親密すぎるうちあけ話 / サンドリーヌ・ボネール
親密すぎるうちあけ話
/パトリス・ルコント
平均評価点:
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全体の平均評価点: (5点満点)
(38)
解説・ストーリー
ひょんなことから税理士を精神分析医と思い込み、赤裸々な夫婦生活を告白する女性と、成り行きのまま精神分析医を演じる男のゆらめく感情の軌跡がミステリアスな語り口で綴られる大人の愛の物語。監督は「仕立て屋の恋」「歓楽通り」のパトリス・ルコント。主演は「イースト/ウェスト 遙かなる祖国」のサンドリーヌ・ボネールと「バルニーのちょっとした心配事」のファブリス・ルキーニ。同じフロアにあるモニエ医師の診療室と思い込み孤独な税理士ウィリアムの事務所に入ってきたアンヌ。彼女は間違いに気づかぬまま、夫との性生活の悩みを打ち明け始めるのだったが…。
ひょんなことから税理士を精神分析医と思い込み、赤裸々な夫婦生活を告白する女性と、成り行きのまま精神分析医を演じる男のゆらめく感情の軌跡がミステリアスな語り口で綴られる大人の愛の物語。監督は「仕立て屋の恋」「歓楽通り」のパトリス・ルコント。主演は「イースト/ウェスト 遙かなる祖国」のサンドリーヌ・ボネールと「バルニーのちょっとした心配事」のファブリス・ルキーニ。同じフロアにあるモニエ医師の診療室と思い込み孤独な税理士ウィリアムの事務所に入ってきたアンヌ。彼女は間違いに気づかぬまま、夫との性生活の悩みを打ち明け始めるのだったが…。
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「親密すぎるうちあけ話」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ひょんなことから税理士を精神分析医と思い込み、赤裸々な夫婦生活を告白する女性と、成り行きのまま精神分析医を演じる男のゆらめく感情の軌跡がミステリアスな語り口で綴られる大人の愛の物語。監督は「仕立て屋の恋」「歓楽通り」のパトリス・ルコント。主演は「イースト/ウェスト 遙かなる祖国」のサンドリーヌ・ボネールと「バルニーのちょっとした心配事」のファブリス・ルキーニ。同じフロアにあるモニエ医師の診療室と思い込み孤独な税理士ウィリアムの事務所に入ってきたアンヌ。彼女は間違いに気づかぬまま、夫との性生活の悩みを打ち明け始めるのだったが…。
「親密すぎるうちあけ話」 の作品情報
「親密すぎるうちあけ話」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
親密すぎるうちあけ話の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
104分 |
日本語吹き替え用 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
10DRJ20257 |
2006年11月24日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
|
0人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
親密すぎるうちあけ話の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
104分 |
日本語吹き替え用 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
10DRJ20257 |
2006年11月24日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
10枚
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0人
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1:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語
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ユーザーレビュー:38件
内容もいいが、この邦題もいい。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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わたし英語は分かる口ですが(現地でビジネス程度、レビューも英語圏ばかり)、転じてフランス語はサッパリ・・・。なので良さそうな映画を見つけても「仏」と書いてあると足が遠退きがちですが、これは掘り出しモノでした。最近は「韓流」が落ち着いて、再びフランス映画が入ってくる様になりましたが、それでも2年前の作品と聞いて「オイオイ」ですが、劇場公開してくれるお陰で、私もブログを見ながらレビューできる訳で感謝しないとね。本作は「仕立て屋の恋」「髪結いの亭主」でお馴染みのPatrice Leconte監督作品。私たち日本人の感性に比較的合い易い作品を作る監督さんでもあります。一言で言えば本作は「大人のほろ苦い恋の物語」だが、そこは監督の事ですから直球勝負じゃなくてナックル?