アーティスト / ジャン・デュジャルダン
アーティスト
/ミシェル・アザナヴィシウス
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(72)
解説・ストーリー
フランスで人気のスパイ・コメディ「OSS 117」シリーズのミシェル・アザナヴィシウス監督と主演のジャン・デュジャルダンのコンビが、ハリウッド黄金期を舞台に白黒&サイレントのスタイルで描き、みごと2012年のアカデミー賞作品賞に輝いた異色のロマンティック・ストーリー。共演はベレニス・ベジョ。1927年、ハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、彼に憧れる女優の卵ペピーと出会い、自身の主演作でエキストラの役を手にした彼女に優しくアドバイスをおくる。そんな中、時代はセリフのあるトーキー映画へと大きく変わっていくのだが…。
フランスで人気のスパイ・コメディ「OSS 117」シリーズのミシェル・アザナヴィシウス監督と主演のジャン・デュジャルダンのコンビが、ハリウッド黄金期を舞台に白黒&サイレントのスタイルで描き、みごと2012年のアカデミー賞作品賞に輝いた異色のロマンティック・ストーリー。共演はベレニス・ベジョ。1927年、ハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、彼に憧れる女優の卵ペピーと出会い、自身の主演作でエキストラの役を手にした彼女に優しくアドバイスをおくる。そんな中、時代はセリフのあるトーキー映画へと大きく変わっていくのだが…。
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「アーティスト」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
フランスで人気のスパイ・コメディ「OSS 117」シリーズのミシェル・アザナヴィシウス監督と主演のジャン・デュジャルダンのコンビが、ハリウッド黄金期を舞台に白黒&サイレントのスタイルで描き、みごと2012年のアカデミー賞作品賞に輝いた異色のロマンティック・ストーリー。共演はベレニス・ベジョ。1927年、ハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、彼に憧れる女優の卵ペピーと出会い、自身の主演作でエキストラの役を手にした彼女に優しくアドバイスをおくる。そんな中、時代はセリフのあるトーキー映画へと大きく変わっていくのだが…。
「アーティスト」 の作品情報
「アーティスト」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
アーティストの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
101分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/サウンド
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBE74124 |
2012年10月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
33枚
|
1人
|
3人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/サウンド
【Blu-ray】アーティスト(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
101分 |
日本語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(サイレント)
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCXE70203 |
2012年10月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
2人
|
3人
|
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(サイレント)
アーティストの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
101分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/サウンド
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBE74124 |
2012年10月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
33枚
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1人
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3人
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/サウンド
