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パフューム ある人殺しの物語

パフューム ある人殺しの物語の画像・ジャケット写真

パフューム ある人殺しの物語 / ベン・ウィショー

パフューム ある人殺しの物語 /トム・ティクヴァ

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317

DVD

旧作

お届け率:100%

解説・ストーリー

 パトリック・ジュースキントの禁断のベストセラー『香水 ある人殺しの物語』を、「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」のトム・ティクヴァ監督が映画化した衝撃のサスペンス・ドラマ。ある“香り”にとりつかれた一人の青年が、その香りを追い求めるあまり、恐るべき凶行へと駆り立てられていくさまを緻密かつ緊張感みなぎる映像で綴る。18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で産み落とされたグルヌイユは、育児所に引き取られ孤独な少年時代を送る。そんな彼には、超人的な嗅覚が備わっていた。青年となった彼はある時、赤毛の少女が発する匂いに激しく心を奪われるのだったが…。

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「パフューム ある人殺しの物語」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

 パトリック・ジュースキントの禁断のベストセラー『香水 ある人殺しの物語』を、「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」のトム・ティクヴァ監督が映画化した衝撃のサスペンス・ドラマ。ある“香り”にとりつかれた一人の青年が、その香りを追い求めるあまり、恐るべき凶行へと駆り立てられていくさまを緻密かつ緊張感みなぎる映像で綴る。18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で産み落とされたグルヌイユは、育児所に引き取られ孤独な少年時代を送る。そんな彼には、超人的な嗅覚が備わっていた。青年となった彼はある時、赤毛の少女が発する匂いに激しく心を奪われるのだったが…。

「パフューム ある人殺しの物語」 の作品情報

作品情報

製作年:

2006年

製作国:

ドイツ

原題:

PERFUME: THE STORY OF A MURDERER

「パフューム ある人殺しの物語」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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洋画・邦画

35,500
タイトル以上

国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

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タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

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CD

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ユーザーレビュー:317件

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1〜 5件 / 全317件

香りに魅せられた 天才調香師の狂気 ネタバレ

投稿日:2007/09/09 レビュアー:ミルクチョコ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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この物語は、芳しい香りの美と、香りに魅せられた狂気の醜の両極端を描いた哀れな男の愛の喪失の寓話。
匂いは、グルヌイユにとって全てだった。
匂いがないという事は、彼にとっては、存在しないとも同じ。
自分が無臭だと知った彼は、人に気付かれないという寂しさ、自分の存在を感じてほしいと思ったのでしょうか?
初めてパリの街に出たグルヌイユは、プラム売りの少女から発せられた芳しい香りの虜となり、怯える少女を誤って殺してしまい・・・
しかし、少女の香りが命と共に消えてしまった事に絶望してしまった彼は、何とか少女の香りを再現しようと試み・・・
女性の体から発せられる、究極の香りを求め、殺人鬼へと変貌していき・・・

この究極の香りで、世界の人々はひれ伏すだろう。匂いがなくとも自分を認めるであろうと・・・
処刑場で全てが、彼が企んだ通りになった。
しかし、香りを染み込ませたハンカチが彼の手を離れた時、人々の関心は、ハンカチに移ってしまった。
グルヌイユは、その時思い知る。人々は、自分を認めたのではないと・・・
しかし、突然人々は隣人を愛し始める。
何が起こったのか分からなかった彼は、愛し合う人々を目の当たりで見て、初めて知る。
彼が、最も惹かれたプラム売りの少女の香り、あれは愛の香りだったのだと・・・愛することを知らないグルヌイユは、誰からも愛される事なく、香水でしか人を惹きつける事しかできなかったのでしょうか?愛する人を失しなってしまったという事実に気付き、涙を流すシーン。人間になった瞬間とでもいいましょうか?すごく切なかった。

彼が、永遠に保存しておきたい香り・・・それは愛だったのだと。
彼が望めば、世界制覇もできたであろうに・・・香水にできぬ事は、ただ一つ。愛し、愛される人間には、変えられなかった。
全てに失望し、ただ愛されたいという思いが駆け巡った。
彼は産まれ落とされた場所に戻っていった。
何故、産まれ落とされた場所なのか?ちょっと考えてしまいましたが、彼が求めた香りは、母の中にある。それが答えだったのですね。その時に浮かんだ表情は、やっと愛された事の安堵でしょうか?それともこれが、本当の愛ではない絶望なのでしょうか?それとも??
ラスト、瓶から零れ落ちた一滴、空っぽになった瓶は、愛に満たされなかった彼自身の姿でしょうか?



