東京難民

一瞬にして人ってこんなに状況が変わるのかと思うと怖いなと思いました。特にホストになるまでは本当にリアルで実際にありえそうだなと思うと怖かったです。住所がなくなるとどんどん落ちるのだなと思いました。もがいてももがいてもどんどん落ちていくのだなと思いました。悲しいけどやはり世の中お金なのかなと思ってしまいました。映画ではホストの仲間やホームレスの人たちの優しさとかもあったけどそれでもお金のない恐怖、家のない恐怖のが強かったです。ラストは何もまだ決まってはなかったけど主人公が前向きに頑張ろうとしていて少し救われました。

ホストの修に惹かれてどんどん貢いで落ちていく茜さんもせつなかったです。ホストに貢ぐなんてと思っていても実際にその場所に行ったり心の寂しさとかあったら逃げたくなるというか現実逃避したくなりはまるのかもしれないなと思いました。だから行かないのが無難だなと思いました。主人公の修役の中村蒼くんは難しい役を頑張ってると思いました。

正直しんどくて見れなかった。
これを見て「すげーリアル」とか言う人ってなんなんだろ？

アホなのかな？

ただただ悪意のエッセンスを抽出して凝縮しただけではないか。

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　親からの仕送りが途絶えて大学を除籍になった主人公が。ネットカフェ難民、ビラ配り、治験のバイト、ホスト、日雇い労働、ホームレスと格差社会ニッポンを生きていく話。

　彩度を落とした暗い映像がこの映画の雰囲気を更に重たくしてカッコいい映像でした。
　この主人公のようなことが誰にでも起こりえるのが見ててどんなホラーより怖かったです。1度失敗した人に厳しい日本社会。

　ただ日本の格差社会や一部の特権階級だけが上手くいく仕組みとか努力しても報われないとかの問題は映画のところどころには出てきますが、中盤からはホストの話になってしまって、主人公の問題と格差社会の問題があまり関係なくなってしまう感じでした。難民感がなくなってしまうのが残念でした。
　転落していくのがホストの友人とかのために自分からその道を選んでいくので、転落人生ではなかったように思えました。むしろ主人公に入れ込むヒロインの看護師さんが貢ぎすぎて最終的に風俗嬢になってしまうという彼女の人生が気になりました。
　それにホームレスになって優しいおじちゃんと出会って何かを得ていい笑顔になって終わりますが、一体何を得たのか全くわからなかったです。100円玉持ってどうするんだろう?　

　けれども話は見た事のない世界が次から次に展開して行って興味深く見ることができました。
　それにしてもホストの世界ってこんなに怖い世界なのかと驚く描かれ方で怖かったです。

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能天気な大学生が、あっという間にネットカフェ難民に・・・・
そこまでの展開はドキュメンタリー・タッチで引き込まれた。
誰しもが陥りかねない落とし穴、自分にも無縁ではないリアルな恐怖として迫ってくる。

けど、主人公がホストとして働き出すところから急にフィクション臭く感じてしまった。
実際、生活苦からホストになる若者もいるんだろうけど、自分とは無縁の世界の話、だしなぁ。
もちろんホスト業界も弱肉強食むき出しの厳しい世界であろう事は理解できるのだけど、
そういう話は他のドラマの中で、散々見せられてきたし・・・・
自分としては、ネットカフェ難民の生活状況や、同じネカフェ難民との交流、なんかをもっと詳しく見せてほしかった。

とはいえ一つのドラマとしてみれば、ホスト・パートのお話も魅力的ではあった。
ホストとしては優しすぎる修、そして順矢、憎み切れないロクデナシの瑠衣、ナースから風俗嬢に転落してしまう不器用な女、茜、
みな、それぞれ忘れがたい登場人物たちだった。

彼らの今後の人生に少しでも多く幸運が訪れることを願う。

堕ちていく話は救いがないので好みではない。気持ちが沈んでしまう。