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ドキュメンタリー出身のベトナム系フランス人、トラン・アン・ユンの初めて劇映画。サイゴンのある資産家の家に、10歳の少女ムイが奉公人として雇われて来た。その家には優しい女主人と根無し草の旦那、三人の息子たち、そして孫娘を失って以来二階にこもりっきりのお婆さんがいた。ムイは先輩女中に教えられ、一家の雑事を懸命にこなしていく。そして彼女は、ある日長男が連れてきた友人クェンに恋心を抱く……。
製作年: |
1993年 |
---|---|
製作国: |
フランス/ベトナム |
原題: |
L’ODEUR DE LA PAPAYE VERTE/THE SCENT OF |
受賞記録: |
1993年 カンヌ国際映画祭 カメラ・ドール |
監督: |
トラン・アン・ユン |
---|---|
製作: |
アデリーヌ・ルカリエ 、 アラン・ロッカ |
製作総指揮: |
クリストフ・ロシニョン 、 クリストフ・ロシニョン |
出演: |
トラン・ヌー・イェン・ケー 、 リュ・マン・サン 、 グェン・アン・ホア 、 トルゥオン・チー・ロック 、 リュ・マン・サン 、 クエン・チー・タン・トゥラ 、 ヴォン・ホイ 、 グェン・アン・ホア |
脚本: |
トラン・アン・ユン |
音楽: |
トン・タ・ティエ 、 トン=ツァ・ティエ |
ドキュメンタリー出身のベトナム系フランス人、トラン・アン・ユンの初めて劇映画。サイゴンのある資産家の家に、10歳の少女ムイが奉公人として雇われて来た。その家には優しい女主人と根無し草の旦那、三人の息子たち、そして孫娘を失って以来二階にこもりっきりのお婆さんがいた。ムイは先輩女中に教えられ、一家の雑事を懸命にこなしていく。そして彼女は、ある日長男が連れてきた友人クェンに恋心を抱く……。
製作年: |
1993年 |
---|---|
製作国: |
フランス/ベトナム |
原題: |
L’ODEUR DE LA PAPAYE VERTE/THE SCENT OF |
受賞記録: |
1993年 カンヌ国際映画祭 カメラ・ドール |
監督: |
トラン・アン・ユン |
---|---|
製作: |
アデリーヌ・ルカリエ 、 アラン・ロッカ |
製作総指揮: |
クリストフ・ロシニョン 、 クリストフ・ロシニョン |
出演: |
トラン・ヌー・イェン・ケー 、 リュ・マン・サン 、 グェン・アン・ホア 、 トルゥオン・チー・ロック 、 リュ・マン・サン 、 クエン・チー・タン・トゥラ 、 ヴォン・ホイ 、 グェン・アン・ホア |
1〜 2件 / 全2件
ドキュメンタリー出身のベトナム系フランス人、トラン・アン・ユンの初めて劇映画。サイゴンのある資産家の家に、10歳の少女ムイが奉公人として雇われて来た。その家には優しい女主人と根無し草の旦那、三人の息子たち、そして孫娘を失って以来二階にこもりっきりのお婆さんがいた。ムイは先輩女中に教えられ、一家の雑事を懸命にこなしていく。そして彼女は、ある日長男が連れてきた友人クェンに恋心を抱く……。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
104分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
COBR103 | 2007年03月04日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
3枚 | 0人 | 0人 |
ドキュメンタリー出身のベトナム系フランス人、トラン・アン・ユンの初めて劇映画。サイゴンのある資産家の家に、10歳の少女ムイが奉公人として雇われて来た。その家には優しい女主人と根無し草の旦那、三人の息子たち、そして孫娘を失って以来二階にこもりっきりのお婆さんがいた。ムイは先輩女中に教えられ、一家の雑事を懸命にこなしていく。そして彼女は、ある日長男が連れてきた友人クェンに恋心を抱く……。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
104分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/ベトナム |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
