神々の山嶺

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まず本作で一番驚いたのが、制作がフランスの方だったこと。
日本のコミックをよくぞ見つけてくれたと思います。
そして作中における昭和の日本の再現度の高さには絶句でした。
日本人でもここまで忠実な表現ができない気がします。
お見事でした。

また前人未踏の危険な雪山での登山。
孤独な静けさの中、氷や雪が落ちるのか割れるのか・・・パキッ、カラコロと鳴り響く乾いた音が寒々とした空気の中、響き渡り、恐ろしさが増してきました。

過酷な環境の中、死ぬ危険を冒してまで挑み続ける人たちの熱が伝わってきます。

見応えのある作品でした。
原作未読ですが、今度読んでみようと思います。
おもしろかったです。

けっこう面白かった。作画はかなり上質。
登山シーンの技術的なところもワンシーンをのぞいてちゃんとできていた。

ちゃんとできていなかったのは、滑落した羽生がメインロープ（自分のハーネスに結んであるロープ）にシュリンゲ（１ｍほどの細いロープを輪にして結んであるもの）を巻きつけ、プルージックに結び（ぐいと引っ張ると結び目がきつくなり、それにぶら下がることができるが、ゆるめるとずらすことができる）、その結び目を歯でずらしながら１５メートルほど登って岩棚のようなところにたどり着くシーン。羽生が登ったぶんだけメインロープはプルージックの結び目の下でたるむはずなのだが、そうなっていない。まるでだれかが上からひっぱり上げたようになっていた。

が、まあ、登山の素人が作画したのだろうからそこんところは目をつむろう・・・（つむっていたらその件は書かないのだが・・）。
ただ、ストーリーは原作の小説のもっとも感動的でインチキくさいところをはぶいてある。
羽生がエベレストの南西壁を単独無酸素で登るのをカメラに収めるために後続した深町が途中で意識を失ってしまい、羽生がやむなくこれを救助して一緒のテント内にいるときのことである。この映画では、深町が救助されただけで終わっている。が、小説ではちがう。
意識を取り戻した深町が羽生に登山のルートの詳細を尋ねると、羽生は南西壁の最上部のボロボロと岩が崩れる部分を迂回するルート（南側だったか北側だったか忘れた）をとると言う。すると深町はなにげなく「そうか、最後はノーマルルートで登頂するんだな・・」と言ってしまう。羽生はこの一言に激しく反応し、「何いっ・・！？」と深町をにらみつける。
で、羽生はその深町の言ったノーマルルートをとらず、ボロボロと岩が崩れる南西壁の最上部に決死の覚悟で挑む。
が、羽生はそのことで力を使い果たし、それで下山できずに死ぬ。
で、ここも映画でははぶかれてあったが、深町は羽生のテントを出る際にチョコレートをひとかけ羽生のジャケットのポケットにしのばせる。自分を救助したことで消耗したエネルギーをこれで補給してくれという意味だった。羽生はそのチョコレートを食べていたら生きて下山できたかもしれない。が、単独という点にこだわった羽生は深町からもらったチョコレートには手をつけなかった。そのチョコレートを食べてしまうと単独にならなくなるからだ。
ここは素人向けには涙のでる感動シーンなのだが、映画でははぶかれていて残念だった。

　登頂に全てを賭けた男の物語。

　山の厳しさや難しさを見事に描いている。
　ただどうしても駆け足なのでわかりづらい箇所が多い。
　そもそもエベレストの初登頂の謎は必要だったのだろうか。

　山を見事に描いていると思います。

音声プレーヤーの問題でした、内容はよくあるストーリーですがいい感じでした。

日本語音声字幕と一致せず見ていてイライラする、フランス語音声音楽としゃべる言葉のバランスめちゃくちゃ、よくこんなのをリリースしたと思う
通常全く投稿しないが久々の酷さで言わざる得ない気分になった