THE GUILTY/ギルティ / ヤコブ・セーダーグレン
THE GUILTY/ギルティ
/グスタフ・モーラー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(35)
解説・ストーリー
緊急通報指令室という限られた空間を舞台に、電話から聞こえてくる声と音だけを頼りに誘拐事件の解決に当たるオペレーターの奮闘を緊迫感あふれる筆致で描き、サンダンス映画祭観客賞をはじめ各方面から高い評価を受けたデンマーク製クライム・サスペンス。主演は「光のほうへ」のヤコブ・セーダーグレン。監督は本作が長編デビューのグスタフ・モーラー。捜査中のトラブルにより現場を外された警察官のアスガー。今は緊急通報指令室のオペレーター勤務で、元の職場への復帰を目前にしていた。そんな彼がある夜受けた通報は、今まさに誘拐されているという女性からのものだった。彼女の名はイーベン。走行中の車の中から、携帯電話で掛けていた。その電話から聞こえる声と音だけを手掛かりに、犯人の特定とイーベンの救出に全力を尽くすアスガーだったが…。 JAN:4532612139053
緊急通報指令室という限られた空間を舞台に、電話から聞こえてくる声と音だけを頼りに誘拐事件の解決に当たるオペレーターの奮闘を緊迫感あふれる筆致で描き、サンダンス映画祭観客賞をはじめ各方面から高い評価を受けたデンマーク製クライム・サスペンス。主演は「光のほうへ」のヤコブ・セーダーグレン。監督は本作が長編デビューのグスタフ・モーラー。捜査中のトラブルにより現場を外された警察官のアスガー。今は緊急通報指令室のオペレーター勤務で、元の職場への復帰を目前にしていた。そんな彼がある夜受けた通報は、今まさに誘拐されているという女性からのものだった。彼女の名はイーベン。走行中の車の中から、携帯電話で掛けていた。その電話から聞こえる声と音だけを手掛かりに、犯人の特定とイーベンの救出に全力を尽くすアスガーだったが…。 JAN:4532612139053
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「THE GUILTY/ギルティ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
緊急通報指令室という限られた空間を舞台に、電話から聞こえてくる声と音だけを頼りに誘拐事件の解決に当たるオペレーターの奮闘を緊迫感あふれる筆致で描き、サンダンス映画祭観客賞をはじめ各方面から高い評価を受けたデンマーク製クライム・サスペンス。主演は「光のほうへ」のヤコブ・セーダーグレン。監督は本作が長編デビューのグスタフ・モーラー。捜査中のトラブルにより現場を外された警察官のアスガー。今は緊急通報指令室のオペレーター勤務で、元の職場への復帰を目前にしていた。そんな彼がある夜受けた通報は、今まさに誘拐されているという女性からのものだった。彼女の名はイーベン。走行中の車の中から、携帯電話で掛けていた。その電話から聞こえる声と音だけを手掛かりに、犯人の特定とイーベンの救出に全力を尽くすアスガーだったが…。 JAN:4532612139053
「THE GUILTY/ギルティ」 の作品情報
「THE GUILTY/ギルティ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
THE GUILTY/ギルティの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
日本語字幕、吹替用字幕 |
オリジナル(デンマーク語)5.1ch 吹替(日本語)5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
CPDP14001 |
2019年10月16日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
79枚
|
0人
|
0人
|
オリジナル(デンマーク語)5.1ch
吹替(日本語)5.1ch
【Blu-ray】THE GUILTY/ギルティ(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
日本語字幕、吹替用字幕 |
オリジナル(デンマーク語)5.1ch 吹替(日本語)5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
CPBP14015 |
2019年10月16日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
20枚
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0人
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0人
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オリジナル(デンマーク語)5.1ch
吹替(日本語)5.1ch
THE GUILTY/ギルティの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
日本語字幕、吹替用字幕 |
オリジナル(デンマーク語)5.1ch 吹替(日本語)5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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CPDP14001 |
2019年10月16日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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79枚
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オリジナル(デンマーク語)5.1ch
吹替(日本語)5.1ch
【Blu-ray】THE GUILTY/ギルティ(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
88分 |
日本語字幕、吹替用字幕 |
オリジナル(デンマーク語)5.1ch 吹替(日本語)5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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CPBP14015 |
2019年10月16日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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オリジナル(デンマーク語)5.1ch
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ユーザーレビュー:35件
緊急司令室への電話・・音と会話だけの緊迫の88分間
2018年(デンマーク)サンダンス映画祭・観客賞受賞。
……………………アカデミー賞外国映画賞デンマーク代表作品。
警察官のアスガーが受けた緊急司令室の電話は、拉致されて誘拐された
女性からのものでした。
しかしよく聞いていくと通報者の女性イーベンは、夫に拉致されて何処かへと連れ去られようとしている。
パトカーに追跡を要請するアスガー。
画面は車の位置を大まかに知らせるだけのモニターで、詳しい位置は分からない。
『SE ARCHサーチ』のようにモニターに映像が映る訳ではないので、
本当に「耳だけ」の勝負です。
とてもシンプルだけれど緊迫感が迫ります。
イーベンの6歳の娘と話して分かる事情。
犯人(らしい?)男との会話。
イーベンの精神の変調?!
