カード・カウンター / オスカー・アイザック
カード・カウンター
/ポール・シュレイダー
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解説・ストーリー
ポール・シュレイダーが監督・脚本を手掛け、盟友であるマーティン・スコセッシが製作総指揮を務めたスリラー。風変わりなギャンブラー、ウィリアム・テルはある日、ギャンブル・ブローカーのラ・リンダにポーカーの世界大会への参加を持ち掛けられ…。※R15+ JAN:4532612162792
ポール・シュレイダーが監督・脚本を手掛け、盟友であるマーティン・スコセッシが製作総指揮を務めたスリラー。風変わりなギャンブラー、ウィリアム・テルはある日、ギャンブル・ブローカーのラ・リンダにポーカーの世界大会への参加を持ち掛けられ…。※R15+ JAN:4532612162792
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「カード・カウンター」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ポール・シュレイダーが監督・脚本を手掛け、盟友であるマーティン・スコセッシが製作総指揮を務めたスリラー。風変わりなギャンブラー、ウィリアム・テルはある日、ギャンブル・ブローカーのラ・リンダにポーカーの世界大会への参加を持ち掛けられ…。※R15+ JAN:4532612162792
「カード・カウンター」 の作品情報
「カード・カウンター」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
カード・カウンターの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
112分 |
日 |
英:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
CPDR16369 |
2023年11月17日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
45枚
|
0人
|
0人
|
カード・カウンターの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
112分 |
日 |
英:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
R-15 |
CPDR16369 |
2023年11月17日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
45枚
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ユーザーレビュー:5件
渋くてハンサムなギャンブラーの過去と罪
(2021年アメリカ・イギリス・中国・スウェーデン)監督・脚本ポール・シュレイダー。
マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、ポール・シュレイダーが監督、脚本を担当している。
主人公はギャンブラーとして生計を立てるウィリアム・テル(オスカー・アイザック)。
配られたカードを目視でカウントすることで瞬時に勝率を計算してベットを決める、カードをカウントするから『カード・カウンター』というわけだ。
冒頭のモノローグで、彼が元軍人で10年近く刑務所に入っていたことが明かされる。
過去に犯した罪にさいなまれ続け、目立つことを避けてストイックな日常を送っていた。
ギャンブラーとしての信条も「小さく賭けて小さく勝つ」。
生きていて楽しい感じがぜんぜんない。
そんなところへ、謎めいた青年カーク(タイ・シェリダン)が現れる。
カークはウィリアムと同じ戦場にいた兵士の息子で、ある復讐計画にウィリアムを誘うのだった。
それはアブグレイブ収容所における捕虜虐待事件に絡むもの。
ウィリアムの悪夢として描かれる「アブグレイブ収容所」の虐待はそれはひどいものだった。
他の映画で虐待シーンを観た事はあるが、今まで観た中で一番恐ろしくおぞましい。
ウィリアムとて、上司(ウィレム・デフォー)の命令でやったにすぎないのだが、たまたま写真に写っていたので服役となった。
しかし、刑務所に入ったからと言って、自分を許すことも出来なかったのだろう。
