ホテル・ムンバイ / デヴ・パテル
ホテル・ムンバイ
/アンソニー・マラス
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(24)
解説・ストーリー
2008年に無差別テロの襲撃を受けたインドの5つ星ホテルで起きた衝撃の実話を映画化した実録群像サスペンス。テロリスト集団による凄惨な殺戮が繰り返される中、ひとりでも多くの宿泊客を救うために命がけで行動した誇り高きホテルマンたちによる奇跡の脱出劇を緊迫感あふれる筆致で描き出す。主演はデヴ・パテル。共演にアーミー・ハマー。監督は本作が長編デビューとなるアンソニー・マラス。2008年、インドで同時多発テロが発生し、大都市ムンバイの5つ星ホテル“タージマハル・パレス・ホテル”はテロリスト集団に占拠されてしまう。ホテル内には500人以上の宿泊客と従業員が取り残され、テロリストたちは彼らを見つけ次第、次々と無慈悲な殺害を重ねていく。そんな中、ホテル側には警察の特殊部隊が到着するまでに数日を要するとの絶望的な知らせが届くが…。 JAN:4907953276512
2008年に無差別テロの襲撃を受けたインドの5つ星ホテルで起きた衝撃の実話を映画化した実録群像サスペンス。テロリスト集団による凄惨な殺戮が繰り返される中、ひとりでも多くの宿泊客を救うために命がけで行動した誇り高きホテルマンたちによる奇跡の脱出劇を緊迫感あふれる筆致で描き出す。主演はデヴ・パテル。共演にアーミー・ハマー。監督は本作が長編デビューとなるアンソニー・マラス。2008年、インドで同時多発テロが発生し、大都市ムンバイの5つ星ホテル“タージマハル・パレス・ホテル”はテロリスト集団に占拠されてしまう。ホテル内には500人以上の宿泊客と従業員が取り残され、テロリストたちは彼らを見つけ次第、次々と無慈悲な殺害を重ねていく。そんな中、ホテル側には警察の特殊部隊が到着するまでに数日を要するとの絶望的な知らせが届くが…。 JAN:4907953276512
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「ホテル・ムンバイ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
2008年に無差別テロの襲撃を受けたインドの5つ星ホテルで起きた衝撃の実話を映画化した実録群像サスペンス。テロリスト集団による凄惨な殺戮が繰り返される中、ひとりでも多くの宿泊客を救うために命がけで行動した誇り高きホテルマンたちによる奇跡の脱出劇を緊迫感あふれる筆致で描き出す。主演はデヴ・パテル。共演にアーミー・ハマー。監督は本作が長編デビューとなるアンソニー・マラス。2008年、インドで同時多発テロが発生し、大都市ムンバイの5つ星ホテル“タージマハル・パレス・ホテル”はテロリスト集団に占拠されてしまう。ホテル内には500人以上の宿泊客と従業員が取り残され、テロリストたちは彼らを見つけ次第、次々と無慈悲な殺害を重ねていく。そんな中、ホテル側には警察の特殊部隊が到着するまでに数日を要するとの絶望的な知らせが届くが…。 JAN:4907953276512
「ホテル・ムンバイ」 の作品情報
「ホテル・ムンバイ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ホテル・ムンバイの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
123分 |
日・日(大)・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
80HPBRR500 |
2020年03月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
95枚
|
1人
|
0人
|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
ホテル・ムンバイの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
123分 |
