クリーン　ある殺し屋の献身

（2021年製作・アメリカ）
元殺し屋が少女を死にものぐるいで守りぬく！というアクションだと聞いてたので
（だからレンタルしたのだが。）前半40分近く、まったりゆるゆる静かな日常の描写で挫折しそうだった。

大都会の夜、大型清掃車でゴミを回収するクリーン（エイドリアン・ブロディ）。
しんみりした顔で、野良犬にエサをやるクリーン。通学バスが来ないので隣の少女ディアンダに自転車をこっそりプレゼントするクリーン。
そして、寝てはハッと目を覚まして、我が娘の写真を握りしめ、ヨヨと泣き崩れる下がり眉。
どうやら、娘は、彼が殺し屋なんかやってるばかりに、巻き込まれて殺されたらしいのだ。
（殺し屋と幼い娘、これほど似合わない組み合わせはないと思うのだが、案外あるのよ、これが）

どこか面影が娘に似てて、気にかけている隣家の少女ディアンダ。
ある日、麻薬売買のギャングたちに目をつけられ誘拐される。乗り込んだクリーンはギャングたちを半殺しにするのだが、
その中に、ボスの息子もいた。
ボスは、組織を総動員してクリーンの命を狙う。
（やっと物語が動き始めた。でももう半分以上経過してます）
脚本と音楽もエイドリアンが担当したのだとか。もうちょっと起承転結のバランスを
とってもらえたらありがたいと思います。

さて、クリーンは何やってるかわかんないんだけども、やたら銃に細工しております。
ギコギコ切って、何かを詰めて・・。おっ、爆薬か？
でも清掃員だからって「クリーン」というネームも、あんまりじゃありませんか（笑）
今頃言ってますけど。

ボスの家にも色々あって、奥さんと（ケガをした）息子はボスを憎んでるみたい。
そこは最後まで説明されないが、実の息子じゃないみたいね。
（そこ早めに言ってくれればエピソードもわかりやすかったかも）
ともあれ、例の大型清掃車に乗って、クリーンは突入する。さぁ、凄腕の殺し屋と言われたクリーンはどんなアクションで魅せるのか！
（あ、電気消したら見えないよぉ〜！）

３点

もう１つかな。

年末 どんどこ消化していきます 「 ザ コントラクター」のクリス
パインに同じく エイドリアンが本も書いての製作に燃えます

お話も似た傾向で 孤独な過去に傷を持つ男が決死の賭けに出るの
ですな そして同じく日常の描写の積み重ねになるのですが
この反復が眼目なのでしょうが さすがに50分も続く演出力がある
様には見えず いささか辛いですよね 皆さん とか問うより先に
指が早送りしてしまっているのですw

何つうか ウクライナクライシスと言う 大きな物語に 映画は小さな
物語に閉じこもり始めているのではないでしょうか モンロー主義ね

斧による戦いが おっかないのですが なんと言ってもゴミトラック
が出ている以上は ラストはガントレットになるのかどうかの
お楽しみは予想しないといかんぞな

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あらすじ見てるとそんな感じかなーと思ったけど、意外に違う仕上がりだった。
なので、殺し屋と少女の切ないアクションドラマを期待するとコケますｗ

そしてなかなかアクションシーンは始まらず、ゆっくりまったりとしたクリーンの生き様を追尾。
ド派手なアクションはクライマックスのみ。深いヒューマンドラマでもないし、割とあっさり観終わります。

それにしてもエイドリアンっていい身体してるよなー。

まあ可もなく不可もなくって感じで退屈はしないけど、復讐劇を語るにはちょい物足りないなー。


向こうのゴミ収集車ってカッコいいなーと言うのが1番印象的ｗ





おすすめ度 ６０％

クリーン ある殺し屋の献身