レイチェルの結婚

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詰まらなかったぁ〜
主役は新婦のレイチェルかと思いきや、薬物中毒で施設に入ってる妹の方。
しかも父親もこちらの話を優先して聞こうとするから、レイチェルの怒りは幸せなハズの結婚なのにイライラし通し。しかも、式前夜に妹は車の事故まで起こしてしまうし。
でも結局、レイチェルは妹を許し、事故で青痣の出来た妹の身体を洗い脇毛を剃り、顔に化粧を．．．．
私だったら、こんなイライラする妹は例え妹といえども自分の結婚式には呼ばない！

そんな家族の内輪話が延々と続いて、レイチェルの式が終わるまでの只単なるそれだけの話でした。
抑揚も何も無いので、途中何度も見るのをやめようかと思いつつ、結局何故か最後まで観てしまって大後悔。

アン・ハサウェイって役者は、すごい美人でもないけど、存在感があるなぁ。でも、コメディに出ていても恋愛物に出ていても、なんか他の人とは違う感じがしておりました。パーツパーツが極端な部分があって、そのせいだとは思うのですが、そのため、ちょっと浮いてしまう感じが毎回してました。

それがこの作品だと、全体から浮いた存在であるが故に、非常にそれが際立っており、なかなか見事な存在感でした。観ていてイライラするタイプの子で、共感は得られないんだけど、でも、映画としては人物設定はかなりうまく仕上がっています。主人公キム以外の人物が、本当にいい人たちばっかりで、そんなことは世の中にはないんだけど、映画の世界だったらありえて許せてしまう。そういう映画です。

ありそうな日常を描いていく感じの作品でして、だからこそ良かったのかな、とも思うのですが、やっぱり手ぶれ映像の多様はちょっとどうかと思いました。ホームビデオのような雰囲気を出したかったという部分は理解できるのですが、家で観ていても最後、気持ち悪くなってくる部分ありましたからね。映画館ではどうだったんだろうか。

最後に・・・キムは最終的に救われるんだろうか、とふと疑問に思ってしまいました。なかなか難しいんじゃないかな、とあの描き方では思います。できれば、ある程度の救いがあってほしいもんですが・・・

可愛い、幸せになるアンが見たくて借りたのですが、私的に暗いお話しで、色々語られていない所が良いのかもですが…それが、とってもモヤモヤします(ToT)

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家族の中での人の姿がとてもリアルに描かれています。
家は、やっぱり何の気兼ねもなく自分の感情を露わにできる場所ですよね。
(特に子供ポジションの人に顕著だと思いますが)

とても大切だと思っているのに、相手を傷つけてしまう場合が多くて
思春期と呼ばれる時期に葛藤を感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。

キムもレイチェルもお父さんもお母さんも客観的に観ていると
「も〜どうしてそういうことするかなっっ」
って思うような言動があります。
でもみんな「悪い人たち」ではないし、
この一家はやっぱり「家族」なんだなと思います。
起こった事件はとてつもなく不幸だけれど、それでも繋がっていく
絆があって。
別居を選んだお母さんは、絆を切って楽になりたかったのかもしれないけれど
やっぱりそんな簡単には切れなくて。(これからどうなるんだろう？)

特にキムは、彼女自身が起こした過ちに縛られて
でも過ちの当事者である家族しか頼る場所しかなくて
居場所がほしい

その一見自己中心的な、でも切羽詰まった切ない気持ちが伝わってきて
やるせない気持ちになりました。

キムを中心にもがき苦しむ家族が
時間を経て関係を修復(あるいは新しい形を構築)していく過程にあって
未来は明るいぞ！って勝手に応援しちゃいました。

家族の絆って当たり前のように使われますが
けして当たり前のものではなく、
けれども現実に無いものでもなく、
もし、周りに家族の絆を感じたら
大事に大事にしていかなくてはいけないなと
再確認できました。


ただ、キムが事故を起こした後のパーティシーンが長い。
長すぎる。
ここだけの話、ちょっと早送りしてしまいました。

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非常に現実味がありすぎる内容。
で、作風も、ドキュメンタリータッチで、わいわいがやがやの雑音ありまくりで。
見ていて、これはどんなもんかと思ってしまった。

夢はない。
アメリカの家族の現実ってこんな感じなのかな。
先日見た「トウキョウソナタ」で見た、暗く少しイヤーな雰囲気がかぶります。

私はあまり好みではありませんでした。