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細菌を浴びた過激派がヨーロッパ大陸縦断列車へ逃れた。車内には伝染病が広まり、機密の漏洩を恐れた軍は秘密裏に列車をポーランドへ運び隔離しようとするが、その路線には老朽化したカサンドラ大鉄橋が横たわっていた……。
製作年: |
1976年 |
---|---|
製作国: |
イタリア/イギリス |
原題: |
THE CASSANDRA CROSSING |
監督: |
ジョルジ・パン・コストマス 、 ジョルジ・パン・コスマトス 、 ジョルジュ・パン・コスマトス |
---|---|
製作: |
ルー・グレイド 、 カルロ・ポンディ |
出演: |
リチャード・ハリス 、 バート・ランカスター 、 ソフィア・ローレン 、 エヴァ・ガードナー 、 マーティン・シーン |
脚本: |
ジョルジ・パン・コスマトス 、 ロバート・カッツ 、 トム・マンキウィッツ 、 ジョルジュ・パン・コスマトス |
撮影: |
エンニオ・グァルニエリ |
音楽: |
ジェリー・ゴールドスミス |
細菌を浴びた過激派がヨーロッパ大陸縦断列車へ逃れた。車内には伝染病が広まり、機密の漏洩を恐れた軍は秘密裏に列車をポーランドへ運び隔離しようとするが、その路線には老朽化したカサンドラ大鉄橋が横たわっていた……。
製作年: |
1976年 |
---|---|
製作国: |
イタリア/イギリス |
原題: |
THE CASSANDRA CROSSING |
監督: |
ジョルジ・パン・コストマス 、 ジョルジ・パン・コスマトス 、 ジョルジュ・パン・コスマトス |
---|---|
製作: |
ルー・グレイド 、 カルロ・ポンディ |
出演: |
リチャード・ハリス 、 バート・ランカスター 、 ソフィア・ローレン 、 エヴァ・ガードナー 、 マーティン・シーン |
脚本: |
ジョルジ・パン・コスマトス 、 ロバート・カッツ 、 トム・マンキウィッツ 、 ジョルジュ・パン・コスマトス |
---|---|
撮影: |
エンニオ・グァルニエリ |
音楽: |
ジェリー・ゴールドスミス |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
129分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
TBDR4010 | 2005年07月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
0枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
129分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
レイティング:
記番:
TBDR4010
レンタル開始日:
2005年07月27日
在庫枚数
0枚
1位登録者:
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DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
129分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
TBDR4010 | 2005年07月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
0枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
129分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
レイティング:
記番:
TBDR4010
レンタル開始日:
2005年07月27日
在庫枚数
0枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
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今日、テレビで放映されたものを見て書いているので、少し尺が短い可能性がありますが、特につながりに不自然さを感じなかったので書いてみます。
監督が後に『ランボー/怒りの脱出』などを監督するジョージ・P・コスマトスです。この頃は大分、若かったと思いますがキビキビとした演出でカタストロフへ向かう列車と乗客の運命を緊迫感たっぷりに描いています。主演は、もうすでに若くはないリチャード・ハリスとソフィア・ローレン、脇を固めるのがエヴァ・ガードナー、リー・ストラスバーグ、O・J・シンプソン、マーティン・シーン、バート・ランカスター、イングリッド・チューリンという豪華な配役です。
