炎の少女チャーリー

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（２０２２年制作・アメリカ）
スティーブン・キング『ファイア・スターター』を原作としてブラムハウス制作。
映像化は1984年ドリュー・バリモア主演に次ぐ2回め。

アンディ（ザック・エフロン）とヴィッキー（シドニー・レモン）には、生まれながらに不思議な能力を持つチャーリー（ライアン・キーラ・アームストロング）という娘がいた。
それもそのはず、父にも母にも超能力があり、チャーリーは赤ちゃんの時から、水を熱湯に変え、物体を燃焼させるパイロキネシス（火を操る能力）が、あったのだ。

しかし、8歳のチャーリーは、まだコントロール出来ず、世の中に知られぬよう
パイロキネスの能力を使用禁止にしていた。同じクラスのクソガキから、いじめられて
悔しそうなシャーリー。（さっさと丸焦げにしてしまえとワタシは思った。）

父親アンディはその能力を懸命に隠し続けようとしたが、政府の秘密の組織「ザ・ショップ」はついにチャーリーの存在に気づき、軍事利用しようとスパイを差し向ける。
逃亡する親子と追跡する工作員。かくして、チャーリーの特殊能力と秘密組織の壮絶なバトルが繰り広げられるのだった――。

父親の「やるな」と娘の「やらせてくれ」の応酬パートが長いです。その間どんどん、
秘密組織の要員が増える。
しかし、満を持して登場したショップの女ボスが、四の五の言う前に瞬殺でボワッ！と
焼き殺されたのには、本当にボスかと逆に呆れました。
そしてチャーリー役の女の子が、（失礼だが）あまり可愛くないです。あどけない顔もみせてくれれば怒り顔も引き立つのに。

1984年のドリュー・バリモア版はデスカスに在庫がないので、某店舗からレンタルしましたが、なかなかおもしろかったです。
ドリューがホントに可愛くて、ホッペなんかウニウニしたいくらい。よく笑うんですよ。
「ショップ」の頂点は男で、これが掃除夫のふりしてドリューに取り入るんですね。父親が、今夜逃げるぞ、誰にも言うなとメモをよこしたのを、掃除のジイちゃんはいい人だから、ジイちゃんだけに教えてしまうんですね。子供だなぁ（笑）、
いざ逃げるというシーンで、ジイ様ワハハと登場。そうと知ったドリューの怒るまいことか！！
たちまちあたりは火の海、ヒュンヒュン飛ぶ炎、悪の要塞はメラメラと燃え上がり、焼死体がゴロゴロ転がる中、
「大人なんか！」という顔をしたドリューが静かに去ってゆくんですね。

本作はブラムハウス制作ですが、スリラーでもホラーでもないし、怖くはありません。
音楽が『ハロウィン』シリーズのジョン・カーペンターというところが売りでしょうか。
序盤で、いじめっこの男子を早く殺してくれればスッキリしたのでしょうが、チャーリー父娘は逃亡しちゃったので（わざわざ学校には戻らなかったので）そこだけワタシ的に悔やまれました。

ようやく来ましたなあ デスカス在庫枚数 めっきり減りまくってる
ので 新作がリストに団子状態になるよねw さて今作はブラム
ハウスの旧作 発掘 開発シリーズみたいな物なのか

目のおっきなかわゆいベイビーは 火をおこせる超能力があり
両親の心配の種 と言っても実験に参加した夫婦には責任あり

ホラーにしては小綺麗な画面で悪くはないのだが ある種弱さがある
物語の弱さ 古臭さ 両親の微妙な違いの葛藤は関わり過ぎると
画面が停滞するだろう 演出の弱さ お馴染みキングの超能力者の
悲劇は 怪物を産んだオッペンハイマーの物語がもうすぐ来るね

全体に弱さのそれは フラジャイルの魅力に転化するところまでは
至らないのだが 捨て難いとこはあるかな それはある哀しみの感情
のようであるのかもしれない そして物語の限界は新しい父に
引き継がれて終わり そのラストの浜辺の素っ気なさは 如何にも
この映画的でなかなかに良かったのですよ

ま、クズ映画。
カネもなかったんだろうけども、各シーンのテンポがとにかく悪い。脚本もひどい。待たされ続けてようやくはじまったラストのアクションシーンはあまりにもあっけなくて、えっ、もう終わり？ って感じ。

メタクソつまらない
高評価の連中の頭ん中見てみたい

　スティーブン・キングですか。
　なるほど。


　過酷すぎる。
　だが無敵というか最強でもある。

　とんでもない状況の少女の戦い。

　悲しい物語。