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MEN 同じ顔の男たち

MEN 同じ顔の男たちの画像・ジャケット写真

MEN 同じ顔の男たち / ジェシー・バックリー

MEN 同じ顔の男たち /アレックス・ガーランド

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DVD

準新作

お届け率:100%

解説・ストーリー

「エクス・マキナ」の鬼才アレックス・ガーランド監督が「ロスト・ドーター」のジェシー・バックリーを主演に迎えて贈る衝撃のサスペンス・スリラー。心の傷を癒すべく田舎の町にやって来た女性を主人公に、なぜか同じ顔の男たちとばかり遭遇する謎めいた状況の中で、次々とヒロインに襲い掛かる戦慄の恐怖を、美しくも不気味かつグロテスクな映像で描き出す。共演はロリー・キニア。離婚話で感情的になった夫の自殺を目の当たりにしてしまい心に深い傷を負ったハーパー。気持ちを落ち着かせようと、静かな田舎町でしばらく過ごすことに。豪華な屋敷を借り、気の良さそうな管理人のジェフリーに一通り案内してもらったハーパー。やがて一人で町を散策していた彼女は、出会う男たちが全員、ジェフリーと全く同じ顔であることに気づくのだったが…。 JAN:4907953222106

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「MEN 同じ顔の男たち」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

「エクス・マキナ」の鬼才アレックス・ガーランド監督が「ロスト・ドーター」のジェシー・バックリーを主演に迎えて贈る衝撃のサスペンス・スリラー。心の傷を癒すべく田舎の町にやって来た女性を主人公に、なぜか同じ顔の男たちとばかり遭遇する謎めいた状況の中で、次々とヒロインに襲い掛かる戦慄の恐怖を、美しくも不気味かつグロテスクな映像で描き出す。共演はロリー・キニア。離婚話で感情的になった夫の自殺を目の当たりにしてしまい心に深い傷を負ったハーパー。気持ちを落ち着かせようと、静かな田舎町でしばらく過ごすことに。豪華な屋敷を借り、気の良さそうな管理人のジェフリーに一通り案内してもらったハーパー。やがて一人で町を散策していた彼女は、出会う男たちが全員、ジェフリーと全く同じ顔であることに気づくのだったが…。 JAN:4907953222106

「MEN 同じ顔の男たち」 の作品情報

作品情報

製作年:

2022年

製作国:

イギリス

原題:

MEN

「MEN 同じ顔の男たち」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

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洋画・邦画

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国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

5,400
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アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

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CD

250,000
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※2022年2月 現在のタイトル数

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ユーザーレビュー:14件

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1〜 5件 / 全14件

トラウマ級のグロ、可愛いはずもないオヤジ・マトリューシカ ネタバレ

投稿日:2023/05/11 レビュアー:くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

フェミニズム的なコンセプトに基づいて描かれた作品。
若い女性には薦めない。(ますます出産が怖くなる。)
男性にも薦めない。(男性の暴力やうざさは過去から連綿として受け継がれてきたもの、という解釈では現在の男子はどうしようもないではないか)
私達は、異性が好きだしケンカするより仲良くした方が幸せなんだと知っている。
男だけが悪いとか有害だとか考えた事もないよね?多分。

この作品は現実と、主人公ハーパー(ジェシー・バックリー)の想像が混在するドラマである。
夫ジェームズ(パーパ・エッシードゥ )が自殺したばかりのハーパーは、ロンドンを逃れて静養をするため、田舎のお屋敷に休暇に出かける。

ところが行き先の村は、悪気はなさそうだがなんかちょっと詮索好きな話を振ってくる宿の管理人(ロリー・キニア)をはじめとして、
牧師とか妙にうざい感じの男性(全員ロリー・キニアが演じる)が多い。
さらには森に住む全裸男性、ソーセージ『丸出し野郎』(これもロリー・キニア)がハーパーをつけ回すようになる。

