ブラック・フォン / イーサン・ホーク
ブラック・フォン
/スコット・デリクソン
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全体の平均評価点: (5点満点)
(19)
解説・ストーリー
人気作家ジョー・ヒルの短編を「エミリー・ローズ」「ドクター・ストレンジ」のスコット・デリクソン監督が映画化したホラー・ムービー。連続誘拐魔によって密室に監禁された気弱な少年が、過去に犠牲になった死者と黒電話で繋がり、その声の助けを借りて犯人に立ち向かっていく過酷な脱出劇をスリリングに描き出す。出演はイーサン・ホーク、メイソン・テムズ。子どもの失踪事件が立て続けに起きているとある町。内気な少年フィニーはある日、学校帰りにマジシャンだと名乗る怪しげな男に連れ去られ、狭い地下室に監禁されてしまう。部屋には一台の黒電話があったが、断線していて助けを呼ぶことはできなかった。ところが、その黒電話が突然鳴り出す。恐る恐る受話器を取ったフィニーの耳に、かつて犠牲になった死者の声が聞こえてくるのだったが…。 JAN:4550510038957
人気作家ジョー・ヒルの短編を「エミリー・ローズ」「ドクター・ストレンジ」のスコット・デリクソン監督が映画化したホラー・ムービー。連続誘拐魔によって密室に監禁された気弱な少年が、過去に犠牲になった死者と黒電話で繋がり、その声の助けを借りて犯人に立ち向かっていく過酷な脱出劇をスリリングに描き出す。出演はイーサン・ホーク、メイソン・テムズ。子どもの失踪事件が立て続けに起きているとある町。内気な少年フィニーはある日、学校帰りにマジシャンだと名乗る怪しげな男に連れ去られ、狭い地下室に監禁されてしまう。部屋には一台の黒電話があったが、断線していて助けを呼ぶことはできなかった。ところが、その黒電話が突然鳴り出す。恐る恐る受話器を取ったフィニーの耳に、かつて犠牲になった死者の声が聞こえてくるのだったが…。 JAN:4550510038957
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「ブラック・フォン」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
人気作家ジョー・ヒルの短編を「エミリー・ローズ」「ドクター・ストレンジ」のスコット・デリクソン監督が映画化したホラー・ムービー。連続誘拐魔によって密室に監禁された気弱な少年が、過去に犠牲になった死者と黒電話で繋がり、その声の助けを借りて犯人に立ち向かっていく過酷な脱出劇をスリリングに描き出す。出演はイーサン・ホーク、メイソン・テムズ。子どもの失踪事件が立て続けに起きているとある町。内気な少年フィニーはある日、学校帰りにマジシャンだと名乗る怪しげな男に連れ去られ、狭い地下室に監禁されてしまう。部屋には一台の黒電話があったが、断線していて助けを呼ぶことはできなかった。ところが、その黒電話が突然鳴り出す。恐る恐る受話器を取ったフィニーの耳に、かつて犠牲になった死者の声が聞こえてくるのだったが…。 JAN:4550510038957
「ブラック・フォン」 の作品情報
「ブラック・フォン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ブラック・フォンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
日・英 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GNBR9568 |
2022年11月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
20枚
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0人
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0人
|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
【Blu-ray】ブラック・フォン(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
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|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GNXR1398 |
2022年11月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
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0人
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0人
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ブラック・フォンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
日・英 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GNBR9568 |
2022年11月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
20枚
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0人
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0人
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英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
【Blu-ray】ブラック・フォン(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
103分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
PG-12 |
GNXR1398 |
2022年11月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
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0人
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ユーザーレビュー:19件
断線している電話から、ベルが鳴り響く地下室
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
ホラーと言いつつ、まるで怖くない。むしろ兄弟愛、仲間愛に満ちて、愛情深い。
監禁されて、今にも殺害されようとしていた少年フィニーの脱出劇が軸です。
まさかのイーサン・ホーク!(どこにいたの?最後までわからなかった!)
いろいろ感動しました。良質な作品です、オススメ!
