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ミスト / トーマス・ジェーン

ミスト /フランク・ダラボン

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536

DVD

旧作

お届け率:100%

解説・ストーリー

原作者スティーヴン・キングとフランク・ダラボン監督が「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続いてコンビを組んだ驚愕のホラー・ミステリー。人々が突然町を包み込んだ濃い霧とその中にうごめく不気味な生物たちの恐怖でパニックに陥っていくさまを描く。主演は「パニッシャー」のトーマス・ジェーン。のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日、デヴィッドは湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら息子と共にスーパーマーケットへ買い出しに出掛けた。するとやはり、その濃い霧は間もなく買い物客でごった返すマーケットに迫り、ついには町全体を飲み込むように覆っていく。

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「ミスト」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

原作者スティーヴン・キングとフランク・ダラボン監督が「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続いてコンビを組んだ驚愕のホラー・ミステリー。人々が突然町を包み込んだ濃い霧とその中にうごめく不気味な生物たちの恐怖でパニックに陥っていくさまを描く。主演は「パニッシャー」のトーマス・ジェーン。のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日、デヴィッドは湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら息子と共にスーパーマーケットへ買い出しに出掛けた。するとやはり、その濃い霧は間もなく買い物客でごった返すマーケットに迫り、ついには町全体を飲み込むように覆っていく。

「ミスト」 の作品情報

作品情報

製作年:

2007年

製作国:

アメリカ

原題:

THE MIST

「ミスト」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

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洋画・邦画

35,500
タイトル以上

国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

5,400
タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

210,000
タイトル以上

CD

250,000
タイトル以上

※2022年2月 現在のタイトル数

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11〜 15件 / 全536件

衝撃のエンディング。 ネタバレ

投稿日:2008/09/28 レビュアー:MonPetit

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

今回はあまり経験のないことをした。というのも、BINさんに是非原作を読んでから
見るといいと進められそのままに実行。原作を読んだ2日後に鑑賞しました。

「ショーシャンクの空に」の監督・原作コンビと聞けば期待せずにはいられません。
これまでも原作を読んでいてから映画鑑賞というのは多々あるのだが直前に読ん
だ今回はある意味素直に映画を観ていないわけだ。実際、説明不足な描写やセリ
フも頭の中で自動補足されていくので手にとるように展開や人々の気持ちがわか
り不思議な感覚(確かにこれは悪くない)

どうしても原作と比較しながら進んでいくのだが、意外にも冒頭からかなり忠実に
再現されていることにやや驚きを覚えた。セリフもそのままというのも少なくない。
微妙な違いはもちろんたくさんあるんだけど、何故そうしたのかは演出や絵的な
ことに起因しているのだろうが、衝撃はエンディングでおとずれた。実は原作では
非常に曖昧な終わり方をしている。キング独特のどうとでも考えられる終わり方だ。
しかし、本作は。。。。さすがにこれはここでは書けないが衝撃的なラストである。
衝撃的とは内容もそうなのだが、原作とここだけあまりにも違うという衝撃だ。た
だし、全然違うというのではなく原作の先にある考え方のひとつであるのは間違
ないのだが。

スティーブン・キングは私が思うに根底で訴えているものはいつも同じ。ただ、ア
プローチのしかたが多彩でミストのような化け物などがでてくるケース。これはド
リームキャッチャーとかもそうでしたね。それとストレートにヒューマンドラマとして
異常なまでに過酷でリアルな描写でいくケースだ。しかし共に根底にあるのは
人間の性とか、本質、エゴであったり恐怖であったり人間が社会でいきていなが
らも個々の生き物としてどう考えるかという部分だ。本作もまさにそれで映像化も
成功しているのではにだろうか。ただし、あまりに刹那的なエンディングで、こんな
落とされ方をしたエンディングがあまり記憶がない。脚本は監督のフランク・ダラ
ボンだ。

このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています

キングだもの

投稿日:2008/10/17 レビュアー:まるZONBI

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★★★★★ 霧の中の光 ネタバレ

投稿日:2009/10/05 レビュアー:ガラリーナ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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半年以上前に観賞。いろいろ思うことがあって、書く手が止まっていました。