【Blu-ray】アーティスト(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
101分 |
日本語 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(サイレント)
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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PCXE70203 |
2012年10月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
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2人
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3人
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語/(サイレント)
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ユーザーレビュー:72件
光と影
サイレント映画は、あまり観たことがありません。
多くの人が賞賛と感動をレビューされているのに、私は台詞無しに登場人物たちの心情を理解できるかしら?と、少し不安でした。
私は、字幕で観ていても吹き替えで観ていても、一字一句でも聞き洩らしたり読み逃したりすると、何度でも巻き戻して確認する厄介な性分です。
ですから、皆さんが感じ取るのと同程度の理解ができるのかどうか、心配でした。
しかし、サイレントといっても全然音がない訳ではないので、むしろ字幕を読むことに気を取られないから、登場人物の表情やしぐさに集中できました。
それにサイレント映画では、音楽の役割が非常に大きいのですね。
冒頭の劇中劇では、拷問の時の大きな音が、主人公の呻き声にも悲鳴にも聞こえましたし、シーンごとの音楽によって、ちゃんと登場人物の気持ちが分かるのでした。
舞台は1927年から1932年までのハリウッドで、サイレント映画からトーキー映画への過渡期です。
サイレント映画の大スター:ジョージ・ヴァレンティンは、サイレントへの拘りを捨てきれず落ち目に。
ジョージ・ヴァレンティンのエキストラから出発したペピー・ミラーは、うまく時代の波に乗って、スター女優の道を進みます。
ジョージがスターの時には、階段を昇って行くシーンが多いのですが、落ち目になってからは階段を降りるシーンばかりになるんですね。
反対にぺピーは、ジョージを階段の上から見下ろすシーンが増えるのが象徴的でした。
ジョージが見る夢も正しく彼の不安を表していたと思います。
グラスを置く音はしないのに、羽が舞い落ちる音があんなに大きく響いて、彼とぺピーとのこれからを暗示していたようにも思います。
サイレントとトーキー、ジョージ・ヴァレンティンとペピー・ミラー、モノクロでの映像の明暗。
まさに光と影でした。
まだ無名のぺピーが、ジョージの楽屋で彼の上着に腕を通して自分を抱くしぐさをするシーンがお気に入りです。
ジョージが、ぺピーの顔を印象づけるために、彼女の口元にほくろを描くシーンも好きです。
何気ないこの出来事が、後に彼女のヒット作「つけぼくろ」につながるのも皮肉でした。
一年間無給でも、ずっと側に置いてくださいと言ったあの運転手さんが好きです。
そして、あの愛犬の愛らしさ、健気さには、胸がキュンとします。
さて、ラスト。
ジョージとぺピーのタップダンスで終わりましたが、その後が気にかかります。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
この映画がアカデミー賞作品賞を取った時は驚きました。
2011年(フランス/100分/サイレント/モノクロ)
トーキー映画の登場でサイレント映画の時代が終わったことで、
人気を失った男優ジョージと売れっ子女優になるペピー・ミラーの
ロマンティック・コメディ映画です。
製作国がフランスで主演男優のジャン・デュジャルダンがフランス人。
主演女優のベレニス・ベジヨはアルゼンチン出身の浅黒い肌の美女。
しかし舞台はアメリカ・ハリウッドという変わり種です。
昨日はチャールズ・チャップリンの「街の灯」を観ました。
同じサイレントでも1937年と2011年。
70年後にサイレント映画を製作した意図は、サイレント映画への
オマージュでしょうか。
華やかさや技術、洗練されたインテリアと衣装の豪華さでは
「アーティスト」が抜群です。
しかし「街の灯」には情感が溢れてましたね。
サイレント映画と言ってもBGMのバラエティでは、
「アーティスト」はジャズからピアノソロ、オーケストレーションと
言葉以上に雄弁でした。
ほぼその場面の情景描写は音楽任せ。
サイレント映画に最後までこだわって、時代遅れになって、
忘れ去られる有名スターのジョージ・ヴァレンティン。
その心の葛藤。彼は「死」すら覚悟するのです。
SNSを駆使出来ない人や企業が、置いてきぼりを喰らうのと同じです。
時代の流れは残酷です。
ノスタルジーを誘う映画だし、現在のCGだ、VFXだ、3Dだと
発達した映画に索漠とした感じを持つ者には返って新鮮でした。
それになんと言ってもジョージの愛犬ジャックの芸達者ぶりには
驚くやら呆れるやら。