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ブラックコメディ・・・ですよね? えっ、違うの!?

投稿日:2007/12/01 レビュアー:JUCE

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香りは死を喚起する ネタバレ

投稿日:2007/07/27 レビュアー:masamune

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タイトルに誘われアロマテラピーが趣味のお姉さまが見るかも(笑)、しかし物語は暗美と残酷が混在する魑魅魍魎を描く、ビザールなサスペンス。リトマス試験紙として「羊たちの沈黙」がOKな方はご覧頂けると思う。
原作はPatrick Suskind著、1985年に刊行し45カ国語に翻訳され1500万部以上を売上。当然ハリウッドで映画化されても不思議で無い(実際にスピルバーグが企画した噂も)。抜擢されたTom Tykwer監督は「鬼才」の異名を持つが、その実力を存分に発揮してる。
冒頭からインパクトは抜群で、別な意味で18世紀のパリを有りの侭に再現。本作の良い点は、ファンタジーだからと舞台設定を粗略にせず、美術や衣装の時代考証にも手抜かりが無い。この真摯さに好感が持てる。

私は「香道」(御家流)を修めたので、強い興味を持って本作を見たが、物語はシリアル・キラーの猟奇サスペンスなので、「香り」とは対極的な物語・・・その対比も見所。
人間の五感で「香り」が最も記憶に残る、と教わった。つまり環境学的な匂いとは別に、個人のアイデンティティーを確立する意味でも「香り」の力は古来から重用された。香水がフランスで発達した理由は、町や家に篭る異臭を消す消毒の役割らしいが、当時のパリは悪臭だらけ!なんせ風呂も入らず、トイレの糞尿は窓から外に捨てる!今の「おフランス」のイメージとは程遠い(笑)。

主役のBen Whishawは「レイヤー・ケーキ」でも印象的だったが、本作でも素晴らしい存在感を見せる。彼の未成熟な部分と妖しさが入り混じったオーラが、本作を成立させてると言っても過言でない。なるほどと思ったのは彼の「鼻」の形(笑)。因みに「グルヌイユ」とはフランス語で「カエル」を意味する。Dustin Hoffmanの使い方は贅沢の一言だが、個人的には顔面神経痛のAlan Rickmanも良かった。
私の記憶が間違いなければ、映画音楽で初めて「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」が担当した作品。原作者と監督と製作国に続いて、音楽もドイツで固めた事で作品に迷いが感じられないのも、その音色と共に心地良い。

前半のサスペンス調が良いだけに、後半のトンデモな展開に嫌悪感を抱く方も居るかも。しかし主人公が「匂いを持たない」と言う設定からして、ファンタジーだと明解に説明してる。だからスリラーの様な真っ当な展開を期待しては×。
このリアリティの無さが本作の本質で、「悪趣味な寓話」に留まらない、不思議な魅力に満ちてるのは、この物語性の排除に尽きる。リアリティを「無」にする事で主題で有る「香り」が生きるからだ。未完成に感じる部分は、脳内補完する面白さも残されてると解釈したい。

本作は人殺しを描きつつも、そのヴィジュアルの素晴らしさから「哲学」すら感じさせる不思議なパッションを持つ。誰にでもお薦めできる作品では無いが、映画としての完成度は極めて高い。ドイツ映画故に容赦ない描写も多いがグロいのが駄目でなければ、お試しあれ!。

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至高の香水=究極の媚薬=極上フェロモン?その驚くべき結末とは? ネタバレ

投稿日:2007/10/28 レビュアー:RUSH

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いやはやなんとも素晴らしい作品である。久しぶりに極上のサスペンスを味わったような満足感が残る作品だった。これは全く嬉しい誤算だった。サスペンスといっても謎解きではない(笑)。何しろ犯人は最初からわかっているのだから。何より素晴らしいのは各俳優の演技の素晴らしさだ。特に主役であるグルヌイユ役を演じたベン・ウイショー。彼の演技はとても素晴らしかった。このグルヌイユの役所は非常に難しい。感情をあからさまに表現するような役でもないし、内面にため込むような性格のキャラクターなので台詞で演じると言うより表情と仕草で演じなければならず、演技力がないと絶対に演じられないキャラクターだからだ。彼の演技を見ているだけでも2時間半という長い時間はあっという間に過ぎ去ってしまっていた。その次にダスティン・ホフマンの演技も素晴らしかったと言えるだろう。この物語の前半、主人公に香水のいろはを教える先生役を見事に演じきっていた。ベテラン俳優の安定した演技は見ていて心地よいものだ。ただ、少し嫌だったのは老いた顔にしていた化粧はちょっといただけなかったが(笑)。