物語は国際保健機構(多分”WHO”世界保健機構がモデルでしょう。)を爆破しようとするスェーデンの過激派が警備の海兵隊員に2人が射殺され、逸れた弾が当った容器に入っていた危険な細菌を浴びた一人が窓を破って逃走します。知らせを受けて駆けつけたアメリカ陸軍のマッケンジー大佐(バート・ランカスター)は伝染病の蔓延を防ぐと同時に、アメリカ軍が危険な細菌の研究をしていた事実の隠蔽を図ろうとします。
一方、逃走した過激派の男はストックホルム行きの特急列車に潜り込みますが、すでに病気の兆候が表れています。その列車には医学賞の授賞式に向かうジョナサン・チェンバレン博士、その離婚した妻ジェニファー(ソフィア・ローレン)、西ドイツ(懐かしい国名)の武器製造会社社長夫人(エヴァ・ガードナー)とその若い愛人ナバロ(マーティン・シーン)などの人物が乗車しており、やがて列車はスェーデンへ向けて走り出します。
走行中の列車に逃げている過激派の男が乗っていることを掴んだマッケンジー大佐は列車の行き先をポーランドのヤノフへ変更させます。しかし、その途中にはすでに30年間封鎖されたままのカサンドラ鉄橋があったのです。
というのがあらすじですが、今回、改めて見直してみると戦争の影が色濃く背景を覆っていると感じました。まず、列車の目的地であるポーランドのヤノフは第2次世界大戦中、ユダヤ人の強制収容所があった場所で、リー・ストラスバーグ演じる行商人は、その収容所で妻と子供を殺された過去を持っています。そういう眼で見るとニュルンベルグでの列車の封印も何となくナチスがユダヤ人を強制収容所へ送り込んだ貨物列車の映像を彷彿とさせるものがあります。
また、アメリカ陸軍が国際保健機構で密かに細菌の研究をやっているという設定自体、冷戦真っ只中の政治情勢の反映とも取れます。そんな情勢下で何故、マッケンジー大佐が対立している東側のポーランドに列車を送り込もうとしたのか、それをどうやって敵対しているポーランド政府に呑ませたのかが不思議ですが。
70年代はアメリカが泥沼のベトナムから何とか抜け出そうとしていた時期であり、国家や軍のやることに国民が疑惑を抱くようになった時代であります。一方、若者の政治活動が先鋭化して西ドイツではバーダー・マインホフグループ、イタリアでは赤い旅団などの、力によって政治体制を覆す思想が力を持った時代でもありました。この作品にはそうした諸々が詰まっているような気がします。
ではレヴュアー得意の”趣味の時間”とまいりましょう。本作は撮影がヨーロッパで行われたと思いますが、銃器がどうもかなりかきあつめた感が強く感じられます。劇中で封印された列車に乗り込む警備兵の持つ銃が、ベレッタM12サブマシンガン、M16アサルトライフルとまぁここまでは、不自然さはないのですが、列車の周囲を囲んだ兵士の中にアメリカ軍が第2次世界大戦中に使用したM1サブマシンガンが含まれています。軍服などについては本作では防護服に防毒マスクという格好なのでごまかせています。また、このスタイルは人間性を喪失した兵士ということでナチスの親衛隊にも通じるメタファーとしての効果も生んでいます。
途中で細菌を持ち込んだ過激派の男の収容シーンで出てくるヘリコプターはホイストを付けていますが、あのヘリコプターはフランスのアエロスパシアルが開発したアルエットだと思います。背中に乗っけているのがタービンエンジンでしたから。また、クライマックスのカサンドラ鉄橋の場面はミニチュアですが、今見てもちゃちな感じがしないのは素晴らしいです。
最後にタイトルにもなっている”カサンドラ”ですが、どなたかのレビューにも書かせていただいた記憶がありますが、アテネに滅ぼされたトロイの王女で巫女の名前だと思います。この人は神の求愛を拒んだため、自分の予言を誰も信じず、しかも予言できるのが凶事だけという呪いをかけられた女性なのです。つまり列車の行く先に何が待っているのかを観客に暗示するネーミングではないかと思うのです。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
細菌感染者を乗せた列車の中の乗客と中の乗客たちを助けようとする人々、そして機密保持のため列車ごと葬り去ろうとするアメリカ政府側の人々、
タイトルにもなっているカサンドラクロス橋までのやりとりが緊張感あってなかなかの作品だと思います。
そしてこの映画キャストがかなり豪華。この頃はこういういわゆるオールスターキャスト総出演って多いですよね。
事件は一旦終わったように思えるけどこれからもっとひどくなって表面化すると思いますよ。そういう意味でこの続きが少し見たい気がしますね。
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ユーザーレビュー:30件
投稿日
2011/06/26
レビュアー
さっちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
今日、テレビで放映されたものを見て書いているので、少し尺が短い可能性がありますが、特につながりに不自然さを感じなかったので書いてみます。
