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バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲 / アーノルド・シュワルツェネッガー
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲
/ジョエル・シューマカー
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(31)
解説・ストーリー
好調「バットマン」シリーズ4作目の敵は、ゴッサム・シティを氷の王国に変えるという野望を抱く“Mr.フリーズ”。彼はもともとノーベル賞に輝くほどの高名な分子生物学者だったが、研究所の爆発事故で凍結液を浴び、身も心も氷のように冷酷になってしまったのだ。演じるのは、悪役は「ターミネーター」以来なんと13年ぶりのアーノルド・シュワルツェネッガー!
好調「バットマン」シリーズ4作目の敵は、ゴッサム・シティを氷の王国に変えるという野望を抱く“Mr.フリーズ”。彼はもともとノーベル賞に輝くほどの高名な分子生物学者だったが、研究所の爆発事故で凍結液を浴び、身も心も氷のように冷酷になってしまったのだ。演じるのは、悪役は「ターミネーター」以来なんと13年ぶりのアーノルド・シュワルツェネッガー!
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「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
好調「バットマン」シリーズ4作目の敵は、ゴッサム・シティを氷の王国に変えるという野望を抱く“Mr.フリーズ”。彼はもともとノーベル賞に輝くほどの高名な分子生物学者だったが、研究所の爆発事故で凍結液を浴び、身も心も氷のように冷酷になってしまったのだ。演じるのは、悪役は「ターミネーター」以来なんと13年ぶりのアーノルド・シュワルツェネッガー!
「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」 の作品情報
「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」 のシリーズ作品
バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲!の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 3:ドルビーデジタル/ステレオ/ミュージック・サウンドトラック
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLR16500 |
2002年10月31日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
3:ドルビーデジタル/ステレオ/ミュージック・サウンドトラック
【Blu-ray】バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
125分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 4:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
WBRY21696*B |
2009年11月17日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
4:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲!の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
日本語・英語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 3:ドルビーデジタル/ステレオ/ミュージック・サウンドトラック
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DLR16500 |
2002年10月31日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
9枚
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0人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
3:ドルビーデジタル/ステレオ/ミュージック・サウンドトラック
【Blu-ray】バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲(ブルーレイ)の詳細
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125分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕・音声解説用字幕 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語 3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 4:ドルビーデジタル//英語/(音声解説)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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WBRY21696*B |
2009年11月17日
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在庫枚数 |
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:DOLBY True HD/5.1chサラウンド/英語
3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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ユーザーレビュー:31件
行き過ぎた愛
投稿日:2005/10/22
レビュアー:maki
ジョエル・シューマカーのバットマンは見やすいです。
ティム・バートンの時は、何だか疲れてしまったんだけど。。。
ところで、ジョエル・シューマカーってホント色んな映画撮ってますね。『オペラ座の怪人』も『フォーン・ブース』もこの監督。全然違う仕上がりになっています。
映画自体は、、、面白かったです。
"行き過ぎた愛"をうまく表現しているなぁ、と思いました。
アーノルド・シュワルツェネッガー演じるMr.フリーズは植物人間になった奥さん、ユマ・サーマンは植物、、、
特に、Mr.フリーズの奥さんへの愛情は痛々しかったりしました。心だけは暖かいものが残っていたのね。
ところで、バットガールまで登場しましたね。っていうか、ロビンもそうだしバットガールも、何であんな急に強くなっちゃうわけ? もとから強いのかもしれないけど、人間技ではありません。
あ、今回はバットマンがジョージ・クルーニーでした。。。 バットマンも歳をとったのね。
これでやっとバットマンシリーズでDVDになっているものは見終わりました!
ついに『バットマン ビギンズ』が見れます! もうすぐDVD出るみたいだし、楽しみ。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
観ない方がいいかも
ぜんぜん面白くない。そして、長い。
ただ、カネはずいぶんかけたみたい。
が、アクションがとろい。
悪役をやったシュワルツェネッガーやユマ・サーマンが妙にかわいい。
ジョージ・クルーニーは間抜け面に見える。クリスはもともと中身の薄い感じの兄ちゃんなので、こんな役をやるとなんの味も出せない。
このレビューは気に入りましたか?