物語の内容は作品のタイトルが全てを物語っている。このタイトルは原題をそのまま直訳したようなものだが、その判断は正しいと僕は思う。パフュームとは香水のこと。主人公が自分が持って生まれてきた才能を活かし香水調合師となっていくのでそのタイトルはぴったりだ。また、香水調合師が殺人を犯していく過程を主人公の生い立ちからずっと追いかけていくので「ある人殺しの物語」というサブタイトルもぴったりで間違ってはいない。時々ナレーションが入るのでまるで絵本を紐解くかのごとく物語は進んでいく。そして主役を演じたベン・ウイショーの演技に見せられながら主人公であるグルヌイユがどうなっていくのかワクワクドキドキしながら見ていくことになるのである。グルヌイユが香水に取り付かれ、落ち目の調合師であるバルディーニ(ダスティン・ホフマン)に弟子入りし、香水製造のノウハウを吸収し、パリの街で出会った美少女の芳しい体臭に取り付かれ、人生を狂わせてしまう様が見事に描かれていく。そして香水というか匂いの保存・保管方法を知りたいグルヌイユはバルディーニの元を去り、香水の聖地であるグラースへと向かい、連続殺人犯に成り下がっていくのである。成り下がるという言葉は間違いかもしれない。グルヌイユ自身はそれほど罪の意識があったわけではなく、これ以上下がれないだろうという所からスタートしているので間違いかもしれない。美少女たちの体臭集めに没頭していくグルヌイユ。それを使い伝説の至高の香水を完成させるため、一人の美少女に狙いを定める。作品の後半はもっぱら至高の香水の製造と殺戮が描かれる。

主人公を見ていると究極の匂いフェチであり、ある種変態といえるのかもしれない。彼の人生は人よりも優れた嗅覚を持って生まれてきたことと、母親に魚市場で産み落とされた時に死ななかった時点ですでにこうなる運命にあったのかもしれない。彼が犯す最初の殺人シーンは衝撃的だった。殺人の行為が衝撃的だった訳ではなく、彼が死んでしまった少女に対して彼女の体臭を嗅ぎまくり、体臭が消えたときのショックを受けた時のベン・ウイショーの演技が衝撃的だったのだ。死んでしまった少女を全裸にし、身体の隅々まで体臭を嗅ぎまくり、少女が死んでしまったために体臭が消え、それに気づき驚きを隠せない主人公にある種の興奮を覚えると同時に背筋に寒気をも覚えたほど彼の演技は凄かった。

しかし、僕をそれ以上に驚かせたのはクライマックス、つまり結末だ。どんな結末かをここで書くわけにはいかないので見て確認してもらうしかないが、予想外の結末で本当に驚かされた。そして主人公が処刑される禁断のシーンにはもう「お口あんぐり」状態だった(笑)。そしてその直後のこの作品の結末、つまり主人公の結末が予想通りともいえるし、予想外とも言えることに驚きを隠せなかった。「そうきたか!」という感じだった。結末は見えていた。主人公がどうなるのかは作品を最初から見ていれば自ずとわかるものだ。しかし、その描かれ方というか結末の迎え方が予想外の方法だったので驚いたのである。これ以上書くとお叱りを受けそうなのでやめておくが、驚きの結末は自分の目で確認して欲しい。また、主人公が自分の能力に目覚め、自分の進む道を見つけそれに向かって突き進み、殺人鬼へと変貌する様を見逃してはいけない。

しかし、美少女が殺され裸にされ髪も無惨に刈り取られ放置されるシーンはいたたまれないものがあるが久しぶりに満足のいくサスペンス作品だった。

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なんだかなぁ・・・ ネタバレ

投稿日:2007/10/03 レビュアー:こんちゃん

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 確かに、他には類を見ないタイプの映画なんですよね。2時間以上という長編でありながら、飽きさせずに見せる(実は、途中で一度寝てしまい、戻してみましたけど)映像は、評価できるんですけど・・・