並にお話が変化していきます。そして毎度お馴染みですが、見てる側を焦らすじらす・・・(笑)。本作はあまり内容を詳しく知ってしまうと楽しめないので「ネタバレ」でも詳細は伏せますが、まあ繰り返される主客の転倒の妙はハリウッドには無い感触ですね、とても情緒的な演出が魅力です。それでいて話はシリアスな部分もあるしユーモアも忘れてないし、話の括りとしてはサスペンスでも有るしと盛り沢山ですが、決して脚本が散漫に成らず、結局は監督がいつものパターンへ私達を引き込んでしまいます。更にヌードは一切無いんですが、全体的にエロティックな雰囲気も漂う。誤解を恐れず言えば、とてもフランス映画らしい内容です(いい意味で)。主演のSandrine Bonnaireの人妻役は反則技と言えるほど様になってて素晴らしい。「仕立て屋の恋」以来久し振りのLeconte作品だが、本作で再び日本のファンが増える事は想像に難く無いかも・・・。このエモーショナルな人妻に振り回されるFabrice Luchiniもハマリ役と言っていい好演で、この2人による極めて出来の良い舞台劇を見てる気にさえなりますね(やや褒め過ぎ?)。まあハリウッド映画を見慣れている目には、「こんな設定ありえねェー!」と成る所をサラッと描ける才能は中々です。妄想なのか現実なのか、どちらの話が本当なのか・・・しかし本作はアラ捜しの詮索は止めて、雰囲気を楽しむ映画だと思います。サスペンスのネタが出尽くした感の有るハリウッドを尻目に、こうした「かろやかな」作品が出てくる辺り、フランス映画も見逃せなくなった私でした。
エンド・ロールでも、まだお話は続く?。ハッピー・エンドで終わった様な、実はそうで無いような・・・?。
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24人の会員が気に入ったと投稿しています
拡がるイマジネーション、いや妄想か。
投稿日:2008/07/27
レビュアー:JUCE
ルコント監督の作品は監督がノッてくると、それが過剰になってこちらが引いてしまう部分があるのですがこの作品は最後まで抑え目な演出が効いていてルコント作品の中では好きな作品です。ただしほぼ全編手持ちのカメラによる撮影は「ルコントよ、おまえもか」という感じでちょっと今のハリウッドの流れに迎合したかのようで気になりました。もっとしっかりを脚を据えて撮っても良かったのではと思います。
ただしルコント監督の持ち味のおしゃれな雰囲気が良い方向に現れた映画なのではないでしょうか。
ちょっとした偶然というかアクシデントからであった男女が、ちょっと変わったシチュエーションで逢瀬を重ねて次第に惹かれていく。男の方はその惹かれていく様と困惑する姿がストレートに描かれていますが、女性の方はその言動はとてもミステリアス。その態度はまるで暗号のようです。しかし彼女の言葉よりも彼女の気持ちをより深く語っていたのが彼女の表情や服装。このあたりの演出は細かくて、服装の変化が楽しめます。
ミステリーな雰囲気でしかも時にコミカルに。そして密室という空間で語られる女の生々しい告白がエロティック。そのまったりとした空間で税理士が思わず生唾を飲む音が聞こえてきそうな(実際には聞こえません)そんな濃厚な空気が漂う映画です。
なかなか台詞もおしゃれです。特に本物の精神科のアドバイスはなかなか名言が多かったのではないでしょうか。
一見すると女性にウケそうな映画のように思いますが、実は自分にちょっと自信が無く女性に対して臆病になってしまうという経験を持つ(私の事?)男性の方が、この映画の持つテーマに共感できるのではないでしょうか。
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18人の会員が気に入ったと投稿しています
大人の恋
税理士のウィリアムのオフィスに突然やってきた美しい女性。彼女はウィリアムを同じ階の精神科医を思い込み、自分と夫との関係を赤裸々に語り始める。間違いを告げることもできないウィリアム。果たしてこの美しい女性は何者なのか?彼女の語る物語は本当なのか?堅物だけど孤独なウィリアム、ウィリアムが精神科医でないことに気づいた後も彼の元にかよい続けるアンナ、お互いの中に徐々に芽生える大人の恋。ラブシーンは全くないけれど、非常に官能的。ヒッチコックの「裏窓」のようなシーンがあったり、なかなかおしゃれでスリリングな映画でした。しかし、paroleさんが「橋の上の娘」でおっしゃっている「強すぎる香水のにおい」にあてられたような感じがして、大好きとまではいきませんでした。
今年もdiscasのサイトを通して、いろいろなレビューアーの方のレビューを読ませていただき、楽しかったです。来年もたくさん映画を見たいです。とりあえず未公開映画発掘運動は推進中ですので、新年はジェニファー・ロペスの「ウェデイング宣言」とリンジー・ローハンの「ラッキーガール」から始めたいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私信ですが、KEEさん、「ハッスル&フロウ」のレビュー、ありがとうございました。ぜひともKEEさんにレビューしてほしいと思っていたところでした。大変共感し、10票くらいいれたいところでした。ふたりで「ハッスル&フロウ」おすすめ運動をやりましょう!