ホラーは苦手ジャンルですが「一番怖いのが人間」を見せることがホラーの本質であるならば、もっとホラーを見るべきと強く思わされました。基地で発生した謎の怪物は狂言廻しにしか過ぎず、よってこれらのゲテモノ生物たちがいかに荒唐無稽であろうが関係ありません。いや、むしろそんなことはどうでもいいと思わせるほど、人間の集団心理と狂気が際立つ。その演出の見事さに圧倒されます。

閉じこめられたスーパーが全面ガラス張りであるということ。この装置がとても巧い。ぼんやりと霧が立ちこめる外界が見えるようで見えないことで、安心と不安を行ったり来たり。観客も異形共の来襲がいつあるのかとガラスの向こう側を凝視してしまいます。

集団心理の恐ろしさでは、数々の名作があり枚挙にいとまがありません。しかし、この「ミスト」ではあくまでも「正義」「人道」をもって戦い抜く一握りの人々がおり、全ての観客は彼らに望みを託します。ラスト近く、彼らが乗り込んだ4WDのヘッドライトが霧を照らすシークエンスが実に印象的です。走り去る車の後、ゆっくりとカメラはガラス越しに彼らを見送る狂気に満ちた人々を映し出す。果たして、それは「見葬る」という言葉がふさわしいのか。霧の中で浮かび上がる光は、希望への階段を照らす唯一無二の明かりとすら見えるのに。それまでの展開から、あのヘッドライトの光に宗教的な意味合いを感じずにはいられませんでした。

スーパーで演説をぶちかまし、あっというまに教祖に祭りあげられてしまう女性。生け贄を差し出せという彼女の詭弁に「だからキリスト教は嫌よ」なんて、思ってしまったものです。しかし、レビューを書くのを怠っているうちに、あるレビュアーさんのこんな話を聞き、戦慄を覚えました。新型インフルエンザ発生したての今年の春先、地下鉄のベンチに腰掛けていたら、マスクを付けたひとりのオバサンがつかつかと無言でやってきて、彼に携帯の画面を見せたそうです。そこには「今流行しているインフルエンザは強毒性に変わり、やがて多くの人が死ぬことになる。伊勢神宮の○○札を買えば、感染することはない」と書かれていたとか。ああ、宗教の種類なんて関係ないんですね。自分だけ助かればいいという究極のエゴイズム。この醜い感情はウィルス以上に、凄まじい勢いで伝染していくのです。

無情のラストは賛否両論。しかし、不思議と不快感はありませんでした。成り行きだけを見れば、人間なぞ何をしても変えられぬ宿命の元に生きるもの、と虚無的にもなりかねません。それでも、私はこのラストがすんなりと胸に落ちてきます。これも人間、あれも人間。まるで無我の境地に至ったかのような余韻にいつまでも浸り続けたのです。過ぎゆく戦車の行列は、この現実世界においてデヴィッドの選択を生み出さないために我々はどうするべきか、という問題を突き付けているように思えて仕方ありません。絶望のどん底に墜ちたデヴィッドは我々自身なのです。

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霧の中の風景 ネタバレ

投稿日:2008/09/02 レビュアー:裸足のラヴァース

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「トランスフォーマー」に続いて ここでもジョン・カーペンター! エファちゃんが触れているように冒頭に 画家?である主人公のアトリエに 「遊星よりの物体X」のポスター絵が ドカンと出てきてびっくりあからさま パンフを読んでも誰もカーペンターに触れてなくて これまた怪訝なんだけどしかし ダラ凡が「ヴァンパイア最後の聖戦」にカメオ出演しているって記述が一行あり

結論から言うと このホラー・シネマは 真面目愚直なキング=ダラボン的なるものに対して 軽快なアクションから映画を考えるJ・カーペンター=ハワード・ホークス的なるものが対峙しているとゆう奇妙な構成のシネマなのだ

