アーティスト : サントラ 洋画オリジナル
シェカール・カプール監督映画「エリザベス」のサントラ盤。音楽はデヴィッド・ハーシェフェルダーが担当。 (C)RS JAN:4988005236074
記番 : |
レンタル開始日 : |
在庫枚数 : |
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POCF1017 | 2010年05月09日 | 1枚 |
1位登録者 : |
2位登録者 : |
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曲目 :
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POCF1017
2010年05月09日
1枚
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1.
エリザベス:序曲
(4分40秒)
2.
愛のテーマ〜逮捕
(3分16秒)
3.
今夜私は死ぬだろう
(4分21秒)
4.
ウォルシンガム卿
(2分2秒)
5.
ナイト・オブ・ロング・ナイヴス
(4分10秒)
6.
戴冠式の宴
(6分32秒)
7.
愛のテーマ
(1分56秒)
8.
アフターマス
(5分34秒)
9.
議会
(4分6秒)
10.
ロンドI&VII
(4分31秒)
11.
陰謀
(3分20秒)
12.
バラード
(3分51秒)
13.
男妾がひとり、夫は持たない
(4分23秒)
14.
ニムロッド
(4分28秒)
15.
レクイエム
(5分9秒)
約35,500
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国内ドラマも一部含まれております
約5,400
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威厳に満ちた佇まいと毅然とした美しさで女王を演じ切り、その名を世界に知らしめたケイト・ブランシェットの出世作・『エリザベス』。
この作品の時代背景とその根幹にあるのはカトリック対プロテスタントという宗教問題ですが、音楽も常にそれを意識させる曲調となっています。例えば冒頭で流れる賛美歌風コーラスの(1)の序曲。タイトルバック〜プロテスタント教徒が処刑されるシーンで流れていますが、あのオカルト映画『オーメン』を思わせるある種の不気味さが全面に出ています。処刑される人達も「お救い下さい」という言葉を口にしていたので 内容は多分ラテン語での祈りでしょう。ですが何となく「教皇こんちくしょー!」と叫んでいるように聴こえなくもないです。(というか一人くらいいるのではないでしょうか?)
その序曲を皮切りに、時に煽り時に忍び寄るようにして流れるオーケストレーションは、陰謀と策略が鳴門海峡以上に渦巻くストーリーを盛り上げ、まさに歴史ドラマの名にふさわしい一大絵巻のような壮大さを感じさせます。その中で唯一安らぎを汲むのが(2)と(7)の愛のテーマ。エリザベスと恋人・ロバートを夕陽が照らし、戴冠式の夜に包んだシーンで流れた曲です。特に夕陽に照らされて静かに踊るシーンは、物哀しさを含んだ旋律の響きも相まって本当に絵のように美しい。その後変化せざるを得ない関係なだけに 頬を寄せ合うだけで気持ちが通じ合えていたこの頃が、二人にとって一番幸せな時だったのかもしれない…… そんな事を思いました。
ちなみに「ヴォルタを!」を含む祝宴でのダンスの音楽も収録されています(6)。(ここは豪華絢爛な様子に目を奪われつつも、財政が圧迫していると言ってたのに大丈夫??とちょっと気になってしまいました……まあおめでたい席なので そんな野暮な質問は御法度ですね。)
生まれた時からエリザベスを取り巻いていた、歪んだ宗教の渦と傲慢な信仰の波。
それに呑まれまいと運命に怯えながらも立ち向かい、震えながらも最後には受け入れた彼女の覚悟が最後のレクイエムから見事に伝わってきます。
髪を切り英国と結婚すると宣言したエリザベス、それはキリストの花嫁として生涯神に仕え生きる道を選んだシスターとどこか似ているように見えます。鎮魂歌に導かれるようにして鎮めたのは きっと“女”である自分、そしてこの時生まれたのがバージン・クイーン。最後の曲はレクイエムであると同時に新たな命の誕生=洗礼を暗示しているようでもあり、こんな隅々にまで物語の主軸を滲ませ 緻密に練られたこのスコアの完成度の高さにはもう感服です。