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ルコントの世界
投稿日:2007/03/14
レビュアー:武蔵野婦人
ルコント。
「髪結いの亭主」を見たときの衝撃は忘れられず、あのルコントワールドにすっかり魅了されていた私ですが。
その後。
開けても、開けても、ルコントはルコント。
期待通りといえば、本当に期待通り。
でも、たまにはちょっとぐらいいい意味で期待を裏切ってくれてもいいんじゃないのかなあ。
今回もまた、ルコントの世界ど真ん中でした。
シチュエーションとしては、非常に面白い。
精神分析医の部屋と間違えて、税理士の部屋を訪れてしまった女性。間違いを指摘できないままに、女性の打ち明け話を聞くはめになる、離婚したてのちょいさえないけど、善人の税理士。
美しい女と、さえないずんぐり中年男の組み合わせ以外の展開は、ルコントにはないのか…と、多少イライラする場面もありましたが、終わり方は嫌いではありません。うむ。
とはいえ、個人的にこういうもどかしい恋愛モノは苦手なのどす。美しいけれど鈍感な女というのも嫌い。
美しいがゆえの傲慢さと鈍感さを兼ね備えた女性を描くのが上手だなあ、と思うのですが=ル・コント。この固定化した女性像というのはどこから来るものなんでしょう。
(あ、「列車に乗った男」はすごい好きだったです。以前、オゾンの「僕を葬る」で、オゾンは女性を描いているほうが好き、と書きましたが、ルコントは男性を描くほうが私は好きかもしれません)。
ただ、舞台がほとんど税理士の部屋と、そのアパルトマンの廊下とエレベーターというだけの設定。よくこの狭い空間の中だけで、これだけの世界を描けたものだ、という部分で脱帽です。固定化した場所なのに、光とか、風とか、たばこの煙とかの使い方が絶妙。さすがです。
これ、舞台とかでも面白そう。熟練した俳優で、板の上で見てみたい話かも!
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予感
投稿日:2007/02/04
レビュアー:ひきむすび
もう何十年も この生活が続いている。
父から継いだ税理士事務所
同じ仕事場、同じ住まい。
毎日 他人の税金面の相談に乗り
他人の生き様「帳票」を整理する。
偶然 迷い込んだ美しい女性の話を聞きながら
彼は予感を感じとる。
何かが 変わる潮目。
重たいドアを抉じ開けて
こちら側に飛びこんでくれるそのときを。
全編通して 女は話し続け
男は 真偽を推し量りながら 耳を傾け続ける。
それだけなのに たまらなくセクシーですね。
愛を語るわけでなく 肌に触れることもなく
相手の存在を感じ続ける。
これぐらいの距離感が スリリングで素敵。。
結果も 結論もなく 可能性だけを残したラスト。
それもまた楽しいのですが
浮かれたり 落ち込んだりする純情なオジさんの
リアクションだけ見ていても また十分楽しめる作品です。
_________
アンチ・ベニーニとは 何となく納得です。パープルさん。
やっぱりあのテンションなんですよね?新作も。
役者さんとの相性って大事ですよね。
私は なぜかビル・マーレイの作品って面白いと思えなくて
ブロークン・フラワーズを食わず嫌いしてます。
コンプリートしたいけど 見なくても大丈夫な気がする。
同じ ジャームッシュ好きのTETSUYA さんの
ダウンバイロー、ストレンジャー〜等のレビューが かっこいいです。
皆さんにもお勧めします。
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
内容もいいが、この邦題もいい。
投稿日
2006/12/12
レビュアー
masamune
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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わたし英語は分かる口ですが(現地でビジネス程度、レビューも英語圏ばかり)、転じてフランス語はサッパリ・・・。なので良さそうな映画を見つけても「仏」と書いてあると足が遠退きがちですが、これは掘り出しモノでした。最近は「韓流」が落ち着いて、再びフランス映画が入ってくる様になりましたが、それでも2年前の作品と聞いて「オイオイ」ですが、劇場公開してくれるお陰で、私もブログを見ながらレビューできる訳で感謝しないとね。本作は「仕立て屋の恋」「髪結いの亭主」でお馴染みのPatrice Leconte監督作品。私たち日本人の感性に比較的合い易い作品を作る監督さんでもあります。一言で言えば本作は「大人のほろ苦い恋の物語」だが、そこは監督の事ですから直球勝負じゃなくてナックル?並にお話が変化していきます。そして毎度お馴染みですが、見てる側を焦らすじらす・・・(笑)。