1978年、コロラド州のとある町で少年が次々と謎の失踪をする事件が起こっていた。
フィニーの野球仲間、いじめから助けてくれた友達、新聞配達の少年・・
またいじめられたらどうしようと悩む間もなく、主人公フィニーも誘拐魔の魔手に捕捉されてしまったではないか!
ハッと気がつけば、そこは薄汚い地下室で、汚いトイレと気持ち悪そうなベッドパットが
むき出しで置いてあるだけ。壁には線の千切れた黒電話が引っかかってる。
やがて、ピエロの出来損ないみたいなヘンなお面を被った犯人が、(ちっとも怖そうでなく)
登場するのよ。(やってる事は怖いんだけどね)。不味そうな朝食を置いてゆくと、カギも
かけないで去った。
「逃げられるんじゃねっ♪」とフィニーが腰を浮かすと、なぜか黒電話が鳴る。
電話の相手は『ワナだ!ゆくんじゃない』と伝えた。
その後も黒電話の相手は(相手が変わるが)、脱走の方法を教えてくれる。
だが、上手くゆかない・・。
フィニーは、気弱ではあるがなかなか賢い。電線の使い方や、トイレの中の器具を
取り外して利用するなど頭の良い子だ。壁を掘った先に冷凍庫があるんだけど、
冷凍牛肉の使い方に本当、感心しました。そうこうしているうちに、フィニーも
勇気が出てきてキモの座った男の子にメンタルが成長するのですね。
(困難こそが君を鍛えたのだよ。うむ。)⇒ ワシはコーチか?
フィニーには、グエンという妹がいて、この娘も大活躍。持つべきものは「最強の妹」だ。
この娘には予知夢を見る能力があり、先の友人が誘拐される夢を見たのだが、
肝心の兄の居場所を「神様、教えて!」と頼めど神様は知らん顔(そんなもんだわ〜)
妹に教えてくれたのは意外な人たち!(ここも面白い)
原作はジョー・ヒルの短編『黒電話』。スコット・デリクソン監督は『ジョン・ケイシー事件』も参考にしたらしい。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
不気味な黒い風船
監督:スコット・デリクソン(2021年・米・103分)
原題:THe Black Phone
原作:ジョー・ヒル『黒電話』
1970年代のデンバーが舞台。この町では数人の少年が行方不明になっていて、“グラバー(人さらい)”に連れ去られたのだと噂になっていた。
本作の主人公フィニー(メイソン・テムズ)は、ある日、ピエロの化粧をしたマジシャンに出会い、その男はフィニーに「マジックを見るかい?」と聞いた。
と同時に男は、フィニーにスプレーをかけて無理やり黒いバンに押し込んでしまった。この男の持つ黒い風船からは邪悪な何かが漂っていた。
フィニーが気が付くと、そこは汚らしい地下室で、高い所にある窓には鉄格子がはめられている。薄汚れたマットレスの上の壁には黒電話があったが、グラバー(今度は奇妙な仮面をつけていた)は、電話線が切れているからつながらないと言う。
しかし、黒電話は鳴り、「フィニー…」と語りかけてくる。フィニーが電話の相手に「誰?」と訊ねても「忘れた…」と。それでも、フィニーには相手が誰だか分かった。グラバーに誘拐されて行方不明になった男の子たちだった。
男の子「たち」と書いたのは、電話をかけてくるのが合計5人いたからだ。フィニーに地下室を出るための方法やグラバーに対抗するためのアドバイスを次々に伝えて来るのだ。
一方、彼の家では妹のグウェン(マデリーン・マックグロウ)が、予知夢でフィニーの居場所を探していた。グウェンとフィニーの父親テレンス(ジェレミー・デイヴィス)は、娘にはその能力を使うことを禁止していた。グウェンの予知夢の能力は母親譲りのもので、その能力の苦悩ゆえに自殺してしまったからだ。
“グラバー”(イーサン・ホーク)は、絶対に素顔を見せない。いつも仮面をつけている。その仮面の表情も様々で、歯をむき出して笑っているもの、ツノのある鬼の仮面、鼻から下だけを覆った仮面など。この鼻から下だけの仮面が、彼の素顔を最もさらけ出しているものだろう。