 全世界で1500万部以上の売り上げを記録したたベストセラー小説 パトリック・ジュースキントの「香水 ある人殺しの物語」 、長い間、最も映画化の待たれる小説として、その座に君臨してきた幻の小説で、スピルバーグやスコセッシがこぞって映画化権を熱望したと言われる話題の小説だそうですね。トム・ティクバの手法には、感嘆しますが、スコセッシがエンタメ作品に作った物も観てみたい気がします。

 臭いに関して天才的な偏執狂が、究極の媚薬を作りましたっていう話になっちゃうんですかね。
 パープルローズさんに問いかけられても、私は臭いに関してのフェティシズムは持ち合わせていないので、よくわからんのです。足フェチですから、まあ、フェティスズムということに関しては、いくらか理解は出来るのですが・・・。
 ガラリーナさんもおっしゃっているように、好きになれば、その人の体臭も含めて好きになるようで、他人からはわからないけど、キツイ体臭も愛おしく感じてしまうのでしょう。あ、昔知り合いの女の子で、彼氏のおならの臭いが大好きという、とんでもない子がいましたけどね。

 臭い(香りと言うよりも強烈なイメージ)に関して言えば、私やラヴァ様は(あ、カプチーノさんもね!)加齢臭ブラザースということで、娘や周囲の人から、「臭い」と言われながら、細々と生きているわけです。
 何年か前、長女に「オヤジ臭い」と言われたときは、すぐに横浜そごうの香水売場に行って、
「オヤジくささを消すには、どれがいい?」
と聞いて、売場の女の子に笑われたものです。
 そういう人間から見ると、体臭がないジャン=バティストは羨ましいのです。(本人は、それに気づいたときは、たいそうなショックだったようですが)

 物語としては、重苦しい雰囲気を漂わせながらも、ジャンの拘泥する姿と葛藤を上手に描き、感情移入もしていくのですが、それがエスカレートして、若い女性の臭いを捉えるために殺してしまうと言うあたりからいけません。
 彼が、その生い立ちのせいもあり、人間としての基本的なモラルが欠落していると言うことなのでしょうが、臭いをサンプリングしたいがために娼婦を殺してしまうと言うことに、いささかの逡巡もありません。この辺からは、感情が同化できなくなってしまい、ラストの大乱交パーティーでは、あきれてしまいました。
 っていうか、あれじゃいかんでしょう?処刑人のおっさんが、その臭いを嗅いだ途端、
「この男は無実だ!」
「この人は天使だ!」
って、実際に何人も女を殺してるんですから・・・。
 で、その臭いが蔓延したら、誰彼かまわずにセックスしちゃうって・・・。これは、究極の媚薬ということなんでしょうね。私は、実はとても女好きです。(今まで、ひた隠しにしてきましたけど)でも、こういう状況でセックスをしたいとは思わないんです。ドラッグでラリってセックスするととてもいいらしいですけど、そこに愛はありませんから。
 
 ジャンもそれがわかってしまったのでしょうね。うまく使えば、何でもやり放題の究極の香水を作りながら、自分にはなにもないと言うことを・・・。
 うん、その香水を私に下さい(いや、けっして変な下心は無いんですよ・・・ちょっとしか)

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香りに魅せられた 天才調香師の狂気

投稿日

2007/09/09

レビュアー

ミルクチョコ

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この物語は、芳しい香りの美と、香りに魅せられた狂気の醜の両極端を描いた哀れな男の愛の喪失の寓話。
匂いは、グルヌイユにとって全てだった。
匂いがないという事は、彼にとっては、存在しないとも同じ。
自分が無臭だと知った彼は、人に気付かれないという寂しさ、自分の存在を感じてほしいと思ったのでしょうか?
初めてパリの街に出たグルヌイユは、プラム売りの少女から発せられた芳しい香りの虜となり、怯える少女を誤って殺してしまい・・・
しかし、少女の香りが命と共に消えてしまった事に絶望してしまった彼は、何とか少女の香りを再現しようと試み・・・
女性の体から発せられる、究極の香りを求め、殺人鬼へと変貌していき・・・

