光とともに…　〜自閉症児を抱えて〜

お涙頂戴のドラマではなく、事実がありのままに、嘘や誇張もなく淡々と描かれています。それでいて見ている内に目頭が熱くなるのは何故だろう。。。本放送で１話を見逃したので借りたのですが、一気に２話まで見てしまいました。自閉症の子供、振り回される両親、祖母、近所の人、先生、、、見栄から嘘をつく母親、理解しない父親や祖母、偏見を持つ周りの大人達、、、それぞれの立場の大人がそれぞれの立場でやがて受け入れていきます。自分がこの立場だったらと考えさせられます。脚本が素晴らしく、キャスティングもツボを押さえています。篠原涼子の本当に悩み苦しむ母親と小林聡美の一見人を食ったようで頼りがいのある先生は必見です。実際には世の中には自閉症にも色々あるのでしょうが、このドラマはその中の一つのケースとして見て考えさせられるドラマです。

　なんといったらいいのか分からないが、凄く良かったですよ。出演陣に関して言えば、みんな良いです。凄く良いです。

　篠原涼子は、この役の篠原涼子がわたしは一番好きです。自分の子が自閉症児であるという現実にオロオロしまがらも、子どものために、ひたむきに前に向かおうとする女性を熱演＆好演しています。小林聡美も間違いなくいいですね〜。いつもどおり見事です。ＴＯＫＩＯの山口達也さんもイイですよ。あんまり役者のイメージなかったけど、とまどいながらも頑張るお父さんを熱演しています。武田真治さんもいいです。渡辺いっけいさんもいいし。夫婦のお母さん達も良かったな。皆さんが紡ぎだす雰囲気がいいです。
　
　主題歌も、篠原涼子演じる母親の心情を表したかのような歌で、暖かくて、優しくてとても良かったです。
　
　いいです。いいです。しか、言っておりませんが他に言葉が見つかりません。ボギャブラリーが貧困だわ( ^.^；)

　この作品は、自閉症という障害を理解するためにも一役買っていますが、それ以外にも親としてのあり方とか、夫婦のあり方とか、教師としてのあり方とか、子供についてとか色々と考えさせられます。考えさせられますというよりは、観終わった後に気持ちがあったかくなります。ホコホコしてきます。オススメです☆(*^.^*)☆

以前TVでやっていた時は子供がいなかったので、かわいそうだな〜とか大変だな〜とか他人事のような感想を持っていましたが、2児の母親として改めて見てみると見る場所も変わってきます。
実際我が子に置き換えて見つめると、周囲の目や先入観がどれほど障害児の世界を狭め、住みづらい社会を作っているかがよく解ります。
親の心の葛藤も共感しました。
ドラマからであっても、少しでも理解を広げられたら世の中変わるのかもしれません。

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自閉からくる知恵遅れ（知的障害と偽善者は称する）のこどもと33年共生中の私はある種の興味を抱き、他の作品を後回しにしても当作品を観ようと思い、観たが…。
自閉症児をもつ親への参考にはあまりならないのでは？
何故かと言うと、自閉症児の症例はその児童の数とほぼ同じ数あると言えるほどあって、知恵遅れは現代医学を駆使しても回復することは出来ず、光君の当作品の想定される年齢の自閉的知恵遅れ児童をもつ親に対しては、何の希望も与えないと思われる。
問題は、作品以後の児童の生き様と親の関わりの様を学ぶことが大事と思う私の私見から言わせて頂くと、小林聡美演ずる里緒の
毅然として正面から児童、親、学校スタッフに相対する姿勢と行動の描写が素晴しく感銘を覚えました。
若いころから好きな女優さんの一人でしたが、もつと好きになり
「かもめ食堂」を観てしまいました。

脚本家の水橋文美江さんの作品が好きで偶然借りました。
自閉症児さんの成長をこんなに詳しく綴っているのは初めてで、自分もこの状況になったら・・・と思える展開ですごく解り易く、身にしみる感じでした。
母親が手探りだけど懸命に、周りに働きかけて行くから道が開けていくのかしらん。こんな先生たちがいると、頼もしいですよね。小林さんはホントにいいです。でも、先生も手探りなんですよね。
このDVDがテーブルの上にあるのを子供が見つけて、「『光とともに』じゃん！なんであるの？」というので　こっちも「知ってるの？」とびっくり。・・・クラスにコミックが全巻あるそうです。