日・日(大)・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
80HPBRR500 |
2020年03月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
95枚
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|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
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ユーザーレビュー:24件
2008年《インド同時多発テロ》の真実と奇跡の実話
2018年(オーストラリア/アメリカ/インド)
2008年のインド・ムンバイ同時多発テロで、数人のテロリストに占拠された
5つ星ホテルのタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出の実話です。
テロリストは10名と言う少人数。
小船で彼らは大都市ムンバイに乗り込みます。
駅構内、病院など数カ所でテロ事件は同時多発します。
彼らはタクシーで移動してタージマハル・パレス・ホテルに入ります。
(結果的にたった10名のテロリストで、民間人の死者は少なくとも172名にのぼった。)
この映画は彼らの中心拠点にされたタージマハル・パレス・ホテルの客500名と、
命の危険を顧みずに残った従業員の知恵と勇気の脱出の群像劇です。
第一に警察(ムンバイ市警察)が手薄でした。
結果的に、テロリストに占拠されたホテルの極限下で、特殊部隊が到着するまでに、
数日を要したのでした。
ともかく臨場感がもの凄い。
機関銃を乱射するテロリストに対して、ホテル従業員も客もまったくの丸腰・・・武器は
何もない状況。
主役とも言えるのは『スラムドッグ💲ミリオネア』以来インドを代表する俳優・デブ・パテル(この人を見るとなぜか安心する)
給事のアルジュン(デブ・パテル)はとても勇敢で賢い。
守衛室のモニター画面でホテル内のテロリストの位置を把握したり、
唯一の強固な隠れ場所となった高級レストランに客たちを集めて籠城をするのです。
しかし皮肉な事に刻々とLIVEで実況されるCNNニュースは、犯人たちも観ている。
特にテロリストをパキスタンから指揮する首謀者の男は携帯電話で、ニュースの先を読んで、冷酷非道な指示を実行犯に出すのだ。
(実況報道は諸刃の剣でした・・・報道規制の重要性を実感しました)
そしてテロリストの多くは少年兵でした。
ジハードと呼びかけ煽り、大金で釣り、『我らの土地は富は欧米人に奪われた・・・今こそ取り戻すのだ』
洗脳された幼い少年テロリストに同情を感じる描写もありました。
そして何よりタージマハル・パレス・ホテルの名もなきホテルマンの皆さん。
この数日間の占拠された極限下で死者は少なかったと言わざるえません。
そして死者の半数はお客様をもてなし身を挺して守ったホテルマンだったのです。
ホテル滞在中にテロリストに襲われる。
現実味のある誰にでも起こり得る事件。
この世の地獄でした。
ヒーローなき戦い。
命を落とした無名のホテルマンたちの勇気に、頭を垂れて冥福を祈りました。
(私たちはつくづく無力です)
新型コロナウィルスが世界中を不安に陥れています。
終息はいったいいつになるのでしょう。
………………………………………………2020年3月9日。
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13人の会員が気に入ったと投稿しています
突如始まるテロの恐怖、逃げて隠れて走り抜け!
(2018年制作・インド、豪、アメリカ)
それは2008年11月、つい、10年と少し前の事である。
インドの経済の中心地ムンバイ(旧ボンベイ)の駅やホテルに銃声が響き渡った。
その日、海を渡って15〜20歳位の少年たちが、ボストンバッグに銃を隠し持ち、
スマホによる主犯の指示のまま、ホテルに乱射、殺戮と放火のテロ行為に及んだ。
(主犯はパキスタンにいるとされ、いまだ捕まっていない)
五つ星ホテル『タージマハル・ホテル』では500人以上の宿泊客と従業員が閉じ込められた。