アスガーの必死の説得。
アスガーもまた、境界を越えてのめり込んでいきます。
そしてラストには警察官アスガーのある秘密が明かされるのです。
題名は『ギルティ=罪』です。
緊急電話を受けたことによってあぶり出されるアスガーの秘密。
とんでもない結末へと誘われて、私は立ち尽くしました。
このレビューは気に入りましたか?
16人の会員が気に入ったと投稿しています
THE GUILTY/ギルティ
投稿日:2020/01/18
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
緊急通報指令室で誘拐されたらしい女性の電話が入って何とか救出しようとするオペレーターの話。
カメラのほとんどがオペレーターの主人公の男性しか映らず、電話の声や周囲の音だけで加害者や被害者の様子を探るハラハラドキドキのサスペンスを盛り上げつつ、主人公の過去の背景をいかした人間ドラマでもあるという面白い1本でした。
主人公の日常の仕事を描写するオープニングから一転して緊張感のある電話がかかってくる。その合間に何やら、明日大事な裁判があるらしく主人公も過去に何か不祥事的なものを犯して現在のポジションに配置されたらしいことがうっすらわかってきます。その後、誘拐事件が起こったらしいということで何とか救出しようとするうちにしだいに真相が明らかになっていく。
デンマークの電話一本で相手の個人情報が判明するという文化も知ることが出来て良かったです。ほとんど1人芝居で映像的な見せ場もないのにグイグイと惹きこまれていくアイデア一発の作品ではなく、ちゃんと作りこめれたサスペンス映画だと思いました。
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
機能不全家族に起きた悲劇の結末は…
事件捜査で何かミスがあって停職となり、捜査任務を外れ、その裁判を明日に控えて、今は緊急ダイアルの仕事に就いている警察官アスガー・ホルム。妻とも上手くいっていない様子。様々な内容の緊急電話がかかってくるのだが、車で拉致されて助けを求める女性からの電話に、彼女を助けたい一心で、善意から職務の領域を超えて深入りしてしまう。電話によるやり取りのみの、限られた情報をもとに、彼女を救出しようと奮闘し、のめり込む。
ほとんど緊急ダイアルの電話のみで物語が進行していくという大胆な手法。緊迫感が漂い、充分にサスペンスフル。ところが、被害者に感情移入してしまう終盤になって、事件は思わぬ展開を見せる。なぜ「ギルティ」というタイトルなのかずっと不可思議だったのだが、この時点でタイトルの理由がやっと分かる。アスガーは、こんな展開になって、はたして警察官を続けられるのだろうか。彼が立ち直れるのか、今後を案じてしまう。
場面が緊急ダイアル室のみなので、とても地味だけれど、ちょっと風変わりな安楽椅子探偵系の、よくできたミステリー。探偵役を務めるアスガーの人物像や心理が鮮明に描かれている。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
音だけで見えてくる映像がある
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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ワンシチュエーションドラマ。
音だけなのに
映像が見えてくる不思議な感覚のドラマです。
これは見るものの想像力が試されるのかもしれません。
緊急通報指令室でオペレーターとして働く警察官アスガー。
そこにイーベンという女性から助けを求める電話がかかる。
彼女がそばにいる者にわからないように自分の子供と電話をしているふりをしていることから
何者かに誘拐されたことを察する。
あらゆる情報を集め必死に救出しようとするアスガー。
イーベンの自宅に電話すると、彼女の幼い娘が電話に出る。
そしてそこで何かが起こったことを知る。
この家族に何が起こったのか?