最近のパニック物らしく 15分で怪物は登場してしまう これに思わず心の中で拍手喝采 これってやはり「遊星よりの物体X」26年古いです なんやダラちゃん こんなんが好きなんやんけ ところがどっこい この後マーシャ・ゲイ・ハーデン演ずる宗教キXガイおばさんが登場するに及んでたちまち退屈な 人間が恐いって能書き垂れ映画に変身してしまう このちぐはぐで二つの狭間に揺れるとこがまあ この映画の面白いところ カーペンターへのオマージュは要するに あんたら(ダラキン)と正反対な者(映画)に対するあこがれちゃうんか

映画のアクションに対する考え方の違いがありますね 綱引きのシーンなんか馬鹿馬鹿しいんだけど 遠くホークスの「ハタリ」なんかの冗談みたいな引用に見えるけど この今そこにある危機のアクションから 人間心理 人の行動へとリアクションしていくのが カーペンターのホラーなんだけど ダラキンのほうではまず描きたい人間心理(本性ですか)とやらがあって それに沿ってアクションを造っていくような 抹香臭い意味論的な方法論でフィクションを構成します

さてもうひとつの隠し味が H・P・ラブクラフト このシネマは映画ダラ凡は 恥ずかしながらカーペンタをやりたくて 小説禁愚はラブクラフトをやりたいってこと 「異次元の色彩」あたりが元ネタでしょうね 日常に沿った恐怖の組み立てでなくて もうめっちゃ異次元なんですね 飛躍があるんです

ラストは アメリカ軍のヘリコプターで逃れた主人公たちが下界を見下ろすと 異次元の怪物たちが跳梁する大スペクタルが見たかったね それでveryblue嬢がラストのBGMの懐かしきdead can danceに触れているんだけど 気の利いたようなラストに見えて 異次元を9・11もろもろと捉えれば 他者との対話拒否 そんなんするくらいなら 潔く別の方法があるだもーんな選択 それはしかしデカダンス(deadcandance)な思考であるよ 

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賛否両論、私は賛。 ネタバレ

投稿日:2008/09/01 レビュアー:エファ

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スティーヴン・キングの原作をフランク・ダラボン監督が映画化した作品と言えば、『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』が有名ですね。
正確には今回の『ミスト』は4回目にあたるワケですが、キングとダラボンが組んだ作品となれば自然と期待が高まっていた人も多いのではないでしょうか。

この作品が映画化すると知った時、私は原作を読んだ事がないのでカーペンターの『ザ・フォッグ』を思い浮かべてしまいました。
『ザ・フォッグ』の方は悪霊が霧と共に町を襲う話だったのですが、まぁ似たような展開を想像してたんですよね。

霧の中に何かがいるワケですが、比較的早くその正体は明らかにされます。キングの原作なので有り得ない正体ではないんですが、ダラボン監督がコレを持ってきた事に少々驚きました。
とは言え、この作品のメインとなる恐怖の対象は霧の正体そのものではなく、極限状態のままスーパーに缶詰にされた人間達の正体にあります。

こういった話はホラー映画によくあるもので、ロメロ監督のゾンビ映画でも既に出されています。1つの部屋に2人の人間がいるだけでも喧嘩は起こりますもんね。
しかも死ぬかもしれないといった状態の中、頭のイカれた誰かのアジテーションまで起こると、もうまともな精神状態ではいられなくなるワケですよね。

なので、「人間が1番怖い」などと言う展開は珍しいワケではないんですが、今回の『ミスト』はその中でも非常に良く出来た映画だと思いました。
『ショーシャンク〜』や『グリーンマイル』を思い浮かべても、キング&ダラボンはムカつく人間をとてもウマく描いてますよね(笑)
『ミスト』の中では、明らかに間違った宗教観念を持ったカーモディと言う女性が出てくるのですが、元々おかしいのに更におかしくなり、のべつ幕なく喋りまくる状況下で観客である私ですら頭がおかしくなりそうでした。

