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CAPA in Love&War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォー
CAPA in Love&War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォー
CAPA in Love&War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォー / イザベラ・ロッセリーニ
CAPA in Love&War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォー
/アン・メークピース
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(17)
解説・ストーリー
20世紀を駆け抜けた世界でもっとも有名な報道写真家、ロバート・キャパの半生を、写真、ニュース映像、日記、著名人のインタビューなどで構成したドキュメンタリー。キャパの知られざる素顔や恋愛観、人生観に触れながら彼のメッセージが伝わってくる。<BR><BR>40年という短い生涯のうちにヽつの大陸で5つの大規模な戦争に立ち会った、20世紀のもっとも偉大な報道写真家ロバート・キャパの実像に迫るドキュメンタリー。銃弾の飛び交う戦場の最前線で命を賭して迫真のショットを狙うキャパの姿や歴史的有名人との知られざる交流を貴重な映像の数々と様々な人々の証言で綴る。女優イザベラ・ロッセリーニは母イングリッド・バーグマンとキャパの秘められた情事について触れ、映画監督スティーヴン・スピルバーグはキャパの写真から受けた影響を語る。
20世紀を駆け抜けた世界でもっとも有名な報道写真家、ロバート・キャパの半生を、写真、ニュース映像、日記、著名人のインタビューなどで構成したドキュメンタリー。キャパの知られざる素顔や恋愛観、人生観に触れながら彼のメッセージが伝わってくる。<BR><BR>40年という短い生涯のうちにヽつの大陸で5つの大規模な戦争に立ち会った、20世紀のもっとも偉大な報道写真家ロバート・キャパの実像に迫るドキュメンタリー。銃弾の飛び交う戦場の最前線で命を賭して迫真のショットを狙うキャパの姿や歴史的有名人との知られざる交流を貴重な映像の数々と様々な人々の証言で綴る。女優イザベラ・ロッセリーニは母イングリッド・バーグマンとキャパの秘められた情事について触れ、映画監督スティーヴン・スピルバーグはキャパの写真から受けた影響を語る。
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「CAPA in Love&War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォー」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
20世紀を駆け抜けた世界でもっとも有名な報道写真家、ロバート・キャパの半生を、写真、ニュース映像、日記、著名人のインタビューなどで構成したドキュメンタリー。キャパの知られざる素顔や恋愛観、人生観に触れながら彼のメッセージが伝わってくる。<BR><BR>40年という短い生涯のうちにヽつの大陸で5つの大規模な戦争に立ち会った、20世紀のもっとも偉大な報道写真家ロバート・キャパの実像に迫るドキュメンタリー。銃弾の飛び交う戦場の最前線で命を賭して迫真のショットを狙うキャパの姿や歴史的有名人との知られざる交流を貴重な映像の数々と様々な人々の証言で綴る。女優イザベラ・ロッセリーニは母イングリッド・バーグマンとキャパの秘められた情事について触れ、映画監督スティーヴン・スピルバーグはキャパの写真から受けた影響を語る。
「CAPA in Love&War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォー」 の作品情報
「CAPA in Love&War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
CAPA in Love & War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォーの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
84分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
REDV00045W |
2004年08月27日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
3枚
|
0人
|
0人
|