誘拐の真実の姿が次第に明らかになっていく。
そしてこの家族の悲劇を目の当たりにしたアスガーは
自分の過去の罪と向き合う決心をするのだ。
すべては通報を受けたアスガーとの電話での会話でストーリーが進みます。
演じるヤコブ・セーダーグレンのほぼ一人芝居です。
ところが、一つ一つの会話の中に想像が広がり
映像さえ見えてくるような感覚になります。
見終わった後には、脳裏には事件を目撃したような錯覚を覚えました。
トム・ハーディーが主演した『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』も
車の中でいろいろな人と電話をすることでドラマが展開されていました。
あの映画もトムの一人芝居でした。
ちょっと似てますね。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
声と会話、音による「耳」のサスペンス。「撃ったのは俺だ」。
「THE GUILTY/ギルティ」(2018年、デンマーク、カラー、85分)。
「アスガー・ホルム」を演じるヤコブ・セーダーグレン以外、主要人物を演じる俳優は、すべて「声の出演」という新趣向の作品。というのも、「アスガー」はコペンハーゲン警察の緊急ダイアル室のオペレーターで、物語は、彼が誘拐事件の被害者や犯人の動向を、耳と電話会話を頼りに捜査するという設定になっているからです。
まず、「助けてくれ、真っ暗だ、息ができない」というおびえた男の声が聞こえ、瞬時の逆探知で発信元をつきとめるが、「アスガー」は麻薬常習者と断定、やがて男「ニコライ・イェンセン」の通話は向こうが切られる。次に「ブリックス」という新聞社の女性記者からかかってくる。どうやら「アスガー」の過去の捜査トラブルについての取材のようだ。映画時間が中盤に近づくと、彼がその事件のために現場を外され、この部署に左遷されたことが分かってくる。離婚もあった。次の送信者は風俗街で強盗に遭った車にいる「アムストラップリース」という男。「アスガー」が通信指令室にその強盗の一件を通報すると、そこには彼のかつての「ボス」である「Bo」がいた。彼には意外なことだった。「明日から現場復帰だな」と言われる。その現場は麻薬捜査であり、彼が「ラシッド」という名を口にすると「Bo」の反応が変わり、通話はやはり向こうから切られた。
青い透明給水機をボコボコ鳴らして水を汲み、純透明カップで飲みながら、「アスガー」は考え込む。彼の推理が始まっている。この直後、「イーベン」という女性からの通報。彼女は走行中の車内から携帯電話でかけており、どうやら子供とともに誘拐されているようだ。「イーベン」の自宅に電話すると、「マチルデ」という「6歳と9か月」(「アスガー」が復唱する「9カ月」には字幕で傍点)の女児が出て、両親は出て行って不在だが、「赤ちゃんの『きょうだい』」もそこにいるという。「マチルデ」は両親の行先は知らない。「アスガー」は父親の車が「白いワゴン車」であることは突き止めている。「マチルデ」は「パパはここには住んでいない、『ミケル』という名だが性は分からない、今住んでいる所は知らないし行ってはいけないと言われているが電話番号は知っている、パパから教えこまされた」という。「ママの名前は『イーベン』だね」と確認すると「マチルデ」は答えない。泣きながら「パパがママに暴力を振るった」という。車の中にいた子は『オリバー』という弟なのか、そこにいる「赤ちゃん」なのか、二人は同一人なのか別人なのか未だ分からない。この時点でぼかされている。
ここまでで26分。全体の3分の1以下。主要人物はすべて登場し、伏線は張られ、トラップは仕掛けられたと見てよい。優れた脚本。
声と会話、周囲の音声を解析しながら、「耳」の捜査を行っていく。警察の緊急ダイアル室という密室の中で、原始的な推理力とハイテク機器を駆使した「安楽椅子探偵」ものだ。
米国で、ジェイク・ギレンホール主演でのリメイクが報じられているが、どうなることか。当然「アスガー」役がジェイクで期待できるが、もし成立した場合、その他の「声の役」をこのデンマーク映画の原典通り「声」のままで終始させることができるかどうか、心配だ。
「イーベン・オッタゴーです。ただいま電話に出られません。」という通話が繰り返される。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
緊急司令室への電話・・音と会話だけの緊迫の88分間
投稿日
2019/10/02
レビュアー
カマンベール
2018年(デンマーク)サンダンス映画祭・観客賞受賞。
……………………アカデミー賞外国映画賞デンマーク代表作品。
警察官のアスガーが受けた緊急司令室の電話は、拉致されて誘拐された
女性からのものでした。
しかしよく聞いていくと通報者の女性イーベンは、夫に拉致されて何処かへと連れ去られようとしている。
パトカーに追跡を要請するアスガー。
画面は車の位置を大まかに知らせるだけのモニターで、詳しい位置は分からない。
『SE ARCHサーチ』のようにモニターに映像が映る訳ではないので、
本当に「耳だけ」の勝負です。
とてもシンプルだけれど緊迫感が迫ります。
イーベンの6歳の娘と話して分かる事情。
犯人(らしい?)男との会話。
イーベンの精神の変調?!