1人の会員が気に入ったと投稿しています
アトラクション・ムービー
『バットマン』シリーズ第4作品目。ジョエル・シュマッカー監督が続投し、“Mr.フリーズ”と“ポイズン・アイビー”が登場する。
前作から更にトーンが変わって、本作品はアトラクション映画の要素が強くなっている。――と言うよりも、アトラクションそのもの。メイン・ストーリーであるはずの“フリーズの妻に寄せる愛情”が置き去りにされてしまっている。本来なら、この異形の愛を力強く描くべきではなかったか、と思う。
ゴッサムシティでは、Mr.フリーズによるダイヤの強奪事件が続いていた。現場に駆けつけたバットマンとロビンだったが、寸でのところで逃げられてしまう。
フリーズは薬学者で、不治の病におかされた妻を救うため、その身体を超低温保存していた。しかし、彼は研究中に誤って低温タンクに落ちてしまう。命は助かったものの、彼は冷気の中でしか生きられない体になってしまった。
彼が開発した低温スーツはダイヤをエネルギー源としており、妻を救う薬を開発するためには、ダイヤを強奪するしかなかったのだ。
……というお話し。
執事のアルフレッドにマグレガー症候群の初期症状が現れ、命の危険が迫る、というサイド・ストーリーが並行して描かれる。フリーズ博士の妻への愛と対をなすカタチだ。いいお話しのはずなのに、アクション・シーンの俗っぽさが台無しにしてしまった。『レイダース/失われた聖柩』の悪しき影響だな。
Mr.フリーズを演じるのは、アーノルド・シュワルツネェッガー。哀しい男を嬉々として演じていた。(笑) この落差も失敗の原因かも知れない。あのゴテゴテの低温スーツを身に着けてサマになるのは彼しかいないので適役だとは思う。だから、これは演出の責任だろう。
アルフレッドの姪役で“バットガール”を演じるのは、アリシア・シルバーストーン。うん、懐かしい名前だ。作品に恵まれなかったのか、最近はあまり名前を耳にしていない。因みに、彼女は本作品でゴールデンラズベリー賞助演女優賞を受賞している。(笑)
悪女役として登場する“ポイズン・アイビー”は、ユマ・サーマンが演じている。こちらも、いかにも“ユマ・サーマン”だ。(笑) バットマンとロビンを誑かす役どころを嬉々として演じている。
ただ、キャラクタとしては既視感を拭えない。何だか、((『パルプフィクション』+『キル・ビル』)÷2)×キャットウーマン、といった感じ。エンディングも含め、既存キャラクタの二番煎じみたいだ。
それにしても、総てを彼女に押し付けるような結末は承服し難いな。
もっとも、それはU.サーマンのせいではなく、イマジネーションに乏しい脚本と演出のせいだろう。映画なのだから、もう少しオリジナリティが欲しかった。
バットマン役は、ジョージ・クルーニー。マイケル・キートン、ヴァル・キルマーと繋いで来て真打ち登場といったところ。堂々たる貫禄だ。個人的には、彼の演じる“ブルース・ウェイン”が一番サマになっていると思う。
残念なのは、バットスーツが段々チャチになって来ているコトだな。(笑) 1作目と2作目のバットスーツを“仕立てのいい高級スーツ”、前作を“吊しのスーツ”と表現したが、本作品のそれは“ネット販売のスーツ”だ。HPに写真を掲載して映えるようにデザインも生地も派手めだが、縫製の不味さは致命的。1シーズンしかもたない。……安いけどね。(笑)
それにしても、何故、バットスーツに乳首をつけたり、股間やお尻をアップで撮ったのだろう? 理解し難い。
同時にバットカーとバイクにも個性がなくなっていた。やはり、「乗りたい!」って思うようなデザインでないと……。
ハリボテみたいだったけど、デザイン重視の1作目のバットカーが一番ワクワクした。この手の作品は、実用性よりも夢を求めるべきだろう。
J.シュマッカー監督は熱意をこめて頑張っていたが、今からすると、間違った時流に乗って失敗したって感じだ。安直な制作陣の責任は大きい。
おかげで、シリーズ再開まで、長い年月を待たなければならなくなった。
A.シュワルツネェッガーの扮装に星を増やして、少しだけオススメにしておきましょう!