夫の自殺に罪の意識を若干感じているハーパー。誰も彼も同じ顔に見えるのはあり得るかもしれない(想像)が、実際は違うだろう。(現実)
ホームレスみたいな『丸出し野郎』はいるかもしれないが、お腹がすいていただけかもしれない。つけ回すと思うのは違うかもしれない。

さて、夫は口論の末、ハーパーを殴り、謝罪してもきいてもらえず「死んでやる」と言って、飛び降りて、
死体は左手をグッサリと金属に貫かれて足はグニャリと折れていた。
(このありさまは、「貫かれる」が処女喪失のイメージ、歩行できない、が女性の自立不能のイメージとも感じた。後の場面の「男が出産する」シーンも含め、どこで男女が入れ替わっても成立する作品となってると思う。「死んでやる」なんてまさに女性の言葉ではないか)
初めの30分はのどかな森林の美しい風景が続く。タンポポの激写やトンネルの不気味さも
カメラは素晴らしい。

だが、この後、おぞましくて直視出来ないシーンが映像もクッキリと、見るものを打ちのめす・・。
郵便ポストのシーン。家に侵入されるのを頑なに拒否するハーパーが、ポストから出た左手にナイフを突き刺す。相手は手を引き出すには刺されるがままになってるしかなく、最後には左手が「アジの3枚おろし」状態になっちまった。
家は彼女の精神の象徴であって、誰も寄せ付けない、除々に侵入されて奥の部屋に逃げざるを得ないが、男は「お前は肉欲に熟達しているだろう」とか言う。なんじゃそりゃ。

そして、衝撃のトラウマ級グロテスク、なんと男の腹がブクブクと膨れたかと思うと、超気色悪い成人の男を出産!その男がまたブクブクと膨れて、臭い汚い男を出産!げげー。
要するに、「こんな男を再生産してきたのは男たちだろうが!」と言いたいらしいのですけどね。男なんて同じなんだよと。(はっ、ここで同じ顔・・に、繋がるわけか)
映像化するとこんなに醜悪な絵になりますかね。死んだ夫が最後に現れて言う。
「愛がほしい」
バッカじゃないの?と呆れた顔するジェシー・バックリー。

そんな作品でございますが、最後に「愛がほしい」と言うなんて女かい、と思っちゃうワタクシが、その反応はフェミ的にどうなのかと、
なんだかザワザワするのでございました。

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決してオススメは出来ないが、語りたい映画(ネタバレ全開) ネタバレ

投稿日:2023/03/26 レビュアー:飛べない魔女

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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どこに同じ顔の男が出てきてるの?ってくらい
男たちは同じ顔には見えず、どうなっているの?と半ば怒りながらの鑑賞(笑)
見終わってから、実は男たちは全部同じ俳優さんが演じていて
主人公も同じ顔であることを認識していたらしいことを知る。
遅いよ、私(笑)

夫との離婚話がこじれて、『離婚するなら死んでやる!』という夫が
口論の末、アパートの窓から落ちて死んだ。
事故だったのか?自殺だったのか?そこは不明。
その落下シーンから物語は始まり、トラウマを抱えた主人公ハーパーは
田舎の大きな屋敷を借りて、心を休ませようとしていた。
そこで不可解な出来事が次々と起こる。

前半の緑を基調とした画像がとても美しく
その緑の中に白く浮かび上がるトンネルの出口のシーンは
不穏な空気を漂わせて、次第にドキドキしてくる。
トンネルで『ハーパー、ハーパー』と呼びかけ
こだまを面白がって何度もそれを繰り返すハーパー。
そこに突然男の姿が!ハッとして逃げるハーパー。
途中で、全裸の男に遭遇。じっとこちらを見ている。不気味。
翌日そのふるちん男は家に押し入ろうとして、警察に捕まる。
が、実害はないとして直ぐに釈放される。
教会で出会ったお面をかぶった少年(には見えないが)に『かくれんぼをしよう』と誘われ
断ると、クソ女め!と罵られる。
それを見た司祭は、苦しんでいるあなたの助けになりたい、話してみなさい、という。
夫との顛末を話すと、『ご主人の死はあなたのせいだと考えたことはないのか?』と
彼女を攻める。
パブに行くと、人の良さそうだった管理人のジェフリーと警官がいて
そこでもまた彼女を攻めるような言葉を浴びせられ、いたたまれずパブを出るハーパー。
そして、ここからは怒涛の展開で、何がなんだかわからなくなる。
次々と襲ってくる男たち。逃げようとするが逃げられない。
必死で男たちに立ち向かうハーパー。
その男たちから生まれてくる男たち。
グロい、ひたすらグロい。
何なんだ?これは?