かれは宿泊先であるモーテルに入るとすぐ机やベッドを白い布で覆う。それは己の死に床を用意してるように見える。
大して面白い映画ではないけれども自分で自分の罪は購えないなら、誰か他の人に赦してもらうしかないのか。
バットエンドではあるがラストシーンは、いるべき場所を得たように満足げなオスカー・アイザックの顔が印象的だった。
(「アブグレイブ収容所における捕虜虐待事件」というのは、世界を震撼させた米軍の蛮行らしい。
ウクライナにおけるロシアの蛮行が話題になるが、米軍がイラクでやった事を忘れてはいまいな、というポール・シュレイダー監督の声が聞こえるようだ)
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真に責任を負うべき者たちは常に狡猾に立ち回る
(多少ネタバレになっているかもしれません。)
映画のタイトルからギャンブルの話なのかと思わされてしまうが、実際は贖罪と告発の物語だった。制作総指揮がマーティン・スコセッシであるからには、単純な映画ではないだろうと予想はしたが、予想以上に陰鬱な、複雑で悲劇的な作品だった。物語は3層になっていて、語りは回りくどく屈折していて分かりにくい。核になっているのは、自白を強要するためにアメリカ軍が上層部公認で行ったグアンタナモ収容所やアブグレイブの刑務所での極めて凄惨な捕虜虐待事件であり、銃の規制やオピオイドの中毒性の問題のように、権力構造と癒着した危うい問題を扱っているので、ストレートに描くのが難しかったのかもしれない。
主人公であるカードカウンターのビルと、彼が出会う青年カークの父親ロジャー・ボーフォートは、捕虜虐待の罪に問われ、軍刑務所に長期にわたり収監された過去がある。釈放されてからは、ビルは悪夢に悩まされ罪の意識に苦しみながらも、誰を恨むこともなく自ら重い罪を背負ってただ坦々と生きている。一方、カークの父親は、薬物依存になったあげく妻や息子に暴力を振るい、ついには銃で自殺する。自白を目的とするこのような過剰でおぞましい捕虜の虐待は、軍上層部の指示のもと、今は民間会社の経営者として安泰に暮らすジョン・ゴールド少佐が、コンサルタントとして主導し、部下にやらせたものだった。しかも、指導者層は誰ひとりとして何の責任も取っていない。末端の者だけが罪に問われ、苦悩したのだ。
物語の第2層では、自殺した父親を深く悼み、許し難いゴールド少佐への復讐計画に囚われているカークを、何とか翻意させて、大学に復学させ、人生をやり直すように彼を説得しようとするビルと、あくまでも復讐計画に固執するカークとの、疑似親子のような関係が描かれている。カークが人生をやり直せるよう助けることは、ビルにとっては一種の間接的な贖罪でもあり、また、何一ついいことのなかった彼自身の人生の微かな希望でもあったのではないだろうか。そのためなら、ずっと避けてきた大金を賭けたポーカーの大会に出場することも厭わない。そして彼は、最終的に、カークの無念を晴らすためにこそ、自己犠牲も厭わず行動するのだ。
一番表層の第3層は、カジノからカジノへと渡り歩くギャンブラーとしてのビルの日常を描いている。彼にはカードカウンティングの能力があり、その気になればいくらでも大金を稼ぐことができるのだが、彼はその日その日を暮らすことのできるお金があれば十分で、カークと出会い、彼を更生させようと必死になるまでは、大金には全く関心がない。この映画を観て、ブラックジャックやポーカーは、運の良し悪しで勝てるような甘いものではないと痛感した。記憶力と瞬時の計算能力が必須であり、そのうえで、わずか2%の勝率に人生を賭けるような怖ろしい世界なのだ。カードカウンターとしてのビルの生き方は、果てしない時間をかけてゆっくりと進行する自殺のようなものかもしれない。
ビルがカークのために行ったことや印象的なラストシーンは、この陰惨な物語にも、愛にこそ希望や救いがあると、示しているのだろうか。
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大国アメリカが抱えるトラウマ
投稿日:2024/04/28
レビュアー:こうさま
闇を抱えた孤独なギャンブラーの復讐と贖罪の行方を描いた作品でその背景に大国アメリカのトラウマが垣間見える。
「目立たぬように小さく勝ち続ける」8年余のいわれもない罪での刑務所暮らしで学んだカードゲームにおけるカードカウント技術を生かしてブラツクジャックで勝ち続けるギャンブラー、元上等兵自称ウイリアム・テル、その手腕を見込んだギャンブルブローカーから大口勝負に誘われるが
