さらば、ベルリン

言わんとしたコトが伝わりにくい映画でした。やんわりわかるんですけど
「で、本当はどうなの？」っていう感じ。
無理なアクションも、ミラクルな出来事もなんもないモノクロでたんたんとしたストーリー。
時代背景からして、想像するに「きっと超スリリングで超コワイんだろうな」と思っていたので、やや拍子抜けしました。
超激しくないけど暴力シーンや性的な描写が結構あり、「映像」表現よりも「セリフ」から想像するようなそんな印象の作りでした。だから「で？」って感じる部分が多いんだな。なんとなく報われないし。
ジョージ・クルーニーが弱いのが痛い。強くないところが人間味があって、リアリティを出している・・・ともいえるけど、あまりに弱くて良いトコなしなのが残念。
ケイト・ブランシェットがしたたかで強い女性を演じていますが「謎」加減が良い感じでした。最後まで謎でした。だから、え？これでおわりなんすか？っ感想です。
「生きるため」と称して、戦争はさまざまな悪事をさせてしまうもんですね。嫌な話です。

ドビーの役柄は嫌〜なヤツで、口尻が上がったお顔のまんま「嫌なやつ」やってます。
悪役顔でないキャスティングをねらったんでしょうね。

第二次大戦直後という時代設定のせいか、全編白黒。
音楽も映像も、なんだかとても単調なかんじで、
だからといって、ストーリーが抜きんでて冴えているわけでもなく、
短い作品なのに、うとうとしながらやっと観終えた( ´△｀)

キャストと、スティーブン・ソダーバーグの名前だけ見て
レンタルしてしまったのが、そもそもの失敗。

ムード満点。音楽も演出もそれらしい雰囲気。しかし話がよくわからん。もう一度見たらわかると思うがもう一度見たいとは思わない。才能ある人たちが集まって何やってるんだか。

なら、借りなきゃイイのに…。　私もそう思います(爆)。　劇場公開されたとき、何となく機会を逃して見れなかったことを思い出し、レンタル開始されたので何も考えずに借りてみたんですが、いざ見ようとして、"これって、一体どういうストーリー?"ってレビューを見てしまったら、見る気が失せちゃいました。　レビューが悪いわけでは決してないです、モノクロっていうのでつまらなそう…って勝手に思ってしまい。

実際には集中してみてなかったので、レビュー書けるほどでもナイです…。　出演者のビッグネームだけを見てレンタルするのではなく、今度からはちゃんとストーリーを見て考えて借りるようにしないとだなー…って思います。　

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なんとなく、へぇ〜って思いましたけど、見終わった後に虚無感を感じる映画でしたね。確かにＣＧ全盛でスピード間のあるもの、リアリティのある映像美を売りにしている作品が多い中で、全編モノクロで通した落ち着いた画面で静かに展開していくこの作品は半分癒しにも似た気持ちで最後まで見ることができます。
まあ、作品自体はこの女性が持っている秘密は何なの？っていうことを見る側に抱かせて、それをジリジリと引っ張っていくと言うのがミソなのかもしれませんが、それに全く興味を惹かれません。私があまりにも悪い客なんでしょうかねぇ？
また世界史（この時代の背景）を理解していないとロシアとアメリカの利害関係やら、なんで、今や仲の悪い両国がドイツのこんな狭い土地に同居しているのとかがわからないですよね。出てくる人物、人物がこの人は何？偉い人なの？さっきの人と何が違うのとかがよく理解できずに終わっちゃいました。
ただ、ストーリーの初めから、ロシアとアメリカの対立やポツダム宣言の裏事情、今後の世界の中の勢力図みたいな大きな話をひけらかしているのに、最終的な最後の大落ちであるはずの彼女の持つ秘密があれでは・・・。はぁ〜、となってしまいました。まあ、世界全体が戦時体制の中では仕方ないじゃんと思ってしまったのですが、きちんとした人権問題をお考えの人からすれば不謹慎なのかもしれませんね。