彼が出てくると一瞬で目を奪われ虜になりました。
可愛い過ぎる。かしこ過ぎる。演技がうますぎる。
完全に人間が食われましたね(笑)
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
無声映画の無声映画
投稿日:2014/01/24
レビュアー:港のマリー
幸か不幸かこれまで私の見た無声映画は『カリガリ博士』『戦艦ポチョムキン』『メトロポリス』『黄金狂時代』『街の灯』ぐらい。
これらの諸作は映画の描く内容が強烈で、無声映画だったことは後になって気付く始末。とくに『戦艦ポチョムキン』の、政治の革命と表現の革命が熱く融け合った映像の鮮烈さには、思い出しただけで血が熱くなる。『メトロポリス』の世界観の不気味さを表すのには無表情の大群衆が後から後から波のように押し寄せる様子を映像でしめせば足りる。
こういう歴史的な作品では、映画のなかで人がしゃべるかどうかはさして問題ではないように感じられる。要は何が表現されているかということ。
この「アーティスト」の内容は無声映画そのもの。つまり映画についての映画であって、凋落していくサイレント映画のスターの苦悩、トーキー時代のスターになっていく若い女優の輝き、二人の運命的な恋、とかのお話はほんの添え物、陳腐でありきたりなのは当然かもしれない。
とはいえだんだんうんざりしてきて、とくに終盤はいい大人がはた迷惑な行為はいい加減しろと言いたくなり、結末もこれで終わりなの?!と呆然とした。
それにしても社会の大きなうねりや人間への愛を直接表現するのではなく、映画についてを映画で語った映画がアカデミー賞を獲得するとは、ずいぶんと自閉的な傾向ではないか。
ほんとうに映画の時代は終わろうとしているのかと、不安にならないでもなかった。
サイレントからトーキーへと移りゆく時代を現代において無声映画で撮ったところがポイントなのだが、決してサイレント時代を古き良き麗しきものとして懐かしんでいるだけではないところが面白い。
音の出ない画面で語り続ける役者たちの執拗な口元アップ。何を言っているか知りたいだろうと、挑発せんばかり。“ほんものの”サイレント映画にこういう場面はなかった。
極めつけは主人公が声を出なくなる悪夢に襲われるところ。無声映画のスターでありながら、自分の声が誰にも届かないと知るや気が狂わんばかりの恐怖と孤立感にふるえる。その後映画会社はサイレント映画の制作を止め彼は忘れられたスターになった。声こそが生き残りの鍵、サイレントからトーキーへの移行は必然的だったと改めて強調しているかのようだった。自分は「アーティストだ」とあくまでサイレントにこだわる彼ヴァレンティンは、若い後輩に助けられる負け犬、そこに恋愛が絡んでいるとはいえ、として、結局のところは描かれている。けっこう辛辣だ。『戦艦ポチョムキン』のことをアザナヴィシウス監督はどう思っているのだろう。
吹き抜けの階段を男は下り女は上っていくシーン、レストランでのロールシャッハテストの絵柄の如き二人の背中合わせシーンなどに才気を感じた。
ペピ役の女優どことなく淡島千景に似ているような気がしたのですが…
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
「今」製作したことの意義と、「面白い」は別な気がします。
サイレント映画、モノクロ、アカデミー賞受賞
ってことで話題になったので劇場で観ました。
1人の少女が人気俳優に見初められ、
それを機に彼女はスターへの道を駆けてゆく
一方の人気俳優は時代の流れに取り残されて堕ちていく
切ない話ではありますが、一応ハッピーな結末。
が、私にはあまり面白いとは思えませんでした。
というのは、
CG全盛の今、あえて「モノクロ」「サイレント」に挑戦した
ってことが真新しいだけのように感じてしまったから。
それでも、ストーリーが面白ければよかったんだけども、
それはごくフツーの「昇る女、堕ちる男」の物語。
ベタなのでつまらないことは無いんだけども、
特に印象に残る展開もなし。
アカデミー賞を受賞したのも
「モノクロ&サイレント」だからなんじゃないか?って思ってしまう。
そうじゃなかったら、他作品に勝てる要素が無いと思います。
映画の古き善き時代の形式に回帰する形をとることで
映画への愛情をしめしたのかもしれないけど、
同じく映画愛を示したスコセッシ監督の「ヒューゴの不思議な発明」のほうが数段面白い。
絶賛レビューの中申し訳ないけれど、
「白黒&サイレントにすればいい、ってもんじゃないよ」と思っちゃったんですよね。
ヒロインの女優さんはとてもキュートでした。
犬の「演技」もサイコーによかった。
でも、主演のジャン・デュダルジャンがどうも生理的に苦手。
あの垂れ下がった目と眉毛にねっとりした笑顔、禿げ上がったオデコ、デカイ顔・・・・
なのに、二枚目気取りの役柄・・・・
ちょっと観てて苦痛でしたね(←ファンの方すみません・・・)
ということで、「今」制作&公開したことには意味があるとは思いますが
はたして、どうだったんだろうこれは・・・と思わざるをえない映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
良さがわからない・・
アカデミーで作品賞を獲った時から見るつもりではあったけど、自分には合わない予感がしてた。
たしかにこの方法は新鮮だけど、面白い・・か?