「目立たぬように」を信条としていると一旦は断るものの、青年カークと出会ったことで彼のその後は変わって行く。
ウィリアムはアメリカが起こした「イラン戦争」で特殊任務を負いアググレイブ捕虜収容所で捕虜に苛酷な拷問を加えたという罪で服役、その拷問を指示した上司ジョン・ゴードンは一切罪に問われず、今も裕福な生活を送っている、そのジョン・ゴードンに復讐を誓う青年カーク、彼の父親も同じように服役し、出所後心を病み自死するという結果になったが故である。
この事件はアメリカの恥として全世界に報道された事実である。
いくら上官の命令であったとしても自身が捕虜に苛酷な拷問を与えたとう事実はやはりトラウマとしていつまでもつきまとうものなのであろう、これは多分当事者でないと決して分からない感情なのだろう。
カークという青年を救おうとしたことで自身も救われたいという思いがあったのであろう。
でも結果は違う形となりウィリアム自ら決着をつけなくてはならなくなったラストは衝撃的ではあるがこうするしか道はなかったのかも知れない。
ギャンブルという世界を通じて苦悩するウィリアム、やはりアメリカそのものが抱える消えない傷と言えよう。
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
ザ・キラー
先ずはネトフリの新作 Dフィンチャーの「ザ キラー」のレヴュー
から入ります 今作は殺し屋が仕事を失敗 雇い主側から報復され
それに復讐する話なのですが 面白いですよ フィンチャーが良質な
Bを目指したと言う訳で その為仕掛けがあります
基本 雇い主 仲介者 殺し屋のミニマルな雇用関係で ジョンウィック
の様な巨大なバック組織があるのでは無いのね よって簡素で
スピードありな展開となります
サスペンスの仕掛けはファスベンダーが 仕事の失敗の落とし前を
どう付けるかの 彼の心理描写なぞを意識的に曖昧にして その事に
よるサスペンス(宙吊り)が観客にも共有される訳です だから
恋人が襲撃されて負傷するのはマクガフィンなんですね
スピードの映画とも言え 証拠物件を次々とゴミ箱などに投げ捨てる
行為がジョンフォードのそれに似て気持ちが良いのね w その為
チィルダおばさん暗殺の場面も目撃者だらけなのは変ではなくて
これが映画の省エネ殺法なのですよ 大体チィルダはスターですから
目立たせないといけないのよw
さて本題は何故 キラーの話が出て来るかと言えば ポールシュレイ
ダーが この映画をキザなモノローグが鬱陶しいとか批判してる訳
なんせ「タクシードライバー」のモノローグを書いてる人ですから
ね 年季が違います 今作もスコセーシが製作にかんでますね
本編に入りますと 渋い格調で刑務所から入ります 勿論主人公の
モノローグは キラーより決めてますよ とか何とか書いて来て 肝心
の今作のレヴューはめんどになったので この辺で 映画の格は
こっちゃが断然の上ですよ あ ゲームの規則さっぱりわからへん
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カード・カウンター
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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あまり面白くなかったです。カード・カウント自体は本筋に関係なかったし、本編を通して続くギャンブルのシーンがどれも何をやってるのか、勝ったのか負けたのかさえさっぱりわからなく消化不良でした。
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ユーザーレビュー
渋くてハンサムなギャンブラーの過去と罪
投稿日
2023/11/20
レビュアー
くまげらの森
(2021年アメリカ・イギリス・中国・スウェーデン)監督・脚本ポール・シュレイダー。
マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、ポール・シュレイダーが監督、脚本を担当している。
主人公はギャンブラーとして生計を立てるウィリアム・テル(オスカー・アイザック)。
配られたカードを目視でカウントすることで瞬時に勝率を計算してベットを決める、カードをカウントするから『カード・カウンター』というわけだ。
