湯道

ドタバタコメディを想像してたがハートフルな映画でした。
お風呂がテーマだけあって、ほっこりしました。

タイトルにある「湯道」は出てくるが、サブエピソード扱い？
兄と弟の主張のぶつかり合いを予想してたがけっこう仲良い。
ケンカもするが。

茶屋の風呂エピソードが良かったな〜。

天童よしみとクリス・ハートの歌声に聞き惚れる。

窪田正孝は謎だった。

人と人のつながりを感じさせる良質映画です。
ただ、ほっこりする分、アクションシーン等は無いので
疲れている時に観てはいけない。
深夜に観るのもどうだろう？
昼間から夕方にかけて観て、夜、自宅のお風呂にゆっくり浸かるのがいいかも。
いや、温泉や銭湯に行ける環境なら、それが一番いいか。

８０点　

前半は退屈でしたが、
後半『上を向いて歩こう』以降は良かったです。

生田斗真主演「湯道」を見ました

共演濱田岳、橋本環奈、小日向文世、戸田恵子、寺島進、柄本明、角野卓造、窪田正孝、夏木マリ等々めっちゃ多彩で豪華です。

どういう映画になるのかな、と思ってました。キャストの豪華さでひかれて見に行きました。
「湯道」というより、銭湯での人情ものですね。
最初のシーンでもんもん入れてる人がお風呂に入ってるんですが、「スーパー銭湯」はダメですが、公衆浴場（銭湯？）は、なぜかいいんですよ。
近所にも２軒あるんですが、男湯はもんもん入りの人多くて、息子はビビってます。
特にうち一軒が893組のドン前にあるそーーです（爆

いろんなお客のエピソードをちりばめでいるんですが、笹野高史と吉行和子の夫婦のエピソード、寺島進と戸田恵子のエピソード、小日向文世のエピソードがよかったです。

茶道のように「湯道」のシーンがあるんですが、あれはやりすぎ。。
作法を言うのならわかるけど。。

お風呂でエコー効かせて、クリスハートと、天童よしみが歌うのはご愛敬

テレビで十分な作品ですが（もんもんがでてくるからコンプラに引っ掛かるかな）ほっこりする映画です

生田斗真がいいお尻してます（オイオイ

監督：鈴木雅之（2023年・日本・126分）
脚本：小山薫堂

日本人は「茶道」「華道」「書道」など「道」と名の付くものが好きですね。道を究めるというように、物事の本質や意味をとことん追究するのが好きなのでしょうか。
「道」なんていうと、たいそう立派で厳めしく聞こえますが、「お茶」「お花」「習字」だと身近な感じです。だから「湯道」は「入浴」つまりお風呂のことだと考えれば、日本人にとっては普通の習慣です。
なので「湯道」の部分は、よくもまあこんな事を考えついたものだ…と、私は面白がって観ていました。本作公式サイトに「湯道の所作」が載っていますので、映画鑑賞後にシーンを思い出しながら観るのも一興です。

予告編では、生田斗真が「アチー！」と言ってお湯から飛び出すシーンが流れていたので、てっきりドタバタのコメディかと思っていたのですが、「銭湯」の魅力を伝えようとする“銭湯愛”が溢れる物語でした。
生田斗真が演じるのは、銭湯「まるきん温泉」の長男・三浦史朗で、家を飛び出して今は建築家をやっています。２カ月前に父が亡くなったため、ある計画を持って帰省したのです。
父が亡くなった後、「まるきん温泉」をやっているのは弟の悟朗（濱田岳）です。
若くて綺麗な秋山いづみ（橋本環奈）が従業員兼看板娘でした。そして、もう一人、“風呂仙人”（柄本明）と呼ばれる謎の老人が、風呂焚きの燃料となる廃材や薪をどこからか調達してきては、お礼にまるきん温泉で入浴させてもらっていました。
今や、どこの町でも銭湯が姿を消す傾向にあって（銭湯を昭和の遺物という輩も登場）、廃業を提案する史朗と、まるきん温泉を愛して通って来てくれる常連さんたちのためにも続けたいという悟朗の争い。そして、常連さんたちのエピソードが描かれていくのですが、ほっこりしたり、ホロっとしたり、悲喜こもごもでした。
誰もいないお風呂で思い切り歌うために、いつも一番風呂を目指してくる良子さん（天童よしみ）と、ムショ帰りの竜太（クリス・ハート）が歌う「上を向いて歩こう」は最高でした。エンディングでは出演者全員の「YOU ARE MY SUNSHINE」を聞くことが出来ます。
「茶屋」のエピソードに出て来る五右衛門風呂は広々とした見晴らしの良い場所にあって、史朗と悟朗が一緒に入るシーンは兄弟のほのぼのシーンでした。「茶屋」の女将さんを演じているのが夏木マリさんなのですが、いつもとは違うスッピンに近いメークで、それがとてもお綺麗なんです。こんな優しくて上品なお婆さん役もなさるんだなあと感激しました。ホント、素敵でした。

まるきん温泉の趣のある立派な外観。昔ながらの男湯と女湯の暖簾。浴場の壁に描かれた富士山の絵。（女湯は赤富士）入浴後に飲むコーヒー牛乳。（私はフルーツ牛乳派）
このまるきん温泉が、京都太秦の松竹撮影所内に作った巨大セットだというのですから驚きです。
さて、レビュータイトルの「わ」と「ぬ」の看板ですが…

悪人がいない映画は珍しい。で、豪華キャスト！

悪人がいないのに成り立つ物語。そして豪華キャストがみな無駄遣いではなく、みんなちゃんとキャラが立ってる。すごい映画だよねえ。びっくりです。文句なく星５つ！