インベージョン

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最近、もったいないと思う映画が多い。

もうちょっとでもっといい映画になったのにと思う。

一般の映画好きな人（好きというのが大切）何人かに見せて、意見を聞いてから手直しをして公開するような制度でも作ればいいのに・・・
それはそれで大変かもしれないけど、それでもしも素晴らしい何十年も語り継がれる傑作ができたら安いものではないだろうか？
などと
すいません
素人の独り言です。

本題です。

前半面白いと思いながら見ていたのに、後半「なんか、ただのアクション映画になってきた。。。」と思ったら、後でmasamuneさんのレヴューを読んで納得。ぜひ読んでみてください。
本当に私も残念に思います。


静かに静かに広がっていく病。
静かに静かに変わっていく世界。

このウイルスに感染しても、眠らなければ発症しないことがわかっているため、眠ることもできない。

発症するとお互いが争わなくなるため、次々に争いがなくなり、一見平和になっていくかに見える世界。

その中で「ウイルスの仲間になった方が世界のためになるのでは？」という戦うことの理由の不明確さに心揺らぎながらも、決して子供を見捨てられない母親の性と本能で孤独の中戦い続ける母。

静かさと孤独がこの作品のキーポイントだったはずなのに、後半崩れてしまうのはすごく残念でした。
ですが、見て損はないと思います。

私が考えてしまったのは、人間の幸せって何だろうということ。
人間は人間である限り、恐らく争いはなくならないだろう。
勿論争いの大小はあるわけで、いかに争いを小さく小さくしていくかということが大切だと思うのですが。
でもこのウイルスに感染して感情や自我や欲望がなくなってしまうと、争いはなくなるわけです。
でも面白くない。。。
それではなんのために生きているんでしょうね。
今私は子供を育てているのですが、子供のかわいい笑顔を見ているとふと思うのです。
人間は本来善なるものなんだろうなあと。
それが、教育や環境によって変貌していく。
だから、もしかしたら、この世を平和にする１つの方法は子供の教育なのだと思います。
偏見のない正しい知識と他人に対する思いやりを世界中の子供たちに教えることができたら、その子供たちが大人になった時、世界の争いはなくなるでしょう。
それは難しいけれども、希望はある。ふと思いました。


見終わった後、いろいろ考えるのが好きな方はご覧になってみても良いと思います。

身体を乗っ取られ　まるで別人になるという設定がコワい
そしてその確認するポイントが「無表情であること」だなんてね　皮肉
ゾンビのように　湧いて押し寄せてくる恐怖
誰が味方か？　探りあうスリルとサスペンス　
見えない「敵」との　終わりなき闘い
人類の未来は危ういぞ〜
身近なひとが　ひょっとして地球外生物なのでは？　なんて
疑わなくてはならない未来は　サ・イ・ア・ク・
こどもを守ろうとする母の強さが　地球を救う！？

恐怖の対象は　ウィルスやインフルエンザだけではないのよ
余韻として残ったのは　そんな　さ・さ・や・き・　

『ボディ・スナッチャー』のリメイクですか...ふーんって感じですけど、観た感じ全然別物って印象。元は非常に局地的なお話だった様に思いますが、本作は少なくともバックボーンだけはかなり裾野広げてて、描写範囲はともかく地球規模の災厄を描いてます。

何度も映画化されてるって事はそれなりに魅力的な題材なんでしょうね。何気ない日常が少しづつ訝しげな雰囲気をもたげて来るイメージの描き方が凄く上手いと思いました。それはまさしく人の存在が変化してる部分なんだけど、モヤモヤした居心地の悪さ、不安感を存分に味わえて終始ドキドキさせてもらいました。

SF物に分類されるのは致し方ないとしても、作品のテイストは心理サスペンスの様相でクライマックスまでひた走ります。人としての人間性や感情部分が豹変するってのはインベイド系に良く見られますが、感情を押し殺し危機を脱するべく奔走するヒロインをニコール・キッドマンが母性たっぷりて見事に演じ切ってますね。一見地味になりがちなお話だけど彼女の存在感が華になってるのも確かかな。

ご都合的な纏め方には一瞬眩暈を覚えましたが、まあ合格点でしょう。今更って感じの俗っぽいメッセージが実に分かり易く挿入されてる、わざとらしくて気に入りませんけどね。

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この映画の原作を映画化した前の2作はみてますが、その2作と比べても、まったく見劣りしない面白い映画であります。傑作というには、スケールが小さかったかなとおもいます。サスペンス映画としてみるといいのかもしれません。もっとお金をかけて、全世界的な出来事を描くと、また違った感想になるのかもしれませんが、アイアムレジェンドでも思いましたが、傑作となるためには、ある程度のスケール感が必要かと思います。ＳＦというジャンルではそうじゃないかと思います。乗り移られた人間が前も後も変わらないのがこの話の大事なところですから、それは仕方ないとして、変わる瞬間の映像なんかは、前作のほうがうまく作っていたのではないかと思います。
　旧人類と新人類の対決という点では、アイアムレジェンドと同じ設定です。地球人全部が変われば、すべて丸く収まるのですが。
　小説で「新世界より」という話があります。超能力を持った人間が未来に生き残り、それが当たり前の能力としてあるわけです。そして能力の無い者（普通の人）は出来損ないとして始末されてしまう。Ｘメンのもっと先をいったような話ですが、今のわれわれ人間のさらに先には、そういう未来があってもおかしくないかもしれません。面白い小説です。ぜひ読んでいただきたい。
　それにしてもニコールキッドマンはなんであんなにきれいなんでしょう。スタイル抜群、人形のような顔立ちですね。昔からずっと変わらない。すごい。

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ニコール・キッドマンがとても綺麗です。

なかなかドキドキする場面もあってよかったです。
感染者の中を感染しているフリをしてやり過ごすシーンなんかはお人形さんのようなニコールだからこそハマったんじゃないかなと思いました。

ダニエル・クレイグの役どころもよかったです。
なかなかかっこいい。

話自体は荒唐無稽といえばそうですが映画としては面白かったと思います。

ただ、あの感染を広げる方法で感染者が一斉にポットのコーヒーにゲエッてしてそれを飲ませるって…あれはちょっといただけないな。あんな（汚い）ので感染するなんてショックすぎる…。いや、感染してしまえば関係ないんですけどね（汗）

そもそもの謎の生命体の目的自体が意志をもっている割には原始的であんまり読めませんでしたが（単に増えたいだけならわざわざ人間の体じゃなくても…）でも映画は観ていて楽しかったです。

オススメです☆