監督が後に『ランボー/怒りの脱出』などを監督するジョージ・P・コスマトスです。この頃は大分、若かったと思いますがキビキビとした演出でカタストロフへ向かう列車と乗客の運命を緊迫感たっぷりに描いています。主演は、もうすでに若くはないリチャード・ハリスとソフィア・ローレン、脇を固めるのがエヴァ・ガードナー、リー・ストラスバーグ、O・J・シンプソン、マーティン・シーン、バート・ランカスター、イングリッド・チューリンという豪華な配役です。
物語は国際保健機構(多分”WHO”世界保健機構がモデルでしょう。)を爆破しようとするスェーデンの過激派が警備の海兵隊員に2人が射殺され、逸れた弾が当った容器に入っていた危険な細菌を浴びた一人が窓を破って逃走します。知らせを受けて駆けつけたアメリカ陸軍のマッケンジー大佐(バート・ランカスター)は伝染病の蔓延を防ぐと同時に、アメリカ軍が危険な細菌の研究をしていた事実の隠蔽を図ろうとします。
一方、逃走した過激派の男はストックホルム行きの特急列車に潜り込みますが、すでに病気の兆候が表れています。その列車には医学賞の授賞式に向かうジョナサン・チェンバレン博士、その離婚した妻ジェニファー(ソフィア・ローレン)、西ドイツ(懐かしい国名)の武器製造会社社長夫人(エヴァ・ガードナー)とその若い愛人ナバロ(マーティン・シーン)などの人物が乗車しており、やがて列車はスェーデンへ向けて走り出します。
走行中の列車に逃げている過激派の男が乗っていることを掴んだマッケンジー大佐は列車の行き先をポーランドのヤノフへ変更させます。しかし、その途中にはすでに30年間封鎖されたままのカサンドラ鉄橋があったのです。
というのがあらすじですが、今回、改めて見直してみると戦争の影が色濃く背景を覆っていると感じました。まず、列車の目的地であるポーランドのヤノフは第2次世界大戦中、ユダヤ人の強制収容所があった場所で、リー・ストラスバーグ演じる行商人は、その収容所で妻と子供を殺された過去を持っています。そういう眼で見るとニュルンベルグでの列車の封印も何となくナチスがユダヤ人を強制収容所へ送り込んだ貨物列車の映像を彷彿とさせるものがあります。
また、アメリカ陸軍が国際保健機構で密かに細菌の研究をやっているという設定自体、冷戦真っ只中の政治情勢の反映とも取れます。そんな情勢下で何故、マッケンジー大佐が対立している東側のポーランドに列車を送り込もうとしたのか、それをどうやって敵対しているポーランド政府に呑ませたのかが不思議ですが。
70年代はアメリカが泥沼のベトナムから何とか抜け出そうとしていた時期であり、国家や軍のやることに国民が疑惑を抱くようになった時代であります。一方、若者の政治活動が先鋭化して西ドイツではバーダー・マインホフグループ、イタリアでは赤い旅団などの、力によって政治体制を覆す思想が力を持った時代でもありました。この作品にはそうした諸々が詰まっているような気がします。
ではレヴュアー得意の”趣味の時間”とまいりましょう。本作は撮影がヨーロッパで行われたと思いますが、銃器がどうもかなりかきあつめた感が強く感じられます。劇中で封印された列車に乗り込む警備兵の持つ銃が、ベレッタM12サブマシンガン、M16アサルトライフルとまぁここまでは、不自然さはないのですが、列車の周囲を囲んだ兵士の中にアメリカ軍が第2次世界大戦中に使用したM1サブマシンガンが含まれています。軍服などについては本作では防護服に防毒マスクという格好なのでごまかせています。また、このスタイルは人間性を喪失した兵士ということでナチスの親衛隊にも通じるメタファーとしての効果も生んでいます。
途中で細菌を持ち込んだ過激派の男の収容シーンで出てくるヘリコプターはホイストを付けていますが、あのヘリコプターはフランスのアエロスパシアルが開発したアルエットだと思います。背中に乗っけているのがタービンエンジンでしたから。また、クライマックスのカサンドラ鉄橋の場面はミニチュアですが、今見てもちゃちな感じがしないのは素晴らしいです。
最後にタイトルにもなっている”カサンドラ”ですが、どなたかのレビューにも書かせていただいた記憶がありますが、アテネに滅ぼされたトロイの王女で巫女の名前だと思います。この人は神の求愛を拒んだため、自分の予言を誰も信じず、しかも予言できるのが凶事だけという呪いをかけられた女性なのです。つまり列車の行く先に何が待っているのかを観客に暗示するネーミングではないかと思うのです。
投稿日
2008/04/07
レビュアー
たろう※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
細菌感染者を乗せた列車の中の乗客と中の乗客たちを助けようとする人々、そして機密保持のため列車ごと葬り去ろうとするアメリカ政府側の人々、
タイトルにもなっているカサンドラクロス橋までのやりとりが緊張感あってなかなかの作品だと思います。
そしてこの映画キャストがかなり豪華。この頃はこういういわゆるオールスターキャスト総出演って多いですよね。
事件は一旦終わったように思えるけどこれからもっとひどくなって表面化すると思いますよ。そういう意味でこの続きが少し見たい気がしますね。
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カサンドラ・クロス