この究極の香りで、世界の人々はひれ伏すだろう。匂いがなくとも自分を認めるであろうと・・・
処刑場で全てが、彼が企んだ通りになった。
しかし、香りを染み込ませたハンカチが彼の手を離れた時、人々の関心は、ハンカチに移ってしまった。
グルヌイユは、その時思い知る。人々は、自分を認めたのではないと・・・
しかし、突然人々は隣人を愛し始める。
何が起こったのか分からなかった彼は、愛し合う人々を目の当たりで見て、初めて知る。
彼が、最も惹かれたプラム売りの少女の香り、あれは愛の香りだったのだと・・・愛することを知らないグルヌイユは、誰からも愛される事なく、香水でしか人を惹きつける事しかできなかったのでしょうか?愛する人を失しなってしまったという事実に気付き、涙を流すシーン。人間になった瞬間とでもいいましょうか?すごく切なかった。

彼が、永遠に保存しておきたい香り・・・それは愛だったのだと。
彼が望めば、世界制覇もできたであろうに・・・香水にできぬ事は、ただ一つ。愛し、愛される人間には、変えられなかった。
全てに失望し、ただ愛されたいという思いが駆け巡った。
彼は産まれ落とされた場所に戻っていった。
何故、産まれ落とされた場所なのか?ちょっと考えてしまいましたが、彼が求めた香りは、母の中にある。それが答えだったのですね。その時に浮かんだ表情は、やっと愛された事の安堵でしょうか?それともこれが、本当の愛ではない絶望なのでしょうか?それとも??
ラスト、瓶から零れ落ちた一滴、空っぽになった瓶は、愛に満たされなかった彼自身の姿でしょうか?



ブラックコメディ・・・ですよね? えっ、違うの!?

投稿日

2007/12/01

レビュアー

JUCE

香りは死を喚起する

投稿日

2007/07/27

レビュアー

masamune

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タイトルに誘われアロマテラピーが趣味のお姉さまが見るかも(笑)、しかし物語は暗美と残酷が混在する魑魅魍魎を描く、ビザールなサスペンス。リトマス試験紙として「羊たちの沈黙」がOKな方はご覧頂けると思う。
原作はPatrick Suskind著、1985年に刊行し45カ国語に翻訳され1500万部以上を売上。当然ハリウッドで映画化されても不思議で無い(実際にスピルバーグが企画した噂も)。抜擢されたTom Tykwer監督は「鬼才」の異名を持つが、その実力を存分に発揮してる。
冒頭からインパクトは抜群で、別な意味で18世紀のパリを有りの侭に再現。本作の良い点は、ファンタジーだからと舞台設定を粗略にせず、美術や衣装の時代考証にも手抜かりが無い。この真摯さに好感が持てる。

私は「香道」(御家流)を修めたので、強い興味を持って本作を見たが、物語はシリアル・キラーの猟奇サスペンスなので、「香り」とは対極的な物語・・・その対比も見所。
人間の五感で「香り」が最も記憶に残る、と教わった。つまり環境学的な匂いとは別に、個人のアイデンティティーを確立する意味でも「香り」の力は古来から重用された。香水がフランスで発達した理由は、町や家に篭る異臭を消す消毒の役割らしいが、当時のパリは悪臭だらけ!なんせ風呂も入らず、トイレの糞尿は窓から外に捨てる!今の「おフランス」のイメージとは程遠い(笑)。

主役のBen Whishawは「レイヤー・ケーキ」でも印象的だったが、本作でも素晴らしい存在感を見せる。彼の未成熟な部分と妖しさが入り混じったオーラが、本作を成立させてると言っても過言でない。なるほどと思ったのは彼の「鼻」の形(笑)。因みに「グルヌイユ」とはフランス語で「カエル」を意味する。Dustin Hoffmanの使い方は贅沢の一言だが、個人的には顔面神経痛のAlan Rickmanも良かった。
私の記憶が間違いなければ、映画音楽で初めて「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」が担当した作品。原作者と監督と製作国に続いて、音楽もドイツで固めた事で作品に迷いが感じられないのも、その音色と共に心地良い。

前半のサスペンス調が良いだけに、後半のトンデモな展開に嫌悪感を抱く方も居るかも。しかし主人公が「匂いを持たない」と言う設定からして、ファンタジーだと明解に説明してる。だからスリラーの様な真っ当な展開を期待しては×。
このリアリティの無さが本作の本質で、「悪趣味な寓話」に留まらない、不思議な魅力に満ちてるのは、この物語性の排除に尽きる。リアリティを「無」にする事で主題で有る「香り」が生きるからだ。未完成に感じる部分は、脳内補完する面白さも残されてると解釈したい。

本作は人殺しを描きつつも、そのヴィジュアルの素晴らしさから「哲学」すら感じさせる不思議なパッションを持つ。誰にでもお薦めできる作品では無いが、映画としての完成度は極めて高い。ドイツ映画故に容赦ない描写も多いがグロいのが駄目でなければ、お試しあれ!。

至高の香水=究極の媚薬=極上フェロモン?その驚くべき結末とは?