最後に夫のジェームスが生まれてきて、ハーパーは彼に問う。
『あなたは私に何を求めていたの?』
『愛だ』
結局、男という生き物は、一方的な愛を押し付けて女を支配したがる。
女はその支配から抜け出したがる。
男とは身勝手な生き物だ、ということが言いたかったのだろうか?
出産を経験できない男に出産させることで、女性の偉大さを言いたかったのか?
ラストに登場した親友が、実は妊婦だったことも意味深だ。
そして親友に見せた穏やかなハーパーの微笑みで、映画は終わる。

うーん、なんとも言えない感情にさいなまれた。
ジェニファー・ローレンスの『マザー!』を見たときの同じような感情がよぎる。
好きじゃない。
好きじゃないけど、なんだか語りたくなるというあの感情だ。
そういう意味では、この作品は成功だったのかもしれない。

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ミッドサマー系の気持ち悪くて不快で面白い映画 ネタバレ

投稿日:2023/05/15 レビュアー:ポッシュ(卒業)

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「ミッドサマー」(2019)みたいな気持ち悪さだなーと思ったら、まんまA24の作品でしたね。

既出レビューでほぼほぼ言い尽くされていますので、私は例によって落穂ひろい。

町山智弘さんがYouTubeで解説されてて、とても面白いので興味ある方は観てみて欲しいです。
そこから少し引用しますと、監督さんは「進撃の巨人」にインスパイアされて本作を作ったんだとか。
裸の男が立ってるだけでコワイっていうのをやりたかったそう。

そしてその裸の男、本作では教会にある石像にも描かれているのですが、キリスト教以前のケルト神話にある
グリーンマンというクリーチャーのようです。葉っぱで出来てる人なのね。豊饒、子孫繁栄を表わしているのだとか。
だから本作の裸男もタンポポの綿毛をふぅぅーっと吹いて種を飛ばす。
町山氏曰く「種を撒き散らすんですよ、男は」ってw

んで、映画ではそのグリーンマンの石像の裏側に、両性具有の人物像(だと思う)が彫ってありました。
これがラストのポコポコと出産を繰り返す男の伏線だったのだなーと。(←これは私の感想)

一見、親切でイイ人そうだけど「男が荷物を運ばなきゃ、男が女におごらなきゃ」という
ステレオタイプの大家さんや、ネチネチ「君が悪い」と口撃してくるダンナや、
結局は狭量な貴女が悪いんじゃないの?とジワジワ責め立ててくる神父や、
ボクは遊びたいのになんで付き合ってくれないの?このクソ女!と噛みついてくるワガママ少年や、
ストーカーの裸男・・・。
もう、やめてくれーなイヤな男しか出てこない映画です。
男ってどいつもこいつもみんな一緒!って感じを出すのに、一人の役者さんが演じ分けているのですね。
(高橋伴明の「DOOR」(1988)で登場する男の声をぜんぶ一人の男優さんがやってたのを思い出す)

そんで最後にはこういうダメダメな男がダメダメな男を永遠に再生産していくんですよ、という
驚愕の直喩で畳みかけてくると。しつこい。
見ててもしつこいなーと思うけど、ヒロインも同じくウンザリしていく。ホラーのクライマックスで
どこまでも追いかけてくるモンスターに対して、もういいよって塩対応になってくヒロインってのも
可笑しいです。これ町山さんのYouTubeで一緒に出てた女優の藤谷文子さんも同じ感想でしたね。