結構つまらないというか、正直退屈してしまったなあ。
映画の中に出てくる映画を見てるようで、まったく感情移入できなかった。
絶賛レビューも多いけれど、低評価レビューを見て、何度も頷いてしまう私。
細かく内容に突っ込むほど感想も出てこないです、残念。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
光と影
投稿日
2012/10/15
レビュアー
kazupon
サイレント映画は、あまり観たことがありません。
多くの人が賞賛と感動をレビューされているのに、私は台詞無しに登場人物たちの心情を理解できるかしら?と、少し不安でした。
私は、字幕で観ていても吹き替えで観ていても、一字一句でも聞き洩らしたり読み逃したりすると、何度でも巻き戻して確認する厄介な性分です。
ですから、皆さんが感じ取るのと同程度の理解ができるのかどうか、心配でした。
しかし、サイレントといっても全然音がない訳ではないので、むしろ字幕を読むことに気を取られないから、登場人物の表情やしぐさに集中できました。
それにサイレント映画では、音楽の役割が非常に大きいのですね。
冒頭の劇中劇では、拷問の時の大きな音が、主人公の呻き声にも悲鳴にも聞こえましたし、シーンごとの音楽によって、ちゃんと登場人物の気持ちが分かるのでした。
舞台は1927年から1932年までのハリウッドで、サイレント映画からトーキー映画への過渡期です。
サイレント映画の大スター:ジョージ・ヴァレンティンは、サイレントへの拘りを捨てきれず落ち目に。
ジョージ・ヴァレンティンのエキストラから出発したペピー・ミラーは、うまく時代の波に乗って、スター女優の道を進みます。
ジョージがスターの時には、階段を昇って行くシーンが多いのですが、落ち目になってからは階段を降りるシーンばかりになるんですね。
反対にぺピーは、ジョージを階段の上から見下ろすシーンが増えるのが象徴的でした。
ジョージが見る夢も正しく彼の不安を表していたと思います。
グラスを置く音はしないのに、羽が舞い落ちる音があんなに大きく響いて、彼とぺピーとのこれからを暗示していたようにも思います。
サイレントとトーキー、ジョージ・ヴァレンティンとペピー・ミラー、モノクロでの映像の明暗。
まさに光と影でした。
まだ無名のぺピーが、ジョージの楽屋で彼の上着に腕を通して自分を抱くしぐさをするシーンがお気に入りです。
ジョージが、ぺピーの顔を印象づけるために、彼女の口元にほくろを描くシーンも好きです。
何気ないこの出来事が、後に彼女のヒット作「つけぼくろ」につながるのも皮肉でした。
一年間無給でも、ずっと側に置いてくださいと言ったあの運転手さんが好きです。
そして、あの愛犬の愛らしさ、健気さには、胸がキュンとします。
さて、ラスト。
ジョージとぺピーのタップダンスで終わりましたが、その後が気にかかります。
この映画がアカデミー賞作品賞を取った時は驚きました。
投稿日
2018/02/20
レビュアー
カマンベール
2011年(フランス/100分/サイレント/モノクロ)
トーキー映画の登場でサイレント映画の時代が終わったことで、
人気を失った男優ジョージと売れっ子女優になるペピー・ミラーの
ロマンティック・コメディ映画です。
製作国がフランスで主演男優のジャン・デュジャルダンがフランス人。
主演女優のベレニス・ベジヨはアルゼンチン出身の浅黒い肌の美女。
しかし舞台はアメリカ・ハリウッドという変わり種です。
昨日はチャールズ・チャップリンの「街の灯」を観ました。
同じサイレントでも1937年と2011年。
70年後にサイレント映画を製作した意図は、サイレント映画への
オマージュでしょうか。
華やかさや技術、洗練されたインテリアと衣装の豪華さでは
「アーティスト」が抜群です。
しかし「街の灯」には情感が溢れてましたね。
サイレント映画と言ってもBGMのバラエティでは、
「アーティスト」はジャズからピアノソロ、オーケストレーションと
言葉以上に雄弁でした。
ほぼその場面の情景描写は音楽任せ。
サイレント映画に最後までこだわって、時代遅れになって、
忘れ去られる有名スターのジョージ・ヴァレンティン。
その心の葛藤。彼は「死」すら覚悟するのです。
SNSを駆使出来ない人や企業が、置いてきぼりを喰らうのと同じです。
時代の流れは残酷です。
ノスタルジーを誘う映画だし、現在のCGだ、VFXだ、3Dだと
発達した映画に索漠とした感じを持つ者には返って新鮮でした。
それになんと言ってもジョージの愛犬ジャックの芸達者ぶりには
驚くやら呆れるやら。
彼が出てくると一瞬で目を奪われ虜になりました。
可愛い過ぎる。かしこ過ぎる。演技がうますぎる。
完全に人間が食われましたね(笑)
無声映画の無声映画
投稿日
2014/01/24
レビュアー
港のマリー
幸か不幸かこれまで私の見た無声映画は『カリガリ博士』『戦艦ポチョムキン』『メトロポリス』『黄金狂時代』『街の灯』ぐらい。