GNBR7661 | 2007年02月23日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
15枚 | 1人 | 0人 |
1〜 2件 / 全2件
DVD
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
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約5,400
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全編パリ郊外のセットで撮られているということですが閉塞感を感じることも無く、またオリエンタルな雰囲気を上手く醸し出しています。特筆すべきはセットの中で綿密に作り上げれた濃密で匂いたつような映像でしょう。またセリフは抑制されているのですが、逆にジェット機の音やかえるの声、水音などのSEはやや誇張気味に多用されています。これは全編セットで撮影されていることで、そうした傾向が強くなっているのかもしれません。起伏を排した描写は映像抒叙情詩といった趣でしょうか。
タイトルにあるとおり“青いパパイヤ”が物語の随所に登場します。勿論この“青いパパイヤ”が主役の映画では無く、貧しい家から奉公にやってきた少女ムイが主人公なのですが、“青いパパイヤ”はこの主人公の少女ムイを投影したものでしょう。これは作品全体に漂っているのですが、随所に用いられるパパイヤのアップや、濡れた葉のアップなどはシズル感に溢れていてとても艶かしく、エロスを発散しています。ムイの少女時代はこうした抑制されたエロスを描いているのですが、ムイの成長後は何故かこの艶かしさが消えてしまっています。成長後のヌイを演じるトラン・ヌー・イェン・ケーと監督は昔からの知己でこの映画の撮影後に結婚されたそうです。もしかするとムイの少女時代に彼女の少女時代を偲んでいたのでしょうか。そして本人パートでは照れが出たのかもしれませんね。ラスト青いパパイヤは黄色く熟し、誰の手に落ちていったのでしょう。・・・それは監督なのかもしれませんね。
全体的に雰囲気のある良い映画なのですが、私もケチケチさんのおっしゃる様に少し監督が自分の才に溺れるような傾向があるのが気になります。例えば芝居を受けての人物をフォローするドリーの多用と構図のなかに何かをナメるて構図をまとめようとする箇所。こうした映像(撮影)を美しくしたいという思惑が全編を通して感じられるのが気になってしまいました。
作品全体を通しては初監督作品ながら良く出きていて佳作だとは思いましたが、上記のような才に走るところに監督の未熟さを感じ、監督こそが青いパパイヤではないかと思いました。青いパパイヤが熟して今後どんな素晴らしい味わい(作品)が出来るのかが楽しみです。
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南町田のグランベリー・モールに「ベトナム・アリス」という「クイーン・アリス」のオーナーシェフ・石鍋裕プロデュースによるベトナム料理店があります。私は、ニョクマムとか魚醤関係は苦手だし、酸っぱい物も苦手(トム・ヤム・クンなんて、どこがうまいのかと思う。笑)、香草もダメなので敬遠していたのですが、数年前に他にめぼしい店も無かったので、仕方なく入ってみたのです。
これがうまい!春巻きの盛り合わせ(揚げとか、生とか取り合わせて)が、みんなうまいし、(香草は、添えてあるので苦手なら入れなきゃ良いし)なによりも、青いパパイヤのサラダが絶品です。おそらくは、日本人の口にあうようにアレンジしてあるのでしょうが、ベトナム料理に対する認識を改めたのです。知り合いによると、現地ベトナムに行くと、市場を回ったりして、いろいろな物を食べるのが何よりも楽しいのだそうです。いつか、行ってみたいなと思います。
武蔵野婦人さんなどは、欧州は沢山行かれているようですが、東南アジアはどうなのでしょうか。
というところで映画の話ですが、なんとも雰囲気のある作品ですね。極端にセリフを減らし、映像によって物語を進めていく。ところがCMクリップ出身の監督の作品のように、単なるポートレートになっていないのです。たとえば、この映画の中の1シーンを切り取って見たとしても、それはただのスチール写真ではなく、明らかにドラマを感じさせるものだと思うのです。
これが、ロケなしで全編セットで作られているというのが驚きです。「武士の一分」では、リアリティの追求のために、かなりのロケを敢行したにも関わらず、まるでセットで撮影しているように見えたのと大違いです。