CAPA in Love & War キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォーの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
84分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
REDV00045W |
2004年08月27日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:17件
キャパ : 米国人写真家 多忙につき留守がち
本名 アンドレ・フリードマン
ユダヤ系ハンガリー人
“ キャパ ” は Paris で 発明された ・・・
彼が 若干 22歳の時だ
フランク・キャプラ を 想起させる キャパ
恋人であり ユダヤ系ドイツ人で
仕事上のパートナーでもあった ゲルダ は
グレタ・ガルボ を 彷彿とさせる
ゲルダ・タロー と 名乗った
二人は 真実を求めて 戦場へ 出掛けて行った
ファシズムと闘うための武器は カメラだけ ・・・
スペインは ドイツの 新兵器実験場と化し
キャパは 恐怖に怯える ごく普通の人々を撮った
彼自身 逃げ惑う市民と共に そこに居たのだ
空襲 爆激 混乱 混沌 絶望 死 ・・・
騒ぎが収まると 人々は 死体安置所へと走り
戻らぬ家族が居はしまいかと集まるのだ
ゲルダは 語った
「 私より 優れた人の死を見ると
自分が 生きていることを 不当に感じる 」
彼女は スペイン内戦の取材中に 亡くなった ・・・
失意のキャパは 言った
「 自分を ハイエナのように思う
仕事の価値は 分かっていても 人の不幸で
稼いでいるのではないか ・・・ 」
「 難民の写真を 配信する
しかし 世界は 無関心だ
多くの人達が 同じ軍隊 同じ鈎十字に
追われたというのに ・・・ 」
ゴージャス 且つ ビューティフルなギャンブラー
故国を追われ 一生を放浪して過ごした
ファシズムと闘うジプシー
彼の生涯に影を落とす 最愛の人の死 ・・・
ノスタルジア ・・・
彼は 人懐こくて 同時に哀愁に満ちた眼差しをしている
その目で 死ぬまで 戦場を撮り続けた
彼が失業し 美しい女性や 友人達に囲まれ
ギャンブルで すっからかんになり
少し 退屈し 雲隠れし ・・・
何処かで 悪戯っぽく微笑んでいる
そんな世界を イメージしてみる
蝶の羽ばたき一つで 世界は 変えられるかも知れない
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
ロバート・キャパなんて知らないよ
ロキュの69日連続レビューU (参考記録 )その57
(,ネタばれあり )
それにしてもイライラ、ムカムカさせられる「ドキュメンタリー」です
。
キャパの撮った写真、彼を知る人々の証言、再現ドラマ、資料映像がまったく無造作に混在し、ナレーションも複数で、それはキャパの言葉なのか、キャパの写真を見ただれかのことばなのかがわからない。
資料映像もキャパの写真と同じ場所で撮られたものか、時代は同じでも別の場所のものかがわからない。・
おまけに資料映像には、爆弾の落ちる音とか、ナチの兵隊の足音とか、後から入れたと思われる「効果音」がついている。
「 戦争にプロパガンダはつきもの 」で、戦争報道に対しても、プロパガンダ、やらせという批判的な目がついてまわるというのに、なんという雑なセンスなんだろう。
もっとも典型例は、スピルバーグが登場し、キャパの撮った写真の再現を目指したとして、『 プライベート・ライアン 』の映像とキャパの写真を続けて映しちゃうんですね。
そんなことしたら『 プライベート・ライアン 』はキャパの写真のおかげでリアルさに箔がつくでしょうが、、 キャパの白黒の写真が、インパクトがあるカラーの動く映像の前にかすんでしまう。
よくできたそれっぽいフィクションが、戦場の事実に取って代わりかねないのです。
キャパのイメージ・ビデオになっていて、彼の仕事が添え物に見えてきました。
脚本・監督のアン・メークピース( 本名ではなく、おそらく作家名 )に悪意がないのだとしたら、戦場報道に求められる証拠能力の厳格さの認識に欠けたアホでしょ。
フレッソンやコーネル・キャパなど貴重な証言があるだけに、観ていてはがゆい作品でした。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
戦場カメラマンには失業してもらいたい。
投稿日:2012/07/11
レビュアー:港のマリー
キャパ自身もそんな発言を確かにしています。しかし本心ではない、と本作を見て私は確信します。
本作が華麗に展開して見せた戦場カメラマンとしての彼の仕事ぶりは、“正義の戦い”をともに戦い、写真を撮って人々に伝えよう、戦いの栄誉を歴史に残そうとのヒロイズムに満ちあふれているからです。