これらの諸作は映画の描く内容が強烈で、無声映画だったことは後になって気付く始末。とくに『戦艦ポチョムキン』の、政治の革命と表現の革命が熱く融け合った映像の鮮烈さには、思い出しただけで血が熱くなる。『メトロポリス』の世界観の不気味さを表すのには無表情の大群衆が後から後から波のように押し寄せる様子を映像でしめせば足りる。
こういう歴史的な作品では、映画のなかで人がしゃべるかどうかはさして問題ではないように感じられる。要は何が表現されているかということ。
この「アーティスト」の内容は無声映画そのもの。つまり映画についての映画であって、凋落していくサイレント映画のスターの苦悩、トーキー時代のスターになっていく若い女優の輝き、二人の運命的な恋、とかのお話はほんの添え物、陳腐でありきたりなのは当然かもしれない。
とはいえだんだんうんざりしてきて、とくに終盤はいい大人がはた迷惑な行為はいい加減しろと言いたくなり、結末もこれで終わりなの?!と呆然とした。
それにしても社会の大きなうねりや人間への愛を直接表現するのではなく、映画についてを映画で語った映画がアカデミー賞を獲得するとは、ずいぶんと自閉的な傾向ではないか。
ほんとうに映画の時代は終わろうとしているのかと、不安にならないでもなかった。
サイレントからトーキーへと移りゆく時代を現代において無声映画で撮ったところがポイントなのだが、決してサイレント時代を古き良き麗しきものとして懐かしんでいるだけではないところが面白い。
音の出ない画面で語り続ける役者たちの執拗な口元アップ。何を言っているか知りたいだろうと、挑発せんばかり。“ほんものの”サイレント映画にこういう場面はなかった。
極めつけは主人公が声を出なくなる悪夢に襲われるところ。無声映画のスターでありながら、自分の声が誰にも届かないと知るや気が狂わんばかりの恐怖と孤立感にふるえる。その後映画会社はサイレント映画の制作を止め彼は忘れられたスターになった。声こそが生き残りの鍵、サイレントからトーキーへの移行は必然的だったと改めて強調しているかのようだった。自分は「アーティストだ」とあくまでサイレントにこだわる彼ヴァレンティンは、若い後輩に助けられる負け犬、そこに恋愛が絡んでいるとはいえ、として、結局のところは描かれている。けっこう辛辣だ。『戦艦ポチョムキン』のことをアザナヴィシウス監督はどう思っているのだろう。
吹き抜けの階段を男は下り女は上っていくシーン、レストランでのロールシャッハテストの絵柄の如き二人の背中合わせシーンなどに才気を感じた。
ペピ役の女優どことなく淡島千景に似ているような気がしたのですが…
「今」製作したことの意義と、「面白い」は別な気がします。
投稿日
2012/11/25
レビュアー
MM3
サイレント映画、モノクロ、アカデミー賞受賞
ってことで話題になったので劇場で観ました。
1人の少女が人気俳優に見初められ、
それを機に彼女はスターへの道を駆けてゆく
一方の人気俳優は時代の流れに取り残されて堕ちていく
切ない話ではありますが、一応ハッピーな結末。
が、私にはあまり面白いとは思えませんでした。
というのは、
CG全盛の今、あえて「モノクロ」「サイレント」に挑戦した
ってことが真新しいだけのように感じてしまったから。
それでも、ストーリーが面白ければよかったんだけども、
それはごくフツーの「昇る女、堕ちる男」の物語。
ベタなのでつまらないことは無いんだけども、
特に印象に残る展開もなし。
アカデミー賞を受賞したのも
「モノクロ&サイレント」だからなんじゃないか?って思ってしまう。
そうじゃなかったら、他作品に勝てる要素が無いと思います。
映画の古き善き時代の形式に回帰する形をとることで
映画への愛情をしめしたのかもしれないけど、
同じく映画愛を示したスコセッシ監督の「ヒューゴの不思議な発明」のほうが数段面白い。
絶賛レビューの中申し訳ないけれど、
「白黒&サイレントにすればいい、ってもんじゃないよ」と思っちゃったんですよね。
ヒロインの女優さんはとてもキュートでした。
犬の「演技」もサイコーによかった。
でも、主演のジャン・デュダルジャンがどうも生理的に苦手。
あの垂れ下がった目と眉毛にねっとりした笑顔、禿げ上がったオデコ、デカイ顔・・・・
なのに、二枚目気取りの役柄・・・・
ちょっと観てて苦痛でしたね(←ファンの方すみません・・・)
ということで、「今」制作&公開したことには意味があるとは思いますが
はたして、どうだったんだろうこれは・・・と思わざるをえない映画でした。
良さがわからない・・
投稿日
2012/10/22
レビュアー
さむこ
アカデミーで作品賞を獲った時から見るつもりではあったけど、自分には合わない予感がしてた。
たしかにこの方法は新鮮だけど、面白い・・か?
結構つまらないというか、正直退屈してしまったなあ。
映画の中に出てくる映画を見てるようで、まったく感情移入できなかった。
絶賛レビューも多いけれど、低評価レビューを見て、何度も頷いてしまう私。
細かく内容に突っ込むほど感想も出てこないです、残念。
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