でもヒロインのハーパー(ジェシー・バックリー)もちょっとイヤな女だなと私は思いました。
確かに間違っちゃいないけど、主張がストレートすぎて優しくないのよ。この人。
案外、「こういう正論女もウザくね?」っていうディスりも含まれてた気がします。
ヒロインは最初にリンゴ齧るし。罪の始まりはリンゴを食べた女だよと。なんか嫌味ったらしい。

深い緑の山道、歴史あるカントリーハウス、ロマネスク様式の教会・・・映し出される自然や建造物は
ため息が出るくらい美しいのに、そこにいる人間たちは醜い。
やがて朽ち果てる儚い存在なのに、永遠の時の中で一瞬だけ許された生なのに、
無駄に汚していいのかね・・・なんてね。後付けでそんな感想が浮かんだりもしますが、
結論としては「深い話」じゃなくて「不快な話」。
不快なのに面白いって何なん?w

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作り過ぎ ネタバレ

投稿日:2023/07/08 レビュアー:icy

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ハーパーとジェイムズはなぜ離婚を議論するほどにすれ違っていたのか。性の不一致が最大の原因のように思われる。望むジェイムズと拒否するハーパー。愛は精神的なものだけでななく肉体的なものであり、それはオープニングとエンディングで流れる歌に比喩的に語られている。Green ManとSheela na gigももちろん象徴的だ。ジェイムズを拒否して死に至らしめた罪の本質は、身勝手な男を一人駆逐したことではなく、自然の摂理であり愛の本質の一側面である性の衝動を否定したことだ。親友のライリーが妊婦として最後に現れるのも象徴的だ。MENを動物的で下等な存在として見ていたためにすべての男の顔は同じに見えるということであり、Have your eyes really seen?とこれも劇中の歌で歌われるようにハーパーが男の他の面を何も見ていなかったことを非難する。
だが、全体としては作り過ぎ。特に、他のレビューにあるようだが、両性具有モンスターの誕生の連鎖は悪趣味なだけで長い。あの展開で最後にジェイムズが愛が欲しかったと言っても、それはギャグでしかない。肉欲と愛の同一性を哲学的に神々しく見せてくれないと、ハーパーの罪深さは表現されない。一人の男優が全てのキャラを演じたというのもパッと見分からないし、ホラーとしての恐さもそれほどではない。ハーパーが不安定な精神状態で悪夢を見ているという設定だという理解で見ていると、全然違和感もないし恐怖も感じない。タンポポの種、朽ち行く鹿の死体、リンゴなど全てがこれ見よがしで過剰感あり。前半の美しい自然のシーン以外に見るべき画もなかったと思う。
ということで残念な作りの映画。

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男なんて みんなおんなじよ

投稿日:2023/05/18 レビュアー:裸足のラヴァース 2.0

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トラウマ級のグロ、可愛いはずもないオヤジ・マトリューシカ

投稿日

2023/05/11

レビュアー

くまげらの森

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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フェミニズム的なコンセプトに基づいて描かれた作品。
若い女性には薦めない。(ますます出産が怖くなる。)
男性にも薦めない。(男性の暴力やうざさは過去から連綿として受け継がれてきたもの、という解釈では現在の男子はどうしようもないではないか)
私達は、異性が好きだしケンカするより仲良くした方が幸せなんだと知っている。
男だけが悪いとか有害だとか考えた事もないよね?多分。

この作品は現実と、主人公ハーパー(ジェシー・バックリー)の想像が混在するドラマである。
夫ジェームズ(パーパ・エッシードゥ )が自殺したばかりのハーパーは、ロンドンを逃れて静養をするため、田舎のお屋敷に休暇に出かける。