投稿日

2007/10/28

レビュアー

RUSH

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いやはやなんとも素晴らしい作品である。久しぶりに極上のサスペンスを味わったような満足感が残る作品だった。これは全く嬉しい誤算だった。サスペンスといっても謎解きではない(笑)。何しろ犯人は最初からわかっているのだから。何より素晴らしいのは各俳優の演技の素晴らしさだ。特に主役であるグルヌイユ役を演じたベン・ウイショー。彼の演技はとても素晴らしかった。このグルヌイユの役所は非常に難しい。感情をあからさまに表現するような役でもないし、内面にため込むような性格のキャラクターなので台詞で演じると言うより表情と仕草で演じなければならず、演技力がないと絶対に演じられないキャラクターだからだ。彼の演技を見ているだけでも2時間半という長い時間はあっという間に過ぎ去ってしまっていた。その次にダスティン・ホフマンの演技も素晴らしかったと言えるだろう。この物語の前半、主人公に香水のいろはを教える先生役を見事に演じきっていた。ベテラン俳優の安定した演技は見ていて心地よいものだ。ただ、少し嫌だったのは老いた顔にしていた化粧はちょっといただけなかったが(笑)。

物語の内容は作品のタイトルが全てを物語っている。このタイトルは原題をそのまま直訳したようなものだが、その判断は正しいと僕は思う。パフュームとは香水のこと。主人公が自分が持って生まれてきた才能を活かし香水調合師となっていくのでそのタイトルはぴったりだ。また、香水調合師が殺人を犯していく過程を主人公の生い立ちからずっと追いかけていくので「ある人殺しの物語」というサブタイトルもぴったりで間違ってはいない。時々ナレーションが入るのでまるで絵本を紐解くかのごとく物語は進んでいく。そして主役を演じたベン・ウイショーの演技に見せられながら主人公であるグルヌイユがどうなっていくのかワクワクドキドキしながら見ていくことになるのである。グルヌイユが香水に取り付かれ、落ち目の調合師であるバルディーニ(ダスティン・ホフマン)に弟子入りし、香水製造のノウハウを吸収し、パリの街で出会った美少女の芳しい体臭に取り付かれ、人生を狂わせてしまう様が見事に描かれていく。そして香水というか匂いの保存・保管方法を知りたいグルヌイユはバルディーニの元を去り、香水の聖地であるグラースへと向かい、連続殺人犯に成り下がっていくのである。成り下がるという言葉は間違いかもしれない。グルヌイユ自身はそれほど罪の意識があったわけではなく、これ以上下がれないだろうという所からスタートしているので間違いかもしれない。美少女たちの体臭集めに没頭していくグルヌイユ。それを使い伝説の至高の香水を完成させるため、一人の美少女に狙いを定める。作品の後半はもっぱら至高の香水の製造と殺戮が描かれる。

主人公を見ていると究極の匂いフェチであり、ある種変態といえるのかもしれない。彼の人生は人よりも優れた嗅覚を持って生まれてきたことと、母親に魚市場で産み落とされた時に死ななかった時点ですでにこうなる運命にあったのかもしれない。彼が犯す最初の殺人シーンは衝撃的だった。殺人の行為が衝撃的だった訳ではなく、彼が死んでしまった少女に対して彼女の体臭を嗅ぎまくり、体臭が消えたときのショックを受けた時のベン・ウイショーの演技が衝撃的だったのだ。死んでしまった少女を全裸にし、身体の隅々まで体臭を嗅ぎまくり、少女が死んでしまったために体臭が消え、それに気づき驚きを隠せない主人公にある種の興奮を覚えると同時に背筋に寒気をも覚えたほど彼の演技は凄かった。