強い照明を当て、手前の人物にピントを合わせているので、奥の方の景色がぼやけて見えているというのも、セットであることを隠しつつ、ベトナムの日差しを思わせるうまい技法だなと思いましたね。
これも武蔵野婦人の分野になると思うのですが、先輩奉公人のおばさんから教わり、ムイの、料理というか食べ物に対する愛情がよ〜くわかります。料理の一つ一つに暖かみと細やかな心配りが感じられるのです。クェンに対する気持ちというのもあるのでしょうが、食べ物とそれを提供すると言う行為に愛情があふれています。その子が、幸せになっていくことに観客は大きな安堵と、幸福感を味わうのでしょう。
「リストランテの夜」もそうでしたが、こうして料理がかなりのウェイトを占める作品においては、その料理に暖かみと愛情を感じられるかが大切なのだと思うのです。多くのレビュアーさんが気に入っている「かもめ食堂」では、私にはそれが感じられなかったのです。
物語としては、特別ドラマティックなことが起きるわけではなく(ムイがクェンの家に奉公に行くのは、大きな事件でしょうけど、それほどドラマティックに描いていないですね、あえて)静謐な雰囲気で進んでいきます。登場人物の演技も過剰なところが無く好感が持てます。ケチケチさんやJUCEさんがおっしゃるように技巧に走りがちなところもあるのでしょうが、私のような素人には、あまり気にはならないのですね。
人物配置もなかなか考えられていて、ムイの透明で無垢な印象に対して、次男のラムはそのネガとも言うべきメタファーだし、ムイにやたらとちょっかいを出す三男ティンを見ていると、小津作品をあまり観ていない私でも、小津安二郎の香りを感じてしまうのです。
音楽の使い方も、うるさくなくて良いです。ムイが何かを凝視するときに重なってくるパターンが多いようですけど、この音楽の効果的な使い方によって、ドラマティックではないのに、画面から目を離すことが出来なくなるのです。
ただ、見終わってからカタルシスを感じるような作品ではないので、心も体もゆったりとした休日の午後にでも観ると、何とも言えない訳の分からない(これ、褒めているつもりですが・・・)幸福感に浸ることが出来るでしょう。
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ユーザーレビュー:32件
投稿日
2007/07/27
レビュアー
JUCE※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
全編パリ郊外のセットで撮られているということですが閉塞感を感じることも無く、またオリエンタルな雰囲気を上手く醸し出しています。特筆すべきはセットの中で綿密に作り上げれた濃密で匂いたつような映像でしょう。またセリフは抑制されているのですが、逆にジェット機の音やかえるの声、水音などのSEはやや誇張気味に多用されています。これは全編セットで撮影されていることで、そうした傾向が強くなっているのかもしれません。起伏を排した描写は映像抒叙情詩といった趣でしょうか。
タイトルにあるとおり“青いパパイヤ”が物語の随所に登場します。勿論この“青いパパイヤ”が主役の映画では無く、貧しい家から奉公にやってきた少女ムイが主人公なのですが、“青いパパイヤ”はこの主人公の少女ムイを投影したものでしょう。これは作品全体に漂っているのですが、随所に用いられるパパイヤのアップや、濡れた葉のアップなどはシズル感に溢れていてとても艶かしく、エロスを発散しています。ムイの少女時代はこうした抑制されたエロスを描いているのですが、ムイの成長後は何故かこの艶かしさが消えてしまっています。成長後のヌイを演じるトラン・ヌー・イェン・ケーと監督は昔からの知己でこの映画の撮影後に結婚されたそうです。もしかするとムイの少女時代に彼女の少女時代を偲んでいたのでしょうか。そして本人パートでは照れが出たのかもしれませんね。ラスト青いパパイヤは黄色く熟し、誰の手に落ちていったのでしょう。・・・それは監督なのかもしれませんね。
全体的に雰囲気のある良い映画なのですが、私もケチケチさんのおっしゃる様に少し監督が自分の才に溺れるような傾向があるのが気になります。例えば芝居を受けての人物をフォローするドリーの多用と構図のなかに何かをナメるて構図をまとめようとする箇所。こうした映像(撮影)を美しくしたいという思惑が全編を通して感じられるのが気になってしまいました。