冒頭のモノローグで、彼が元軍人で10年近く刑務所に入っていたことが明かされる。
過去に犯した罪にさいなまれ続け、目立つことを避けてストイックな日常を送っていた。
ギャンブラーとしての信条も「小さく賭けて小さく勝つ」。
生きていて楽しい感じがぜんぜんない。
そんなところへ、謎めいた青年カーク(タイ・シェリダン)が現れる。
カークはウィリアムと同じ戦場にいた兵士の息子で、ある復讐計画にウィリアムを誘うのだった。
それはアブグレイブ収容所における捕虜虐待事件に絡むもの。
ウィリアムの悪夢として描かれる「アブグレイブ収容所」の虐待はそれはひどいものだった。
他の映画で虐待シーンを観た事はあるが、今まで観た中で一番恐ろしくおぞましい。
ウィリアムとて、上司(ウィレム・デフォー)の命令でやったにすぎないのだが、たまたま写真に写っていたので服役となった。
しかし、刑務所に入ったからと言って、自分を許すことも出来なかったのだろう。
かれは宿泊先であるモーテルに入るとすぐ机やベッドを白い布で覆う。それは己の死に床を用意してるように見える。
大して面白い映画ではないけれども自分で自分の罪は購えないなら、誰か他の人に赦してもらうしかないのか。
バットエンドではあるがラストシーンは、いるべき場所を得たように満足げなオスカー・アイザックの顔が印象的だった。
(「アブグレイブ収容所における捕虜虐待事件」というのは、世界を震撼させた米軍の蛮行らしい。
ウクライナにおけるロシアの蛮行が話題になるが、米軍がイラクでやった事を忘れてはいまいな、というポール・シュレイダー監督の声が聞こえるようだ)
真に責任を負うべき者たちは常に狡猾に立ち回る
投稿日
2024/01/10
レビュアー
hinakksk
(多少ネタバレになっているかもしれません。)
映画のタイトルからギャンブルの話なのかと思わされてしまうが、実際は贖罪と告発の物語だった。制作総指揮がマーティン・スコセッシであるからには、単純な映画ではないだろうと予想はしたが、予想以上に陰鬱な、複雑で悲劇的な作品だった。物語は3層になっていて、語りは回りくどく屈折していて分かりにくい。核になっているのは、自白を強要するためにアメリカ軍が上層部公認で行ったグアンタナモ収容所やアブグレイブの刑務所での極めて凄惨な捕虜虐待事件であり、銃の規制やオピオイドの中毒性の問題のように、権力構造と癒着した危うい問題を扱っているので、ストレートに描くのが難しかったのかもしれない。
主人公であるカードカウンターのビルと、彼が出会う青年カークの父親ロジャー・ボーフォートは、捕虜虐待の罪に問われ、軍刑務所に長期にわたり収監された過去がある。釈放されてからは、ビルは悪夢に悩まされ罪の意識に苦しみながらも、誰を恨むこともなく自ら重い罪を背負ってただ坦々と生きている。一方、カークの父親は、薬物依存になったあげく妻や息子に暴力を振るい、ついには銃で自殺する。自白を目的とするこのような過剰でおぞましい捕虜の虐待は、軍上層部の指示のもと、今は民間会社の経営者として安泰に暮らすジョン・ゴールド少佐が、コンサルタントとして主導し、部下にやらせたものだった。しかも、指導者層は誰ひとりとして何の責任も取っていない。末端の者だけが罪に問われ、苦悩したのだ。
物語の第2層では、自殺した父親を深く悼み、許し難いゴールド少佐への復讐計画に囚われているカークを、何とか翻意させて、大学に復学させ、人生をやり直すように彼を説得しようとするビルと、あくまでも復讐計画に固執するカークとの、疑似親子のような関係が描かれている。カークが人生をやり直せるよう助けることは、ビルにとっては一種の間接的な贖罪でもあり、また、何一ついいことのなかった彼自身の人生の微かな希望でもあったのではないだろうか。そのためなら、ずっと避けてきた大金を賭けたポーカーの大会に出場することも厭わない。そして彼は、最終的に、カークの無念を晴らすためにこそ、自己犠牲も厭わず行動するのだ。
一番表層の第3層は、カジノからカジノへと渡り歩くギャンブラーとしてのビルの日常を描いている。彼にはカードカウンティングの能力があり、その気になればいくらでも大金を稼ぐことができるのだが、彼はその日その日を暮らすことのできるお金があれば十分で、カークと出会い、彼を更生させようと必死になるまでは、大金には全く関心がない。この映画を観て、ブラックジャックやポーカーは、運の良し悪しで勝てるような甘いものではないと痛感した。記憶力と瞬時の計算能力が必須であり、そのうえで、わずか2%の勝率に人生を賭けるような怖ろしい世界なのだ。カードカウンターとしてのビルの生き方は、果てしない時間をかけてゆっくりと進行する自殺のようなものかもしれない。