音楽を担当したのはデヴィッド・ハーシュフェルダー。オーストラリアの作曲家だそうで、他に『シャイン』や『オーストラリア』などを手掛けているようです。ハリウッドの主流composerではあまり見かけない名前ですが、私が知らないだけで母国での知名度や実績はかなりあるのかもしれません。この映画でアカデミー賞にノミネートされましたが、誰もが知っているcomposerの作品でないだけにこれはもの凄い掘り出し物のような気がします。
聴くほどに、主演がケイト・ブランシェットでなければ 作品を食ってしまっただろうなと思わせるこのスコア、聴き応えは相当なものです。サントラ好きな方にはぜひ聴いてもらいたい一枚です。
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越前威厳に満ちた佇まいと毅然とした美しさで女王を演じ切り、その名を世界に知らしめたケイト・ブランシェットの出世作・『エリザベス』。
この作品の時代背景とその根幹にあるのはカトリック対プロテスタントという宗教問題ですが、音楽も常にそれを意識させる曲調となっています。例えば冒頭で流れる賛美歌風コーラスの(1)の序曲。タイトルバック〜プロテスタント教徒が処刑されるシーンで流れていますが、あのオカルト映画『オーメン』を思わせるある種の不気味さが全面に出ています。処刑される人達も「お救い下さい」という言葉を口にしていたので 内容は多分ラテン語での祈りでしょう。ですが何となく「教皇こんちくしょー!」と叫んでいるように聴こえなくもないです。(というか一人くらいいるのではないでしょうか?)
その序曲を皮切りに、時に煽り時に忍び寄るようにして流れるオーケストレーションは、陰謀と策略が鳴門海峡以上に渦巻くストーリーを盛り上げ、まさに歴史ドラマの名にふさわしい一大絵巻のような壮大さを感じさせます。その中で唯一安らぎを汲むのが(2)と(7)の愛のテーマ。エリザベスと恋人・ロバートを夕陽が照らし、戴冠式の夜に包んだシーンで流れた曲です。特に夕陽に照らされて静かに踊るシーンは、物哀しさを含んだ旋律の響きも相まって本当に絵のように美しい。その後変化せざるを得ない関係なだけに 頬を寄せ合うだけで気持ちが通じ合えていたこの頃が、二人にとって一番幸せな時だったのかもしれない…… そんな事を思いました。
ちなみに「ヴォルタを!」を含む祝宴でのダンスの音楽も収録されています(6)。(ここは豪華絢爛な様子に目を奪われつつも、財政が圧迫していると言ってたのに大丈夫??とちょっと気になってしまいました……まあおめでたい席なので そんな野暮な質問は御法度ですね。)
生まれた時からエリザベスを取り巻いていた、歪んだ宗教の渦と傲慢な信仰の波。
それに呑まれまいと運命に怯えながらも立ち向かい、震えながらも最後には受け入れた彼女の覚悟が最後のレクイエムから見事に伝わってきます。
髪を切り英国と結婚すると宣言したエリザベス、それはキリストの花嫁として生涯神に仕え生きる道を選んだシスターとどこか似ているように見えます。鎮魂歌に導かれるようにして鎮めたのは きっと“女”である自分、そしてこの時生まれたのがバージン・クイーン。最後の曲はレクイエムであると同時に新たな命の誕生=洗礼を暗示しているようでもあり、こんな隅々にまで物語の主軸を滲ませ 緻密に練られたこのスコアの完成度の高さにはもう感服です。
音楽を担当したのはデヴィッド・ハーシュフェルダー。オーストラリアの作曲家だそうで、他に『シャイン』や『オーストラリア』などを手掛けているようです。ハリウッドの主流composerではあまり見かけない名前ですが、私が知らないだけで母国での知名度や実績はかなりあるのかもしれません。この映画でアカデミー賞にノミネートされましたが、誰もが知っているcomposerの作品でないだけにこれはもの凄い掘り出し物のような気がします。
聴くほどに、主演がケイト・ブランシェットでなければ 作品を食ってしまっただろうなと思わせるこのスコア、聴き応えは相当なものです。サントラ好きな方にはぜひ聴いてもらいたい一枚です。
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エリザベス