チャンプ（ジョン・ヴォイト）

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子ども・動物・病気ものは泣かせよう感が嫌いで敬遠している私ですが、２４でリッキー・シュローダーのファンに、その流れでこの作品に流れ着きました。

とにかく「ＴＪ（リッキー）可愛すぎるっっ！！」につきます。可愛すぎて「もうこれ以上この子を泣かせないで、痛い思いをさせないでぇぇぇ」と祈るように観てしまいました。チクチクしました。

ＴＪが父の言葉に向けるまっすぐな瞳と笑顔。連行された父からの辛い言葉には涙がたまる、流れる、溢れるセリフ。とても演技とは思えません。天才子役（好きな言葉じゃないけど）ってこういう事を言うのだろうなと。「チャンプ大好き！」というのがいっぱいいっぱい伝わってきました。
フェイが母と名乗った時に「母は天使になった。父を愛していないのに母と名乗るな。出て行って〜」と泣くシーンは、似た様な環境で育ち、現在幼い子をもつ私にとって、とても胸に響きました。にしても、この母はあまり理解できないけれど・・
この母・父がどういう心情でどんな役なのかはフェイとジョンがメイキング内で話す内容を観て更になるほどな〜と頷かされます。本当、父とＴＪは実の親子みたいに似てるし。

こんな父は実際にいそうですね。日本では生活が成り立たないか。。現実にこんな父を持つと、苦労もするし、しんどい毎日かもしれない。けれど、大人になって誇りに思う。絶対に父の生き方はある意味すごいと尊敬すると思います。誰にもマネできないから。
こんな男性いたら好きになってしまう。きっと。ジョンボイトにぴったりの役でした。おしゃれでセクシーだったな。
観てよかった作品でした。つくづく。毛嫌いしちゃダメなんだなぁ。

ＤＶＤ内のギャラリーは１粒で２度美味しい感がありました！他の作品もこんなメイキングシーンが入ってると嬉しいのになぁ。ちなみに、ジョンとリッキーが当時を振り返っている音声解説、いつ撮った物なのでしょうか？

以前テレビで、両親の離婚の為片親で育ち、成人した方が「離婚よりも、父親か母親が死んでしまったと言われた方が子供としては楽だ」というような事を仰っておりました。両親が憎しみ合って別れるよりは、その方のがいい思い出だけが残るからと。
その件が頭の何処かにあったので、この作品の中の子供が不憫で、不憫で。
あまり、映画観て泣く事は無いですが、これは泣けました。

今、離婚の危機にあるあなた！
これを観て考え直してくださいぃぃぃぃぃ。


PSこの映画はあくまで親と子の在り方を描いた作品で、ボクシング映画ではありません。ボクシングシーンでは突っ込み所満載ですから、流す程度で見た方がよいでしょう。
まぁ、最も子役の演技が素晴らしいのでその心配はいらないとおもいます。

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　パンダちゃんが一番泣ける要素をもっていたのに、ポイで終わりなのが残念でならない。
　”チャンプ”氏の情けなさ、悲しさはいたいほどわかった。男ならココで泣くぞ！　でも、それも坊やにスベテもっていかれて「オンナコドモ」の泣く映画になってしまった。

　…試合はがんばったけど、あれ世界戦？　七年ぶりの復帰戦でいきなりやるのか？　アメリカってそういう国？　そこでシラケてしまって、ラストはつまらなかった。
　チャンプって、矢吹丈のように、リング場で死ななければならない必然がぜんぜんないんです。なんか、坊やとお母さんを一緒に暮らせるようにするため（製作者の道徳的配慮？）無理やり殺されてしまったようで、カワイソウじゃない？　

ちょっと古いのでストーリーもひねりがなく、どこかで観たような気がしてしまいました。子役の子があまりにも何度も泣くので、観てる方は泣きそびれてしまった。私はロッキーのほうが熱く泣けました。

親子愛を描きながら、ボクシングに復活をかける主人公が切なくなってしまう作品です。なんと言ってもＴＪの子役が素晴らしく、見ていると泣ける作品です。親子の作品と言えば「クレーマークレーマー」も有名ですが、チャンプには子供の愛おしさや、元ボクサーのチャンプの不甲斐なさ、なども描かれており、１人で見るよりも２人で見たほうが感動も共感できていいと思います。一度は見ておきたい作品ですよ。