ビルがカークのために行ったことや印象的なラストシーンは、この陰惨な物語にも、愛にこそ希望や救いがあると、示しているのだろうか。
大国アメリカが抱えるトラウマ
投稿日
2024/04/28
レビュアー
こうさま
闇を抱えた孤独なギャンブラーの復讐と贖罪の行方を描いた作品でその背景に大国アメリカのトラウマが垣間見える。
「目立たぬように小さく勝ち続ける」8年余のいわれもない罪での刑務所暮らしで学んだカードゲームにおけるカードカウント技術を生かしてブラツクジャックで勝ち続けるギャンブラー、元上等兵自称ウイリアム・テル、その手腕を見込んだギャンブルブローカーから大口勝負に誘われるが
「目立たぬように」を信条としていると一旦は断るものの、青年カークと出会ったことで彼のその後は変わって行く。
ウィリアムはアメリカが起こした「イラン戦争」で特殊任務を負いアググレイブ捕虜収容所で捕虜に苛酷な拷問を加えたという罪で服役、その拷問を指示した上司ジョン・ゴードンは一切罪に問われず、今も裕福な生活を送っている、そのジョン・ゴードンに復讐を誓う青年カーク、彼の父親も同じように服役し、出所後心を病み自死するという結果になったが故である。
この事件はアメリカの恥として全世界に報道された事実である。
いくら上官の命令であったとしても自身が捕虜に苛酷な拷問を与えたとう事実はやはりトラウマとしていつまでもつきまとうものなのであろう、これは多分当事者でないと決して分からない感情なのだろう。
カークという青年を救おうとしたことで自身も救われたいという思いがあったのであろう。
でも結果は違う形となりウィリアム自ら決着をつけなくてはならなくなったラストは衝撃的ではあるがこうするしか道はなかったのかも知れない。
ギャンブルという世界を通じて苦悩するウィリアム、やはりアメリカそのものが抱える消えない傷と言えよう。
ザ・キラー
投稿日
2023/12/06
レビュアー
裸足のラヴァース 2.0
先ずはネトフリの新作 Dフィンチャーの「ザ キラー」のレヴュー
から入ります 今作は殺し屋が仕事を失敗 雇い主側から報復され
それに復讐する話なのですが 面白いですよ フィンチャーが良質な
Bを目指したと言う訳で その為仕掛けがあります
基本 雇い主 仲介者 殺し屋のミニマルな雇用関係で ジョンウィック
の様な巨大なバック組織があるのでは無いのね よって簡素で
スピードありな展開となります
サスペンスの仕掛けはファスベンダーが 仕事の失敗の落とし前を
どう付けるかの 彼の心理描写なぞを意識的に曖昧にして その事に
よるサスペンス(宙吊り)が観客にも共有される訳です だから
恋人が襲撃されて負傷するのはマクガフィンなんですね
スピードの映画とも言え 証拠物件を次々とゴミ箱などに投げ捨てる
行為がジョンフォードのそれに似て気持ちが良いのね w その為
チィルダおばさん暗殺の場面も目撃者だらけなのは変ではなくて
これが映画の省エネ殺法なのですよ 大体チィルダはスターですから
目立たせないといけないのよw
さて本題は何故 キラーの話が出て来るかと言えば ポールシュレイ
ダーが この映画をキザなモノローグが鬱陶しいとか批判してる訳
なんせ「タクシードライバー」のモノローグを書いてる人ですから
ね 年季が違います 今作もスコセーシが製作にかんでますね
本編に入りますと 渋い格調で刑務所から入ります 勿論主人公の
モノローグは キラーより決めてますよ とか何とか書いて来て 肝心
の今作のレヴューはめんどになったので この辺で 映画の格は
こっちゃが断然の上ですよ あ ゲームの規則さっぱりわからへん
カード・カウンター
投稿日
2024/01/27
レビュアー
洋画2000本鑑賞済
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あまり面白くなかったです。カード・カウント自体は本筋に関係なかったし、本編を通して続くギャンブルのシーンがどれも何をやってるのか、勝ったのか負けたのかさえさっぱりわからなく消化不良でした。
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