いくつかのグループに分かれてしまうのですが、主人公であるデヴィッドのグループは当然1番冷静で現実的な考えを持っています。
それぞれの人物設定も非常に丁寧でした。なので、感情移入できる登場人物が何人か見付かると思います。
スーパーの副店長であるオリーも結構イイ役で、終盤には拍手喝采シーンもありました。
ダン役のジェフリー・デマンは『ショーシャンク〜』にも『グリーンマイル』にも出ていたので、「どこかで見た事ある人だな〜・・」とず〜っと悩んでいたのですが、見終わってから気付きました(;^ω^)

デヴィッドを演じているのはトーマス・ジェーン。先日地上波で流れていた『ディープ・ブルー』を思い出して考えてみると、結構太りましたね。『ショーシャンク〜』のオーディションでは残念ならが落とされてしまったようですが、今回この映画に出演できて本当に良かったですね。

ラストの顛末は、ダラボン本人がキングの原作に書き加えたものらしく、キング本人も絶賛しているようです。
こういったパニックものは登場人物数人が助かるか、曖昧なまま観客に委ねられるラストが多いのですが、見事な裏切り方でした。
後味は非常に悪くスッキリとはしないのですが、間違いなく脳裏には焼き付くのではないでしょうか。

私が1番スッキリしなかったところは、デヴィッドが「すみません、ちょっと息子見といて下さい。」と結構人に頼むんですが、それでちょっと息子が危ないメに遭うんですよ。
恐らくデヴィッド本人も無意識なのかもしれませんが、預かってくれたご夫人を凄い目で見るんです。「ちゃんと見とけや!」みたいな。

しばらくしてご夫人は自殺するワケですが、周りは何となく「恐怖に耐えれなくなった」みたいな受け取り方だったのですが、私は絶対責任感じて追い詰められての結果だと思いました。デヴィッド、あんたのせいよ〜!!

ラストは非常に無情。
しかし父は、息子との約束は守ったワケです。

派手ではないが傑作だと思いました。

余談ですが、デヴィッドは映画のポスターを書く仕事という設定になっています。冒頭、デヴィッドの仕事部屋の風景が出てくるのですが、カーペンターの『遊星からの物体X』のポスターも写ってます。
作中『遊星からの物体X』と言うセリフも出てくるし、物語の展開も「誰も信じられない」と言うところが繋がっている事から、多少なりともインスパイアされているのかな??・・と感じました。

更に余談ですが、先日スーパーで買い物中ゲリラ豪雨に遭い、横殴りの雨のためにシャッターが閉まり、そして停電になってしまいました。
その時私の頭を過ぎったのはこの映画。
もちろん無事生還できましたが、干してきた布団だけが犠牲に・・(泣)

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11〜 15件 / 全536件

ユーザーレビュー

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衝撃のエンディング。

投稿日

2008/09/28

レビュアー

MonPetit

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今回はあまり経験のないことをした。というのも、BINさんに是非原作を読んでから
見るといいと進められそのままに実行。原作を読んだ2日後に鑑賞しました。

「ショーシャンクの空に」の監督・原作コンビと聞けば期待せずにはいられません。
これまでも原作を読んでいてから映画鑑賞というのは多々あるのだが直前に読ん
だ今回はある意味素直に映画を観ていないわけだ。実際、説明不足な描写やセリ
フも頭の中で自動補足されていくので手にとるように展開や人々の気持ちがわか
り不思議な感覚(確かにこれは悪くない)

どうしても原作と比較しながら進んでいくのだが、意外にも冒頭からかなり忠実に
再現されていることにやや驚きを覚えた。セリフもそのままというのも少なくない。
微妙な違いはもちろんたくさんあるんだけど、何故そうしたのかは演出や絵的な
ことに起因しているのだろうが、衝撃はエンディングでおとずれた。実は原作では
非常に曖昧な終わり方をしている。キング独特のどうとでも考えられる終わり方だ。
しかし、本作は。。。。さすがにこれはここでは書けないが衝撃的なラストである。
衝撃的とは内容もそうなのだが、原作とここだけあまりにも違うという衝撃だ。た
だし、全然違うというのではなく原作の先にある考え方のひとつであるのは間違
ないのだが。