ところが行き先の村は、悪気はなさそうだがなんかちょっと詮索好きな話を振ってくる宿の管理人(ロリー・キニア)をはじめとして、
牧師とか妙にうざい感じの男性(全員ロリー・キニアが演じる)が多い。
さらには森に住む全裸男性、ソーセージ『丸出し野郎』(これもロリー・キニア)がハーパーをつけ回すようになる。

夫の自殺に罪の意識を若干感じているハーパー。誰も彼も同じ顔に見えるのはあり得るかもしれない(想像)が、実際は違うだろう。(現実)
ホームレスみたいな『丸出し野郎』はいるかもしれないが、お腹がすいていただけかもしれない。つけ回すと思うのは違うかもしれない。

さて、夫は口論の末、ハーパーを殴り、謝罪してもきいてもらえず「死んでやる」と言って、飛び降りて、
死体は左手をグッサリと金属に貫かれて足はグニャリと折れていた。
(このありさまは、「貫かれる」が処女喪失のイメージ、歩行できない、が女性の自立不能のイメージとも感じた。後の場面の「男が出産する」シーンも含め、どこで男女が入れ替わっても成立する作品となってると思う。「死んでやる」なんてまさに女性の言葉ではないか)
初めの30分はのどかな森林の美しい風景が続く。タンポポの激写やトンネルの不気味さも
カメラは素晴らしい。

だが、この後、おぞましくて直視出来ないシーンが映像もクッキリと、見るものを打ちのめす・・。
郵便ポストのシーン。家に侵入されるのを頑なに拒否するハーパーが、ポストから出た左手にナイフを突き刺す。相手は手を引き出すには刺されるがままになってるしかなく、最後には左手が「アジの3枚おろし」状態になっちまった。
家は彼女の精神の象徴であって、誰も寄せ付けない、除々に侵入されて奥の部屋に逃げざるを得ないが、男は「お前は肉欲に熟達しているだろう」とか言う。なんじゃそりゃ。

そして、衝撃のトラウマ級グロテスク、なんと男の腹がブクブクと膨れたかと思うと、超気色悪い成人の男を出産!その男がまたブクブクと膨れて、臭い汚い男を出産!げげー。
要するに、「こんな男を再生産してきたのは男たちだろうが!」と言いたいらしいのですけどね。男なんて同じなんだよと。(はっ、ここで同じ顔・・に、繋がるわけか)
映像化するとこんなに醜悪な絵になりますかね。死んだ夫が最後に現れて言う。
「愛がほしい」
バッカじゃないの?と呆れた顔するジェシー・バックリー。

そんな作品でございますが、最後に「愛がほしい」と言うなんて女かい、と思っちゃうワタクシが、その反応はフェミ的にどうなのかと、
なんだかザワザワするのでございました。

決してオススメは出来ないが、語りたい映画(ネタバレ全開)

投稿日

2023/03/26

レビュアー

飛べない魔女

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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どこに同じ顔の男が出てきてるの?ってくらい
男たちは同じ顔には見えず、どうなっているの?と半ば怒りながらの鑑賞(笑)
見終わってから、実は男たちは全部同じ俳優さんが演じていて
主人公も同じ顔であることを認識していたらしいことを知る。
遅いよ、私(笑)

夫との離婚話がこじれて、『離婚するなら死んでやる!』という夫が
口論の末、アパートの窓から落ちて死んだ。
事故だったのか?自殺だったのか?そこは不明。
その落下シーンから物語は始まり、トラウマを抱えた主人公ハーパーは
田舎の大きな屋敷を借りて、心を休ませようとしていた。
そこで不可解な出来事が次々と起こる。