本作はあまり内容を詳しく知ってしまうと楽しめないので「ネタバレ」でも詳細は伏せますが、まあ繰り返される主客の転倒の妙はハリウッドには無い感触ですね、とても情緒的な演出が魅力です。それでいて話はシリアスな部分もあるしユーモアも忘れてないし、話の括りとしてはサスペンスでも有るしと盛り沢山ですが、決して脚本が散漫に成らず、結局は監督がいつものパターンへ私達を引き込んでしまいます。更にヌードは一切無いんですが、全体的にエロティックな雰囲気も漂う。誤解を恐れず言えば、とてもフランス映画らしい内容です(いい意味で)。主演のSandrine Bonnaireの人妻役は反則技と言えるほど様になってて素晴らしい。「仕立て屋の恋」以来久し振りのLeconte作品だが、本作で再び日本のファンが増える事は想像に難く無いかも・・・。このエモーショナルな人妻に振り回されるFabrice Luchiniもハマリ役と言っていい好演で、この2人による極めて出来の良い舞台劇を見てる気にさえなりますね(やや褒め過ぎ?)。まあハリウッド映画を見慣れている目には、「こんな設定ありえねェー!」と成る所をサラッと描ける才能は中々です。妄想なのか現実なのか、どちらの話が本当なのか・・・しかし本作はアラ捜しの詮索は止めて、雰囲気を楽しむ映画だと思います。サスペンスのネタが出尽くした感の有るハリウッドを尻目に、こうした「かろやかな」作品が出てくる辺り、フランス映画も見逃せなくなった私でした。
エンド・ロールでも、まだお話は続く?。ハッピー・エンドで終わった様な、実はそうで無いような・・・?。
拡がるイマジネーション、いや妄想か。
投稿日
2008/07/27
レビュアー
JUCE
ルコント監督の作品は監督がノッてくると、それが過剰になってこちらが引いてしまう部分があるのですがこの作品は最後まで抑え目な演出が効いていてルコント作品の中では好きな作品です。ただしほぼ全編手持ちのカメラによる撮影は「ルコントよ、おまえもか」という感じでちょっと今のハリウッドの流れに迎合したかのようで気になりました。もっとしっかりを脚を据えて撮っても良かったのではと思います。
ただしルコント監督の持ち味のおしゃれな雰囲気が良い方向に現れた映画なのではないでしょうか。
ちょっとした偶然というかアクシデントからであった男女が、ちょっと変わったシチュエーションで逢瀬を重ねて次第に惹かれていく。男の方はその惹かれていく様と困惑する姿がストレートに描かれていますが、女性の方はその言動はとてもミステリアス。その態度はまるで暗号のようです。しかし彼女の言葉よりも彼女の気持ちをより深く語っていたのが彼女の表情や服装。このあたりの演出は細かくて、服装の変化が楽しめます。
ミステリーな雰囲気でしかも時にコミカルに。そして密室という空間で語られる女の生々しい告白がエロティック。そのまったりとした空間で税理士が思わず生唾を飲む音が聞こえてきそうな(実際には聞こえません)そんな濃厚な空気が漂う映画です。
なかなか台詞もおしゃれです。特に本物の精神科のアドバイスはなかなか名言が多かったのではないでしょうか。
一見すると女性にウケそうな映画のように思いますが、実は自分にちょっと自信が無く女性に対して臆病になってしまうという経験を持つ(私の事?)男性の方が、この映画の持つテーマに共感できるのではないでしょうか。
大人の恋
投稿日
2006/12/28
レビュアー
パープルローズ
税理士のウィリアムのオフィスに突然やってきた美しい女性。彼女はウィリアムを同じ階の精神科医を思い込み、自分と夫との関係を赤裸々に語り始める。間違いを告げることもできないウィリアム。果たしてこの美しい女性は何者なのか?彼女の語る物語は本当なのか?堅物だけど孤独なウィリアム、ウィリアムが精神科医でないことに気づいた後も彼の元にかよい続けるアンナ、お互いの中に徐々に芽生える大人の恋。ラブシーンは全くないけれど、非常に官能的。ヒッチコックの「裏窓」のようなシーンがあったり、なかなかおしゃれでスリリングな映画でした。しかし、paroleさんが「橋の上の娘」でおっしゃっている「強すぎる香水のにおい」にあてられたような感じがして、大好きとまではいきませんでした。
今年もdiscasのサイトを通して、いろいろなレビューアーの方のレビューを読ませていただき、楽しかったです。来年もたくさん映画を見たいです。とりあえず未公開映画発掘運動は推進中ですので、新年はジェニファー・ロペスの「ウェデイング宣言」とリンジー・ローハンの「ラッキーガール」から始めたいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私信ですが、KEEさん、「ハッスル&フロウ」のレビュー、ありがとうございました。ぜひともKEEさんにレビューしてほしいと思っていたところでした。大変共感し、10票くらいいれたいところでした。ふたりで「ハッスル&フロウ」おすすめ運動をやりましょう!