スティーブン・キングは私が思うに根底で訴えているものはいつも同じ。ただ、ア
プローチのしかたが多彩でミストのような化け物などがでてくるケース。これはド
リームキャッチャーとかもそうでしたね。それとストレートにヒューマンドラマとして
異常なまでに過酷でリアルな描写でいくケースだ。しかし共に根底にあるのは
人間の性とか、本質、エゴであったり恐怖であったり人間が社会でいきていなが
らも個々の生き物としてどう考えるかという部分だ。本作もまさにそれで映像化も
成功しているのではにだろうか。ただし、あまりに刹那的なエンディングで、こんな
落とされ方をしたエンディングがあまり記憶がない。脚本は監督のフランク・ダラ
ボンだ。

キングだもの

投稿日

2008/10/17

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★★★★★ 霧の中の光

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2009/10/05

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半年以上前に観賞。いろいろ思うことがあって、書く手が止まっていました。

ホラーは苦手ジャンルですが「一番怖いのが人間」を見せることがホラーの本質であるならば、もっとホラーを見るべきと強く思わされました。基地で発生した謎の怪物は狂言廻しにしか過ぎず、よってこれらのゲテモノ生物たちがいかに荒唐無稽であろうが関係ありません。いや、むしろそんなことはどうでもいいと思わせるほど、人間の集団心理と狂気が際立つ。その演出の見事さに圧倒されます。

閉じこめられたスーパーが全面ガラス張りであるということ。この装置がとても巧い。ぼんやりと霧が立ちこめる外界が見えるようで見えないことで、安心と不安を行ったり来たり。観客も異形共の来襲がいつあるのかとガラスの向こう側を凝視してしまいます。

集団心理の恐ろしさでは、数々の名作があり枚挙にいとまがありません。しかし、この「ミスト」ではあくまでも「正義」「人道」をもって戦い抜く一握りの人々がおり、全ての観客は彼らに望みを託します。ラスト近く、彼らが乗り込んだ4WDのヘッドライトが霧を照らすシークエンスが実に印象的です。走り去る車の後、ゆっくりとカメラはガラス越しに彼らを見送る狂気に満ちた人々を映し出す。果たして、それは「見葬る」という言葉がふさわしいのか。霧の中で浮かび上がる光は、希望への階段を照らす唯一無二の明かりとすら見えるのに。それまでの展開から、あのヘッドライトの光に宗教的な意味合いを感じずにはいられませんでした。

スーパーで演説をぶちかまし、あっというまに教祖に祭りあげられてしまう女性。生け贄を差し出せという彼女の詭弁に「だからキリスト教は嫌よ」なんて、思ってしまったものです。しかし、レビューを書くのを怠っているうちに、あるレビュアーさんのこんな話を聞き、戦慄を覚えました。新型インフルエンザ発生したての今年の春先、地下鉄のベンチに腰掛けていたら、マスクを付けたひとりのオバサンがつかつかと無言でやってきて、彼に携帯の画面を見せたそうです。そこには「今流行しているインフルエンザは強毒性に変わり、やがて多くの人が死ぬことになる。伊勢神宮の○○札を買えば、感染することはない」と書かれていたとか。ああ、宗教の種類なんて関係ないんですね。自分だけ助かればいいという究極のエゴイズム。この醜い感情はウィルス以上に、凄まじい勢いで伝染していくのです。

無情のラストは賛否両論。しかし、不思議と不快感はありませんでした。成り行きだけを見れば、人間なぞ何をしても変えられぬ宿命の元に生きるもの、と虚無的にもなりかねません。それでも、私はこのラストがすんなりと胸に落ちてきます。これも人間、あれも人間。まるで無我の境地に至ったかのような余韻にいつまでも浸り続けたのです。過ぎゆく戦車の行列は、この現実世界においてデヴィッドの選択を生み出さないために我々はどうするべきか、という問題を突き付けているように思えて仕方ありません。絶望のどん底に墜ちたデヴィッドは我々自身なのです。