前半の緑を基調とした画像がとても美しく
その緑の中に白く浮かび上がるトンネルの出口のシーンは
不穏な空気を漂わせて、次第にドキドキしてくる。
トンネルで『ハーパー、ハーパー』と呼びかけ
こだまを面白がって何度もそれを繰り返すハーパー。
そこに突然男の姿が!ハッとして逃げるハーパー。
途中で、全裸の男に遭遇。じっとこちらを見ている。不気味。
翌日そのふるちん男は家に押し入ろうとして、警察に捕まる。
が、実害はないとして直ぐに釈放される。
教会で出会ったお面をかぶった少年(には見えないが)に『かくれんぼをしよう』と誘われ
断ると、クソ女め!と罵られる。
それを見た司祭は、苦しんでいるあなたの助けになりたい、話してみなさい、という。
夫との顛末を話すと、『ご主人の死はあなたのせいだと考えたことはないのか?』と
彼女を攻める。
パブに行くと、人の良さそうだった管理人のジェフリーと警官がいて
そこでもまた彼女を攻めるような言葉を浴びせられ、いたたまれずパブを出るハーパー。
そして、ここからは怒涛の展開で、何がなんだかわからなくなる。
次々と襲ってくる男たち。逃げようとするが逃げられない。
必死で男たちに立ち向かうハーパー。
その男たちから生まれてくる男たち。
グロい、ひたすらグロい。
何なんだ?これは?

最後に夫のジェームスが生まれてきて、ハーパーは彼に問う。
『あなたは私に何を求めていたの?』
『愛だ』
結局、男という生き物は、一方的な愛を押し付けて女を支配したがる。
女はその支配から抜け出したがる。
男とは身勝手な生き物だ、ということが言いたかったのだろうか?
出産を経験できない男に出産させることで、女性の偉大さを言いたかったのか?
ラストに登場した親友が、実は妊婦だったことも意味深だ。
そして親友に見せた穏やかなハーパーの微笑みで、映画は終わる。

うーん、なんとも言えない感情にさいなまれた。
ジェニファー・ローレンスの『マザー!』を見たときの同じような感情がよぎる。
好きじゃない。
好きじゃないけど、なんだか語りたくなるというあの感情だ。
そういう意味では、この作品は成功だったのかもしれない。

ミッドサマー系の気持ち悪くて不快で面白い映画

投稿日

2023/05/15

レビュアー

ポッシュ(卒業)

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「ミッドサマー」(2019)みたいな気持ち悪さだなーと思ったら、まんまA24の作品でしたね。

既出レビューでほぼほぼ言い尽くされていますので、私は例によって落穂ひろい。

町山智弘さんがYouTubeで解説されてて、とても面白いので興味ある方は観てみて欲しいです。
そこから少し引用しますと、監督さんは「進撃の巨人」にインスパイアされて本作を作ったんだとか。
裸の男が立ってるだけでコワイっていうのをやりたかったそう。

そしてその裸の男、本作では教会にある石像にも描かれているのですが、キリスト教以前のケルト神話にある
グリーンマンというクリーチャーのようです。葉っぱで出来てる人なのね。豊饒、子孫繁栄を表わしているのだとか。
だから本作の裸男もタンポポの綿毛をふぅぅーっと吹いて種を飛ばす。
町山氏曰く「種を撒き散らすんですよ、男は」ってw

んで、映画ではそのグリーンマンの石像の裏側に、両性具有の人物像(だと思う)が彫ってありました。
これがラストのポコポコと出産を繰り返す男の伏線だったのだなーと。(←これは私の感想)

一見、親切でイイ人そうだけど「男が荷物を運ばなきゃ、男が女におごらなきゃ」という
ステレオタイプの大家さんや、ネチネチ「君が悪い」と口撃してくるダンナや、
結局は狭量な貴女が悪いんじゃないの?とジワジワ責め立ててくる神父や、
ボクは遊びたいのになんで付き合ってくれないの?このクソ女!と噛みついてくるワガママ少年や、
ストーカーの裸男・・・。
もう、やめてくれーなイヤな男しか出てこない映画です。
男ってどいつもこいつもみんな一緒!って感じを出すのに、一人の役者さんが演じ分けているのですね。
(高橋伴明の「DOOR」(1988)で登場する男の声をぜんぶ一人の男優さんがやってたのを思い出す)