グラバーはフィニーに何をするワケでもなく、食事を運んで来て置いていくだけだったが、ある時、地下室の鍵をかけ忘れて行ってしまう。一瞬、逃げるチャンス到来かと思ったら、黒電話が鳴る。「アイツの罠だ。君が逃げるのを待っているんだ」
フィニーがそっと地下室を出て階段を上がってみると、グラバーが上の部屋で椅子に座ってこちらを見張っているのが見える。これはグラバーが仕掛けた「ゲーム」なのだと黒電話の相手が教える。
本作の原作者ジョー・ヒルは、スティーヴン・キングの息子だそうだ。特典や音声解説では、監督と脚本を手掛けたスコット・デリクソンが、原作小説と自身の子供時代の体験をミックスさせた物語にしたと言う。
モデルになっている事件は「ジョン・ゲイシー事件」で、その犯人はピエロに扮することが多かったので“キラー・クラウン”の異名があったそうだ。
とは言え、この作品で描かれているのは、フィニーとその家族(特に妹のグウェン)の愛情と、仲間との友情だと思う。彼らの愛と友情に助けられて、気弱ないじめられっ子だったフィニー少年が、不気味な殺人鬼に立ち向かっていく。
フィニーの成長物語であり、フィニーとグウェンと父親の絆が正常な形に戻っていく再生の物語でもあった。
ホラーが苦手な私でも観ることが出来たのは、誘拐された少年たちの凄惨な姿は映さず、断線しているはずの黒電話で誘拐された少年たちが導いてくれるスピリチャルな部分と、妹の予知夢を信じて動いてくれた警察の力(善意?)が感じられたからだ。
グラバーを演じたイーサン・ホークは、終始仮面をつけたままだったけれど、ツノの生えた仮面でのけぞって笑ってみたり、声色に変化をつけたりして演技を工夫していた。椅子に座って地下室を見張っていた彼の裸の上半身が、意外にも体格がよくてびっくりした。
何よりも心に残ったのは、いつもフィニーを守ってくれたロビン(ミゲル・カサレス・モーラ)の言葉だった。フィニーは弱くない。相手を傷つけたくないから、自分がやられ放しになっていただけ。でも、必ず立ち上がっていた。その強さを信じていたから、君は僕と似ていたから、僕は君を守っていたんだ。
ロビンのことばは、どれほどフィニーの勇気になっただろう。
これは、ホラー要素のあるサスペンスだ。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
面白かった!
原作はスティーブン・キングの息子ジョー・ヒルの短編小説とのことで
その根底にはキングの雰囲気が漂っています。
なかなか面白かったです。
最後までどうなるのかと引き込まれました。
可愛らしい少年が主役というのもなかなか良かったです。
恐怖の中でも冷静に立ち向かう少年が逞しかった!
霊能力のある妹がお兄ちゃん大好きでこれまた健気で可愛かった!
線が繋がっていないのにベルが鳴る黒電話!
それだけで普通はビビりますが
この少年は決して怖がることがありません。
怖いのは生きている人間の方だからです。
果たして少年はこの状況から脱出することが出来るのか!?
最後の方は、手に汗握って、必死に少年を応援していました。
イーサン・ホークは最後までイーサン・ホークであることが判りませんでした(笑)
ずっとお面みたいのをかぶっているので
あの役は高いギャラの彼である必要は無かったような気がしています(笑)
あと、子供たちに暴力を振るう父親は心に闇を抱えているにしても
最後までクソでしたね。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
12歳の僕が映画を観ていた
ジャケットを観た時に
大写しになってるその人物が
イーサン・ホークだとは思わず
書かれている文も読まなかったので
大悪党の犯罪映画かな?