犠牲者もいたが多くの人が生還を果たした。
ホテルマンとしての誇りをかけて、宿泊客たちを救うべく尽力した姿を描く。
無駄がなく緊迫感にあふれた映像で、パニック映画と呼ぶに価する息詰まる作品でした。
恐怖一辺倒でなく、ホテルマンたちの苦しみや、テロをせざるを得ない少年たちの板挟みの気持ちもまた描かれ、人間味のある作品でした。
ホテルマンのアルジュン(テヴ・パテル)『ライオン─25年目の真実』の彼ですね。
VIP客のデヴィット(アーミー・ハマー)『君の名前で僕を〜』。
厳格な料理長オベロンに、アヌパム・カーなど個性的な役者が存在感を出した。
ひとつひとつの場面、赤ちゃんを抱えて(泣いたら見つかるから泣かないで・・)という場面なども印象深いのですが、私が鼻ツンだったのは、人質部屋で、ケガした少年が親に電話する場面。
「お金は振り込まれた?必ず受け取ってね、愛してるよママ・・」
少年は殺したくはなかったはず。ケガして、もう見捨てられるとわかっていた。
貧困ゆえに組織に取り込まれて、上の言う事に従うしかない。
スマホから聞こえる「殺せ!一人ずつ殺すんだ!」その言葉を聞いた少年の行動は──
「祈らなくていい、祈りがすべての根源だ」宗教の対立を鋭く突いたこの言葉。
祈るべき言葉さえ持たない人間も、しばしこの作品の恐怖に浸る時間をとってよい。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
うまくできている。
面白かった。
警察がいないってのがどういうことかがよくわかった。
たった10名のテロリストがバックパックに銃と弾薬をつめて海から上陸してきただけなのだが、無防備な駅やレストランやホテルはたちまち死体の山となる。デリーからきちんと武装した特殊部隊が到着するまでに3日間もかかり、その3日間で172名もしくは174名の民間人が死亡したようだ。ジャック・バウアーやランボーみたいなヒーローが登場すればテロリストの武器を奪って反撃するところだろうが、ムンバイにはそういうヒーローはいなかったようで、とにかく皆一方的に撃ちまくられて殺されていた。
映画は、子持ちのアメリカ人夫婦(奥さんはたぶんインド系)とそのベビーシッターをメインに展開されていたが、主役は。「スラムドッグミリオネア」のデーヴ・パテールで、これが真面目なホテルマンを熱演していた。導入部ではアメリカ人青年と日本人らしき女子のバックパッカーがテロリストから逃げているうちにテロリストたちをホテルに引き入れるシーンなどもある。ちなみに、被害者の中には日本人がひとりいたらしい。
克明なストーリー展開があり、緊迫した状況がひしひしと伝わってくるが、警察がほとんど機能していない街だったようだからきちんとした事後調査などは行われていないであろう。なので、エピソードのほとんどはあとでつけ足されたり、死体の状況などから何があったのかをライターなどが類推した程度ものだと思われる。
ちなみに、インドで警察官に道を尋ねる人はいない。警察官はえばりくさって市民を見くだしており、道を尋ねたりしたら何をされるかわからない。事件は、そういう場所だったから生じた不祥事なのだと思われる。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ゲストは神様です
2008年に起きたムンバイ同時多発テロ。
ターゲットの一つになったタージマハル・ホテルで宿泊客を守ろうと
奮闘するホテルマンたちを描く。
当時、出張でインドに行っていた上司が、なんとテロ発生の前々日までこのホテルに滞在していたのだ。
このニュースを知ったとき、もし日程がづれていたら!!と思ったらゾッとした。
あの倒れているアジア人の一人は、私の上司だったかもしれなかったのだ。
なので、この事件は凄く鮮明に覚えている。
イスラム過激派による無差別テロ。
それも犯人はまだ年はもいかない若者たちだ。
自分たちこそアラーの神に選ばれていると信じ込ませ
ここにいる富裕層のせいで自分たちは貧乏なのだと思わせ
殺せ、殺せ、全員殺せ、世界中に彼らの絶望的な悲鳴を聞かるんだ!
これはジハード(聖戦)なのだ。
死して君たちはアラーの神の元に行くのだ。幸せになれるのだ!