霧の中の風景

投稿日

2008/09/02

レビュアー

裸足のラヴァース

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「トランスフォーマー」に続いて ここでもジョン・カーペンター! エファちゃんが触れているように冒頭に 画家?である主人公のアトリエに 「遊星よりの物体X」のポスター絵が ドカンと出てきてびっくりあからさま パンフを読んでも誰もカーペンターに触れてなくて これまた怪訝なんだけどしかし ダラ凡が「ヴァンパイア最後の聖戦」にカメオ出演しているって記述が一行あり

結論から言うと このホラー・シネマは 真面目愚直なキング=ダラボン的なるものに対して 軽快なアクションから映画を考えるJ・カーペンター=ハワード・ホークス的なるものが対峙しているとゆう奇妙な構成のシネマなのだ

最近のパニック物らしく 15分で怪物は登場してしまう これに思わず心の中で拍手喝采 これってやはり「遊星よりの物体X」26年古いです なんやダラちゃん こんなんが好きなんやんけ ところがどっこい この後マーシャ・ゲイ・ハーデン演ずる宗教キXガイおばさんが登場するに及んでたちまち退屈な 人間が恐いって能書き垂れ映画に変身してしまう このちぐはぐで二つの狭間に揺れるとこがまあ この映画の面白いところ カーペンターへのオマージュは要するに あんたら(ダラキン)と正反対な者(映画)に対するあこがれちゃうんか

映画のアクションに対する考え方の違いがありますね 綱引きのシーンなんか馬鹿馬鹿しいんだけど 遠くホークスの「ハタリ」なんかの冗談みたいな引用に見えるけど この今そこにある危機のアクションから 人間心理 人の行動へとリアクションしていくのが カーペンターのホラーなんだけど ダラキンのほうではまず描きたい人間心理(本性ですか)とやらがあって それに沿ってアクションを造っていくような 抹香臭い意味論的な方法論でフィクションを構成します

さてもうひとつの隠し味が H・P・ラブクラフト このシネマは映画ダラ凡は 恥ずかしながらカーペンタをやりたくて 小説禁愚はラブクラフトをやりたいってこと 「異次元の色彩」あたりが元ネタでしょうね 日常に沿った恐怖の組み立てでなくて もうめっちゃ異次元なんですね 飛躍があるんです

ラストは アメリカ軍のヘリコプターで逃れた主人公たちが下界を見下ろすと 異次元の怪物たちが跳梁する大スペクタルが見たかったね それでveryblue嬢がラストのBGMの懐かしきdead can danceに触れているんだけど 気の利いたようなラストに見えて 異次元を9・11もろもろと捉えれば 他者との対話拒否 そんなんするくらいなら 潔く別の方法があるだもーんな選択 それはしかしデカダンス(deadcandance)な思考であるよ 

賛否両論、私は賛。

投稿日

2008/09/01

レビュアー

エファ

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スティーヴン・キングの原作をフランク・ダラボン監督が映画化した作品と言えば、『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』が有名ですね。
正確には今回の『ミスト』は4回目にあたるワケですが、キングとダラボンが組んだ作品となれば自然と期待が高まっていた人も多いのではないでしょうか。

この作品が映画化すると知った時、私は原作を読んだ事がないのでカーペンターの『ザ・フォッグ』を思い浮かべてしまいました。
『ザ・フォッグ』の方は悪霊が霧と共に町を襲う話だったのですが、まぁ似たような展開を想像してたんですよね。

霧の中に何かがいるワケですが、比較的早くその正体は明らかにされます。キングの原作なので有り得ない正体ではないんですが、ダラボン監督がコレを持ってきた事に少々驚きました。
とは言え、この作品のメインとなる恐怖の対象は霧の正体そのものではなく、極限状態のままスーパーに缶詰にされた人間達の正体にあります。