という印象でした。
で、観始めて
小学生の学校生活が描かれる冒頭では
このジャケットの人物の
少年時代なのかな
という大きな誤解のままに観進めたので
物語が動き出したときには驚きました。
というまぬけなスタートを切ってしまったのですが
そのせいかなんなのか
余計面白く感じて
物語に没入してしまいました。
こういうのはいいです。
イノセント性が感じられる。
少年が大人に立ち向かう
しかもその大人は殺人鬼
自分の中の「少年」が刺激され
というか映画を観ていたのは
きっと12歳のボクだったのだと思います。
頑張れ
頑張れ
負けるな
負けるな
諦めるな
諦めるな
そんな思いを胸に
拳を握って観てました。
不思議なことに
鑑賞後は
もう戻れないあの頃の時間
あの頃の思い出
そんなものが再び胸に込みあがてくる
そんなひと時を味わいました。
黒電話のくだり
声が聞こえるだけで十分な気がしました。
可視化はしなくてもよかったかな。
イーサン・ホーク
これまでも悪役を演じたこともあるでしょうが
これまでの役のイメージもあり
悪役とイーサンは結び付かなかったので
今回の役はかなり印象的です。
イメージとのギャップが
いい方向に作用し
心置きなく憎むことができました。
あの厚みのあるボディも
イメージと違って余計グッドでした。
しかし今回のMVPは
妹を演じたマデリーン・マックグロウちゃんです。
彼女はとんでもなく素晴らしいですね。
兄を助けようと奔走する姿
ウルウルしました。
彼女の頑張る姿に
こっちの気持ちが乗っかるという
気持ちいい錯覚が起り
それがラストをより盛りあげてくれます。
父親に抵抗する姿も
思い出しただけでも泣けてきます。
今後に物凄く期待です。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ブラック・フォン
これは良かったですね。オカルト含みの話ですが、霊をはかなげな残滓のように表現しているのが良いです。これくらいの霊的存在ならあり得るかもしれないと思わせてくれました。
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
断線している電話から、ベルが鳴り響く地下室
投稿日
2022/11/04
レビュアー
くまげらの森
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
ホラーと言いつつ、まるで怖くない。むしろ兄弟愛、仲間愛に満ちて、愛情深い。
監禁されて、今にも殺害されようとしていた少年フィニーの脱出劇が軸です。
まさかのイーサン・ホーク!(どこにいたの?最後までわからなかった!)
いろいろ感動しました。良質な作品です、オススメ!
1978年、コロラド州のとある町で少年が次々と謎の失踪をする事件が起こっていた。
フィニーの野球仲間、いじめから助けてくれた友達、新聞配達の少年・・
またいじめられたらどうしようと悩む間もなく、主人公フィニーも誘拐魔の魔手に捕捉されてしまったではないか!
ハッと気がつけば、そこは薄汚い地下室で、汚いトイレと気持ち悪そうなベッドパットが
むき出しで置いてあるだけ。壁には線の千切れた黒電話が引っかかってる。
やがて、ピエロの出来損ないみたいなヘンなお面を被った犯人が、(ちっとも怖そうでなく)
登場するのよ。(やってる事は怖いんだけどね)。不味そうな朝食を置いてゆくと、カギも
かけないで去った。
「逃げられるんじゃねっ♪」とフィニーが腰を浮かすと、なぜか黒電話が鳴る。
電話の相手は『ワナだ!ゆくんじゃない』と伝えた。
その後も黒電話の相手は(相手が変わるが)、脱走の方法を教えてくれる。
だが、上手くゆかない・・。
フィニーは、気弱ではあるがなかなか賢い。電線の使い方や、トイレの中の器具を
取り外して利用するなど頭の良い子だ。壁を掘った先に冷凍庫があるんだけど、
冷凍牛肉の使い方に本当、感心しました。そうこうしているうちに、フィニーも
勇気が出てきてキモの座った男の子にメンタルが成長するのですね。
(困難こそが君を鍛えたのだよ。うむ。)⇒ ワシはコーチか?
