エンパイア・オブ・ザ・ウルフ

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冒頭、いきなりの不協和音を奏でるような映像のイメージから、サイコ感覚が全開。伏線と言えば聞こえは良いけど、見てる者をやたらと混乱させる情報量の豊富さも『クリムゾン・リバー』を彷彿させる印象。登場人物の相関も決して分かり易いとは言えない部分ですね。ただ、『クリムゾン・リバー』嫌いじゃ無い作品なんで、別に気にせず見進めていくと突如としてストーリーの根本が変化する。この強引さに呆れながらも少しづつ解消されてくる疑問点に爽快な感触を得ながら、結構考えられたプロットだなって納得しちゃったりして。クライマックスの大騒動にも妙にドキドキしながら楽しむ事が出来ました。

新鮮さの有るネタでは無いのは明らかだけど、そこは見せ方の問題で、個人的には『クリムゾン・リバー』とは別物の面白さを満喫出来ました。ちょいと草臥れた雰囲気のジャン・レノもそんなに悪くないと思いますけど。

決してテンポが良いとは言えない２時間、しかし小気味良いアクションと意外なスケール感、少々のサプライズに見終えた後の満足度は良好の娯楽作品。歴史的考証とか細かい事言うと突っ込みどころ満載、矛盾だらけって話でしょうが、所詮エンタメと割切って楽しむのが吉。

雰囲気とか、とっかかりとか良かったような
気がします。最初から話に引き込まれました。

昔、フランス映画と聞くとパスしてたんですよね。
最近のは良く出来てるというか、自分に合う
作品が多いので観逃さないようにチェックして
ます。

しかし、ジャン・レノは汚い。好きな人には
いいのかな〜？？いろんな作品に出過ぎ。。

ジャンレノ大好き。

ストーリーまったく知らずに、見ました。

『難しい作品』と思った。

内容自体は、ドンパチと社会の闇の組織、表の顔・・・・を織り交ぜて、理解が映画の速度についていけなかった・・・。私、馬鹿？？？？

一面は、ハイテクな内容と古くからのしがらみ・・・・。こんなストーリーの作品は似たもの思い出せないがありますよね。

ジャンレノファンにはお勧め。
だって、かっこいいんだよ！！！

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夫の記憶だけなくしてしまうという奇病にかかった内務省高級官僚の妻アンナ(アーリー・ジョヴァ−)。パリ10区のトルコ人街で起きた連続猟奇殺人事件。実在しているというトルコの国粋主義組織“灰色の狼”。無関係と思えるそれらが一つに収斂されていく展開は、意外性に富んでおり、もっと面白く感じてもいい筈だ。だが、結果はそうならない。ひとつひとつのエピソードに現実味が乏しく、物語が進むごとに気持は離れていく感じがしました。

若手刑事ポール(ジョスラン・キヴラン)と悪徳警官シフェール(ジャン・レノ)のコンビもバランスが悪い。一番気になるのは、ポールが単身“灰色の狼”のアジトへ乗り込んでいくところ。いくらなんでも無防備すぎるであろう。いくら肉親を犯罪で失ったからとはいえ、ここまで暴走するとは思えない。ここからはご都合主義のオンパレード。なんとも残念な作品でした。

記憶喪失の女と、裏に繋がる犯罪の香り。
クリムゾンリバーの作者の作品って言うことで、ディープなミステリーとハードボイルドな感じがかっこいいです。
ジャンレノもミステリアスで、本当に信用できるのか？みたいな不安感が見る人をひきつける感じがします。
若いエリート警官のポールがヒーローで主役っぽいんだけど、ダーティな感じのジャンレノさんのほうが明らかに魅力的でしたね。
クリムゾンリバーとかが好きな人はきっと好きだと思います。
次々と謎が解けていく過程を楽しんで、スリルを楽しめる、そんな感じです。
終わり方がちょっと、ふへ？って力が抜ける感じもしますけど。
まあ、変にダークなのよりはいいかもしれませんけど。