出自がユダヤ人であったからでしょうか、ヒトラーを憎む気持ちは強烈で、銃の代わりにカメラを携えて彼自身も、ファシズム勢力との戦いに参戦したと言えます。キャパの、正義の戦いを信じる気持ちは、微塵も揺らぎません。スペイン内戦では人民政府側、第二次世界大戦ではアメリカ軍、中国では日本軍に抵抗する民衆、イスラエル建国と中東戦争では当然イスラエル、そして終焉の地となったベトナムでは独立を勝ち取ったベトナム人の側、立ち位置は常に明快です。
酷い、悲惨な光景の写真もありましたが、厭戦の気分は皆無、反戦の意思もほとんど読み取れない、どこか正義の側へ送る「戦意高揚写真」のような気がしてなりませんでした。彼の写真のなかの戦争自体が、ドラマティックで崇高な趣を持っています。
かの有名な一枚「崩れ落ちる兵士」を前に、老いた元スペイン人民戦線の兵士は、死にゆく人間の尊厳が表現されていると、涙をにじませ厳粛に語ります。
戦場の一兵卒たちを撮った写真は愛にあふれ、さすがに手が震えて「ピンぼけ」になったというノルマンディー上陸作戦の写真は、それでも英雄たちの群像をドラマティックに伝えているようでした。
キャパが愛されるのは、どんな写真にも対象に対する肯定的な感情があるからでしょうか。意地悪な皮肉な視線を感じた写真は、紹介された中には、ありませんでした。
しかし、敢えて言いたい。キャパの戦争写真が愛されるかぎり、戦場カメラマンは失業することなどないでしょう。むしろますます繁盛します。
実際インタビューに登場する写真家の一人は語ります。「戦争はよいものではないが人間の力の限界が試される機会」「死に近付けば近付くほど生の実感が得られる」
人間の愛と憎しみの深さ、生の輝きの極み、勇気、尊厳、そういうもののを引き立てる背景として、戦争が選ばれるかぎり、戦争はなくならない。むしろ求められている。
しかし、私は身震いするほどの写真が見られなくてもいいから、戦争は止めてもらいたい、心底戦争はイヤだと思います。
キャパすてき、キャパ万歳の精神に充ち満ちた映画でしたが、だからこそ、キャパの提起した問題の大きさに気付かされたなかなかのドキュメンタリーでした。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
カメラという銃で彼が戦っていたもの
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
それは、ファシズムだけではなかったように思う。
生涯、放浪者であり続けた彼自身の光と影を感じた。
写真という光で影を見つづけ、死線を分かつ一瞬を撮った。
それがロバート・キャパではなかったか。
例えば「プライベート・ライアン」冒頭30分、あのオマハビーチにキャパはE中隊と共に上陸した。
いや、スピルバーグがキャパの写真の再現を目指したという方がやはり正しい。
先発隊の中にいた唯一のカメラマン。砕破、水際障害物をものともせず
血しぶきの中、キャパはシャッターを切り続けた。少なくとも134回、現像できたのは内11枚。
‘ちょっとピンぼけ’どころか怒号と化した空、海、陸のうねりが伝わる写真だった。
ロンドンへは戻らず彼は進軍する米軍に同行し欧州戦線を撮り続ける。
‘職場’を離れればギャンブル三昧だったキャパらしい例え話。
「従軍記者は自分の命という賭け金を握りしめ、
この馬あの馬と賭け、時には賭け金をポケットに戻す」
いい写真のためなら(危険を顧みないという意味で)どんな事でもした。
スペイン内戦、日中戦争、WWU欧州戦線、第一次中東戦争、第一次インドシナ戦争
5つの戦場を撮った男と言われる。何れもが銃弾降り注ぐなか彼はそこにいたのだが
にも拘わらず撮り手(彼)の存在を全く意識させない。優れた報道写真である所以だろう。
傍観者ではなく戦闘の中では彼もまた兵卒として、スペインではスペイン市民となり、
パリ解放においてはパリ市民であるかのように、溶け込む。
だがシャッターを切る瞬間の客観性、最も強烈に感じるのはそこだ。
キャパはイングリッド・バーグマンと不倫関係となりハリウッドに足止めをくい
スチール写真を撮ったりもした。が、常に生死を分かつ瞬間に身を置き続けたキャパゆえ
そんな環境にはすぐに、うんざりした事だろう。
ヒッチコックの「裏窓」はキャパとバーグマンがモデルなんて知らなかったけれど。
「もし写真が良くないなら、もっと近づくことだ」 by ロバート・キャパ。
その時、彼の左手にはコンタックスが握られたままだったという。
ノルマンディ上陸作戦を最初に撮ったキャパは、ベトナムで死亡した初の米軍従軍記者となってしまう。
80分強にして中味はとても濃い。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
魂を撮り続けたキャパ
彼の生い立ちから始まりパリでの生活、人との出会いなど報道写真家としてのキャパや彼の私生活も垣間見ることができる実によくできたドキュメンタリーです。
