ある日どこかで

恋愛映画としてのみ見るべきで、実際に起こるかどうかはいいんです。映画なんだから。その世界に疑いなく入っていくのが映画を見るときのお約束。
　これは悲しいお話です。過去に行って、目当ての女性といい仲になったはいいが、ひょんなことから現実世界に戻されてしまい、二度と彼女に会えなくなってしまいます。かわいそうです彼女が。その男に会わなければ女優としてもっと活躍していただろうに、一度出会ってしまったために、人生がくるってしまった。いやそうではなくて、運命の男にあったがために、再び出会うことが彼女の人生の目的、生きがいになったのかもしれない。そして再び会える幸せを感じていたのかもしれない。男女の愛は難しい。時空を超えた愛とはまさしくこれ。
　Ｃ・リーブは名優です。最近「光る眼」も見ました。本当に惜しい俳優。人生、明日何がおきるかわからない。今、この瞬間こそが人生そのもの。Ｊ・シーモアは００７死ぬのは奴らだに出てました。美人です。

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1980年代に作られた作品だが原作脚本に難があります。

評価点が良いのが不思議なくらい。

話は新進劇作家（クリストファー・リーブ）がスランプに陥る。
気晴らしに出た旅で、曾て自分が売れる切っ掛けになった舞台で
「戻ってきて」との言葉を残し懐中時計を渡した女性の写真に一目惚れ。その時代にタイムトラベルをして恋に落ちる。


モチーフはよしとしよう。
だが、問題はタイムトラベルの仕方だ。
「思いこめれば」タイムトラベルが出来る・・・というロジックに
呆れかえった。説明なんかいらないのに、説明的だ。

そのホテルに泊まって、朝、目を覚ましたら時空間が飛んでいたで良いではないか？

クリストファー・リーブの演技が、どうしてもスーパーマンに見えてしまうのと、「あえてメイクラブのシーン」を削っている描き方が、チープである。(別に見たいわけではないが、そのシーン自体がいらない気がする）

そもそも新進劇作家という描き方が嘘くさい。劇作家はもっと貧乏なのだｗ

米国のｏｆｆ　Ｂｒｏａｄｗａｙの劇作家あたりで年収200万円ぐらいだろう。その位、演劇は貧乏なのだ。なのに、この映画の脚本家は「映画の脚本家」のレベルで書いてしまっている・・・もう少し演劇界は貧乏だと言うことを自分の年収と比べて間違った描き方をしている。

監督が描きたかったラブロマンスは「壮大な恋愛」なのであろうが、力量及ばず、無駄なｅｆｆｅｃｔを使ったり、多分、フィルムも違うメーカーのを使い分けしたりしているのであろうが、
それが映画のトーンを協調しすぎていることに気づいていない。

音楽も過剰である。

全体を通して、クレーンを使えない画像が苦しい。

ロケーションで全て撮りあげてしまっているからだ。（スタジオのシーンは数カットだ）

ホテルの全景さえ押えられていない（横からの映像だけだ）

恋愛とは甘美なものであるのは異論がない。

ただ、もっと甘いはずだ。もっと切ないはずだ。

縛られて、馬小屋に放り投げられた劇作家が、スッと逃げられるシーンに全て現れている。

「チープ」

安っぽい。

余りお薦めできません。10点

（1980年製作・アメリカ）
何度も繰り返し観賞する人も多いという、深く静かに人気が続く作品。
新進の劇作家リチャード（クリストファー・リーヴ）は、ホテルに飾られた一枚の肖像画に心奪われる。
それは、「Come back to me！」と言いながら銀時計を渡したエリーズ（ジェーン・シーモア）
という老婦人の、若い時の画だった。
エリーズに会いたい気持ちが募るリチャード、ついに彼は過去へゆこうとする。

はい、（挙手）「ふたつ言いたいです！」
ひとつ、美しい！
人物、背景、音楽、ロケーション、すべて美しいです。ジェーン・シーモアの上品な美貌、
プラス可愛さあり、うっとりします。衣装もゴージャスながら立ち姿がスッとして、
「絵になる」とはこの事でしょう。（クリストファー・リーヴ、何回キスするんだ？羨ましいぞ）
そのクリストファも、凛々しくハンサムで肩幅ガッツリ男前。
（あとで縄で縛られる場面がありますが、誰がクリストファのあの体を縛れるっていうのさ）

そしてもうひとつは、「腑に落ちない！」
私はいつからこんなに理屈っぽくなったのだろう。
もう恋なんてしない、（byマッキー）と決めたから夢も失ったのだろうか。（涙）
お話を楽しんでいる人たちは、整合性など追求しないで楽しんでいるのである。
まずは、あのタイムスリップのやり方はないだろう・・・
自己暗示をかけてひたすら集中集中、ちょっとアゼンとしてしまった！
（そんなで行けるなら、ナンボでも行くわ！）力任せと言うか根性で過去へ飛び、
ラヴロマンスに花咲かせる日々も、ポケットにあった一枚の現在のコインを見つけるやいなや
たちまち現在パートに戻るクリストファ。
しかし・・・。あのラストはあれで良いのでしょうか？今後の二人を考えるとフツフツと
疑問が湧きます。（大きな声では言えませんが、私はかすかにホラーの香りがしたのでございます。
いつまでも美しいシーモアの妖気のような気配が今もそこいらに。おぉぉぉ！）

（文末になりましたが、ご紹介いただきましたレビュアーさん、ありがとうございました）
（この作品には70件以上のレビューがあり楽しく拝読させていただきました。ありがとうございました。）

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　またこの作品を観ることができました。　感謝。感謝。です(^^)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大学生の主人公が手がけた脚本の舞台の後、　お祝いのパーティ　ー会場から物語は始まります。　一人の年老いた貴婦人が、リチャードのもとへ行き、「もどってきて。」とつぶやき金のアンティーク懐中時計を手渡します。　それから8年の歳月が流れ、脚本家になったリチャードは、　何も書けずイライラした様子。　アパートを出る時の隣人との会話から恋人と別れたばかりなのか?　ふらりと旅に出る。　グランドホテルに泊まる事に。　そこのホテルの歴史資料室で、壁の写真に釘付けに・・・　それは美しい笑顔でリチャードを見つめる一人の女優だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時を超え出会い、愛し合い、結ばれ、そして・・・全般に流れる美しいメロディー　ピュアな二人のはかなくも熱い恋の物語。　　舞台の上からの女優の告白。　すばらしい〜　　　観ていて、自分の心臓がドキドキってなってるのがわかるぐらい　感動しましたです（*^_^*）　　

大、大、大好きな映画なんです。
ストーリーも、映像も、役者も、音楽も。


初めて観たのは、偶然、深夜ＴＶで。
ほぼ寝かけていたのに、そのあまりに美しい展開に、明け方まで眠れなくなってしまいました。

それから何度観たことか。何回観ても、切なくて、愛しくて、悲しくて、そして優しい気持ちにさせてくれます。

ちなみに、私には邦題がどうもしっくりこないのです。ありふれてるというか。。。原題のSOMEWHERE IN TIME の方が好きです。

この映画、多くのファンがいて、映画の世界を追い求めてグランドホテルに泊まりに行く人も後をたたないとか。
その気持ち、よーくわかります。

私の大切な宝物の作品です。