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悩みのない純粋な娯楽作品
投稿日:2011/03/11
レビュアー:Yohey
いきなり出だしにバットマン&ロビンのケツプリっという演出が・・・えらい展開です。1作から順に見ていくと、段々色使いが激しくなっていくのが分かります。そして、娯楽性がどんどん出ているのが分かります。なにせ、シュワルツェネッガーがブルーマンみたいな怪人になっているんですよ、それだけで笑えますやん。
相変わらず怪人が主人公という形の作品ではありますが、まぁ、楽しくていいんじゃないでしょうか。主役のジョージー・クルーニーがなんか「なんでオレがバットマン?」っていう感じで演じているのが面白いです。主役がそんなんじゃ、いい映画にはならんわな。それもまた面白くて好きやけど。
結局、この手の娯楽系の流れはダメとされて、またこのあとはヒーローは悩むという形に戻ります。私ね、ヒーローは悩むというのは嫌いです。悪をおさえる力があることに悩むというのがよく分からない。そうであれば、純粋にその力を使っている悪の方が生き方として素晴らしいということになってしまいますよ。なんかね、そこがどうも理解できないんです。
だから・・・娯楽作品としてのバットマンという意味合いでのこの作品は、過去の作品よりももひとつな部分も多いですが、純粋に楽しめて好きです。
このレビューは気に入りましたか?
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仮死
結論から言えばジョエル・シューマカーとバットマンの相性が悪い。
この作品に前作の「フォーエバー」と、すこぶる面白くないです。
バットマンに扮するブルース・ウェインが三代目になり。
そのブルースをジョージ・クルーニーが務める。
ジョージ、痛恨の選択ミス。
きっと本人もそう思ってる。
痛感してるハズ。
あまりにヒドイもんね。
映画の中のジョージにず〜っと「本気」が感じられません。
きっと撮影途中、もしくは割と早めに気づいたんでしょう。
「オレ、間違った・・」って。
ジョージをもってしても存在感の薄いバットマン。
さらにロビンにバットガールと、無駄に増殖するコスプレイヤーたち。
そこにあまり必然がないから感情移入も難しい。
ジョエルのバットマンワールドは色彩が派手で鮮やかですが、その色彩に深みがないですね。
続編ありそうな終わりかたですが、結果的にジョージ版バットマンはこれでジ・エンド。
仮にこの作品が大ヒットしたとしてもジョージが続編出演にゴーサインを出したとは到底思えません。
ジョージもまた「バットマンを演じる不幸」を味わってしまいました。
今回の悪役はMrフリーズ(シュワちゃん)にポイズン・アイビー(ユマ・サーマン)。
ポイズン・アイビーはユマがその抜群のプロポーションと妖艶な雰囲気で見事に演じてましたが、どうしてもコメディタッチでしたね。
アイビーが本来訴えたかったことが途中からボヤけてしまったような感じです。
そしてシュワちゃん。
「ターミネーター」以来の久々の悪役。
それがこのフリーズだとは・・・
トホホもいいとこです。
悪役が得するバットマン・シリーズですが、シュワちゃんに限っては損してますね。
アクションもショボいし、変にハッピーエンド路線なのもゲンナリします。
メイクが大変そうなフリーズ役。
報われませんでしたね。
一体誰が得したんだろう?・・・・
大体、ジャケットからしてバットマン脇役扱い(笑)
ここから数年にわたって「バットマン」は陽の目を見ることがなく・・・
しかし偉大なる一人の監督の手によって新たな息吹を与えられたバットマンは見事に生まれ変わるのです。
それも想像をこえる創造によって。
それはまるでフリーズが愛しの妻を低温保存し、病気の新薬を開発する日まで、仮死状態にして大切に生かしていたのと、どこか似ています。
クリストファー・ノーラン監督はバットマン・シリーズを救う新薬だったのです。
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ユーザーレビュー
行き過ぎた愛
投稿日
2005/10/22
レビュアー
maki
ジョエル・シューマカーのバットマンは見やすいです。
ティム・バートンの時は、何だか疲れてしまったんだけど。。。
ところで、ジョエル・シューマカーってホント色んな映画撮ってますね。『オペラ座の怪人』も『フォーン・ブース』もこの監督。全然違う仕上がりになっています。
映画自体は、、、面白かったです。
"行き過ぎた愛"をうまく表現しているなぁ、と思いました。
アーノルド・シュワルツェネッガー演じるMr.フリーズは植物人間になった奥さん、ユマ・サーマンは植物、、、
特に、Mr.フリーズの奥さんへの愛情は痛々しかったりしました。心だけは暖かいものが残っていたのね。
ところで、バットガールまで登場しましたね。っていうか、ロビンもそうだしバットガールも、何であんな急に強くなっちゃうわけ? もとから強いのかもしれないけど、人間技ではありません。
あ、今回はバットマンがジョージ・クルーニーでした。。。 バットマンも歳をとったのね。
これでやっとバットマンシリーズでDVDになっているものは見終わりました!