フィニーには、グエンという妹がいて、この娘も大活躍。持つべきものは「最強の妹」だ。
この娘には予知夢を見る能力があり、先の友人が誘拐される夢を見たのだが、
肝心の兄の居場所を「神様、教えて!」と頼めど神様は知らん顔(そんなもんだわ〜)
妹に教えてくれたのは意外な人たち!(ここも面白い)
原作はジョー・ヒルの短編『黒電話』。スコット・デリクソン監督は『ジョン・ケイシー事件』も参考にしたらしい。
不気味な黒い風船
投稿日
2022/11/10
レビュアー
kazupon
監督:スコット・デリクソン(2021年・米・103分)
原題:THe Black Phone
原作:ジョー・ヒル『黒電話』
1970年代のデンバーが舞台。この町では数人の少年が行方不明になっていて、“グラバー(人さらい)”に連れ去られたのだと噂になっていた。
本作の主人公フィニー(メイソン・テムズ)は、ある日、ピエロの化粧をしたマジシャンに出会い、その男はフィニーに「マジックを見るかい?」と聞いた。
と同時に男は、フィニーにスプレーをかけて無理やり黒いバンに押し込んでしまった。この男の持つ黒い風船からは邪悪な何かが漂っていた。
フィニーが気が付くと、そこは汚らしい地下室で、高い所にある窓には鉄格子がはめられている。薄汚れたマットレスの上の壁には黒電話があったが、グラバー(今度は奇妙な仮面をつけていた)は、電話線が切れているからつながらないと言う。
しかし、黒電話は鳴り、「フィニー…」と語りかけてくる。フィニーが電話の相手に「誰?」と訊ねても「忘れた…」と。それでも、フィニーには相手が誰だか分かった。グラバーに誘拐されて行方不明になった男の子たちだった。
男の子「たち」と書いたのは、電話をかけてくるのが合計5人いたからだ。フィニーに地下室を出るための方法やグラバーに対抗するためのアドバイスを次々に伝えて来るのだ。
一方、彼の家では妹のグウェン(マデリーン・マックグロウ)が、予知夢でフィニーの居場所を探していた。グウェンとフィニーの父親テレンス(ジェレミー・デイヴィス)は、娘にはその能力を使うことを禁止していた。グウェンの予知夢の能力は母親譲りのもので、その能力の苦悩ゆえに自殺してしまったからだ。
“グラバー”(イーサン・ホーク)は、絶対に素顔を見せない。いつも仮面をつけている。その仮面の表情も様々で、歯をむき出して笑っているもの、ツノのある鬼の仮面、鼻から下だけを覆った仮面など。この鼻から下だけの仮面が、彼の素顔を最もさらけ出しているものだろう。
グラバーはフィニーに何をするワケでもなく、食事を運んで来て置いていくだけだったが、ある時、地下室の鍵をかけ忘れて行ってしまう。一瞬、逃げるチャンス到来かと思ったら、黒電話が鳴る。「アイツの罠だ。君が逃げるのを待っているんだ」
フィニーがそっと地下室を出て階段を上がってみると、グラバーが上の部屋で椅子に座ってこちらを見張っているのが見える。これはグラバーが仕掛けた「ゲーム」なのだと黒電話の相手が教える。
本作の原作者ジョー・ヒルは、スティーヴン・キングの息子だそうだ。特典や音声解説では、監督と脚本を手掛けたスコット・デリクソンが、原作小説と自身の子供時代の体験をミックスさせた物語にしたと言う。
モデルになっている事件は「ジョン・ゲイシー事件」で、その犯人はピエロに扮することが多かったので“キラー・クラウン”の異名があったそうだ。
とは言え、この作品で描かれているのは、フィニーとその家族(特に妹のグウェン)の愛情と、仲間との友情だと思う。彼らの愛と友情に助けられて、気弱ないじめられっ子だったフィニー少年が、不気味な殺人鬼に立ち向かっていく。
フィニーの成長物語であり、フィニーとグウェンと父親の絆が正常な形に戻っていく再生の物語でもあった。
ホラーが苦手な私でも観ることが出来たのは、誘拐された少年たちの凄惨な姿は映さず、断線しているはずの黒電話で誘拐された少年たちが導いてくれるスピリチャルな部分と、妹の予知夢を信じて動いてくれた警察の力(善意?)が感じられたからだ。
グラバーを演じたイーサン・ホークは、終始仮面をつけたままだったけれど、ツノの生えた仮面でのけぞって笑ってみたり、声色に変化をつけたりして演技を工夫していた。椅子に座って地下室を見張っていた彼の裸の上半身が、意外にも体格がよくてびっくりした。
何よりも心に残ったのは、いつもフィニーを守ってくれたロビン(ミゲル・カサレス・モーラ)の言葉だった。フィニーは弱くない。相手を傷つけたくないから、自分がやられ放しになっていただけ。でも、必ず立ち上がっていた。その強さを信じていたから、君は僕と似ていたから、僕は君を守っていたんだ。
ロビンのことばは、どれほどフィニーの勇気になっただろう。
これは、ホラー要素のあるサスペンスだ。
面白かった!