そう電話で指示する過激派の謎の指導者。
洗脳されている若者たちは死をも恐れずに
目に入る人々を撃って撃って撃ちまくる。
最悪のテロとなったこのホテルで、結果的に犠牲になった人の半数以上はホテルの従業員だったという。
『ゲストは神様だ』とオベロイ料理長は言う。
だからゲストの命を守ることに全力を尽くそう、と彼は従業員を促した。
『だが、君たちにも守るべき家族がいる。ここから逃げ出すことは恥ではない。
逃げたければ今ここで逃げなさい』
彼の言葉に厨房を去ったのは数人の従業員で、多くの従業員は宿泊客の救出に全力を尽くすことになる。
二人の先に立つリーダーの姿が対照的。
過激派の指導者は声だけだが、威圧的に若者を扇動する。
一方ホテルの料理長は、愛と勇気で宿泊客を守る。
そしてその片腕として活躍するのが デヴ・パテル 演じる厨房担当者アルジュン。
当初料理長からは全く信頼されていないアルジュンだったが
渦中では最も活躍することになる。
前振りは短く、すぐに本題に入っていくので
終始前のめりで引き込まれた。
真実をもとに作られたフィクションではあるが
緊迫感が凄くて最後までドキドキが止まらなかった。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
平穏な日常は恨みと憎悪の襲撃には余りにも無防備だ
2008年11月にインドのムンバイで実際に起きた、イスラム原理主義の若者たち10人による無差別テロを、ありありと描いている。訓練され統制のとれた彼らは、電話による首謀者の指示に従って、整然と行動し、いくつかの拠点を中心に、無防備な人々を平然と次々と殺戮していく。
そのなかでも、五つ星ホテルである豪奢なタージマハル・ホテルは、彼らにとって欧米による憎むべき富の簒奪の象徴のような存在だ。命令されるがままに無慈悲に銃撃していく若きテロ犯たち、テロ犯から逃げ惑う宿泊客たちや、自らは犠牲になろうともお客を何とか守ろうと奮闘するホテル従業員たちの姿を、緊迫感あふれる息詰まるような展開で丁寧に描き、テロの恐怖をまざまざと見せつけている。
遠くの安全な場所から電話で指示するだけの首謀者は言う。「電話を切るな。奴らの(苦しむ)叫び声を聞きたい。奴らは人間じゃない。忘れるな。神の慈悲に値しない。」このような理不尽な憎悪の対象にされたら、一般の人々には為す術がない。とうてい他人事とは思えない、底なしの恐怖を感じる。死をも恐れない、失うものは何もない憎悪犯から、どうすれば身を守れるのだろう。組織的で容赦のない無差別テロに対し、善意に基く日本ののんきなセキュリティが、とてもとても心配になる。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
2008年《インド同時多発テロ》の真実と奇跡の実話
投稿日
2020/03/09
レビュアー
カマンベール
2018年(オーストラリア/アメリカ/インド)
2008年のインド・ムンバイ同時多発テロで、数人のテロリストに占拠された
5つ星ホテルのタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出の実話です。
テロリストは10名と言う少人数。
小船で彼らは大都市ムンバイに乗り込みます。
駅構内、病院など数カ所でテロ事件は同時多発します。
彼らはタクシーで移動してタージマハル・パレス・ホテルに入ります。
(結果的にたった10名のテロリストで、民間人の死者は少なくとも172名にのぼった。)
この映画は彼らの中心拠点にされたタージマハル・パレス・ホテルの客500名と、
命の危険を顧みずに残った従業員の知恵と勇気の脱出の群像劇です。
第一に警察(ムンバイ市警察)が手薄でした。
結果的に、テロリストに占拠されたホテルの極限下で、特殊部隊が到着するまでに、
数日を要したのでした。
ともかく臨場感がもの凄い。
機関銃を乱射するテロリストに対して、ホテル従業員も客もまったくの丸腰・・・武器は
何もない状況。
主役とも言えるのは『スラムドッグ💲ミリオネア』以来インドを代表する俳優・デブ・パテル(この人を見るとなぜか安心する)
給事のアルジュン(デブ・パテル)はとても勇敢で賢い。
守衛室のモニター画面でホテル内のテロリストの位置を把握したり、
唯一の強固な隠れ場所となった高級レストランに客たちを集めて籠城をするのです。
しかし皮肉な事に刻々とLIVEで実況されるCNNニュースは、犯人たちも観ている。
特にテロリストをパキスタンから指揮する首謀者の男は携帯電話で、ニュースの先を読んで、冷酷非道な指示を実行犯に出すのだ。
(実況報道は諸刃の剣でした・・・報道規制の重要性を実感しました)
そしてテロリストの多くは少年兵でした。
ジハードと呼びかけ煽り、大金で釣り、『我らの土地は富は欧米人に奪われた・・・今こそ取り戻すのだ』
洗脳された幼い少年テロリストに同情を感じる描写もありました。
そして何よりタージマハル・パレス・ホテルの名もなきホテルマンの皆さん。
この数日間の占拠された極限下で死者は少なかったと言わざるえません。
そして死者の半数はお客様をもてなし身を挺して守ったホテルマンだったのです。
ホテル滞在中にテロリストに襲われる。
現実味のある誰にでも起こり得る事件。
この世の地獄でした。
ヒーローなき戦い。
命を落とした無名のホテルマンたちの勇気に、頭を垂れて冥福を祈りました。
(私たちはつくづく無力です)
新型コロナウィルスが世界中を不安に陥れています。
終息はいったいいつになるのでしょう。
………………………………………………2020年3月9日。
突如始まるテロの恐怖、逃げて隠れて走り抜け!