しかし、僕をそれ以上に驚かせたのはクライマックス、つまり結末だ。どんな結末かをここで書くわけにはいかないので見て確認してもらうしかないが、予想外の結末で本当に驚かされた。そして主人公が処刑される禁断のシーンにはもう「お口あんぐり」状態だった(笑)。そしてその直後のこの作品の結末、つまり主人公の結末が予想通りともいえるし、予想外とも言えることに驚きを隠せなかった。「そうきたか!」という感じだった。結末は見えていた。主人公がどうなるのかは作品を最初から見ていれば自ずとわかるものだ。しかし、その描かれ方というか結末の迎え方が予想外の方法だったので驚いたのである。これ以上書くとお叱りを受けそうなのでやめておくが、驚きの結末は自分の目で確認して欲しい。また、主人公が自分の能力に目覚め、自分の進む道を見つけそれに向かって突き進み、殺人鬼へと変貌する様を見逃してはいけない。

しかし、美少女が殺され裸にされ髪も無惨に刈り取られ放置されるシーンはいたたまれないものがあるが久しぶりに満足のいくサスペンス作品だった。

なんだかなぁ・・・

投稿日

2007/10/03

レビュアー

こんちゃん

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 確かに、他には類を見ないタイプの映画なんですよね。2時間以上という長編でありながら、飽きさせずに見せる(実は、途中で一度寝てしまい、戻してみましたけど)映像は、評価できるんですけど・・・

 全世界で1500万部以上の売り上げを記録したたベストセラー小説 パトリック・ジュースキントの「香水 ある人殺しの物語」 、長い間、最も映画化の待たれる小説として、その座に君臨してきた幻の小説で、スピルバーグやスコセッシがこぞって映画化権を熱望したと言われる話題の小説だそうですね。トム・ティクバの手法には、感嘆しますが、スコセッシがエンタメ作品に作った物も観てみたい気がします。

 臭いに関して天才的な偏執狂が、究極の媚薬を作りましたっていう話になっちゃうんですかね。
 パープルローズさんに問いかけられても、私は臭いに関してのフェティシズムは持ち合わせていないので、よくわからんのです。足フェチですから、まあ、フェティスズムということに関しては、いくらか理解は出来るのですが・・・。
 ガラリーナさんもおっしゃっているように、好きになれば、その人の体臭も含めて好きになるようで、他人からはわからないけど、キツイ体臭も愛おしく感じてしまうのでしょう。あ、昔知り合いの女の子で、彼氏のおならの臭いが大好きという、とんでもない子がいましたけどね。

 臭い(香りと言うよりも強烈なイメージ)に関して言えば、私やラヴァ様は(あ、カプチーノさんもね!)加齢臭ブラザースということで、娘や周囲の人から、「臭い」と言われながら、細々と生きているわけです。
 何年か前、長女に「オヤジ臭い」と言われたときは、すぐに横浜そごうの香水売場に行って、
「オヤジくささを消すには、どれがいい?」
と聞いて、売場の女の子に笑われたものです。
 そういう人間から見ると、体臭がないジャン=バティストは羨ましいのです。(本人は、それに気づいたときは、たいそうなショックだったようですが)

 物語としては、重苦しい雰囲気を漂わせながらも、ジャンの拘泥する姿と葛藤を上手に描き、感情移入もしていくのですが、それがエスカレートして、若い女性の臭いを捉えるために殺してしまうと言うあたりからいけません。
 彼が、その生い立ちのせいもあり、人間としての基本的なモラルが欠落していると言うことなのでしょうが、臭いをサンプリングしたいがために娼婦を殺してしまうと言うことに、いささかの逡巡もありません。この辺からは、感情が同化できなくなってしまい、ラストの大乱交パーティーでは、あきれてしまいました。
 っていうか、あれじゃいかんでしょう?処刑人のおっさんが、その臭いを嗅いだ途端、
「この男は無実だ!」
「この人は天使だ!」
って、実際に何人も女を殺してるんですから・・・。
 で、その臭いが蔓延したら、誰彼かまわずにセックスしちゃうって・・・。これは、究極の媚薬ということなんでしょうね。私は、実はとても女好きです。(今まで、ひた隠しにしてきましたけど)でも、こういう状況でセックスをしたいとは思わないんです。ドラッグでラリってセックスするととてもいいらしいですけど、そこに愛はありませんから。
 
 ジャンもそれがわかってしまったのでしょうね。うまく使えば、何でもやり放題の究極の香水を作りながら、自分にはなにもないと言うことを・・・。
 うん、その香水を私に下さい(いや、けっして変な下心は無いんですよ・・・ちょっとしか)

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