ライアーゲーム　−再生−

ゲームの内容が違うだけで、やってることは前作とほぼ同じ。
たくらみが上手くいって御満悦なライバルが勝ち誇って能書きを垂れていると
天才秋山君がさらにその上を行く知略で打ち負かし、ドヤ顔を決める。
この繰り返し。
「さて、逆転劇を演じた秋山君の策略とは一体何だったのでしょうか」
というクイズ番組として楽しめます。

秋山君と新ヒロインの篠宮優の関係性が薄すぎるから二人の協力関係に説得力がない、とか
前作と違い「真の悪であるゲームの主催者を倒す！！」という目的が無いから
ただ金のためにゲームをしているだけ、とか
相変わらず役者の演技が仰々しい、
芦田愛菜・江角マキコ・渡辺いっけい・オカッパ眼鏡の４人は要らん
など、マイナス点も結構あるけど、メインの騙し合いの部分が楽しいのでそれほど気にならなかったです。

ただ・・今回も結末が生ヌルいのが残念。
頑張ったんだからボロ儲けしてもエエやん。

原作のイス取りゲームの秀逸さからは程遠い出来になってしまったなぁ…
原作を知らなくても面白いかっていうとそうでもなさそうだし。
やはり配役にも問題ありか。

それなりには楽しめましたが、映画館で観ていたら激怒に値する出来だと思います。

やっぱりな〜…今更だけどこの作品、最初のTVドラマ版が最高に面白かったな〜♪
結局…大前提のカップル？…秋山に助けてもらわなければダメだろうと思わせる新ヒロインの女の子？に…誰が見ても「バカ正直」な…
「純真無垢」なイメージが持てなければ「助けてやりたい！」みたいな感情移入が生まれない…

ところが映画なんだから、この収録時間でさえ「時間的制限」もある…だから…早く肝心の「ライアーゲーム」に入りたい…よって
この二人の関係の描き方が、あまりにも浅すぎるために…「信頼関係」が深まるもないままに都合よく物語が進行する…

よって…信じていた人間に裏切られる「騙す騙される」のやり取りに、感情も揺さぶられない…秋山に「復讐」するため？に再開？再生？されたらしいが…
その部分も全然説得力もないから、緊迫感もまるでない…

連続ドラマであれば、例えば全11回として、少なくとも次回に続く！という逆転が最大で10回は盛り込める…さらに各キャラクターの性格、
ゲームにたどり着くまでの葛藤や理由も丁寧に描けるからこそ、様々なキャラクターがより際立ってくる…

いかにも怪しそうな登場キャラが、ある意味、想像通りに怪しい行動を起し…お約束通りとはいえ、お約束通りに騙され返して「うわぁあああ…！」と絶叫し、
最後には皆救済される♪
…それじゃ…確かに「最初からこんなゲームすることないわな…(^-^)」

分かっているとはいえあまりにも…ここまでお約束通りだと、はい！ここで感動してください…と言われても…笑ってしまう(^-^)…

まぁ…でも福永（きのこ）はじめ歴代のキャラクターも、とりあえず必然性もなく無理からブッ込んで…今まで観てきた、
また登場する役者さんのファンの人たちには楽しんでもらえたんだろうか？

この手の作品は、やっぱり連続ドラマシリーズの方が面白いと思うけどね…続編がそうだったら…懲りずに、また観たいと思います(^-^)

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新たなヒロインを迎えて、
ライアーゲームが再始動♪
今回のゲームは、＜椅子取りゲーム＞

が…、たいくつ……。

ダマしダマされが展開するのも知ってるし、
秋山が必ず必勝法を見つけるだろう事も解ってる…

要は、何が起きても、驚けない……

新鮮みの全く無い、NEWライアーゲーム…

ってゆーか、これが映画って、ひどくね？？
TVスペシャル版で、充分っしょ。
映画を見に行った人は、怒らんかったんかな〜。
（私なら損したと思ったね、絶対）


＊＊＊＊＊以下ネタバレ＊＊＊＊＊


裏切り、裏切られ…
ダマし、ダマされ…
最後は、手と手をとりあって…って！？
何やねん、それ… 、アホくさ〜〜 (￣‥￣)=3

TVドラマの方が、ずっと楽しめたよ（ガッカリ）

主演女優交代で馬鹿正直から普通の良識ある人にヒロイン設定が変わったが、
なるほど、なおちゃんはかなりクレージーな奴だったんだな。
それをまあ許容範囲内で演じた戸田さんは凄かったんだな。
と前作に思いを馳せている間に終わってしまった。
変わることで何かしらケミストリーが生まれるわけではなく、
ただ時間を延ばすことにしか機能していない、全くもって無用な改編だった。
そんな脚本でよくもここまで作り上げたなと監督には敬意を感じます。
主演のファンであるならば十分に見る価値あり。
演出が過剰なので、演技を面白がるタイプの方ならばまずまず楽しめると思います。
当然コンゲームとしてはちょっと物足りないかもしれません。