作品全体を通しては初監督作品ながら良く出きていて佳作だとは思いましたが、上記のような才に走るところに監督の未熟さを感じ、監督こそが青いパパイヤではないかと思いました。青いパパイヤが熟して今後どんな素晴らしい味わい(作品)が出来るのかが楽しみです。
投稿日
2008/01/15
レビュアー
こんちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
南町田のグランベリー・モールに「ベトナム・アリス」という「クイーン・アリス」のオーナーシェフ・石鍋裕プロデュースによるベトナム料理店があります。私は、ニョクマムとか魚醤関係は苦手だし、酸っぱい物も苦手(トム・ヤム・クンなんて、どこがうまいのかと思う。笑)、香草もダメなので敬遠していたのですが、数年前に他にめぼしい店も無かったので、仕方なく入ってみたのです。
これがうまい!春巻きの盛り合わせ(揚げとか、生とか取り合わせて)が、みんなうまいし、(香草は、添えてあるので苦手なら入れなきゃ良いし)なによりも、青いパパイヤのサラダが絶品です。おそらくは、日本人の口にあうようにアレンジしてあるのでしょうが、ベトナム料理に対する認識を改めたのです。知り合いによると、現地ベトナムに行くと、市場を回ったりして、いろいろな物を食べるのが何よりも楽しいのだそうです。いつか、行ってみたいなと思います。
武蔵野婦人さんなどは、欧州は沢山行かれているようですが、東南アジアはどうなのでしょうか。
というところで映画の話ですが、なんとも雰囲気のある作品ですね。極端にセリフを減らし、映像によって物語を進めていく。ところがCMクリップ出身の監督の作品のように、単なるポートレートになっていないのです。たとえば、この映画の中の1シーンを切り取って見たとしても、それはただのスチール写真ではなく、明らかにドラマを感じさせるものだと思うのです。
これが、ロケなしで全編セットで作られているというのが驚きです。「武士の一分」では、リアリティの追求のために、かなりのロケを敢行したにも関わらず、まるでセットで撮影しているように見えたのと大違いです。
強い照明を当て、手前の人物にピントを合わせているので、奥の方の景色がぼやけて見えているというのも、セットであることを隠しつつ、ベトナムの日差しを思わせるうまい技法だなと思いましたね。
これも武蔵野婦人の分野になると思うのですが、先輩奉公人のおばさんから教わり、ムイの、料理というか食べ物に対する愛情がよ〜くわかります。料理の一つ一つに暖かみと細やかな心配りが感じられるのです。クェンに対する気持ちというのもあるのでしょうが、食べ物とそれを提供すると言う行為に愛情があふれています。その子が、幸せになっていくことに観客は大きな安堵と、幸福感を味わうのでしょう。
「リストランテの夜」もそうでしたが、こうして料理がかなりのウェイトを占める作品においては、その料理に暖かみと愛情を感じられるかが大切なのだと思うのです。多くのレビュアーさんが気に入っている「かもめ食堂」では、私にはそれが感じられなかったのです。
物語としては、特別ドラマティックなことが起きるわけではなく(ムイがクェンの家に奉公に行くのは、大きな事件でしょうけど、それほどドラマティックに描いていないですね、あえて)静謐な雰囲気で進んでいきます。登場人物の演技も過剰なところが無く好感が持てます。ケチケチさんやJUCEさんがおっしゃるように技巧に走りがちなところもあるのでしょうが、私のような素人には、あまり気にはならないのですね。
人物配置もなかなか考えられていて、ムイの透明で無垢な印象に対して、次男のラムはそのネガとも言うべきメタファーだし、ムイにやたらとちょっかいを出す三男ティンを見ていると、小津作品をあまり観ていない私でも、小津安二郎の香りを感じてしまうのです。
音楽の使い方も、うるさくなくて良いです。ムイが何かを凝視するときに重なってくるパターンが多いようですけど、この音楽の効果的な使い方によって、ドラマティックではないのに、画面から目を離すことが出来なくなるのです。
ただ、見終わってからカタルシスを感じるような作品ではないので、心も体もゆったりとした休日の午後にでも観ると、何とも言えない訳の分からない(これ、褒めているつもりですが・・・)幸福感に浸ることが出来るでしょう。
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青いパパイヤの香り