投稿日
2020/03/03
レビュアー
くまげらの森
(2018年制作・インド、豪、アメリカ)
それは2008年11月、つい、10年と少し前の事である。
インドの経済の中心地ムンバイ(旧ボンベイ)の駅やホテルに銃声が響き渡った。
その日、海を渡って15〜20歳位の少年たちが、ボストンバッグに銃を隠し持ち、
スマホによる主犯の指示のまま、ホテルに乱射、殺戮と放火のテロ行為に及んだ。
(主犯はパキスタンにいるとされ、いまだ捕まっていない)
五つ星ホテル『タージマハル・ホテル』では500人以上の宿泊客と従業員が閉じ込められた。
犠牲者もいたが多くの人が生還を果たした。
ホテルマンとしての誇りをかけて、宿泊客たちを救うべく尽力した姿を描く。
無駄がなく緊迫感にあふれた映像で、パニック映画と呼ぶに価する息詰まる作品でした。
恐怖一辺倒でなく、ホテルマンたちの苦しみや、テロをせざるを得ない少年たちの板挟みの気持ちもまた描かれ、人間味のある作品でした。
ホテルマンのアルジュン(テヴ・パテル)『ライオン─25年目の真実』の彼ですね。
VIP客のデヴィット(アーミー・ハマー)『君の名前で僕を〜』。
厳格な料理長オベロンに、アヌパム・カーなど個性的な役者が存在感を出した。
ひとつひとつの場面、赤ちゃんを抱えて(泣いたら見つかるから泣かないで・・)という場面なども印象深いのですが、私が鼻ツンだったのは、人質部屋で、ケガした少年が親に電話する場面。
「お金は振り込まれた?必ず受け取ってね、愛してるよママ・・」
少年は殺したくはなかったはず。ケガして、もう見捨てられるとわかっていた。
貧困ゆえに組織に取り込まれて、上の言う事に従うしかない。
スマホから聞こえる「殺せ!一人ずつ殺すんだ!」その言葉を聞いた少年の行動は──
「祈らなくていい、祈りがすべての根源だ」宗教の対立を鋭く突いたこの言葉。
祈るべき言葉さえ持たない人間も、しばしこの作品の恐怖に浸る時間をとってよい。
うまくできている。
投稿日
2021/09/04
レビュアー
勇光
面白かった。
警察がいないってのがどういうことかがよくわかった。
たった10名のテロリストがバックパックに銃と弾薬をつめて海から上陸してきただけなのだが、無防備な駅やレストランやホテルはたちまち死体の山となる。デリーからきちんと武装した特殊部隊が到着するまでに3日間もかかり、その3日間で172名もしくは174名の民間人が死亡したようだ。ジャック・バウアーやランボーみたいなヒーローが登場すればテロリストの武器を奪って反撃するところだろうが、ムンバイにはそういうヒーローはいなかったようで、とにかく皆一方的に撃ちまくられて殺されていた。
映画は、子持ちのアメリカ人夫婦(奥さんはたぶんインド系)とそのベビーシッターをメインに展開されていたが、主役は。「スラムドッグミリオネア」のデーヴ・パテールで、これが真面目なホテルマンを熱演していた。導入部ではアメリカ人青年と日本人らしき女子のバックパッカーがテロリストから逃げているうちにテロリストたちをホテルに引き入れるシーンなどもある。ちなみに、被害者の中には日本人がひとりいたらしい。
克明なストーリー展開があり、緊迫した状況がひしひしと伝わってくるが、警察がほとんど機能していない街だったようだからきちんとした事後調査などは行われていないであろう。なので、エピソードのほとんどはあとでつけ足されたり、死体の状況などから何があったのかをライターなどが類推した程度ものだと思われる。
ちなみに、インドで警察官に道を尋ねる人はいない。警察官はえばりくさって市民を見くだしており、道を尋ねたりしたら何をされるかわからない。事件は、そういう場所だったから生じた不祥事なのだと思われる。
ゲストは神様です
投稿日
2020/03/27
レビュアー
飛べない魔女
2008年に起きたムンバイ同時多発テロ。
ターゲットの一つになったタージマハル・ホテルで宿泊客を守ろうと
奮闘するホテルマンたちを描く。
当時、出張でインドに行っていた上司が、なんとテロ発生の前々日までこのホテルに滞在していたのだ。
このニュースを知ったとき、もし日程がづれていたら!!と思ったらゾッとした。
あの倒れているアジア人の一人は、私の上司だったかもしれなかったのだ。
なので、この事件は凄く鮮明に覚えている。
イスラム過激派による無差別テロ。
それも犯人はまだ年はもいかない若者たちだ。
自分たちこそアラーの神に選ばれていると信じ込ませ
ここにいる富裕層のせいで自分たちは貧乏なのだと思わせ
殺せ、殺せ、全員殺せ、世界中に彼らの絶望的な悲鳴を聞かるんだ!