ルコントの世界
投稿日
2007/03/14
レビュアー
武蔵野婦人
ルコント。
「髪結いの亭主」を見たときの衝撃は忘れられず、あのルコントワールドにすっかり魅了されていた私ですが。
その後。
開けても、開けても、ルコントはルコント。
期待通りといえば、本当に期待通り。
でも、たまにはちょっとぐらいいい意味で期待を裏切ってくれてもいいんじゃないのかなあ。
今回もまた、ルコントの世界ど真ん中でした。
シチュエーションとしては、非常に面白い。
精神分析医の部屋と間違えて、税理士の部屋を訪れてしまった女性。間違いを指摘できないままに、女性の打ち明け話を聞くはめになる、離婚したてのちょいさえないけど、善人の税理士。
美しい女と、さえないずんぐり中年男の組み合わせ以外の展開は、ルコントにはないのか…と、多少イライラする場面もありましたが、終わり方は嫌いではありません。うむ。
とはいえ、個人的にこういうもどかしい恋愛モノは苦手なのどす。美しいけれど鈍感な女というのも嫌い。
美しいがゆえの傲慢さと鈍感さを兼ね備えた女性を描くのが上手だなあ、と思うのですが=ル・コント。この固定化した女性像というのはどこから来るものなんでしょう。
(あ、「列車に乗った男」はすごい好きだったです。以前、オゾンの「僕を葬る」で、オゾンは女性を描いているほうが好き、と書きましたが、ルコントは男性を描くほうが私は好きかもしれません)。
ただ、舞台がほとんど税理士の部屋と、そのアパルトマンの廊下とエレベーターというだけの設定。よくこの狭い空間の中だけで、これだけの世界を描けたものだ、という部分で脱帽です。固定化した場所なのに、光とか、風とか、たばこの煙とかの使い方が絶妙。さすがです。
これ、舞台とかでも面白そう。熟練した俳優で、板の上で見てみたい話かも!
予感
投稿日
2007/02/04
レビュアー
ひきむすび
もう何十年も この生活が続いている。
父から継いだ税理士事務所
同じ仕事場、同じ住まい。
毎日 他人の税金面の相談に乗り
他人の生き様「帳票」を整理する。
偶然 迷い込んだ美しい女性の話を聞きながら
彼は予感を感じとる。
何かが 変わる潮目。
重たいドアを抉じ開けて
こちら側に飛びこんでくれるそのときを。
全編通して 女は話し続け
男は 真偽を推し量りながら 耳を傾け続ける。
それだけなのに たまらなくセクシーですね。
愛を語るわけでなく 肌に触れることもなく
相手の存在を感じ続ける。
これぐらいの距離感が スリリングで素敵。。
結果も 結論もなく 可能性だけを残したラスト。
それもまた楽しいのですが
浮かれたり 落ち込んだりする純情なオジさんの
リアクションだけ見ていても また十分楽しめる作品です。
_________
アンチ・ベニーニとは 何となく納得です。パープルさん。
やっぱりあのテンションなんですよね?新作も。
役者さんとの相性って大事ですよね。
私は なぜかビル・マーレイの作品って面白いと思えなくて
ブロークン・フラワーズを食わず嫌いしてます。
コンプリートしたいけど 見なくても大丈夫な気がする。
同じ ジャームッシュ好きのTETSUYA さんの
ダウンバイロー、ストレンジャー〜等のレビューが かっこいいです。
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