そんで最後にはこういうダメダメな男がダメダメな男を永遠に再生産していくんですよ、という
驚愕の直喩で畳みかけてくると。しつこい。
見ててもしつこいなーと思うけど、ヒロインも同じくウンザリしていく。ホラーのクライマックスで
どこまでも追いかけてくるモンスターに対して、もういいよって塩対応になってくヒロインってのも
可笑しいです。これ町山さんのYouTubeで一緒に出てた女優の藤谷文子さんも同じ感想でしたね。

でもヒロインのハーパー(ジェシー・バックリー)もちょっとイヤな女だなと私は思いました。
確かに間違っちゃいないけど、主張がストレートすぎて優しくないのよ。この人。
案外、「こういう正論女もウザくね?」っていうディスりも含まれてた気がします。
ヒロインは最初にリンゴ齧るし。罪の始まりはリンゴを食べた女だよと。なんか嫌味ったらしい。

深い緑の山道、歴史あるカントリーハウス、ロマネスク様式の教会・・・映し出される自然や建造物は
ため息が出るくらい美しいのに、そこにいる人間たちは醜い。
やがて朽ち果てる儚い存在なのに、永遠の時の中で一瞬だけ許された生なのに、
無駄に汚していいのかね・・・なんてね。後付けでそんな感想が浮かんだりもしますが、
結論としては「深い話」じゃなくて「不快な話」。
不快なのに面白いって何なん?w

作り過ぎ

投稿日

2023/07/08

レビュアー

icy

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ハーパーとジェイムズはなぜ離婚を議論するほどにすれ違っていたのか。性の不一致が最大の原因のように思われる。望むジェイムズと拒否するハーパー。愛は精神的なものだけでななく肉体的なものであり、それはオープニングとエンディングで流れる歌に比喩的に語られている。Green ManとSheela na gigももちろん象徴的だ。ジェイムズを拒否して死に至らしめた罪の本質は、身勝手な男を一人駆逐したことではなく、自然の摂理であり愛の本質の一側面である性の衝動を否定したことだ。親友のライリーが妊婦として最後に現れるのも象徴的だ。MENを動物的で下等な存在として見ていたためにすべての男の顔は同じに見えるということであり、Have your eyes really seen?とこれも劇中の歌で歌われるようにハーパーが男の他の面を何も見ていなかったことを非難する。
だが、全体としては作り過ぎ。特に、他のレビューにあるようだが、両性具有モンスターの誕生の連鎖は悪趣味なだけで長い。あの展開で最後にジェイムズが愛が欲しかったと言っても、それはギャグでしかない。肉欲と愛の同一性を哲学的に神々しく見せてくれないと、ハーパーの罪深さは表現されない。一人の男優が全てのキャラを演じたというのもパッと見分からないし、ホラーとしての恐さもそれほどではない。ハーパーが不安定な精神状態で悪夢を見ているという設定だという理解で見ていると、全然違和感もないし恐怖も感じない。タンポポの種、朽ち行く鹿の死体、リンゴなど全てがこれ見よがしで過剰感あり。前半の美しい自然のシーン以外に見るべき画もなかったと思う。
ということで残念な作りの映画。

男なんて みんなおんなじよ

投稿日

2023/05/18

レビュアー

裸足のラヴァース 2.0

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  • A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
  • B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
  • 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
  • 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。

ご利用の流れ

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発送可能な商品を自宅にお届けします。

B ポストに返却

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商品をポストに投函すればOK!

よくあるご質問

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もちろん無料お試し期間中に退会することも可能です。 また、その場合は料金は一切かかりません。

無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。

定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。

各プランはこちら

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  • 宅配レンタル 定額4プラン
    月額1,026円税込
    • DVD/CDが定額で月4枚レンタルできる!※1
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  • 都度課金 プラン
    無料会員 月額0円税込 ※都度レンタル時の費用は発生します
    • 月額無料で単品レンタルを楽しみたい方におすすめ!
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※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。

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