これはジハード(聖戦)なのだ。
死して君たちはアラーの神の元に行くのだ。幸せになれるのだ!
そう電話で指示する過激派の謎の指導者。
洗脳されている若者たちは死をも恐れずに
目に入る人々を撃って撃って撃ちまくる。
最悪のテロとなったこのホテルで、結果的に犠牲になった人の半数以上はホテルの従業員だったという。
『ゲストは神様だ』とオベロイ料理長は言う。
だからゲストの命を守ることに全力を尽くそう、と彼は従業員を促した。
『だが、君たちにも守るべき家族がいる。ここから逃げ出すことは恥ではない。
逃げたければ今ここで逃げなさい』
彼の言葉に厨房を去ったのは数人の従業員で、多くの従業員は宿泊客の救出に全力を尽くすことになる。
二人の先に立つリーダーの姿が対照的。
過激派の指導者は声だけだが、威圧的に若者を扇動する。
一方ホテルの料理長は、愛と勇気で宿泊客を守る。
そしてその片腕として活躍するのが デヴ・パテル 演じる厨房担当者アルジュン。
当初料理長からは全く信頼されていないアルジュンだったが
渦中では最も活躍することになる。
前振りは短く、すぐに本題に入っていくので
終始前のめりで引き込まれた。
真実をもとに作られたフィクションではあるが
緊迫感が凄くて最後までドキドキが止まらなかった。
平穏な日常は恨みと憎悪の襲撃には余りにも無防備だ
投稿日
2020/10/15
レビュアー
hinakksk
2008年11月にインドのムンバイで実際に起きた、イスラム原理主義の若者たち10人による無差別テロを、ありありと描いている。訓練され統制のとれた彼らは、電話による首謀者の指示に従って、整然と行動し、いくつかの拠点を中心に、無防備な人々を平然と次々と殺戮していく。
そのなかでも、五つ星ホテルである豪奢なタージマハル・ホテルは、彼らにとって欧米による憎むべき富の簒奪の象徴のような存在だ。命令されるがままに無慈悲に銃撃していく若きテロ犯たち、テロ犯から逃げ惑う宿泊客たちや、自らは犠牲になろうともお客を何とか守ろうと奮闘するホテル従業員たちの姿を、緊迫感あふれる息詰まるような展開で丁寧に描き、テロの恐怖をまざまざと見せつけている。
遠くの安全な場所から電話で指示するだけの首謀者は言う。「電話を切るな。奴らの(苦しむ)叫び声を聞きたい。奴らは人間じゃない。忘れるな。神の慈悲に値しない。」このような理不尽な憎悪の対象にされたら、一般の人々には為す術がない。とうてい他人事とは思えない、底なしの恐怖を感じる。死をも恐れない、失うものは何もない憎悪犯から、どうすれば身を守れるのだろう。組織的で容赦のない無差別テロに対し、善意に基く日本ののんきなセキュリティが、とてもとても心配になる。
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