アスガーの必死の説得。
アスガーもまた、境界を越えてのめり込んでいきます。
そしてラストには警察官アスガーのある秘密が明かされるのです。
題名は『ギルティ=罪』です。
緊急電話を受けたことによってあぶり出されるアスガーの秘密。
とんでもない結末へと誘われて、私は立ち尽くしました。
THE GUILTY/ギルティ
投稿日
2020/01/18
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
緊急通報指令室で誘拐されたらしい女性の電話が入って何とか救出しようとするオペレーターの話。
カメラのほとんどがオペレーターの主人公の男性しか映らず、電話の声や周囲の音だけで加害者や被害者の様子を探るハラハラドキドキのサスペンスを盛り上げつつ、主人公の過去の背景をいかした人間ドラマでもあるという面白い1本でした。
主人公の日常の仕事を描写するオープニングから一転して緊張感のある電話がかかってくる。その合間に何やら、明日大事な裁判があるらしく主人公も過去に何か不祥事的なものを犯して現在のポジションに配置されたらしいことがうっすらわかってきます。その後、誘拐事件が起こったらしいということで何とか救出しようとするうちにしだいに真相が明らかになっていく。
デンマークの電話一本で相手の個人情報が判明するという文化も知ることが出来て良かったです。ほとんど1人芝居で映像的な見せ場もないのにグイグイと惹きこまれていくアイデア一発の作品ではなく、ちゃんと作りこめれたサスペンス映画だと思いました。
機能不全家族に起きた悲劇の結末は…
投稿日
2019/11/04
レビュアー
hinakksk
事件捜査で何かミスがあって停職となり、捜査任務を外れ、その裁判を明日に控えて、今は緊急ダイアルの仕事に就いている警察官アスガー・ホルム。妻とも上手くいっていない様子。様々な内容の緊急電話がかかってくるのだが、車で拉致されて助けを求める女性からの電話に、彼女を助けたい一心で、善意から職務の領域を超えて深入りしてしまう。電話によるやり取りのみの、限られた情報をもとに、彼女を救出しようと奮闘し、のめり込む。
ほとんど緊急ダイアルの電話のみで物語が進行していくという大胆な手法。緊迫感が漂い、充分にサスペンスフル。ところが、被害者に感情移入してしまう終盤になって、事件は思わぬ展開を見せる。なぜ「ギルティ」というタイトルなのかずっと不可思議だったのだが、この時点でタイトルの理由がやっと分かる。アスガーは、こんな展開になって、はたして警察官を続けられるのだろうか。彼が立ち直れるのか、今後を案じてしまう。
場面が緊急ダイアル室のみなので、とても地味だけれど、ちょっと風変わりな安楽椅子探偵系の、よくできたミステリー。探偵役を務めるアスガーの人物像や心理が鮮明に描かれている。
音だけで見えてくる映像がある
投稿日
2019/10/19
レビュアー
飛べない魔女
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
ワンシチュエーションドラマ。
音だけなのに
映像が見えてくる不思議な感覚のドラマです。
これは見るものの想像力が試されるのかもしれません。
緊急通報指令室でオペレーターとして働く警察官アスガー。
そこにイーベンという女性から助けを求める電話がかかる。
彼女がそばにいる者にわからないように自分の子供と電話をしているふりをしていることから
何者かに誘拐されたことを察する。
あらゆる情報を集め必死に救出しようとするアスガー。
イーベンの自宅に電話すると、彼女の幼い娘が電話に出る。
そしてそこで何かが起こったことを知る。
この家族に何が起こったのか?