ついに『バットマン ビギンズ』が見れます! もうすぐDVD出るみたいだし、楽しみ。
観ない方がいいかも
投稿日
2014/10/29
レビュアー
勇光
ぜんぜん面白くない。そして、長い。
ただ、カネはずいぶんかけたみたい。
が、アクションがとろい。
悪役をやったシュワルツェネッガーやユマ・サーマンが妙にかわいい。
ジョージ・クルーニーは間抜け面に見える。クリスはもともと中身の薄い感じの兄ちゃんなので、こんな役をやるとなんの味も出せない。
アトラクション・ムービー
投稿日
2013/12/10
レビュアー
みなさん(退会)
『バットマン』シリーズ第4作品目。ジョエル・シュマッカー監督が続投し、“Mr.フリーズ”と“ポイズン・アイビー”が登場する。
前作から更にトーンが変わって、本作品はアトラクション映画の要素が強くなっている。――と言うよりも、アトラクションそのもの。メイン・ストーリーであるはずの“フリーズの妻に寄せる愛情”が置き去りにされてしまっている。本来なら、この異形の愛を力強く描くべきではなかったか、と思う。
ゴッサムシティでは、Mr.フリーズによるダイヤの強奪事件が続いていた。現場に駆けつけたバットマンとロビンだったが、寸でのところで逃げられてしまう。
フリーズは薬学者で、不治の病におかされた妻を救うため、その身体を超低温保存していた。しかし、彼は研究中に誤って低温タンクに落ちてしまう。命は助かったものの、彼は冷気の中でしか生きられない体になってしまった。
彼が開発した低温スーツはダイヤをエネルギー源としており、妻を救う薬を開発するためには、ダイヤを強奪するしかなかったのだ。
……というお話し。
執事のアルフレッドにマグレガー症候群の初期症状が現れ、命の危険が迫る、というサイド・ストーリーが並行して描かれる。フリーズ博士の妻への愛と対をなすカタチだ。いいお話しのはずなのに、アクション・シーンの俗っぽさが台無しにしてしまった。『レイダース/失われた聖柩』の悪しき影響だな。
Mr.フリーズを演じるのは、アーノルド・シュワルツネェッガー。哀しい男を嬉々として演じていた。(笑) この落差も失敗の原因かも知れない。あのゴテゴテの低温スーツを身に着けてサマになるのは彼しかいないので適役だとは思う。だから、これは演出の責任だろう。
アルフレッドの姪役で“バットガール”を演じるのは、アリシア・シルバーストーン。うん、懐かしい名前だ。作品に恵まれなかったのか、最近はあまり名前を耳にしていない。因みに、彼女は本作品でゴールデンラズベリー賞助演女優賞を受賞している。(笑)
悪女役として登場する“ポイズン・アイビー”は、ユマ・サーマンが演じている。こちらも、いかにも“ユマ・サーマン”だ。(笑) バットマンとロビンを誑かす役どころを嬉々として演じている。
ただ、キャラクタとしては既視感を拭えない。何だか、((『パルプフィクション』+『キル・ビル』)÷2)×キャットウーマン、といった感じ。エンディングも含め、既存キャラクタの二番煎じみたいだ。
それにしても、総てを彼女に押し付けるような結末は承服し難いな。
もっとも、それはU.サーマンのせいではなく、イマジネーションに乏しい脚本と演出のせいだろう。映画なのだから、もう少しオリジナリティが欲しかった。
バットマン役は、ジョージ・クルーニー。マイケル・キートン、ヴァル・キルマーと繋いで来て真打ち登場といったところ。堂々たる貫禄だ。個人的には、彼の演じる“ブルース・ウェイン”が一番サマになっていると思う。
残念なのは、バットスーツが段々チャチになって来ているコトだな。(笑) 1作目と2作目のバットスーツを“仕立てのいい高級スーツ”、前作を“吊しのスーツ”と表現したが、本作品のそれは“ネット販売のスーツ”だ。HPに写真を掲載して映えるようにデザインも生地も派手めだが、縫製の不味さは致命的。1シーズンしかもたない。……安いけどね。(笑)
それにしても、何故、バットスーツに乳首をつけたり、股間やお尻をアップで撮ったのだろう? 理解し難い。
同時にバットカーとバイクにも個性がなくなっていた。やはり、「乗りたい!」って思うようなデザインでないと……。
ハリボテみたいだったけど、デザイン重視の1作目のバットカーが一番ワクワクした。この手の作品は、実用性よりも夢を求めるべきだろう。
J.シュマッカー監督は熱意をこめて頑張っていたが、今からすると、間違った時流に乗って失敗したって感じだ。安直な制作陣の責任は大きい。
おかげで、シリーズ再開まで、長い年月を待たなければならなくなった。
A.シュワルツネェッガーの扮装に星を増やして、少しだけオススメにしておきましょう!