こういった話はホラー映画によくあるもので、ロメロ監督のゾンビ映画でも既に出されています。1つの部屋に2人の人間がいるだけでも喧嘩は起こりますもんね。
しかも死ぬかもしれないといった状態の中、頭のイカれた誰かのアジテーションまで起こると、もうまともな精神状態ではいられなくなるワケですよね。

なので、「人間が1番怖い」などと言う展開は珍しいワケではないんですが、今回の『ミスト』はその中でも非常に良く出来た映画だと思いました。
『ショーシャンク〜』や『グリーンマイル』を思い浮かべても、キング&ダラボンはムカつく人間をとてもウマく描いてますよね(笑)
『ミスト』の中では、明らかに間違った宗教観念を持ったカーモディと言う女性が出てくるのですが、元々おかしいのに更におかしくなり、のべつ幕なく喋りまくる状況下で観客である私ですら頭がおかしくなりそうでした。

いくつかのグループに分かれてしまうのですが、主人公であるデヴィッドのグループは当然1番冷静で現実的な考えを持っています。
それぞれの人物設定も非常に丁寧でした。なので、感情移入できる登場人物が何人か見付かると思います。
スーパーの副店長であるオリーも結構イイ役で、終盤には拍手喝采シーンもありました。
ダン役のジェフリー・デマンは『ショーシャンク〜』にも『グリーンマイル』にも出ていたので、「どこかで見た事ある人だな〜・・」とず〜っと悩んでいたのですが、見終わってから気付きました(;^ω^)

デヴィッドを演じているのはトーマス・ジェーン。先日地上波で流れていた『ディープ・ブルー』を思い出して考えてみると、結構太りましたね。『ショーシャンク〜』のオーディションでは残念ならが落とされてしまったようですが、今回この映画に出演できて本当に良かったですね。

ラストの顛末は、ダラボン本人がキングの原作に書き加えたものらしく、キング本人も絶賛しているようです。
こういったパニックものは登場人物数人が助かるか、曖昧なまま観客に委ねられるラストが多いのですが、見事な裏切り方でした。
後味は非常に悪くスッキリとはしないのですが、間違いなく脳裏には焼き付くのではないでしょうか。

私が1番スッキリしなかったところは、デヴィッドが「すみません、ちょっと息子見といて下さい。」と結構人に頼むんですが、それでちょっと息子が危ないメに遭うんですよ。
恐らくデヴィッド本人も無意識なのかもしれませんが、預かってくれたご夫人を凄い目で見るんです。「ちゃんと見とけや!」みたいな。

しばらくしてご夫人は自殺するワケですが、周りは何となく「恐怖に耐えれなくなった」みたいな受け取り方だったのですが、私は絶対責任感じて追い詰められての結果だと思いました。デヴィッド、あんたのせいよ〜!!

ラストは非常に無情。
しかし父は、息子との約束は守ったワケです。

派手ではないが傑作だと思いました。

余談ですが、デヴィッドは映画のポスターを書く仕事という設定になっています。冒頭、デヴィッドの仕事部屋の風景が出てくるのですが、カーペンターの『遊星からの物体X』のポスターも写ってます。
作中『遊星からの物体X』と言うセリフも出てくるし、物語の展開も「誰も信じられない」と言うところが繋がっている事から、多少なりともインスパイアされているのかな??・・と感じました。

更に余談ですが、先日スーパーで買い物中ゲリラ豪雨に遭い、横殴りの雨のためにシャッターが閉まり、そして停電になってしまいました。
その時私の頭を過ぎったのはこの映画。
もちろん無事生還できましたが、干してきた布団だけが犠牲に・・(泣)

11〜 15件 / 全536件

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よくあるご質問

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もちろん無料お試し期間中に退会することも可能です。 また、その場合は料金は一切かかりません。

無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。

定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。

各プランはこちら

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  • 宅配レンタル 定額4プラン
    月額1,026円税込
    • DVD/CDが定額で月4枚レンタルできる!※1
    新規登録する
  • 都度課金 プラン
    無料会員 月額0円税込 ※都度レンタル時の費用は発生します
    • 月額無料で単品レンタルを楽しみたい方におすすめ!
    新規登録する

※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。

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