彼の写真は真実を伝えるばかりでなく彼にしか撮れない写体となった人の魂が写し出されており報道写真としての緊迫感が何よりの魅力。自分らしく生きることをモットーとし自分らしく散っていった彼の人生は後世に語り継がれていくことでしょう。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
キャパ : 米国人写真家 多忙につき留守がち
投稿日
2007/12/01
レビュアー
veryblue
本名 アンドレ・フリードマン
ユダヤ系ハンガリー人
“ キャパ ” は Paris で 発明された ・・・
彼が 若干 22歳の時だ
フランク・キャプラ を 想起させる キャパ
恋人であり ユダヤ系ドイツ人で
仕事上のパートナーでもあった ゲルダ は
グレタ・ガルボ を 彷彿とさせる
ゲルダ・タロー と 名乗った
二人は 真実を求めて 戦場へ 出掛けて行った
ファシズムと闘うための武器は カメラだけ ・・・
スペインは ドイツの 新兵器実験場と化し
キャパは 恐怖に怯える ごく普通の人々を撮った
彼自身 逃げ惑う市民と共に そこに居たのだ
空襲 爆激 混乱 混沌 絶望 死 ・・・
騒ぎが収まると 人々は 死体安置所へと走り
戻らぬ家族が居はしまいかと集まるのだ
ゲルダは 語った
「 私より 優れた人の死を見ると
自分が 生きていることを 不当に感じる 」
彼女は スペイン内戦の取材中に 亡くなった ・・・
失意のキャパは 言った
「 自分を ハイエナのように思う
仕事の価値は 分かっていても 人の不幸で
稼いでいるのではないか ・・・ 」
「 難民の写真を 配信する
しかし 世界は 無関心だ
多くの人達が 同じ軍隊 同じ鈎十字に
追われたというのに ・・・ 」
ゴージャス 且つ ビューティフルなギャンブラー
故国を追われ 一生を放浪して過ごした
ファシズムと闘うジプシー
彼の生涯に影を落とす 最愛の人の死 ・・・
ノスタルジア ・・・
彼は 人懐こくて 同時に哀愁に満ちた眼差しをしている
その目で 死ぬまで 戦場を撮り続けた
彼が失業し 美しい女性や 友人達に囲まれ
ギャンブルで すっからかんになり
少し 退屈し 雲隠れし ・・・
何処かで 悪戯っぽく微笑んでいる
そんな世界を イメージしてみる
蝶の羽ばたき一つで 世界は 変えられるかも知れない
ロバート・キャパなんて知らないよ
投稿日
2012/08/04
レビュアー
ロキュータス
ロキュの69日連続レビューU (参考記録 )その57
(,ネタばれあり )
それにしてもイライラ、ムカムカさせられる「ドキュメンタリー」です
。
キャパの撮った写真、彼を知る人々の証言、再現ドラマ、資料映像がまったく無造作に混在し、ナレーションも複数で、それはキャパの言葉なのか、キャパの写真を見ただれかのことばなのかがわからない。
資料映像もキャパの写真と同じ場所で撮られたものか、時代は同じでも別の場所のものかがわからない。・
おまけに資料映像には、爆弾の落ちる音とか、ナチの兵隊の足音とか、後から入れたと思われる「効果音」がついている。
「 戦争にプロパガンダはつきもの 」で、戦争報道に対しても、プロパガンダ、やらせという批判的な目がついてまわるというのに、なんという雑なセンスなんだろう。
もっとも典型例は、スピルバーグが登場し、キャパの撮った写真の再現を目指したとして、『 プライベート・ライアン 』の映像とキャパの写真を続けて映しちゃうんですね。
そんなことしたら『 プライベート・ライアン 』はキャパの写真のおかげでリアルさに箔がつくでしょうが、、 キャパの白黒の写真が、インパクトがあるカラーの動く映像の前にかすんでしまう。
よくできたそれっぽいフィクションが、戦場の事実に取って代わりかねないのです。
キャパのイメージ・ビデオになっていて、彼の仕事が添え物に見えてきました。
脚本・監督のアン・メークピース( 本名ではなく、おそらく作家名 )に悪意がないのだとしたら、戦場報道に求められる証拠能力の厳格さの認識に欠けたアホでしょ。
フレッソンやコーネル・キャパなど貴重な証言があるだけに、観ていてはがゆい作品でした。
戦場カメラマンには失業してもらいたい。
投稿日
2012/07/11
レビュアー
港のマリー
キャパ自身もそんな発言を確かにしています。しかし本心ではない、と本作を見て私は確信します。
本作が華麗に展開して見せた戦場カメラマンとしての彼の仕事ぶりは、“正義の戦い”をともに戦い、写真を撮って人々に伝えよう、戦いの栄誉を歴史に残そうとのヒロイズムに満ちあふれているからです。
出自がユダヤ人であったからでしょうか、ヒトラーを憎む気持ちは強烈で、銃の代わりにカメラを携えて彼自身も、ファシズム勢力との戦いに参戦したと言えます。キャパの、正義の戦いを信じる気持ちは、微塵も揺らぎません。スペイン内戦では人民政府側、第二次世界大戦ではアメリカ軍、中国では日本軍に抵抗する民衆、イスラエル建国と中東戦争では当然イスラエル、そして終焉の地となったベトナムでは独立を勝ち取ったベトナム人の側、立ち位置は常に明快です。