投稿日
2023/04/17
レビュアー
飛べない魔女
原作はスティーブン・キングの息子ジョー・ヒルの短編小説とのことで
その根底にはキングの雰囲気が漂っています。
なかなか面白かったです。
最後までどうなるのかと引き込まれました。
可愛らしい少年が主役というのもなかなか良かったです。
恐怖の中でも冷静に立ち向かう少年が逞しかった!
霊能力のある妹がお兄ちゃん大好きでこれまた健気で可愛かった!
線が繋がっていないのにベルが鳴る黒電話!
それだけで普通はビビりますが
この少年は決して怖がることがありません。
怖いのは生きている人間の方だからです。
果たして少年はこの状況から脱出することが出来るのか!?
最後の方は、手に汗握って、必死に少年を応援していました。
イーサン・ホークは最後までイーサン・ホークであることが判りませんでした(笑)
ずっとお面みたいのをかぶっているので
あの役は高いギャラの彼である必要は無かったような気がしています(笑)
あと、子供たちに暴力を振るう父親は心に闇を抱えているにしても
最後までクソでしたね。
12歳の僕が映画を観ていた
投稿日
2023/02/05
レビュアー
ビンス
ジャケットを観た時に
大写しになってるその人物が
イーサン・ホークだとは思わず
書かれている文も読まなかったので
大悪党の犯罪映画かな?
という印象でした。
で、観始めて
小学生の学校生活が描かれる冒頭では
このジャケットの人物の
少年時代なのかな
という大きな誤解のままに観進めたので
物語が動き出したときには驚きました。
というまぬけなスタートを切ってしまったのですが
そのせいかなんなのか
余計面白く感じて
物語に没入してしまいました。
こういうのはいいです。
イノセント性が感じられる。
少年が大人に立ち向かう
しかもその大人は殺人鬼
自分の中の「少年」が刺激され
というか映画を観ていたのは
きっと12歳のボクだったのだと思います。
頑張れ
頑張れ
負けるな
負けるな
諦めるな
諦めるな
そんな思いを胸に
拳を握って観てました。
不思議なことに
鑑賞後は
もう戻れないあの頃の時間
あの頃の思い出
そんなものが再び胸に込みあがてくる
そんなひと時を味わいました。
黒電話のくだり
声が聞こえるだけで十分な気がしました。
可視化はしなくてもよかったかな。
イーサン・ホーク
これまでも悪役を演じたこともあるでしょうが
これまでの役のイメージもあり
悪役とイーサンは結び付かなかったので
今回の役はかなり印象的です。
イメージとのギャップが
いい方向に作用し
心置きなく憎むことができました。
あの厚みのあるボディも
イメージと違って余計グッドでした。
しかし今回のMVPは
妹を演じたマデリーン・マックグロウちゃんです。
彼女はとんでもなく素晴らしいですね。
兄を助けようと奔走する姿
ウルウルしました。
彼女の頑張る姿に
こっちの気持ちが乗っかるという
気持ちいい錯覚が起り
それがラストをより盛りあげてくれます。
父親に抵抗する姿も
思い出しただけでも泣けてきます。
今後に物凄く期待です。
ブラック・フォン
投稿日
2023/01/07
レビュアー
洋画2000本鑑賞済
これは良かったですね。オカルト含みの話ですが、霊をはかなげな残滓のように表現しているのが良いです。これくらいの霊的存在ならあり得るかもしれないと思わせてくれました。
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