ジャッカル

これ、以前にも観たのにまたTVで観た。

何せ、一番の衝撃は、ジャック・ブラック！
こんなところで、こんな役で、しかもこんな風に！！！とびっくり。

ギアは、どうよ？という感じでしたが、かっこよかった。
若い。

ウィリスは良かった。ちょっとやりすぎな感じもしたが、なかなかよかった。

展開もよく、シドニー・ポアチエも渋い。

昨年末、テレビドラマ『相棒』で記憶喪失になっていた甲斐亨さんに対し、
角田課長は”俺はブルース・ウィリスだ”と自己紹介されていました。
彼の理論では頭髪の寂しさ加減からブルース・ウィリスになってしまうようでした。
私はこの説明にすんなり納得してしまう性質です。

ということで、『スリー・リバーズ』でも思ったことですが、
髪がふさふさしているブルース・ウィリスには違和感を感じてしまうのです。
カツラを付けただけで変装の名人だなんて。。。(・・。)ゞ

（天知茂さんの明智小五郎ばりの変装をしてくれないと説得力がないかな？）

2人のメジャーな俳優さんによる対決にFBIの間抜けぶり、
ジャッカルのハイテク機器による用意周到ぶりと彼のその後の行動。
どれも違和感を感じてしまいました。

私がこういったメジャー作品に慣れていないからかもしれませんが、
ジャック・ブラックの活躍ぶりだけは妙にしっくりきました。(*^.^*)

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名作「ジャッカルの日」のリメイクと言うものの、観てみると暗殺者のコードネームを借りただけの別作品。
オリジナルの良い部分を全てカットし、要らないことばかりをしている印象です。

ブルース・ウィルス、リチャード・ギアというビッグ・ネーム二人の共演を活かしきれてないような気がしました。
ていうか、ミスキャストと言ってもいいかもしれないな。

演出に関しても、暗殺者がどう入国するか、武器をどう持ち込むかが魅せどころだったのに簡単に入国したり、銃弾１発を打ち込む瞬間の緊張感がキモになるのに大乱射するし。
捜査も頭脳戦術にはほど遠く、勘が頼り。
二人とも「凄い人物」の設定のはずだが、まったく伝わりませんでしたね。

アクションシーンはハリウッド仕上がり。それだけの作品。

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『ジャッカルの日』と比較しての酷評が多いようですが、私はこの作品が好きで何回も観ています。リチャード・ギアとブルース・ウィルスという異色の共演がなんとなくいい感じです。
ちょっとした〈トリビア〉を。ラストは、ジャッカルの死体を共同墓地らしき所に埋葬し、ＦＢＩ副長官がデクラン(リチャード・ギア)を見逃すシーンで終わります。自分がコーヒースタンドに行っている間に(暗に)逃げよと言うのですが、いくらアメリカとはいえ、あんな街外れの人通りの少ない場所で、しかも墓地の入り口の真ん前にコーヒースタンドなんかあるでしょうか。画面をよく見ると、やっぱり何もない所に急遽掘っ立て小屋を建てた感じ。思わず苦笑してしまいました。
あと、ハリソン・フォードとブラッド・ピット共演の『デビル』もそうなんですが、〈ＩＲＡ〉を好意的に描いてますね。

ネットフリックスのメニューにあったので、観てみた。
ひどい。
話をバージョンアップしたつもりかもしれないが、あきらかにバージョンダウン。勝手に話をつくり変えて原作の面白味をほとんど残していない。以下にバージョンダウンした項目を列記する。

1.　ジャッカルのターゲットをフランス大統領からアメリカのＦＢＩ長官に格下げした。

2.　ジャッカル vs 老警視 の一騎打ちというオリジナルのストーリーに余計なキャラクターをたくさんつけ加えてゴチャゴチャにしてしまい、それぞれのキャラクターもきちんと描けていない。まず、ジャッカルを演じているブルースがよくない。全然カッコよくない。また、リチャード・ギア（元ＩＲＡのスナイパー）とジャッカルの２人の対決をストーリーの骨子にしてあるが、２人の関係を説明する映像がなく、ギアがジャッカルを憎む気持ちが伝わってこない。それから、話の冒頭からロシアの女性軍人が出て来ていろいろと話に参加しているが、見てくれが悪いうえに捜査の役には立たず、何のために登場しているのか意味不明。そして、ラストにリチャード・ギアの昔のガールフレンドが登場するが、あまりにも唐突で不自然。その女とジャッカルの関係も映像による説明がなく、なんでジャッカルを憎むのかが伝わってこない。

3.　ストーリーの細部がひどくザツ。たとえば、周到に用意したジャッカルの暗殺用マシンをリチャード・ギアがあっさりみつけるが、なんでわかったのか説明がない。やみくもに探しただけではみつかるわけがない。原作では、そのようなザツな描写はまったくない。それどころか、細部における精密な描写が話を盛り上げる要素となっており、冷たい氷を握りしめるような緊張感がひしひしと伝わってきて、そこが面白いのである。このリメイク版が何のためにつくられたのか・・・まったくわからない。

原作者のフレデリック・フォーサイスはこの作品のスタッフとして名前が出ることを拒否したらしいが、よくわかる。