酷い、悲惨な光景の写真もありましたが、厭戦の気分は皆無、反戦の意思もほとんど読み取れない、どこか正義の側へ送る「戦意高揚写真」のような気がしてなりませんでした。彼の写真のなかの戦争自体が、ドラマティックで崇高な趣を持っています。
かの有名な一枚「崩れ落ちる兵士」を前に、老いた元スペイン人民戦線の兵士は、死にゆく人間の尊厳が表現されていると、涙をにじませ厳粛に語ります。
戦場の一兵卒たちを撮った写真は愛にあふれ、さすがに手が震えて「ピンぼけ」になったというノルマンディー上陸作戦の写真は、それでも英雄たちの群像をドラマティックに伝えているようでした。
キャパが愛されるのは、どんな写真にも対象に対する肯定的な感情があるからでしょうか。意地悪な皮肉な視線を感じた写真は、紹介された中には、ありませんでした。
しかし、敢えて言いたい。キャパの戦争写真が愛されるかぎり、戦場カメラマンは失業することなどないでしょう。むしろますます繁盛します。
実際インタビューに登場する写真家の一人は語ります。「戦争はよいものではないが人間の力の限界が試される機会」「死に近付けば近付くほど生の実感が得られる」
人間の愛と憎しみの深さ、生の輝きの極み、勇気、尊厳、そういうもののを引き立てる背景として、戦争が選ばれるかぎり、戦争はなくならない。むしろ求められている。
しかし、私は身震いするほどの写真が見られなくてもいいから、戦争は止めてもらいたい、心底戦争はイヤだと思います。
キャパすてき、キャパ万歳の精神に充ち満ちた映画でしたが、だからこそ、キャパの提起した問題の大きさに気付かされたなかなかのドキュメンタリーでした。
カメラという銃で彼が戦っていたもの
投稿日
2010/11/07
レビュアー
コリンスキー
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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それは、ファシズムだけではなかったように思う。
生涯、放浪者であり続けた彼自身の光と影を感じた。
写真という光で影を見つづけ、死線を分かつ一瞬を撮った。
それがロバート・キャパではなかったか。
例えば「プライベート・ライアン」冒頭30分、あのオマハビーチにキャパはE中隊と共に上陸した。
いや、スピルバーグがキャパの写真の再現を目指したという方がやはり正しい。
先発隊の中にいた唯一のカメラマン。砕破、水際障害物をものともせず
血しぶきの中、キャパはシャッターを切り続けた。少なくとも134回、現像できたのは内11枚。
‘ちょっとピンぼけ’どころか怒号と化した空、海、陸のうねりが伝わる写真だった。
ロンドンへは戻らず彼は進軍する米軍に同行し欧州戦線を撮り続ける。
‘職場’を離れればギャンブル三昧だったキャパらしい例え話。
「従軍記者は自分の命という賭け金を握りしめ、
この馬あの馬と賭け、時には賭け金をポケットに戻す」
いい写真のためなら(危険を顧みないという意味で)どんな事でもした。
スペイン内戦、日中戦争、WWU欧州戦線、第一次中東戦争、第一次インドシナ戦争
5つの戦場を撮った男と言われる。何れもが銃弾降り注ぐなか彼はそこにいたのだが
にも拘わらず撮り手(彼)の存在を全く意識させない。優れた報道写真である所以だろう。
傍観者ではなく戦闘の中では彼もまた兵卒として、スペインではスペイン市民となり、
パリ解放においてはパリ市民であるかのように、溶け込む。
だがシャッターを切る瞬間の客観性、最も強烈に感じるのはそこだ。
キャパはイングリッド・バーグマンと不倫関係となりハリウッドに足止めをくい
スチール写真を撮ったりもした。が、常に生死を分かつ瞬間に身を置き続けたキャパゆえ
そんな環境にはすぐに、うんざりした事だろう。
ヒッチコックの「裏窓」はキャパとバーグマンがモデルなんて知らなかったけれど。
「もし写真が良くないなら、もっと近づくことだ」 by ロバート・キャパ。
その時、彼の左手にはコンタックスが握られたままだったという。
ノルマンディ上陸作戦を最初に撮ったキャパは、ベトナムで死亡した初の米軍従軍記者となってしまう。
80分強にして中味はとても濃い。
魂を撮り続けたキャパ
投稿日
2007/09/23
レビュアー
King Lear
彼の生い立ちから始まりパリでの生活、人との出会いなど報道写真家としてのキャパや彼の私生活も垣間見ることができる実によくできたドキュメンタリーです。
彼の写真は真実を伝えるばかりでなく彼にしか撮れない写体となった人の魂が写し出されており報道写真としての緊迫感が何よりの魅力。自分らしく生きることをモットーとし自分らしく散っていった彼の人生は後世に語り継がれていくことでしょう。
新規登録で
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