレビで放送されてて
途中から何気に観たら
なんとなく最後まで気になって観てしまったような
そんな思い出と重なりました。
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