誘拐の真実の姿が次第に明らかになっていく。
そしてこの家族の悲劇を目の当たりにしたアスガーは
自分の過去の罪と向き合う決心をするのだ。
すべては通報を受けたアスガーとの電話での会話でストーリーが進みます。
演じるヤコブ・セーダーグレンのほぼ一人芝居です。
ところが、一つ一つの会話の中に想像が広がり
映像さえ見えてくるような感覚になります。
見終わった後には、脳裏には事件を目撃したような錯覚を覚えました。
トム・ハーディーが主演した『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』も
車の中でいろいろな人と電話をすることでドラマが展開されていました。
あの映画もトムの一人芝居でした。
ちょっと似てますね。
声と会話、音による「耳」のサスペンス。「撃ったのは俺だ」。
投稿日
2019/11/14
レビュアー
ちゅく
「THE GUILTY/ギルティ」(2018年、デンマーク、カラー、85分)。
「アスガー・ホルム」を演じるヤコブ・セーダーグレン以外、主要人物を演じる俳優は、すべて「声の出演」という新趣向の作品。というのも、「アスガー」はコペンハーゲン警察の緊急ダイアル室のオペレーターで、物語は、彼が誘拐事件の被害者や犯人の動向を、耳と電話会話を頼りに捜査するという設定になっているからです。
まず、「助けてくれ、真っ暗だ、息ができない」というおびえた男の声が聞こえ、瞬時の逆探知で発信元をつきとめるが、「アスガー」は麻薬常習者と断定、やがて男「ニコライ・イェンセン」の通話は向こうが切られる。次に「ブリックス」という新聞社の女性記者からかかってくる。どうやら「アスガー」の過去の捜査トラブルについての取材のようだ。映画時間が中盤に近づくと、彼がその事件のために現場を外され、この部署に左遷されたことが分かってくる。離婚もあった。次の送信者は風俗街で強盗に遭った車にいる「アムストラップリース」という男。「アスガー」が通信指令室にその強盗の一件を通報すると、そこには彼のかつての「ボス」である「Bo」がいた。彼には意外なことだった。「明日から現場復帰だな」と言われる。その現場は麻薬捜査であり、彼が「ラシッド」という名を口にすると「Bo」の反応が変わり、通話はやはり向こうから切られた。
青い透明給水機をボコボコ鳴らして水を汲み、純透明カップで飲みながら、「アスガー」は考え込む。彼の推理が始まっている。この直後、「イーベン」という女性からの通報。彼女は走行中の車内から携帯電話でかけており、どうやら子供とともに誘拐されているようだ。「イーベン」の自宅に電話すると、「マチルデ」という「6歳と9か月」(「アスガー」が復唱する「9カ月」には字幕で傍点)の女児が出て、両親は出て行って不在だが、「赤ちゃんの『きょうだい』」もそこにいるという。「マチルデ」は両親の行先は知らない。「アスガー」は父親の車が「白いワゴン車」であることは突き止めている。「マチルデ」は「パパはここには住んでいない、『ミケル』という名だが性は分からない、今住んでいる所は知らないし行ってはいけないと言われているが電話番号は知っている、パパから教えこまされた」という。「ママの名前は『イーベン』だね」と確認すると「マチルデ」は答えない。泣きながら「パパがママに暴力を振るった」という。車の中にいた子は『オリバー』という弟なのか、そこにいる「赤ちゃん」なのか、二人は同一人なのか別人なのか未だ分からない。この時点でぼかされている。
ここまでで26分。全体の3分の1以下。主要人物はすべて登場し、伏線は張られ、トラップは仕掛けられたと見てよい。優れた脚本。
声と会話、周囲の音声を解析しながら、「耳」の捜査を行っていく。警察の緊急ダイアル室という密室の中で、原始的な推理力とハイテク機器を駆使した「安楽椅子探偵」ものだ。
米国で、ジェイク・ギレンホール主演でのリメイクが報じられているが、どうなることか。当然「アスガー」役がジェイクで期待できるが、もし成立した場合、その他の「声の役」をこのデンマーク映画の原典通り「声」のままで終始させることができるかどうか、心配だ。
「イーベン・オッタゴーです。ただいま電話に出られません。」という通話が繰り返される。
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