悩みのない純粋な娯楽作品
投稿日
2011/03/11
レビュアー
Yohey
いきなり出だしにバットマン&ロビンのケツプリっという演出が・・・えらい展開です。1作から順に見ていくと、段々色使いが激しくなっていくのが分かります。そして、娯楽性がどんどん出ているのが分かります。なにせ、シュワルツェネッガーがブルーマンみたいな怪人になっているんですよ、それだけで笑えますやん。
相変わらず怪人が主人公という形の作品ではありますが、まぁ、楽しくていいんじゃないでしょうか。主役のジョージー・クルーニーがなんか「なんでオレがバットマン?」っていう感じで演じているのが面白いです。主役がそんなんじゃ、いい映画にはならんわな。それもまた面白くて好きやけど。
結局、この手の娯楽系の流れはダメとされて、またこのあとはヒーローは悩むという形に戻ります。私ね、ヒーローは悩むというのは嫌いです。悪をおさえる力があることに悩むというのがよく分からない。そうであれば、純粋にその力を使っている悪の方が生き方として素晴らしいということになってしまいますよ。なんかね、そこがどうも理解できないんです。
だから・・・娯楽作品としてのバットマンという意味合いでのこの作品は、過去の作品よりももひとつな部分も多いですが、純粋に楽しめて好きです。
仮死
投稿日
2010/09/27
レビュアー
ビンス
結論から言えばジョエル・シューマカーとバットマンの相性が悪い。
この作品に前作の「フォーエバー」と、すこぶる面白くないです。
バットマンに扮するブルース・ウェインが三代目になり。
そのブルースをジョージ・クルーニーが務める。
ジョージ、痛恨の選択ミス。
きっと本人もそう思ってる。
痛感してるハズ。
あまりにヒドイもんね。
映画の中のジョージにず〜っと「本気」が感じられません。
きっと撮影途中、もしくは割と早めに気づいたんでしょう。
「オレ、間違った・・」って。
ジョージをもってしても存在感の薄いバットマン。
さらにロビンにバットガールと、無駄に増殖するコスプレイヤーたち。
そこにあまり必然がないから感情移入も難しい。
ジョエルのバットマンワールドは色彩が派手で鮮やかですが、その色彩に深みがないですね。
続編ありそうな終わりかたですが、結果的にジョージ版バットマンはこれでジ・エンド。
仮にこの作品が大ヒットしたとしてもジョージが続編出演にゴーサインを出したとは到底思えません。
ジョージもまた「バットマンを演じる不幸」を味わってしまいました。
今回の悪役はMrフリーズ(シュワちゃん)にポイズン・アイビー(ユマ・サーマン)。
ポイズン・アイビーはユマがその抜群のプロポーションと妖艶な雰囲気で見事に演じてましたが、どうしてもコメディタッチでしたね。
アイビーが本来訴えたかったことが途中からボヤけてしまったような感じです。
そしてシュワちゃん。
「ターミネーター」以来の久々の悪役。
それがこのフリーズだとは・・・
トホホもいいとこです。
悪役が得するバットマン・シリーズですが、シュワちゃんに限っては損してますね。
アクションもショボいし、変にハッピーエンド路線なのもゲンナリします。
メイクが大変そうなフリーズ役。
報われませんでしたね。
一体誰が得したんだろう?・・・・
大体、ジャケットからしてバットマン脇役扱い(笑)
ここから数年にわたって「バットマン」は陽の目を見ることがなく・・・
しかし偉大なる一人の監督の手によって新たな息吹を与えられたバットマンは見事に生まれ変わるのです。
それも想像をこえる創造によって。
それはまるでフリーズが愛しの妻を低温保存し、病気の新薬を開発する日まで、仮死状態にして大切に生かしていたのと、どこか似ています。
クリストファー・ノーラン監督はバットマン・シリーズを救う新薬だったのです。
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- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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